禁断の体験 エッチな告白集

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母と息子・聖母の淫蜜



その日、加藤正樹は学校を午前中で早退し、自室のベッドで横になっていた。
風邪をひいたわけではないのだが、朝から微熱があった。

本人は多少体がだるいものの、微熱くらいたいしたことはないと思っていたが、担任の、感のいい女の教師にみとがめられ、無理をせず家に帰るように、と言われてしまったのだ。
家までは、授業のない男の教師が車で送ってきてくれた。

正樹は中学三年で、高校受験を半年後に控えたいまは特に大事なときである。
もっとも、正樹の成績は校内でもトップクラスだし、目指している都内の有名校には、
「合格はまちがいないでしょう」
と担任も太鼓判を押してくれている。

少し寝込んだところで急に成績が下がることもないのだが、それでもやはりほんの一時でも勉強から遠ざかるのは不安だった。
だから、この程度のことで早退はしたくなかったのだが、いざ家に帰ってからは、
(たまには、こういうのもいいもんだな・・・)
と、うっとりするくらい幸福な気持ちを味わっている。
なにしろ母の志保に、いつにも増してやさしく世話をやいてもらっているからだ。

 正樹が玄関のドアを開けると、担任が電話をしておいてくれたらしく、志保は心配そうに奥から飛び出してきた。
「どうしたの正樹、具合が悪いんですって」
「ん・・・たいしたことはないよ。ちょっと体がだるいだけ・・・あの担任少しおおげさなんだよ」
「だめよ、そんなこと言ったら。あなたのことをちゃんと見ていてくれたからこそ、具合が悪そうだって気づいてくれたんじゃないの」

 やんわりととがめるように言いながら、志保は右手を正樹の額に押し当てた。微熱があるせいか、母のしなやかな手がひんやりと気持よかった。

「そんなに高い熱はなさそうね。でも、とにかくベッドで横になりなさい」
「・・・うん」
 母に、後ろから肩を抱かれるようにして、正樹は二階の自室につながる階段を登っていった。
登りながら正樹は、なんだか妙にうれしかった。
(ひさしぶりにお母さんに甘えられる・・・)
そんな、小さい子供のような期待感がこみあげてきたからである。

正樹にとって母、志保は○学生のころからの密かな自慢だった。
なぜかというと、まず志保が、息子の正樹から見ても実に美しい顔立ちをしていたからだ。 女優のように切れ長ですっきりした目をしていて、眉毛も、鼻も、唇も、丹精に整っている。

ウエーブのかかった黒髪を首筋で軽くカールさせ、ときどきよそ行きの服で着飾ったときなどは、まるでフランス人形のようだった。

また、スタイルも抜群で何を着ても似合うし、センスよく着こなしてしまう。
 たとえば、いま階段を登っている志保は、膝まである黒いスカートと、真っ白いブラウスを身につけている。家のなかなのでストッキングはつけていなかった。
こんな一見地味な服装でも、志保は実に品よく着こなしていた。

それに志保は、グラマーなことこの上なかった。
ブラウスの下から、ふくよかな胸がまるで母性愛の象徴のようにたわわに突き出しているし、お尻だって見事なほど張りと丸みに満ち、スカートのなかではちきれんばかりなのである。
それなのに、肉感的なものを漂わせてもいない。

あくまで清楚さのなかに包み隠しているのである。やはりセンスなのだろう。
志保はいま三八才である。
しかし、その美貌は少しもおとろえていなかった。それどころか美しさに磨きがかかったようにさえ正樹には見える。

 しかし本当に母を自慢に思う理由は、母が少しもその美しさを鼻にかけることはなく、いつもふくよかな笑みを浮かべ、父や正樹のために、かいがいしく尽くしてくれるところにあった。まるで父や正樹に尽くすことが生きがいであるかのように、世話をやいてくれるのだ。

それと、正樹が志保に対して、
(お母さんは偉いな)
と思っていることがある。
実は正樹の父、伸照は、中小ながら会社の社長をしている。
「加藤建設器械」という、伸照の父親が、若いころに興した会社を引き継いだのだ。

 五十人ほどの社員をかかえ、建設に関する器械や工具類をあつかっているが自社ではほとんど生産せず、おもに仕入れと販売で成り立っている会社である。

 大学卒業後、伸照はこの会社に入り、社員として働きながら、父親から経営について学んでいた。
が、いまから五年前に父親が病気で亡くなり、その後を継いで伸照が社長になった。
そのままいまに続いており、いわば志保は、中小とはいえ社長婦人なのである。

 よくテレビのドラマなどに出てくるのだが、夫が社長なり地位の高いとこにいると、その奥さんまでが自分のことを偉いと思い込み、まわりに鼻持ちならない態度をとることがある。

しかし、志保にはそういうことがいっさいなかった。
 社長婦人であることを少しも鼻にかけることがなく、家族に対しても、ときおり伸照がつれてくる社員に対しても、また近所の奥さん方にも謙虚に接し、偉そうな顔をすることは一度たりともなかった。

 控えめで、夫の肩書などどうでもよく、本当に家族のために尽くすことを生きがいにしているような母に、正樹は尊敬の念さえ抱いているのだった。

その母に手伝ってもらいながら、正樹はパジャマに着替え、ベッドに横になった。
 志保は正樹の脇の下に体温計を差し込むと、いったん階下に下り、しばらくしてから軽い昼食を作って持ってきてくれた。

正樹がベッドの上でそれを食べ終わると、
「さあ、ゆっくり休むといいわ。このところ毎晩遅くまで勉強していたみたいだから、きっと疲れたのよ。ぐっすり寝れば、すぐによくなるわ」
と、再び正樹をベッドに横にならせ、やさしく毛布をかけてくれた。

それからまた、そっと正樹の額に手をおき、体温計を見ながら、
「だいじょうぶ、熱があるといっても、たいしたことはないわ」
安心したように微笑んだ。

その母性愛たっぷりの表情と、スベスベとした母の手の感触にふれながら、正樹の胸はキューッと熱くなった。

(帰りたくなかったけど、でもやっぱり、早退してよかったかな・・・)
正樹はそう思った。
何だかこうしていると、幼い頃にもどって母に甘えているような幸福感がこみあげてくるのだ。

 昔から正樹が病気になると母は心から心配してくれ、まるで正樹を愛情で包みこむように看病してくれた。
それは息子が十五才になったいまでもかわらなかった。あの頃と同じように、心配そうな、それでいてしみいるような優しい顔で正樹を見つめてくれる。

大好きな母に、いまだに甘えたくてしかたがないというマザコン的願望の強い正樹にとって、こんなにうれしいことはなかったのである。
それに、さっきからずっと母の甘い体臭がかすかに鼻の奥をくすぐっている。

この匂いを嗅いでいると正樹は、なつかしいような、うっとりするような、母そのものに優しく包みこまれているような安心感を覚えるのである。

「何かあったら呼んでね、お母さん、下にいるから」
 そう言って志保が部屋から出ていったあとも、正樹は、しばらく幸福感をかみしめていた。
(少しの間だろうけど、ひさしぶりにお母さんに甘えられるな・・・)
 そんなふうに思いながら、日頃の勉強の疲れがでたのか、正樹はウトウトとまどろみはじめた。

どれくらい時間が経ったのだろう。
 正樹はかすかに聞こえてきたチャイムの音で目をさました。続けて志保が玄関に向かう足音と、ドアを開ける音が聞こえてきた。
何やら応対していたが、来客は志保に案内されて客間に入ったようだ。

(近所の奥さんでもきたらしいな・・・)
ぼんやりと思いながら正樹は目を開けた。

窓から入ってくる日差しは、まだ夕方のものではなかった。
正樹がふたたび眠りに落ちようとしたそのときだった。階下で、ガタンと大きな音がした。正樹はハッとして布団をはねのけた。

(な、何だろう・・・)
正樹が耳をすませると、つぎに、ガチャンと食器が床に落ちる音まで聞こえてきた。
正樹はあわててベッドから下り、パジャマのまま階段をかけおりた。

胸がドキドキしていた。客間に通された誰かが、
(お母さんに危害をくわえようとしている!)
そうしかとしか思えなかった。正樹は部屋をでて客間にむかった。

「お母さん!」
 と、叫びながら客間のドアを開けた正樹は強いショックを受け、その場に棒立ちになってしまった。客間のなかで、信じられないような光景が展開していたのだ。

 応接セットの二人がけのソファの上で母が若い男に組みしかれ、必死に抵抗していたのである。
見たこともない男だった。
やせ型だが、背の高い男だった。
 服装自体はサラリーマンか大学生を思わせるなんの変哲のないものだったが、短く刈り込んだ頭髪や、そぎおとしたかのような両頬はまるでヤクザのような風貌だった。

 しかもつり上がった太い眉毛の下で、獲物をねらう鷲のように鋭い目が光が宿っていた。
 こんな男が、母と知り合いのはずがなかったが、そんなことはとりあえずどうでもよかった。

なにしろ男は、母の上に体重をのせ、両手で母のブラウスの前を、ボタンごと引きちぎって広げようとしているところなのだ。
 母はそれに抵抗し、美しい顔を真っ赤に上気させ、すべやかな頬をゆがめながら、渾身の力で男をはねのけようとしていた。

 正樹があれほど大きな音をたてて階段をかけおりてきたのに、母も男もまったく気がつかなかったらしい。それだけ二人とも必死だということだ。
 二人の荒い吐息が交差し、母は押しつぶしたような呻き声をもらしていた。その呻き声が部屋の空気を異様なほど緊迫したものにしていた。

 大きくまくりあげられたスカートの端から、母の右足が白くむっちりした太腿ごとむきだしにしされていた。その爪先がブルブルと激しく震えている。

 こんなことが、現実にありえるのだろうか。家のなかで正樹の大事な母が、この見も知らぬ男にレ××されそうになっているなんて・・・。
正樹は全身の血が凍りつくような気がした。
微熱など一瞬にしてどこかに吹き飛んでしまった。

正樹は両目を皿のように見開いたまま、
「お母さん!」
と絶叫していた。
その声に、母も男もハッ、として振り向いた。

そのときの母の驚愕の表情といったら、正樹以上だったかもしれない。
こんな姿を息子に見られてしまったショックと恥ずかしさからか、顔全体が硬直したように歪み上がった。



 母のこんな驚いた顔を正樹は見たことがない。それだけに、いかにこの場面が切羽つまったものであったか、正樹は全身の肌で感じざるをえなかった。
「まっ、正樹・・・」
 母が引きつった唇から悲鳴のような声をもらしたが、それをさえぎるように、男のほうも正樹に向かって怒鳴った。

「なんだ、学校に行ってたんじゃないのか、今ごろなんで家にいやがるんだ!」
その声は、明らかに怒りに満ちていた。
「いいところで邪魔しやがって・・・しょうがねえ、おい、こっちへこい!」
ただでさえ凄味をおびた鋭い目がつり上がっている。
正樹はどうしていいかわからなかった。

確かに正樹も怒りを覚えている。しかし、それでも見た瞬間この男が怖いと思った。
 争いごとが嫌いで、ケンカなど一度もしたことのない正樹としては当然の反応ではあったが、たとえ経験があっても、この男には気押されてしまうだろう。それほど凄味のある目つきをしていたのだ。

が、だからといって素直に男の言いなりにもなりたくなかった。
(お母さんを、助けなきゃあ!)
正樹は怖かったが、そう思った。と、
「正樹逃げて、逃げるのよ・・・・」
志保が、まさに喉からしぼり出すような声を喉から放った。

正樹に危害が加えられると思ったのだろう。
だが、こんなときでも自分より息子のことを心配する母の愛情を、正樹は感じている暇も余裕もなかった。

男は「だまれ!」と怒鳴りながら母の頬を平手で叩きつけたのだ。
 バシッ、と乾いた強烈な音が部屋の中に響き渡り、志保の顔がグリッ、と半回転した。相手が女だというのに容赦のない叩き方だった。

うーんと呻きあげた志保の顔が、苦痛に歪んでいる。
それを見た正樹は、一瞬にして勇気を奪い取られてしまった。
女でさえ簡単に殴れるこの男に、心の底から恐怖を覚えてしまったのだ。

正樹は茫然とその場に立ちつくしてしまった。
「おい、逃げるなよ、逃げたらもっと殴ってやるぞ!」
そう言われ、正樹はさらに動けなくなった。
心の中では必死に勇気を振るいおこそうとしている。何とか母を助けたいと思っている。しかし、その勇気が出てこなかった。

「わかったようだな・・・いいか、動くんじゃねえぞ!」
男がニヤリと笑った。
正樹の表情を読み、もう逃げられる心配はないと判断したのだろう。しかし、あいかわらず凄味のある目で正樹を睨みつけてくる。

「おい、とにかくこっちへこい」
と、男は正樹に手招きした。
正樹は前に出るしかなかった。

 不安をたたえた表情で正樹を見つめている志保の、殴られた頬がうっすらと赤く腫れ上がっていた。
正樹にはそれが痛々しくて胸が締めつけられた。

その志保に、
「おまえも変なまねするんじゃねえぜ」
と、ドスのある声を浴びせたあと、男はソファからむっくりと起き上がった。
正樹は不安でたまらない胸を抑えながら、男の前までいった。

母も同じ思いらしく、男が離れても、ソファに横たわったまま動けないようだった。
 ただ、まくれていたスカートを急いでもとにもどしている。むき出しになった太腿を、息子に見られたくなかったのだろう。
そんな母の姿を見るのは、正樹にとってもかなり気恥ずかしいものだった。

 だが、そのとき正樹は、妙に母の白い足が目に染みるような気がした。しかも、なぜか胸の奥がズキッと疼いたのだ。
正樹はハッとし、あわてて目を反らせた。

 男は、威嚇するような視線を正樹と志保に浴びせながらゆっくりと屈みこみ、ソファの後ろから黒いショルダーバッグを取り上げた。
男が持ってきたものなのだろう。そのチャックを開き、男は中から手錠をつかみ出した。
 たぶんオモチャだろうが、男がこんなものまで用意していたことに正樹はあらためて衝撃を受けた。

「さあ、手をだせ」
男は、手錠をかまえながら正樹に命令した。
(言うとおりにしたら、もうぼくはどうすることもできない・・・)
そう思い、背筋に冷たいものが走ったが、正樹は結局手をさし出すしかなかった。
 男は正樹の右手にガチャリと手錠をはめると正樹を床に押し倒し、片方の輪をソファの脚にはめた。

動けなくされてしまった正樹を、志保がソファの上から不安そうに見つめている。
息子の身が心配でたまらず、どうにかしてやりたいのに、自分もまた男への恐怖にかられていて何もできない。そんな切なくて狂おしい母の思いが、その顔ににじみ出ていた。

「さあて・・・と」
男は、正樹に向かって言った。
「おまえ、名前は?」
「ま、正樹・・・」
「そうか、正樹、おまえもずいぶんタイミングの悪いときに帰ってきたもんだな。だが仕がない。こうなったのも運命だと思って、お母さんが俺に犯されるところを見ているがいい」
「!」

 男がそう言うだろうことは、正樹も予想していた。手錠まで用意していたことから考えても、男が計画的にやってきたのは間違いないのだ。

 だがそれでも、はっきりと男の口から聞かされるのは戦慄以外のなにものでもなかった。志保も大きく体を震わせ、
「そ、そんな!」
と信じられないような顔で叫んだ。

だが男は、そんな志保をジーッと見つめ、
「そんなひどいこと・・・てか? その言葉は、おまえの亭主に言ってやるんだな」
と、奇妙な薄笑いを見せた。

「ど、どういうことなんです? ど、どうして夫がひどいのですか!」
 母がむきになるのも当然だった。正樹は、母が父のことを深く愛していることを知っている。そして母は、父が人に憎まれるようなことをする男ではないと信じているはずだ。もちろん、正樹も信じている。

「いいだろう、こうなったら慌てても仕方がない。あとで言ってやろうと思っていたが今教えてやるぜ。それに、わけもわからずやられるのも、納得がいかねえだろうからな」
そう言って、男は薄ら笑った。

男は話しはじめた。
男の名は津本といい、大学の四年生である。
津本の父は五四才で、正樹の父が経営する会社の社員だった。伸照が社長になる前から営業の責任者をしている。

しかし三ヶ月ほど前、突然津本の父はクビになってしまった。
 実は、伸照が社長を引き継いだ頃はバブルが弾ける直前で、経営も順調だったのだが、バブル崩壊後はじわじわと経営が苦しくなっていったのである。
 そして、今年になって、ついにこのままだと経営が立ち行かなくなるところまできてしまい、重役会議でリストラを行うことを決定した。

 誰をやめさせるか、伸照も幹部達もそうとう悩んだようだが、結局、会社を若返らせる目的もあって、伸照の父の代からの社員が対象になった。当然、津本の父の名もあった。

 彼らは、会社の現状をよく理解しており、幹部達の説得に応じてもめることもなく会社をやめていったという。
 もっとも、伸照は「会社のためだ・・・すまない、許してくれ・・・」と彼らに何度も頭を下げたそうだが・・・

 津本の父は、大学生の息子と、高校二年生になる妹、それから妻の四人を養うために毎日再就職先をさがし歩いたが、五四才の中年を雇ってくれる会社は皆無だった。
 やがて疲れ果て、再就職の希望もなくした武久は、職さがしにも行かず、毎日朝から酒を飲むようになってしまった。

そうなると後はお決まりのコースである。
 津本の父はアルコール依存症になり、妻に暴力まで振るうようになり、年頃の妹はその影響であっという間にグレてしまった。
そして何よりも、いまここにいる息子を驚愕させたのは、母親が父に代わって家族を支えようと、風俗店で働きだしたことだ。

「俺は、家族とは別に住んでいたんだが、気になって何日か実家にもどっていた。そうしたら、おかしいじゃねえか・・・失業保険でもらえる金なんかたかがしれてる。親父はみんな飲んじまう。それなのにお袋はちゃんと金をもってやがるんだ。通帳を見たら残金もないのによ・・・それで親父に殴られ、急にぐれて茶髪になった妹に悪態をつかれながら、酒を買ってきたり、けっこう贅沢な飯をくわせてやっているんだ・・・」

そこまで言ったとき、津本久は無念そうに顔を歪めた。

「俺はお袋の後をつけた。そうしたら、お袋は昼間からやっているピンサロに、裏口から入っていくじゃねえか。俺は驚いたが客としてなかに入った。そのときの俺の気持ちがおまえらにわかるか? なかは暗かったがすぐにわかった。むこうの席で、四十を過ぎたお袋が、たるんだおっぱいをモロ出しにしながら、どこかの親父のものをしゃぶっていたんだよ!」

ここまで話したとき、津本の唇がブルブルと震えていた。
正樹にとっても、この話しはショックだった。
 ふと、もし自分の母がそんなことになったら・・・と想像してしまった正樹の胸に、言いようもない感情が込み上げてきた。
それは、母がどこか遠くに連れていかれてしまうような、何とも狂おしい切ない感情だった。

 志保も、かなり衝撃を受けたらしく、こわばった顔で、瞬きもせずに津本を見つめていた。
「おれの家族はもうめちゃくちゃさ。それもおまえらの親父が、まじめに会社のために働きつづけた俺の親父を、ぼろ雑巾をすてるようにクビを切ったからさ。俺はそれが許せない。特にお袋を風俗にまで落としたことは絶対にゆるせない・・・ここまで言えばもうわかるだろう。俺は復讐しにきたのさ」

津本は志保を指さした。
「あんたに、俺のお袋と同じ苦しみを味わってもらおうと思ってな」
「・・・・」
 志保は何か言おうと口を開きかけたが、そのまま凍りついたように目を見開くばかりだった。

それは正樹も同じだった。
津本がどれほど家族を愛していたか、そして、崩壊していく家庭を目の当たりにして、どれほどの心の痛みと怒りを覚えたか、それは正樹にもわかるような気がした。

 もし仮に志保がそんなことになって、その場面を見てしまったら、正樹はその場で心臓が止まってしまうかもしれないと思った。

津本は続けた。
「俺はな、今はまともだが、中学から高校のときは何度も警察に世話になるほどグレていたのさ。バイクを乗り回して喧嘩三昧。恐喝、レ××なんかお手の物だったぜ。あのまま行けば、まずどこかの組に入っていたろうな。その俺がまじめになってちゃんと大学に行けるようになったのは、お袋のおかげなんだよ。親父がなんと言おうと、お袋だけは俺をかばってくれたからなんだよ・・・」



 言葉をくぎった津本は、こみ上げてきた怒りを抑えるようにスーッ、と息を飲み、両目を光らせて一気に言った。

「あのお袋を、ピンサロで働かなきゃならなくさせたお前らのオヤジを、俺は絶対に許せない! だから俺は復讐する。ぐれていた頃の、俺流のやり方でな!」

それから津本は、正樹を正面からにらみすえ、
「さっきはカッとなったが・・・ちょうどよかったのかもしれんな・・・おまえにも、俺と同じ気持ちを味わってもらえるからな・・・」
そう言って、何とも意味深そうな、不気味な笑い顔を作るのだった。

「・・・」
正樹には、どう考えても逆恨みとしか思えなかった。悪いのは会社だけではないはずだ。
 しかし津本は社長に復讐をするという。しかも直接社長にではなく、その妻を犯すというのだ。

正樹には、自分勝手な思い込みとしか思えない。
だが、この男に理屈は通用しそうになかった。

志保は顔を真っ青にし、おびえた目で呆然と津本を見つめていた。
「さあて、それじゃあ、いよいよ始めようじゃねえか。まだ、おまえの名前を聞いてなかったな」
津本が、志保の体をなめまわすように見つめながら聞いた。
「し、志保・・・です・・・」
美しい顔を蒼白にして震えていた志保が、弱々しい声で答えると、
「よし志保、着ているものを全部脱いで、すっぱだかになるんだ」
「・・・い、いやです」
志保は引きつった声で答えた。

 志保だって、正樹と同様に津本が怖いはずだ。だが、それでも志保ははっきりと拒絶の意思を見せた。
たとえ脅かされても、息子の前で裸になるのは志保にとってあまりにも辛く、恥ずかしいことであるに違いない。

「脱げってんだよ」
「い、いやです・・・・」
そのやりとりを見守りながら、正樹の全身はますます激しく震え出していた。
心臓が口から飛び出してしまいそうなほど激しく脈打っている。

 さっきから正樹は「やめろ!」と叫びたいのに、怖くて声を出せないのだ。そんな自分が情けなく、くやしくて堪らなかった。
だが、どうしても声は出なかった。

と、津本がソファから立ち上がり、正樹に近づいてきた。
「志保、俺を甘く見ないほうがいいぜ。俺はお袋の仕返しをするためならなんだってやるし、こういうことには慣れているんだぜ」
そう言って津本は、正樹の頬をいきなり拳骨で殴りつけた。

 ガシッ、という鈍い音とともに自分の顔がゆがみ上がり、そのまま、みるみる泣きそうになるのが正樹は自分でもわかった。
「なっ、なにをするの、やめてえ!」
志保が、まるで自分が殴られたかのような悲痛な叫び声を噴き上げた。

だが津本は、
「やめてほしかったら脱ぐんだな。見なよ、正樹が助けてくれって顔をしているぜ」
と、さらに二発、続けざまに正樹の顔を殴りつけた。
正樹は、あまりの痛さと恐ろしさに、呻き声さえ出なかった。

「やめて! お願いだからもうやめてえ!」
とても見ていられなくなったのだろう。志保は声を震わせて叫んだ。
津本は殴る手を止め、志保にニヤリと笑って見せた。
「おとなしく裸になるか?」
「そ、それは・・・」

志保は泣きそうな顔になっていた。
追いつめられ、途方にくれた目が悲しげに見開かれている。大事な息子をこれ以上絶対に殴らせたくないが、しかし、その息子の前で裸になるのは、母親としてどうしても決心がつかないのだ。

「なんだ、はっきりしろよ」
と、津本はまた、大きく拳をふり上げた。
正樹はひー、と声をあげて顔をふせた。

そんな自分が悲しかった。本当は「お母さん、言うことをきいちゃだめだ!」と志保に叫んでやりたかった。母が辱められるのをなんとしても阻止したかった。だが、どうがんばっても声がでないのだ。

そのときだった。志保がソファから立ち上がり、
「やめて、もう殴らないで! 言うことを聞きます、裸になりますから!」
と絶叫に近い声で叫んだのだ。
正樹はギョッとして志保を見上げた。
「裸になります。だから、お願いだから正樹を殴らないで・・・」
志保はキッとした顔で、もう一度、自分に言い聞かせるようにゆっくりと言った。

さっきまで怯えていたのが嘘のように、志保はその顔に強い決意の色を宿らせている。
 母がこんな顔をするのは初めてだった。本当に母は、息子を助けるために自分を犠牲にするつもりなのだ。

(ああ・・・お母さん・・・)
志保の悲通な表情を見つめながら、正樹は涙がこぼれそうになってきた。
 本当は、自分が何とかしなければならないのに、勇気がなく、何もできない意気地なしの自分を、逆に母が守ろうとしてくれている・・・
 そのことが強烈に正樹の胸を締めつけたのだ。正樹は、母に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

だが津本は、
「やっと決心がついたかい。ふん、もっと早く決心してれば、正樹も痛い目にあわずにすんだのに・・・なあ正樹」
と、志保を小馬鹿にしたようなことを言い、正樹にニタニタと笑って見せるのだ。

(ぼくを助けようと、こんな悲痛な顔をしているお母さんを侮辱するなんて!)
正樹はそれがくやしくて、津本を殺してやりたいとさえ思った。

「は、はい・・・言われたとおりにします。だからお願いです、もう正樹を殴らないと約束してください・・・・」
 と、声を絞りながら、志保は苦渋に満ちた目を津本に向けた。その全身に言いようのない悲壮感がただよっていた。

(お、お母さんがこんなに強かったなんて・・・こんなぼくを助けるために、お母さんは本気で身を投げ出すつもりなんだ・・・)
そう思った正樹の胸に、なぜか熱いものがこみあげてきた。

「ふっ、おまえさえ素直にしていれば、もう殴ることもないだろうさ」
 それを聞いた志保は、ほーっ、と安堵の溜め息をもらした。そして、目に挑むような強い光を宿らせながら、津本のつぎの言葉を待った。

「よし、とにかく服を脱げ。息子の前ですっぱだかになるんだ」
 津本はソファに戻り、尻を下ろしながら命令した。志保が裸になっていくところを、じっくりと楽しむつもりなのだ。

結局なにもできなかった正樹は、情けなさでいっぱいになり、呆然と志保を見上げるしかなかった。
「正樹、ごめんね・・・でも仕方がないの。お母さんは平気だから、心配しないでね」
志保は震える声でそう言ってから、正樹をジッと見つめた。
 その顔が、まるで聖母のような母性愛に満ちあふれているのを見て、正樹の胸はまたもキューと締めつけられた。
同時にまた、正樹は母の深い愛情をかみしめてもいた。

 こんな意気地なしの自分を助けるために、みずから身を犠牲にしようとしている母の、偉大な愛情が正樹を泣きそうにさせている。
志保は立ち上がり、ブラウスの前のボタンを外しはじめた。

(おっ、お母さん・・・)
 正樹は、こんなに清楚な母が、これから裸になろうとしているというこの現実が、どうしても信じられない気がした。
これは夢ではないのか、とさえ思ってしまうのだ。

だが、そのときだ。そんな正樹の胸に、
(でも、もしかしたら、本当の女の裸が見られるかもしれないんだ・・・)
という、期待にも似た思いが突如としてこみ上げてきたのだ。

母であろうと、女には変わりがない。
いつも、狂おしいまでに見たい見たいと思っていた、写真ではない現実の女の裸が、もしかしたら見られるかもしれない・・・
 強制的に脱がされている母がかわいそうでたまらないくせに、正樹はそんな期待感を抱いてしまった。

実のところ、毎日まじめに受験勉強に打ち込んでいるものの、頭のなかでは、
(ああ、女の人のあそこって、どうなっているんだろう・・・一度でいいから本物を見てみたい・・・一度でいいからセックスしてみたい・・・)
と、こみ上げる性欲に毎日悶々としている正樹なのである。

 ほんの少しの刺激でもすぐに勃起してしまい、一日に数回も自慰をしてしまうこともある。
それも十五才という、人生のなかでも最も性欲の強い時期にいるのだから当然のことだろう。が、だからといって、母親の裸に期待感をもっていいわけはない。

(ば、ばか! 何てことを考えるんだ!)
正樹は心で叫んだ。こんなことを考えた自分が恐ろしい。
だが、その思いをふり払うことはどうしてもできなかった。

 考えてみればさっき、スカートから剥きだしになった母の太股を見たときもズキリと胸の奥を疼かせてしまった。
すでにあのときから、正樹は母を女として見ていたのかもしれない。

(ああ、こんなときに・・・ぼくはなんて奴なんだ・・・)
正樹の胸に、今度はどうしようもない罪悪感がこみ上げてきた。
志保は、ワナワナと指を震わせながらブラウスのボタンを全部はずし終えた。

ブラウスの前が広がり、その下の白いブラジャーが垣間見える。
 志保は少しためらった顔を見せたが、意を決したようにブラウスから腕をぬきとり、パサリと下に落とした。

「正樹、おまえのお母さんは、すごい巨乳なんだな」
感心したように津本が言った。
たしかに母は巨乳である。

淵にレースのある真っ白いブラジャーは正樹から見てもかなり大きめのものとわかるが、それでもボリュームのある乳房は完全にカップの中におさまりきれず、深い胸の谷間がはちきれんばかりに露出しているのだ。

志保が、震える手でブラジャーのホックをはずした。カップも引きはがした。
とうとう雪のように白く形のよい乳房がブルン、と重くゆすれながらさらけ出た。
正樹は思わず息を飲んでしまった。

母の乳房は、本当に透き通るように白かった。
しかも、写真などで見たどの女のそれよりも大きくてまろやかだった。
「志保、聞いてなかったが、おまえ年はいくつだい?」
「・・・三八です・・・」
 志保は、二人に乳房を見つめられる恥ずかしさに頬を赤く染めながら、消え入るような声で答えた。

「ほう・・・三八才にしちゃあ見事なおっぱいだな。形も崩れていないし、張りもある・・・それに、いかにも子供を一人育ててきた迫力さえ感じるぜ」
津本も、見事な乳房に心を奪われたらしく、しきりにほめたたえた。
それがますます恥ずかしいらしく、志保はうつむいて唇をかんだ。

 それにしても、両手に抱えきれないほどの乳房が、たっぷりと水を入れた風船のようにピンと張りつめ、重そうにゆれ動くさまは圧巻だった。
 乳房の先端には、小指ほどの大きさの乳首が、朱色もあざやかにプクンと突き出している。



正樹は、その朱色が目にしみるような気がした。少し肥大しているのが妙に生々しかった。
 たとえ実の母であろうと、その乳房は正樹にとって刺激的すぎた。吸い込まれるように凝視してしまう正樹だった。
「さあ、次にいこう!」
津本がうながした。

ふたたび自分を奮い立たせるように唇を噛んだ志保が、思い切ってスカートを脱ぎ落とした。
形よくスラリと伸びた両足が、すばらしい脚線美を見せながら露出した。
とうとうパンティ一枚になってしまった母の姿が、正樹に衝撃と興奮を与えた。

本当に母は、なんと均整のとれた、しかもグラマーな体をしているのだろう。
ウエストがキュッ、とくびれている。
そのウエストから尻にかけての曲線は見事に丸くふくよかだった。
むっちりと張だした尻はまろみと重量感に満ち、指で突いたらプリンと弾けそうだ。

充分に脂の乗った太腿は、透き通るように白くムチムチしている。
非のうちどころがなかった。
そんな肉感的な体を持った母が、パンティ一枚で正樹の目の前に立っているのだ、ドキドキしない方がおかしかった。

パンティは真っ白で、染み一つなかった。
その白さが、正樹には乳房以上に眩しかった。男心をそそる刺激的な裸身なのに、パンティの白さが逆に母の清楚さを強調していた。
その対比が正樹にはたまらなかった。

志保は、顔をギュッと引きしめ、すべやかな額に縦皺をよせてパンティに手をかけた。
成熟した志保の困惑と決意の入りまじった表情が、ますますエロチックで刺激的だった。
志保はパンティを引き下ろした。

薄皮のようにむけた白い布地の下から、ついに母の白くなめらかな下腹部と、そこに生えそろった黒々とした陰毛があらわになってしまった。
(お、お母さんのあそこの毛だ!)
正樹はもう、心臓が口から飛び出してしまいそうだった。

 見てはいけないものだ、興奮してはいけないものだとわかっていても、初めて見る女の陰毛にカーッ、と全身が熱くなるのをどうすることもできなかった。
 志保は、全身を激しく震わせながらスルスルとパンティを両足の間をすべらせ、とうとう足首から引き抜いてしまった。

母が一糸まとわぬ素っ裸で、わななくような表情でその場に立ちつくしている。
 正樹は母がかわいそうでたまらないくせに、その姿が、まるで美術書で見たビーナスの彫刻のように美しく見えてしまった。

 裸身そのものも美しいが、自分を守るために裸になった偉大な母性愛が、より母を美しく感じさせるのだ。しかも、どこか凛々しささえともなって・・・

同時に正樹は、頭のてっぺんから血が吹き出しそうなほどの興奮を覚えていた。
いつも写真を見て想像していた、本物の女の裸が目の前にあるのだ。
母であろうとなんであろうと、女の裸そのものなのだ。

(だめだ! 見てはいけない、目をそらせるんだ!)
と、いくら心のなかで怒鳴っても効き目はなかった。
正樹の両目は母の裸身に釘付けになったままだし、肉棒は、パジャマの中で熱くそそり立って痙攣していた。

 津本の方はもっと露骨に、舌舐めずりをするような顔で、志保の裸身を見つめまわしている。
「正樹、おまえのお母さんて最高だな。こんなに美人で、しかもこんなにいい体をしているとは思いもよらなかったぜ。おっぱいも掘り出しもんだし、このケツの張り具合はどうだ。まさに熟れきってるってやつだ。この色気の前じゃあ、十七八のしょんべん臭い女どもに勝ち目はねえな」

嬉しそうに言いながら、津本が正樹を見つめてきた。
正樹は母を前にしてうなずきようもないが、密かに、
(・・・きっと、そのとおりなんだろうな)
と思い、その思いが顔に出なかったろうかとドキドキした。
息子の前で露骨に体をほめられる羞恥に、志保がおぞましそうに顔をゆがめている。
 津本はそんな二人を楽しそうに眺めやりながら、正樹が一番指摘されたくなかったことを口にした。

「おい志保、正樹が前をおっ立てるぜ」
「!」
 正樹はショックのあまり声もでず、母に対する申し訳ない気持ちと、恥ずかしさとで、体中がブルブルと震えだしてしまった。

正樹は、母がどんな反応をするか、それが怖かった。だが志保は、内心では相当驚いたようだが、それを顔にはあらわさなかった。

やがて志保は、小さい子に言い聞かすように言った。
「正樹・・・気にしなくていいのよ。あなたはそういう年頃なんだから、本当に気にする必要はないの・・ね、気にしてはだめよ・・・お母さん、何とも思わないから・・・」
 こわばった表情に精一杯微笑みを浮かべようとする志保を見つめながら、正樹はまたも強烈に胸を締めつけられた。

 息子が自分の体に興奮しているのだ。母親として、志保がショックを受けていないはずはない。
それなのに、息子を傷つけまいとこんなにやさしい言葉をかけてくる志保の心が、正樹にはかえってつらかった。

津本は、そんな正樹のオロオロする姿が楽しくてしかたがないようだった。
「正樹、おまえ、女の裸を見るのは初めてか?」
正樹がしかたなくうなずくと、津本はニヤリと笑った。

「志保、こんなに恥ずかしがって、正樹がかわいそうじゃねえか。ここはひとつ、お母さんの体で性教育をしてやろうじゃないか」
「そ、そんな・・・!」
はたして志保は、驚きに顔をゆがめ、悲痛な声を噴きあげた。

「や、やめて下さい・・・正樹を、正樹をおもちゃにしないで・・・」
「言ったろう。正樹にも俺の味わった思いを味わってもらうのさ・・・だがよ、俺とちがって正樹は喜んでるみたいだぜ」

これを聞いて、正樹は夢中で首を横にふった。
母に喜んでなんかいない! と伝えたかった。
しかし本当は確かに正樹も喜んでいる。いくら首を振ってもどこかむなしかった。

「さあ志保、ソファに座って両足を広げて見せろ。正樹が生まれてきたところが、どうなっているか見せてやるんだ」
「・・・」
しばらくの間、志保は途方にくれた顔であえいでいた。

「やるんだ志保!」
「・・・は、はい・・・」
津本に語気強くうながされ、志保は仕方なく返事をした。

 それから、勇気を奮い起こすようにキッとした表情になると、志保はゆっくりとソファに尻を下ろしていった。
そんな母を正樹は無言で見つめている。

自分のためなら、どんなにおぞましいことでもあえて受け入れる母が、正樹には本当に女神様のように思えてならない。

それなのに、ますます期待感をつのらせ、肉棒を痙攣させている自分がたまらない。
志保はソファに腰かけ、いよいよ苦悶の表情で足を広げようとした。
「ちょっとまて」
と、津本が立ち上って正樹に歩みよって、彼の手から手錠をはずした。

それからテーブルをずらし、志保の前に空間を作ると、そこに正樹を座らせた。
 手錠をはずしても正樹は何もできないだろうと、津本は確信しているようだ。それがくやしかったが、たしかに正樹には何もできそうにない。

正樹は、下から見上げる形で母の足下に座り、津本はその後ろに立った。
「さあて性教育のはじまりだ・・・志保、股を広げて正樹にあそこを見せてやれ」
「・・・」
志保は言葉もなく、唇をわなわなと震わせるばかりだった。

恥ずかしさと、おぞましさが強烈にこみ上げてくるのだろう。
志保の硬直しきった美しい顔は火のように火照り、なよやかな白い肩は荒い息をするたびに大きくあえいでいた。

だがすぐに、志保の顔には再び決意の色が浮かびあがった。
一瞬、せつない眼差しを正樹に向けた志保は、やがて苦渋の表情で少しずつ両足を広げはじめた。

 正樹の目の前で、母の膝が二つにわれ、さらにその奥のむっちりした太腿が左右に開いていく。
それを無言で見つめる正樹は、胸を締めつけられながらも、期待と興奮で息がつまりそうになっていた。

 白い太腿の奥から、ついに見てはいけない母のやわ肉が露出したとき、正樹の興奮は頂点に達した。心臓が破裂しそうなほどだった。
これは夢ではないだろうか・・・とさえ正樹は思った。

あれほど清楚で上品な母が、まるでどぎついヌード写真のように白い太腿を押し開き、その深部をむき出しにしているのだ。
何度目をしばたかせても、正樹には信じがたい光景だった。
だが、これは現実だった。

正樹を守るために、母は本当に両足を広げているのだ。それも目一杯に・・・
正樹は、吸い付けられるように母の股間に見入ってしまった。

恥ずかしさと屈辱感で、母は生きた心地もしていないだろう。
そんな母がかわいそうで見ていられないほどなのに、
(こ、これが女のあそこなのか・・・)
正樹の全身に、ゾクゾクと興奮がこみ上げてくるのだ。

まず正樹は、母の下腹部に生えそろった陰毛に目を奪われた。
母の白くなめらかな下腹部には、正樹が今まで想像していた以上に黒々とした陰毛が、逆三角形の形に生えそろっていた。いや、生えそろうというより、密生しているという感じだった。

一本一本が太くて光沢があり、チリチリと縮れている。
透き通るように白い肌と黒々とした陰毛があまりにも対象的だった。
正樹にはその生々しさが、どうしても母の清らかなイメージと結びつかなかった。
だが、むき出しになっている母の性器は、それ以上にイメージと結びつかなかった。

 左右に開いた白い太腿の奥に、赤くねっとりとした肉のひだが、閉じあわさるように重なっている。
ふくよかで柔らかそうなその肉ひだは、左右に引っ張られてめくれるように口をあけ、内部の赤くうねうねした粘膜をわずかに覗かせていた。
その粘膜の赤さが、あまりにも艶かしく、いやらしい。
しかし、これが正樹のもっとも見たかった女の性器なのだ。

 性器の形状と内部の色は、正樹が母に持っていた清楚なイメージとあまりにもかけ離れていた。
あまりにも生々しく、いやらしいのだ。
だが、そのかけ離れところが、さらに正樹の興奮を高めている。
(清楚なのに、いやらしい・・・)
そのアンバランスさが、強烈に正樹を刺激してくるのだった。

肉ひだのほんの少し下には、キュッとすぼまったお尻の穴もあった。
艶めかしい肉ひだの赤さと違い、肌に溶けむような淡い朱色をしている。
性器と違って生々しい感じはないが、
(お母さんにも肛門があるんだ・・・!)
そのことが正樹には衝撃だった。



母だって人間なのだから、当然肛門もついている。それはわかっているが、母親の排泄器官を見せつけられるこの言いようのない恥ずかしさは、衝撃以外のなにものでもなかった。
「正樹、お前の生まれてきたところをよく見るがいい」
津本がそう言って、正樹の頭をグイッと押した。

「あ・・・」
と、思わず声を上げた正樹が、上半身を前に押し倒された。
さらにグイグイ頭を押され、正樹の顔は、母の股間の、ほんの十センチくらいのところまで突きつけられてしまった。
「ああ・・・」
 と志保は羞恥の声をあげたが、必死に自分を抑えているらしく、あらがったり、足を閉じようとはしなかった。

 正樹は、母の悲壮な覚悟にあらためて胸を締めつけられたが、そのとき母の肉ひだから漂う、なんとも言えない甘美な芳香が鼻孔に飛び込んできた。
(あっ・・・)
その匂いを嗅いだとたん、正樹はなぜかヘナヘナと体中の力が抜けるような気がした。
甘いような、酸っぱいような芳香が鼻の奥をくすぐり、脳髄をとろかしてくるようなのだ。

 母のもともとの体臭に、汗とか、おし○ことかの匂いが混じっているのだろう。だが、少しも下品な匂いではない。そして、母の体内の熱気までが、匂いとともに立ち昇って鼻の奥に伝わってくるのだ。

(ああ、なんていい匂いなんだ・・・)
正樹はうっとりとし、思わず腹一杯匂いを吸い込んだ。
何だか懐かしい匂いのような気もした。
その様子を泣きそうな顔で見下ろしていた志保が「うう・・・」と嗚咽をもらした。
ドキッとしながらも、正樹は匂いを嗅ぐ自分を止められなかった。

 匂いもそうだが、ビラッ、と開きかけている肉ひだも、わずかに覗いている内部の赤い粘膜も、拍車をかけるように正樹の頭をクラクラさせている。
「正樹、もっと奥までみせてやろう」
そういって津本が、正樹の頭ごしに両手を伸ばしてきた。
志保の両膝をつかみしめると、さらにグイッと押しひろげた。

「ああ・・・」
あえいだ志保の両足が、これ以上は無理なほどM字型に開いてしまった。
 そのため、左右の太腿の付け根に引っ張られ、肉ひだはぐにゅっ、とゴムのように伸びてめくれ、その奥から複雑に折りたたまれた赤い粘膜の層が、まるで傘が開くようにヌメリと露出してしまったのだ。

「・・・」
正樹は声もでない。
ぬめぬめと照り輝く真っ赤な粘膜が目に焼きついてくるようだ。
そのあまりの刺激に心臓が止まりそうだった。
頭の芯がジーンと痺れきっている。魂を奪われるというのは、こういうことをいうのだろうか・・・

「ああ・・・ひどい・・・」
 津本に向けられた志保の声を聞きながら、正樹は両目をさらに大きく見開らき、我を忘れてむき出しの母の粘膜を見つづけた。
「正樹・・・お願い・・・そんなに見つめないで・・・正樹!」
 志保のしぼり出すような声で正樹がはっ、と気づくと、津本が正樹の顔を上から覗きこんでニヤニヤしている。

「あ・・・」
正樹は、自分のしていたことが急に恥ずかしくなって顔を真っ赤にした。
「なあに、恥ずかしがることはないぜ正樹。お前の年頃で興奮しないわけはないんだ。しごく健全な反応だよ。どうだ、チンボが破裂しそうだろう」
ますます顔を火照らせる正樹を楽しげに見つめたあと、
「さあ志保、この部分を俗になんというのか四文字で教えてやりな」
と、津本はいった。

志保の顔がまたもギョッ、となってゆがんだ。
「そっ、そんなこと・・・正樹の前で言えません・・・」
羞恥に唇を震わせながら、志保は消え入るような声をもらした。だが、
「そうかい、もう忘れちまったのかい・・・」
 細められた津本の目が、急に険しくなって正樹に向けられたのを見て、志保は慌てて叫んだ。

「い、言います・・・言いますから何もしないで!」
「じゃあ、言ってみろ!」
「はい・・・それは・・・」
志保は思いきって言ってしまおうとしたが、あまりの恥ずかしさに声が出ないらしい。
 必死に喉をしぼろうとしていたが、なかなか言葉にならなかった。その悲痛な表情が痛々しいほどだった。

 だが、それも当然のことだろう。津本の言う俗な単語は、正樹もよく知っている。しかし、男の正樹でさえ口にするのがためらわれる恥ずかしい単語なのだ。
「早く言えってんだよ」
「いいます・・・そ、そこは・・・」
 羞恥のため、真っ赤に火照った頬を引きつらせ、さらに、形の良いしっとりとした唇までもゆがませながら、
「お・・・おま・・・んこ・・・」
ついに志保は、喉からその恥ずかしい言葉を絞り出した。

 その瞬間、正樹はガーンと強烈に殴られたようなショックを受け、頭の中が真っ白になってしまった。
清楚で、上品な母の口からこんな卑猥な言葉がでるなんて、正樹には信じられない思いだった。

(お母さんが、あんな嫌らしい言葉を言った・・・おまんこ・・・だって? お母さんの口から、おまんこだって?)
本当にいやらしかった。いやらしくて堪らなかった。

だが、それなのに正樹は、清楚な母と卑猥な言葉のあまりのギャップに、またもゾクゾクするような興奮を覚えてしまったのだ。

「もう一度言うんだ」
「お・・・おまんこ・・・」
「正樹は、お母さんの、どこから生まれてきた?」
「お母さんの・・・お、お母さんの・・・おまんこから生まれてきました・・・」
何度も禁断の言葉を言わされながら、志保は悶えきっていた。

見ていられないほどかわいそうで胸が痛むくせに、正樹には、悶える母の顔が艶めかしくてしかたがない。 ズンズンと胸に迫ってくるのだ。
肉棒はいまにも爆発してしまいそうだった。

「たまんねえな、この顔。俺もがまんできなくなってきたぜ。ようし正樹、いよいよおまんこの使い方を教えてやる!」
 志保の膝を押さえていた手を離し、正樹を横に押しやった津本が、志保の前に屈み込んだ。

「正樹、チンボんはおまんこのどこに入れるか知ってるか?」
「・・・」
「ここだ、ここに入れるんだ」
 津本が母の性器を指で掻き分けると、ウネウネとした真っ赤な粘膜の中心部から、内部に通じる穴がヌメリと口を広げて顔を出した。
津本はその穴に、ズブリ、と人指し指を突き刺した。

「ひいい・・・」
 志保が体をのけぞらせて悲鳴をあげたが、津本はグイグイと指を押し込んでいった。とうとう根元まで埋没してしまった。
「ああ・・・あううう・・・」
屈辱と羞恥の入り交じった表情であえぎ上げる志保を横目に、
「なっ、この穴にチンボを入れるんだぜ・・・」
津本が、正樹にニタリと笑って見せた。正樹は声もでない。

(お母さんあそこに、津本の指が入っている・・・!)
もうそれだけで、心臓がキューッと縮むような気がするのだ。
「だがな正樹、いきなりおまんこに入れるわけじゃねえんだ。前戯っていってな、その前にチンボをたっぷりと舐めてもらうんだ」
 津本は肉穴からヌプッ、と指を引き抜いてから立ち上がり、ベルトを外して、ズボンごとトランクスを引きおろした。

 ギョッとした二人の目の前に、ギンギンにふくれ上がった津本の肉棒が、熱気をほとばしらせながらそそり立っている。
津本は片足をソファにかけ、恐ろしさに震え目をそらせようとする志保の顔の前に、覆い被さるように肉棒を突きつけた。

「さあ、しゃぶってもらおうか」
「い、いやあっ!」
志保の喉から、悲鳴が噴きあがり、巨乳がブルン、と波うつように重くゆれた。
「しゃぶれといったら、しゃぶるんだ!」
「ああ・・・」
志保は悲痛なあえぎ声をもらしつづけた。

津本の肉棒があまりにもおぞましいのに違いない。だが、それでも志保の体からは逆らいきれない悲壮感が漂っている。言うとおりにしなければ正樹が殴られるからだ。
志保は、無言のまま肉棒に目をすえた。

そのまま精神統一するかのように何度も深呼吸していたが、つぎの瞬間、悲壮な表情で大きく口を開き、先端に唇をかぶせていったのだ。
「お母さん・・・!」
正樹は思わず声を上げていた。
母が、こんなことをするなんてあまりにもショックだった。

だが志保は、真っ赤にそまった両頬をへこませ、唇をキュッとすぼめて、ためらわずに肉棒を根本まで飲みこんでいった。

「ううっ、たまらねえ。正樹、よく見るがいい。俺はいま、おまえのお母さんの口を犯しているんだぜ・・・うおっ・・・志保、もっと強く吸うんだ・・・」
快感に身悶えながら、津本は勝ち誇ったように声を上げた。

志保は額の縦しわをさらに深く刻み込みながら唇で肉棒をしめつけた。
 そうして口いっぱいにしゃぶり込んだ肉棒を、今度はゆっくりと吐き出し、それを何度もくり返しはじめたのだ。

「正樹、これが尺八って言うんだ。人によっちゃあ、おまんこよりこっちのほうが好きだっていう奴もいるぜ・・・うっ、おまえのお母さんは、なかなかうまいぞ・・・うおっ・・・志保、もっと強く、もっと強く吸うんだ!」
志保はしだいに激しく顔を上下しはじめた。

 神聖な母の口に津本の肉棒が出入りしている。そのことに正樹は、言いようのない悔しさと悲しさをおぼえている。

だが、一番ショックだったのは、母が尺八のやり方を知っていて、しかも津本にうまいと言われたことだ。
なんだか母の秘密を垣間見てしまったような気がする。

夫婦なのだから父との間でセックスもあるだろう。
だが、母が父に上手に尺八している姿なんか想像したくもなかった。あくまで清らかな存在の母に、尺八なんか知らないでいてほしかった。

だが、そうではなかったのだ。
 それなのに、真っ赤にそまった端正な母の横顔が、なぜか切ないほど美しく見え、肉棒がさらに固く、さらに弾けそうに膨張してしまうのはどういうわけだろうか・・・

「どうだ、くやしいだろう正樹。俺の気持ちがよくわかったろう。くくくっ・・・」
正樹の凍りついた表情を見ながら、津本が愉快そうに笑いあげた。

 正樹は、津本を突き殺してやりたいほどの憎悪を覚えながらも、それでも、とうてい目を離すことはできなかった。
 志保は、切れ長の目を暗く陰らせながら、何度も顔を上下させて津本の肉棒をしゃぶり続けた。



たわわに垂れさがった雪のように白い乳房が、志保の動きにあわせてタプタプと重そうに揺れ動いている。
両足はM字型に開らかれたままだ。
小刻みにふるえる太腿の中心で、あわい陰毛におおわれた肉ひだが、真っ赤な粘膜を覗かせながら、わずかにゆがんだり伸び上がったりしていた。

「ようし、もういいぜ・・・」
やがて津本が志保を制し、志保の口の中からズルリと肉棒を引きぬいた。
肉棒が、志保の唾液で濡れ光っている。
志保の下唇にもトロッと透明な唾液が噴きこぼれ、あごを伝わった。

清楚さといやらしさがないまぜになったその顔を、正樹は見ていられなかった。
志保はなんだかぐったりしていた。
息子の前で尺八をするのが死ぬほど恥ずかしかったらしく、もうこれだけで気力をつかい果してしまったのかもしれない。

「さあ、いよいよおまんこにぶちこんでやろう」
 津本は志保の両足に腕を伸ばした。両膝に内側から腕をさし込み、からめ捕るようにその白くむっちりした足を抱きとった。
ズルッ、と志保の体が引っぱられ、背中はソファにもたれこんだまま、腰から下が前にずり出した。

「い・・・いや・・・」
と、思わず声をもらした志保の顔に、言いようのない脅えがこびりついていた。
津本は、ぱっくりと開ききった志保の股間に肉棒を近づけていった。
唾液に濡れそぼった肉棒が、母の肉ひだにあてがわれていく。
母は「ああっ」とうめいて目を閉じた。

つぎの瞬間、津本がグッと腰を突きだし、肉棒の先端が肉穴をとらえた。
「ひいっ」
 と、喉から絞りだすような悲鳴をあげ、全身を激しく痙攣させた志保の肉穴に、ズブリッ、と肉棒が突き刺さった。
肉あなは大きくひしゃげ、肉棒はそのままズブズブと埋めこまれていった。

「あああ・・・あうっ・・・」
志保の何とも痛そうな、悲痛なうめき声が部屋中に響きわたった。
とうとう津本は、根元まで押し込んでしまった。
下腹部と志保の股間が完全に密着し、陰毛どうしが重なり合っている。
その陰毛越しに、めいっぱい広げられた肉穴がヒクヒクと肉棒に絡みついているのが見えた。

「どうだ正樹、おまえのお母さんと俺がひとつにつながったぜ、くやしいか? ええ、くやしいかよ!」
正樹は、顔中を引きつらせて津本をにらみつけた。
くやしいに決まっている。くやしくて悲しくて、正樹は大声で泣き叫びたかった。
だが、そんな正樹の姿が、津本の復讐心を満たしているらしい。

「どうだ、これで俺の気持ちが本当によくわかっただろう。ふふ、うふ・・・」
津本は勝ち誇ったように笑いあげた。
それから、さらに見せつけるように乱暴に腰を振りたくりはじめた。

「ひいいっ・・・」
志保の苦痛の悲鳴が噴き上がった。
ズズー、と肉穴から引き抜かれた肉棒が、再びズーンと根元まで埋め込まれる。そのたびに志保の体は激しく揺り動かされた。
 宙に浮いた腰が大きくくねり、たっぷりと重い乳房はブルン、ブルンと上下に弾んでいる。

また、肉穴入口がひしゃげるようにひろがったり、すぼまったりしているのがはっきりと見える。
それでも志保は、悲鳴こそ上げるものの、必死に堪える表情で津本を受け入れていた。
すべては正樹を守るためなのだ。

母は正樹を守るために、純潔も、自尊心も、なにもかも投げ出してくれているのだ。
そんな母の偉大な母性愛を、正樹は引き裂かれそうな胸の中で噛みしめていた。いまにも涙がこぼれてしまいそうだった。
だが、それでも正樹の肉棒は、勃起したまましぼんでくれなかった。

かなり長い時間がすぎた。
津本はなかなか爆発せず、ひたすら志保の肉穴をつらぬき続けている。
志保の体はソファからずり落ち、今では絨毯の上に仰向けになっていた。

その志保の両足を肩にかつぐようにして、津本がひたすら腰を動かしているのだ。
津本の両手は、志保の豊かな乳房をわし掴んでいた。
仰向けになっても少しも張りと丸みを失わないボリュームたっぷりの乳房を、ねっとりした手つきでにぎりつぶしているのである。

 すべやかな額や頬に玉のような汗を浮かべ、ときおり切ないうめき声を噴き上げながらも、じっと堪えている志保。
まるで、悪夢を見ているような表情だった。

 肉棒が突き刺さっていくたびに、肉穴周辺のひだが一緒に穴の奥に引きずりこまれ、抜かれるときには、内側の真っ赤な粘膜が掻きだされるようにはみ出してくる。
しかも、キシキシと粘膜の擦れる音を立てながら・・・

 二人の横に正座させられ、見続けることを強要されている正樹にとっても、その光景はまさに悪夢だった。
だが、さらに長い時間がすぎたとき、正樹ははっ、と思った。
母の表情に、微妙な変化が現れてきたのだ。

 真っ赤な顔で、苦痛に堪えていた母の顔が、単にそれだけでなく、なにか込み上げてくるものをこらえているように見えるのである。
 そして、苦悶の表情の中に、いつも上品な母からは想像もつかないほど奇妙な、艶めかしいものが、含まれているようにも感じられるのだ。

(え・・・)
正樹の脳裏に、ある疑惑が浮かんだ。
それは、母がもしかしたら感じているのではないか・・・? という疑惑だ。
が、すぐに正樹は、そんなバカな! とそれを打ち消した。
母が感じているなんて、そんなことがあるわけない。いや、あってほしくなかった。

もしそうだとしたら、正樹の持っている母に対する神聖なイメージが粉々にされてしまう。
 正樹は母への疑念を夢中で断ち切ろうとした。しかし、どう見ても母の顔が艶めいているように見えてしまうのだ。
そこへ、津本がギョッとするようなことを言った。

「正樹、お母さんが濡れてきたぜ」
「!」
驚きに、正樹は言葉も出なかった。
だが、そのときの志保のうろたえた顔といったらなかった。まるで絶対に知られたくない秘密を知られたときのように顔をゆがみきらせ、
「いやあー」
と激しく絶叫したのだ。

「よっぽど溜まっていたようだぜ。もったいない、こんないい女を、お前の親父はぜんぜんかまってやっていないらしい」
津本が腰をつかいながら正樹を振りかえった。
志保は、確かに感じてしまっているらしかった。

執拗に責められているうちに、気持ちとは裏腹に官能を堀り起こされてしまったのかもしれない。
また、津本がいつまでたっても爆発させなかったのは、これが目的だったのかもしれない。
 志保を濡れさせ、それを正樹に見せつけたかったのだ。その方が、復讐の快感をより味わえるからだ。

 しかし、正樹には、こんな状況のなかで母が濡れてしまったということが、どうにも理解できない。

というより、事実として受け入れられないのだ。空想だけで、一度もセックスの経験のない正樹には無理もないことだった。それでも、
(もしかしたら、本当かもしれない・・・)
と思わせるものを、志保は確かに漂わせていた。

「正樹、女ってのは、嫌がっていても、しまいにゃあ感じてしまうんだよ。おまえのお母さんだってそうだ。きっと、おまえの親父は最近一発もやってくれなかったんだろう。お母さんは欲求不満だったんだ。だからこんなに悶えているんだ。ま、俺のテクニックがよかったせいもあるがな・・・」

正樹は耳をおおいたかった。
母が濡れているなんて、欲求不満だったなんて、そんなこと絶対に認めたくない。母はあくまでも神聖な存在なのだ。その母に幻滅したくない・・・

 だが、ふと気がつくと、さっきまできしんだ音だったそこから、ヌチャ、ピチャリ、という湿った音が聞こえだしているではないか。
まるで、泥沼をこねまわすようないやらしい音が・・・

(ああ・・・お母さん・・・やっぱり感じているのか・・・)
正樹もとうとう認めざるをえなくなってきた。
志保も違う! とは言ってくれない。必死に顔を強張らせているが、乳房をこってりと揉みつぶされ、緩急をつけたピストンを送られながら、我慢しきれないように、何度もあの艶っぽい表情を顔に浮かべるのだ。

「ああ、正樹・・・見ないで・・・」
志保が悲しそうな声をあげた。
だが、その声は込み上げてくる快感のためかうわずっている。
そして志保は、何かを詫びているような目で正樹を見上げた。が、目が合うと狼狽したようにうつむいてしまった。

そのとき津本の体が反り返り、膝がガクガクと震えた。
志保を濡れさせるという目的を達した津本は、フェニッシュに向け、志保にすさまじいピストンを送りこみはじめたのだ。

つぎの瞬間、「ううっ!」とうめいた津本が恍惚とした表情になった。
だがそのとき、志保の太腿も、ブルブルと激しく震えていたのを、正樹ははっきりと見た。

「あああー」
と志保も叫びあげた。
その顔が、苦悶にゆがんでいるくせに、津本と同じように恍惚と輝いていることに、正樹は強い衝撃をうけた。

母の顔が嫌らしくゆがんでいる。それなのに妖しいほど美しいのだ。
あまりに美しくて、目が眩みそうだった。

そのとき、正樹の胸に認めたくなかった確かな衝動がズンとこみ上げてきた。それは、
(ぼくも、お母さんとしたい!)
という衝動だった。

心ゆくまで精を放った津本は、肉棒をズルリと引き抜いた。
王冠部がズポッ、と抜けたとき、ぽっかりと広がった肉穴が内部の真っ赤な粘膜をかいま見せ、注ぎこまれた白濁をピュッ、と噴きこぼした。

津本が離れても、志保は横たわったままだった。
力つき、魂を引き抜かれてしまったかのようだ。
全身をグッショリと汗に濡らし、いまだに頬を火照らせながら正樹から顔を背けている。

「おまえのお母さんは、実に良い体をしているぜ。吸いつくような肌をしているし、あそこの締めつけ具合も最高だ。それに感度もいい。なんだか俺も虜にされそうだ・・・こんないい女をほっとくなんて、おまえの親父インポと違うか?」

 目の前で母を犯された正樹をさらになぶるかのように、津本が言った。だがその声には、本当に気持がよかったという実感がこもっていた。

 そして、ソファにすわった津本は、満足そうに煙草に火をつけながらとんでもないことを言いだした。
「どうだ正樹、やりかたがよくわかっただろう。今度はおまえが実際に体験してみろ」
「えっ・・・!」
正樹も驚いたが、志保の受けた衝撃はそれ以上だった。



弾かれたように上半身を起き上がらせ、カッと切れ長の目を開ききった志保が、信じられない、という表情で津本を見つめ、
「な、何ていうことを・・・正樹と私は・・・親子なんですよ!」
震えた声を張り上げた。

あまりに動揺したためか、喉から空気がもれているような引きつった声だった。だが、津本は愉快そうに笑いながら、
「いいじゃねえか、正樹はずっとパジャマの前をふくらませているんだぜ、かわいそうだと思わないか? おまえだってさっき、おまえの年頃なら仕方のないことよ・・・なんて慰めていたろうが。そこまでわかっているなら、ついでに女の体を教えてやるといい」
「そんな・・・そんなこと・・・」
志保はそう言ったまま、絶句してしまった。

その目に、どうしようもない困惑と脅えの色が浮かんでいる。もう、どうしたらいいかわからない顔だ。
「なあ正樹、おまえもお母さんとやりてえだろう?」

「・・・」
 正樹は答えられなかった。ノーと叫びたくて、喉まで出かかっているのに、その一言が言えなかった。

拒否したいのに、どうしても拒否しきれないものが心の奥にあるのだ。そんな正樹の反応が、志保にさらなる衝撃をあたえたようだ。
「正樹・・・」
悲しげに目を見張りながら、志保が正樹を見上げてきた。

「ま、正樹・・・いくら興奮したからって・・・お母さんとしたいなんて思ってないでしょう・・・そうでしょう正樹・・・」
 正樹の心を探るような、同時に、もしそうならいけないことよ、と訴えかけるような目で志保は言った。

しかし、正樹は黙ったままだった。
うん、と首を縦に振りたいのに、それもできない。母の顔を呆然と見つめ返すばかりだった。

さっきから、恐ろしいことだとわかっていても、
(ぼくもお母さんのなかに肉棒をぶち込みたい・・・)
という衝動が、狂おしいほどにこみあげている。

あれほど刺激的な光景と、艶かしい母の表情を見せつけられてしまったのだ。
いくら相手が母親だろうと、性欲を持てあました十五才の少年には抑えろというほうが無理だった。

 罪悪感もすさまじくこみ上げているが、それを吹き飛ばしてしまうほどの衝動が、正樹の胸に込み上げているのだ。
「正樹・・・まさか本当に・・・」
志保はまたも絶句してしまった。

(お母さん、ちがうんだ、ぼくだっていやなんだ・・・! でも・・・でも・・・)
正樹は、必死に心の中で弁解したが、もはやどうにもならなかった。
まるで、自分のなかにもう一人の別の自分がいるかのようだ。

「なあ、正樹はやりたがってるぜ。息子の思いをとげさせてやりな志保・・・俺が復讐するためにここに来たことを忘れるなよ。俺のおふくろが味わっている苦しみを、お前にも味わってもらうぜ」
そう言った津本の顔は冷酷そのものだった。

「正樹、自分に正直なことはいいことだ。さあ服を脱ぎな。お母さんと同じように、素っ裸になるんだ」
それを聞いた正樹は黙って立ち上がり、服を脱ぎはじめた。
どうにも自分を止められなかった。手がかってに動いてしまうのだ。

「ひ、正樹・・・」
そんな正樹にギョッとした志保が、恐ろしいものでも見るような顔つきになった。
正樹は、とうとう素っ裸になってしまった。
その股間からニョキリと肉棒が突き立ったのを見て、志保は悲鳴を噴き上げた。

「ああ、正樹・・・いやあ・・・」
絹を引き裂くようなその悲鳴が、正樹の胸に突き刺さってくる。
 正樹を守るために、あえて津本に犯されることに耐えた母も、息子とセックスすることだけは心底恐ろしいのだ。
そんな母がかわいそうでたまらないのに、正樹はやはり自分を止めることができない。

「ほう、いっぱしに毛も生えているし、立派なものをもってるじゃねえか。ちゃんと皮も剥けてるしな・・・どうせ擦って擦って、無理矢理に剥いちまったんだろう」
正樹は、母の前で秘密の行為を暴かれたような気がした。
羞恥に体が震えたが、震えながらも視線は母のなめらかな白い下腹部に注がれている。

「志保、まずは尺八してやりな」
「ああ・・・」
志保は途方に暮れたように喘いだ。こればかりはどうしても決心がつかないのだろう。
だが、それでも志保は、何とか自分を振るい立たせようと身を悶えさせている。
 やがて志保は、チラッと悲しげな顔を正樹に向けると、グッと唇を噛んで決意の表情を見せた。

とうとう志保はやる気になったのだ。
志保は、乳房を揺らしながら起き上がり、正樹の前にひざまずいた。
荒く、温かい吐息が、正樹の下腹部に吹きかけられる。
もうそれだけで快感がこみ上げてきて、肉棒がヒクヒクと痙攣した。

(ああ、お母さんが、ぼくのものを口にくわえようとしている・・・)
 正樹は、母がどれほど辛い思いをしているかを思い、涙が出そうになりながらも、早くくわえてほしい思いでいっぱいだった。
禁断の行為であることはわかっていても、それでも尺八という、未知の快感を味わってみたくて堪らなかった。

その期待感が最高に高まったとき、志保は思い切った顔で大きく口を開けた。
やわらかそうな唇の奥に、健康そうな赤い歯茎と、綺麗に並んだ真珠のよう白い歯を見せながら、母の顔が肉棒に近よってくる。

「あっ、あっ・・・お母さん!」
ついに、志保の唇が肉棒にかぶせられたその瞬間、正樹は思わず呻きあげていた。
呻かずにはいられない快感が肉棒に走ったのだ。

 母の口の中の、何という温かさと、ねとつきだろうか。正樹の肉棒は、ヌラヌラした口腔粘膜と唾液の中に、いままさにどっぷりと浸されていた。

「あ・・・くうう・・・」
 志保は、快感に呻き上げた正樹を戸惑いの目で見上げながら唇をすぼめ、カリ首をキューッと締めつけた。

さらに熱い鼻息を正樹の下腹部に吹きかけながら、締めつけた唇でズズズ、と根本まで飲み込んでいった。

喉の奥まで飲み込むと、今度はゆっくりと吐き出していく。
砲身に快感の渦がまきおこり、正樹は身を悶えさせた。

母の、いつもやさしい言葉をかけてくれるこの口が、この唇が、こんなにも肉棒に快感を与えてくれることが驚きだった。あまりの快感に、目の前に火花が弾けるようなのだ。
志保は、うん、うん、と小さく鼻を鳴らしながら、肉棒を頬ばっている。

たっぷり唾液の乗った舌を王冠部やカリ首に絡ませ、根本まで飲み込むことを志保は何度もくり返した。

 そうしながら、母親の口で悶える息子を、ときおり不安げに下から見上げてくる。だがそれが、正樹には切ないほど情感あふれる眼差しに見え、逆に快感が高められてしまうのだ。

志保は大きく顔を上下させ、肉棒の根本から先端まで摩擦し続けた。
悶えあげる息子を見て、もうやり続けるしかないと思い極めているらしく、口の使い方は少しずつねちっこいものになっていった。

 肉棒がジュポッ、ジュポッ、と湿った音をたてながら、母の神聖な口の中に出入りしていた。
母は、ときおりカリ首を唇で強く締めつけたり、唾液の乗った舌で王冠部をペロペロと舐めまわしたりしてくる。
それを早いテンポで、畳みかけるようにくり返してくれるのだ。

 たれ下がってもたわわな張りと形を失わない乳房は、フルフルとプリンのように揺れていた。もうだめだった。正樹の全身に痺れるような快美感がこみ上げてきた。

そのまま、母の口の中で爆発してしまう、というその刹那、
「よし、そこまででいい。志保、やめるんだ!」
津本の声が飛び、志保は待っていたように肉棒から口を離した。

(あ・・・あああっ・・・)
 臨界点に達しそうだった快感が、みるみる体のなかから引いていき、正樹は言いようのない焦燥感に襲われた。

いまにもドッと噴き上げそうだった精液が、体内に押し戻され、ひしめきあっているのだ。
そのやるせない中途半端な思いがどうにもたまらなかった。

そんな正樹の姿がおもしろいのだろう。津本がニヤニヤ笑いながら、
「ふっふっ・・・正樹、そんな顔をするな。今度は口よりもっといいところへぶちこめばいいじゃないか」
そのとき正樹は、思わず津本に向かってうなずいてしまった。
とにかくこの下腹部でひしめいているものを、一秒でも噴き上げたい一心だった。

「志保、そこで四つん這いになってケツを突きだせ。正樹の記念すべき初体験はバックからやらせてやろう」
「・・・・」
 志保は返事はせず、唾液で濡れた唇をキュッとゆがめ、なんとも言いようのない悲しい顔になった。やっと尺八から開放されたと思ったのに、今度はもっと恐ろしいことをしなければならないのだ・・・

だが志保は、諦めたように体を回し、正樹に背中を向けた。
そのまま絨毯の上に両手をついて膝を立て、尻を正樹の方に向けた。
 正樹の目の前に、鏡餅を二つ並べたような、まろやかで重量感に満ちた白い尻がグッと卑猥に突き出された。

志保は目を閉じた。
これほど興奮し、我を忘れている正樹には、もうなにを言っても耳に入らないだろうと諦めたのだ。

正樹にはもう、母のことを思いやる余裕はなかった。
正樹は見事な丸みを帯びた母の尻を夢中でつかみしめた。
意外にひんやりとしている。張りがあってスベスベだった。

指先をブルブルふるわせながらも、正樹は迷いなく母の尻たぼをなでまわした。
「あうう・・・」
と志保がおぞましそうな声を上げても、もうあまり気にならない。
撫でながら尻の割れ目をグッと押し開くと、閉じ合わさっていた肉ひだが、グニュッと開いてむき出しになった。

 丸々としたお尻の、健康的な白い肌と、津本にこねまわされて充血した赤黒い性器の対比が、思わず息を飲むほどに生々しく、淫らだった。
しかも、肉ひだ内部からは、いまだに白濁した液がジュクジュクと染み出している。
そんな凄惨な光景も、いまの正樹には興奮の材料にしかならかった。

「さあ正樹、遠慮しないでやれ。やりかたはさっき見ていたことの応用だ。とにかく穴にぶちこんで、腰を突きあげればいいんだ」
津本に言われ、正樹は母のくびれたウエストを左右からつかみしめて引き寄せた。



 志保の体は、まるで熱病にかかったかのように激しくふるえている。それでも志保は、豊満な尻を正樹にゆだねながら、おとなしくその瞬間をまっていた。
 正樹は肉ひだに、先端を当てがっていった。一瞬、胸が張り裂けるような罪悪感がこみ上げたが、かまわずに腰を突き出した。

「あああー」
と、志保の絶望的な叫び声が部屋中に響きわたった。
ついに正樹の肉棒が、ズブリッ、と母の肉穴を掻き分けたのだ。
真っ赤な粘膜が王冠部の形に丸く広がり、そのままヌプヌプッ、と砲身を胎内深く呑み込んでいった。

「ああっ、お母さん!」
思わず正樹は叫んでいた。
とうとう正樹の狂おしいまでの願望が叶ったのだ。
母ではあるが、これは紛れもない本物の女の胎内だった。
その、熱くてやわらかい胎内の粘膜が、根元まで沈みこんだ正樹の肉棒をまんべんなく包み込み、ぴっちりと締めつけてくる。

(ああ、これが、これが女のあそこなんだ!)
痺れるような快感を覚えながら、正樹は心の中で叫んだ。
焦燥感はあとかたもなく消えていた。とにかく気持ちいい。この温かくてやわらかい締めつけに浸されているだけで、ただもう気持がよかった。

「正樹、腰を使うんだ、腰を!」
津本に言われて腰をつかい始めると、さらなる快感が押し寄せ、正樹を痺れさせた。
まるで、熱い粘膜の中で、肉棒がとろけてしまいそうなのだ。

 粘膜は、やわらかいくせに、中で動かすと心地よい抵抗を示した。つまり、やわらかいくせに、きつく締めつけてくれるのだ。
しかも、粘膜が吸盤のように吸いついてくる。

(こんな感触がこの世にあったなんて・・・)
と、正樹は天にも昇るような思いだ。
母の口も気持ちよかったが、それ以上に気持ちがいい。まして、自分の指とはくらべものにならなかった。

すぐに正樹の腰の動きは、激しく、早いものになっていった。
自分では意識しなくても勝手に腰がクイクイと突き上がってしまうのだ。
「ああ、正樹・・・お願い、やめて、あああっ・・・」
必死に堪えていた志保が、とうとう叫び声を噴き上げた。

母親の胎内を戸惑いもせずに突き上げてくる正樹が、信じられない思いなのだろう。
だが、それでも正樹は、抱え持った尻を強烈にゆさぶりながら肉棒を突き上げていった。
志保の丸い尻と、正樹の下腹部がぶつかってバシッ、バシッ、と音を立てている。

肉穴からは、肉棒が出入りするたびに、クチャッ、グチャッといやらしい音が漏れていた。
「ああ、やめて、お願い正樹・・・お願いよ・・・」
 乳房をゆらし、上半身を前にのめらせながら、志保はさらに泣くような声を噴き上げ続ける。

だが、正樹はやめなかった。それどころか、腰を掴んでいた両手で、今度は母の乳房をすくい取った。
乳房は、手の平に吸いついてくるほど滑らかで、マシュマロのようにやわらかかった。
揉みこむとゴム毬のように弾力があってタプタプしている。

その母性愛の象徴のような母の乳房を乱暴に揉みつぶしながら、正樹はさらに激しく腰を動かしていった。
つぎの瞬間、正樹は快感の太い柱に全身をズーンとつらぬかれた。

「ああー、お、お母さん!」
思わず叫び上げた正樹は、ついに下腹部で煮えたぎっていた精液を爆発させた。
そして、そのあまりに強烈な快感に、正樹は目の前が真っ白になった。

 尿道口を吹き飛ばすような威勢でほとばしった大量の精液が、母のやわらかい粘膜の中にドクドクと注ぎこまれていく。
正樹は、内臓までがドロドロに溶けて、精液と一緒に母のなかに注ぎこまれていくような気がした。

「正樹・・・ああ、正樹・・・」
志保がすすり泣いていた。
とうとう息子に精液を注ぎ込まれてしまったショックに、生きた心地もしないのだろう。
しかし正樹には、その声がどこか遠から聞こえているようにしか感じなかった。

 さらに腰を突きあげ、最後の一滴まで精液を絞りだすことしか、いまの正樹の頭の中にはなかった・・・

いつの間にか日が落ち、部屋の中も薄暗くなっていた。
しかし、母、志保のうめき声と、粘膜のこすれ合う音は、飽くことなく部屋の中に響きつづけていた。

津本の命令で、あれからもずっと二人で、交互に志保の体を差しつらぬいているのだ。
正樹はもう、二回も母の中に射精している。
そしていま、津本が三回目に挑んでいるところなのである。

 気力も体力も限界を通り越し、虚ろな目をした志保の足を両手で抱え上げ、とても三度目とは思えない力強いピストンを津本は送りつづけていた。
 突かれるたびに乳房がプルプルと震え、持ち上げられた、むっちりした両足が、宙を蹴るように揺れ動いている。

なんだか意思のない人形が、勝手にもてあそばれているようにも見えた。
 そんな、されるがままになっている母を見つめながら、正樹の肉棒もまた、ビンビンに反り返りつづけていた。

母を犯してしまった後悔と罪悪感に、身を切られるような思いを味わいながらも、早く、もう一度入れたくてたまらないのだ。
実は正樹には、
(お母さんは、ぼくのときも感じてしまうだろうか・・・)
という素朴な疑問を持っていたのだが、ここまできても結局はわからなかった。

肉穴は最初から津本の精液でドロドロになっていたし、志保はずっと苦悶の表情をしていたからだ。
だが、わからなかったことで、どこかホッ、としたところもある。
夢中で母を犯してしまったくせに、犯されて感じるような母ではあってほしくなかったからだ。

 そして正樹は、津本が言った「お母さんが濡れてるぜ」という言葉も、自分を苦しめるための嘘だと、必死で思いこもうとしていた。
そのくせ、心のどこかに、母をよがらせてみたい、という矛盾した願望もあった。

津本が、本当に気持ちよさそうな顔で呻くように言った。
「うう・・・やればやるほどいい女だ・・・たまんねえぜ正樹・・・ううっ・・・」
 津本が腰を突き上げるたびに、肉穴から大量に注ぎこまれた精液がジュプッ・・・ジュプッ・・・と噴きだし、それが肛門へ向かってドロドロとしたたり落ちている。

「おまえら、これで終わりだなんて思うなよ。もっと地獄を見せてやる。それにな正樹、俺はおまえのお母さんが気にいったぜ。こんな上玉はめったにいるものじゃねえ。明日また来るからな・・・おまえ、明日も学校を休んで待っていろ、必ずだぞ、ううっ・・・」
ヒクヒクと腰から下を痙攣させて、津本は三度目の精を志保のなかに放った。

「おら、おまえの番だぜ」
津本にうながされ、正樹は母を見下ろした。
精液まみれになった母が、あまりにも痛々しい。
それでも正樹は憑かれたように肉ひだに肉棒を当てがっていった。まるで、理性のタガが外れてしまったかのようだ。

ズブリッ、と肉棒が白濁にまみれた母の肉穴をえぐり、正樹はまたも快感に呻いた。
と、正樹は、津本が背後で、カバンの中から何かを取り出す気配を感じた。

 同時に、虚ろだった志保の両目がすーっ、と津本に吸いつけられるように見開かれ、その喉から、
「や、やめてー!」
絹を引き裂くような絶叫が噴きあがった。

(あっ!)
驚いて後ろをふり返った正樹も目を見開いた。
津本が、正樹の背中ごしにカメラをかまえて立っていたのだ。
「ああ、やめてえ!」
志保の叫び声もむなしく、シャッターが切られ、フラッシュがたかれた。

「わかってるだろう。今日のことは三人だけの秘密だぜ。警察に通報したり、親父にしゃべったりしたら、この写真がコピーされて隣近所にばらまかれるだけだからな。俺だってこんなことをするからには腹をくくっているんだ。万一のときは、このコピーが自動的に近所にばらまかれるように誰かに頼んでおくぜ。まっ、それでもいいってんなら俺はとめないけどな」

「ああ・・・」

志保が、絶望的な呻き声をもらした。
正樹も、これで完全に逃げ場がなくなったことを悟り、背中をゾクゾクさせた。
だが、自分でも驚いたことに、それでも正樹は腰を突き上げることをやめられなかった。
 まばゆいフラッシュを前から横から浴びながら、いつまでも母の胎内をえぐり続けるのだった。

 つぎの日、朝起きてキッチンに行くと、母、志保はいつもと変わらずに朝食を作っていた。
しかし、正樹がテーブルに座っても包丁を持つ手を止めなかった。
 正樹は「おはよう」と声をかけることもできず、居たたまれない気持ちで母の後姿を伺っているしかなかった。

早く振り向いてほしいのだが、母とまともに目を合わせるのは怖かった。
夕べ、正樹は体力を使い果たし、疲れ切っているにも係わらずほとんど眠れなかった。
 津本が帰ったあと、正樹は母にあやまりたかったのだが、とても声をかけられるような状態ではなかった。

いくら正樹を守るために身を投げ出したと言っても、息子にあそこまで肉穴をえぐられ、やはり母には大変なショックだったのだ。
 とにかく、正樹は罪悪感でいっぱいだった。津本に対する憎悪よりも、罪悪感のほうが強いのだ。

 津本も許せないが、彼の言いなりになり、まるでケダモノのように母をえぐり続けた自分も許せなかった。
母があまりにもかわいそうでたまらず、
(ああ、ぼくは何ということをしてしまったんだ・・・!)
と、胸を掻きむしられる思いなのである。

まるで犯罪を犯したような、後ろめたい気持ちでいっぱいだった。
そのくせ、それほど後悔しているくせに、あの快感を思い出すと熱いものがズンと下腹部に走るのである。

 心とは裏腹に、あの快感が忘れられなかった。それがまた、罪悪感をよけいにあおりたてた。
しかも、母とセックスしているところを何枚も写真に撮られてしまった。
津本はカメラに撮った画像を、すぐに志保や正樹の目の前に突きつけた。

そこには母の悲痛な表情や正樹の異様に高ぶった表情とともに、母の肉ひだや肛門、それに正樹の肉棒が鮮明に写っていた。
こんなものを誰かに見られたら・・・と思うと正樹は激しく震えた。
まして母だったら、
(自殺してしまうのではないか・・・)
と思ってしまうほどに恥ずかしすぎる写真だった。

 この写真を誰にも、もちろん父の伸照にも見られないために、これからもずっと津本の言いなりにならなければならないのだろうか・・・
それらのことが、どうしようもなく正樹を苦しめた。
結局、朝方に少しまどろんだだけだった。



(こんな自分に、お母さんは愛想をつかしていないだろうか・・・)
いま、正樹が一番心配しているのは、そのことだった。
正樹は、ドキドキしながら母が振り返るのを待っていた。
と、意を決したように包丁を置き、母が振り返った。

頬が青白かった。目に深い陰りが宿っている。正樹はギクッ、として全身を硬直させた。
だが志保の口から出た言葉は、正樹が泣きたくなるくらいにやさしいものだった。

「正樹・・・お母さんは正樹のことを怒っていないから・・・正樹はおどかされて、しかたなくやったの・・・だから、だから気にしちゃだめよ。正樹の年頃なら、夢中になって当然のことなのよ・・・」

 母の方がよほど傷ついているはずなのに、自分より息子のことを気づかってくれているのだ。
そんな母のやさしさに正樹の胸はジーンと痺れた。だが、うれしいけれど、胸の痛みはさらに強くなってしまった。

 母は青白い顔にふっと笑みを浮かべてくれた。だがそれは、正樹には泣き笑いのように見えた。
そのとき父がキッチンに入ってきた。
志保は正樹に目配せをしてから再び包丁を取り上げた。

「絶対に、内緒よ・・・」
そう言っている目だった。もちろん正樹もそのつもりだ。
父も母も、そして正樹も何も悪いことはしていない。
勇気を出してすべてを父に話し、警察に届けるという方法もある。つらいことだが、それでも家族思いの父なら二人を突き放したりしないだろう。

だがそれをしたら、あの写真のコピーがばらまかれてしまうかもしれないのだ。
隣近所だけかもしれないし、あるいは正樹の通う学校や、父の会社まで届いてしまうかもしれない。

 自分だけならともかく、大好きな母の肉穴やお尻の穴まで写った写真を大勢の他人に見られてしまうなんて、正樹には堪えられないことだった。
また、母は母で逆に正樹に対してそう思っているかもしれない。
いずれにしても父にも誰にも、あの写真だけは見られたくない。

その思いが、正樹と志保にいつもとかわらない精一杯の表情を作らせた。
父は何も気づかず、二人に他愛のないことを話しかけてくる。
それが正樹には辛かった。

 思えば昨日津本が帰ったあと、二人はずっとこうだった。何事もなかったかのようにふるまい続けている。
父、伸照は深夜に帰ってきたのだが、志保は無理に笑顔をつくり、風呂に入る父や晩酌をする父にかいがいしく世話を焼いていた。
それが痛々しくて、正樹は見ていられないほど辛かった。

そして志保は、父とともに寝室に入った。
このところ仕事で疲れているらしく、父はいつも帰ってくると眠そうだった。だから夕べも、ベッドに入るとすぐに熟睡してしまったはずだ。
しかしその横で、志保が正樹と同様にまんじりともできぬ夜をすごしたのは間違いなかった。

 幸いなことに、夕べも今朝も父は二人に何も不自然なものを感じなかったらしい。朝食を食べ終わると機嫌よく家を出ていったが、正樹には、何だかそんな父が哀れに思えた。

結局、津本の命令には逆らいようもなく、正樹は学校を休んだ。
 父が出ていってから、一時間もたった頃に津本はやってきた。昨日と同じ黒いバックを下げている。来るとすぐ、なぜか津本は二人をバスルームに案内させた。

「さっそく昨日の続きを始めようじゃねえか・・・今日はよ、正樹にはこたえられないような趣向を用意したんだぜ」
津本はそう言ってから、脱衣場で二人に服を脱ぐよう命じた。

(いったい、お風呂場でなにをしようというのか・・・)
正樹は不安で堪らなかったが、裸になるしかなかった。
昨日も経験していることだが、それでも正樹は、津本に見られ、母とともに服を脱ぐのが震えだすほど恥ずかしかった。

正樹がそうなのだから、志保のほうはなおさらだった。
早くも首筋まで真っ赤に染め、一枚脱ぐごとに、そのつど勇気をふり絞るようにキュッ、と頬を引きつらせている。

 しかし、志保が昨日と同じように、清潔で真っ白なブラジャーとパンティだけの姿になり、それも取り去って、迫力のある巨乳をフルフルと揺らし、下腹部をことごとく晒すころになると、正樹の肉棒はまたもチリチリと熱くなってしまうのだった。

(だめだ、これはぼくのお母さんなんだ・・・)
と、昨日から何度自分に言い聞かせたことだろう。
だが、この豊満で魅惑的な裸体を前にすると、やはり強烈に刺激されてしまう。
昨日の快感の余韻が体のなかによみがえり、正樹の肉棒は早くもヒクヒクと頭をもたげてしまうのだった。

 それが恥ずかしくて、志保が一糸まとわぬ素っ裸になってからも、正樹はトランクスを下ろせなかった。だが、
「正樹、なにをモジモジしてやがる。おっ立ってるのはわかってんだよ。とっとと脱いじまえってんだ!」

 津本に怒鳴られ、正樹は仕方なくトランクスを下ろし、ビンと反り返ったものを志保に見せつけるしかなかった。
「・・・いいのよ正樹・・・お母さん・・・よくわかってるから・・・」
 志保は困惑の表情になりながらも、必死に喉を絞り、またも正樹をなぐさめてくれた。

正樹がコクッとうなずくと、さらに安心させるように、あの愛情たっぷりの笑みを浮かべてくれるのだ。
(ああ・・・)
正樹の胸に、またも強烈な痛みが走った。

浴室は、伸照の趣味を反映して贅沢な作りになっていた。
脱衣場も広いし、浴室は六畳ほどもある。ゆったりと大きな浴槽に、一人用のサウナ室までついている。

「まったくよ、俺の親父が毎日ひーひー言いながら安定所に通っていたときも、おまえらのオヤジはこんな風呂にのんびりつかってやがったんだな・・・」
 津本は脱衣場から浴室を覗きこみ、眉をひそめて毒づいた。それから、二人に続いて津本も着ているものを脱いだ。

津本のものはまだ勃起していなかったが、黒光りしながら、太いホースのように突き出している。
「さあ、なかに入れ」
三人で浴室に入ると、津本は志保に、床のタイルの上に横たわるよう命じた。

 志保は無言でうなずき、心配しなくていいのよ・・・とでもいうように正樹を見やってから、均整のとれた白い体を仰向けに横たえていった。
正樹は、覚悟と不安が入り交じりまじった母の横顔を見つめながら、またも強烈に胸を締めつけられた。

それなのに、仰向けになってもたっぷりと張り出し、新鮮な果実のようにフルフルと揺れている乳房を目の当たりにすると、どうしても肉棒がひくついてしまうのだ。

「さあて、性教育の続きを始めようじゃねえか。今日はよ、女の体がどういうものか、とことん正樹に教えてやるぜ」
 と、津本が浴室まで持ち込んできた黒いバックを開けた。中に手を入れ、何かを掴みだした。

それはひげ剃りだった。
「まずはこれでな、お母さんのおまんこの毛をそってやるんだ。まっさらになったおまんこがどういうものか、見せてやるぜ正樹」
「・・・」
正樹は、あまりの驚きに声もでなかった。
いくら復讐のためとはいえ、そんなにまでして母をはずかしめようとする津本が異様だった。

 志保の方もかなり驚いたらしく、キューッと美しい顔を引きつらせたが、それでも歯を食いしばるようにして、自分を抑えていた。
(ああ、お母さん・・・抵抗すれば、またぼくが殴られるから・・・だから我慢しているんだね・・・)
 キュンと胸を熱くさせた正樹の横で、津本がボティシャンプーの容器から中の液体をたっぷりと絞りだした。

それを手で受け、志保の陰毛の上にかぶせた。
「うっ・・・」
 と、志保がおぞましそうなうめき声を上げたが、津本は陰毛をシャリシャリと擦り立てていく。

密度の濃い泡が立ち始め、たちまち陰毛が泡まみれになった。
「動くなよ。動くと皮膚まで切れるからな」
 脅かしてから、津本は手に持ったひげ剃りを泡だらけになったそこにあてがった。そして、下腹部の生え際の部分をゾリッ、と軽くそりあげた。

「あ・・・」
と声をもらし、志保が乳房を揺らした。
ひげ剃りの動いた分だけ、縮れた毛がそり落とされていた。
跡には、透き通るほど青白い肌が露出していた。

さらに、ゾリッ、ゾリッ、と音をたてながら、津本は志保の陰毛をそりあげていく。
たちまち、ふっくらと盛り上がった恥骨の周辺がツルツルにされていった。
志保はカッと見開いた目を宙に向け、唇を噛みしめて耐えている。

羞恥もそうとうなものだろうが、それよりも下腹部の繊細な皮膚にカミソリを当てられていることに、身の凍るような恐怖を覚えていることだろう。
正樹も同じだった。

いまにも白い肌にカミソリが食い込み、ピュッと血を噴き出しそうな気がしてハラハラしていた。
だが、カミソリが通るたびにつぎつぎに露出していく青白い肌が、妙に鮮やかで眩しくも感じられるのだ。

「ようし、ドテの部分は終わりだ。いよいよおまんこのまわりの毛をそってやろう。おい志保、足を思いっきり開くんだ」
 命令され、さらなる羞恥に「ううっ・・」とうめき声をもらしながらも、志保は両膝をおこし、左右に大きく広げていった。

むっちりした太腿がぱっくりと割れ広がり、またも正樹の目の前に、赤貝のような肉ひだが剥き出しになってしまった。
 ハラハラしているくせに、やはり正樹はその瞬間ズン、と重い衝撃を受け、肉棒をビクンと痙攣させてしまった。

(ああ・・・なんて奴だ!)
 と、強烈な自己嫌悪がこみ上げてくるが、やはり正樹はどうしてもそこから目を離せなかった。
津本は、残っている陰毛をそりはじめた。
太腿からビラッと広がった肉ひだに向けて、ゾリゾリとそり落としていく。
ちょっとでも手に力が入ると肉ひだそのものを切ってしまいそうだ。

津本も慎重にひげ剃りを動かしている。志保も怖さに震えていた。
ところが、肉ひだの片側の毛をそり終えた津本は、
「正樹、反対側の毛はおまえにそらせてやる・・・さあ」
と、持っていたひげ剃りを正樹の顔の前に突きつけたのだ。

「・・・」
正樹はギョッとして津本を見つめた。
いくら興奮しているからといって、自分の手で母の陰毛をそるなんてできそうもなかった。
それでは、あまりにも母がかわいそうすぎると思ったのだ。



「やれってんだよ正樹、おい!」
 津本は語気を強めたが、と言ってイラだっているのではなく、やはり困惑し、オロオロする正樹を見て楽しんでいるのだ。
「やれっ!」
「・・・」

 津本はひげ剃りを突きつけ、無理にも持たせようとするが、正樹はやはり手を出せなかった。と、見かねた志保があえぐような声で言った。

「ま、正樹・・・言うとおりにしなさい・・・お母さん平気だから・・・ねっ・・・」
母にそう言われたら、正樹も決心するしかなかった。
コクッ、とうなずいて正樹はひげ剃りを受け取った。そして、津本と入れ代って母の広げられた股間の前に膝を下ろした。

(だいじょうぶよ・・・さあ、やりなさい正樹・・・)
そう言っているような顔で、志保が正樹を見守っている。
 すでに恥骨の周辺と、肉ひだの右側部分は、毛根の跡も見当たらないほどツルツルにそり上げられていた。

肉ひだの左側にだけ、泡にまみれた陰毛が残されている。
 白い下腹部や、むっちりした太腿のそこここに、そり落とされた縮れ毛がべったりとこびりついていた。

ひげ剃りの刃の部分にも、びっしりと毛がはさまっている。正樹はその無残な光景に胸を痛めながらも、ひげ剃りをかまえた。
肉ひだは、内部の赤い粘膜を晒すようにビラッと広がっていた。
この肉ひだに傷をつけないためには、どうしても指で押さえておかなければならなかった。

 正樹がそっと指をそえて押しこむと、ヌメヌメしたゴムのような感触とともに、肉ひだが内側にひしゃげていった。
その根元のあたりに平行になるように刃先を当てがい、正樹は思い切ってカミソリの刃を引いた。

 ゾリッ・・・と毛穴まで断ち切るような音とともに陰毛の束が掻き取られ、青光するような肌が露出した。
(・・・)
 胸が痛いくせに、正樹はこの見事な切れ味に、どこか小気味のいいものを覚えてしまった。さらに残った陰毛を慎重にそり上げはじめた。

しかし、今にも手が震えだしそうで恐ろしい。
何しろ目が眩みそうなくらい艶かしい真っ赤な粘膜が、目の前でテラテラと輝いているのだから・・・

 ぽっかりと口を開けた肉穴は、奥まで覗きこめそうだった。興奮するなというほうが無理なのだ。その興奮に手を震わせたら、本当に肉ひだそのものを切ってしまうだろう。
 だが、傷つけないようにと慎重になればなるほど、正樹は顔を近づけなくてはならず、そのため、正樹の鼻は粘膜にのめりこみそうなほどに接近してしまう。

正樹は思わず、毛をそりながら匂いを嗅いでしまった。
肉ひだは、昨日と違ってボディシャンプーの匂いが強かった。
 正樹は、昨日の夜、母がこの浴室に閉じこもって長い時間シャワーを浴びていたのを思い出した。

きっと泣きながら何度も何度も体を洗っていたのだろう。そのときのボディシャンプーの匂いが、粘膜にすり込まれているのだ。
 しかし、かすかではあるが、やはりあのとろけるように甘酸っぱい、懐かしい匂いもふくまれていた。

肉ひだそのものの匂いに、おし○こと、汗の混じった匂いだ。
 シャンプーにまぎれた、かすかなその匂いに刺激され、さらにこみあげてくる興奮を抑えながら、正樹はゾリッ、ゾリッ、と、ゆっくりだが、確実にそり上げていった。

なんとか無事に、母の陰毛をそり終えると、
「ようし、よくやった正樹」
津本が、壁にかかっていたシャワーを取り上げた。
 ノズルから噴き出した熱い湯を、津本は横たわった志保の下腹部や太腿にまんべんなく浴びせかけた。

びっしりとこびりついた縮れ毛が綺麗に洗い流されていく。それは、お湯と一緒に排水口に流れていった。
正樹は、あらためて綺麗になった母の股間を覗きこんだ。

 あれほどチリチリと生えそろっていた陰毛が、一本残らずそり落とされ、青々とした肌がむき出しになっていた。
成熟した母の、そこだけが赤ん坊のようにツルツルになっている姿は何とも不自然で、しかも相当にエロチックだった。

 今まであった毛がないことで、下腹部や太腿の透き通るような白さが清潔感をいや増している。
そのくせ、その清らかな白さの中から、赤黒い肉ひだがヌメリッ、といやらしくむき出ているのだ。
正樹には、その生々しさが堪らなかった。

(ああ、昨日のようにはなりたくない・・・)
そう思いながらも、正樹はこみ上げてくるものを抑えきれなかった。
志保は羞恥に身を悶えさせたまま、足を閉じることも忘れて横たわっている。
そんな哀れな志保の姿が、津本にはこたえられないようだった。

「どうだ、赤ちゃんみたいにされて恥ずかしいか? うひ、うひひ・・・」
 もっと悶えろ、もっと恥ずかしがれ、とでも言うように津本は志保を笑いものにしていたが、やがて少しだけ真面目な顔になって言った。

「さあて、今度はまっさらになったおまんこから、おし○こが出るところを見せてもらおうじゃねえか」
「な、なんですって・・・・!」
横たわった志保の体が、驚きのあまりビクンと震え上がった。

「そ、そんなこと、正樹の前でできません・・・どうして、どうしてそんなひどいことばかりさせるんです・・・」

「言ったろう、これは俺流の復讐なんだ。もっともっと苦しんで、恥ずかしがってもらうぜ。でなきゃあ、お袋を風俗にまで落とされた、俺の気が晴れねえんだよ。さあ正樹に、お母さんがどんなふうに、どんな音をたてておし○こするか、よく教えてやるんだ」

志保はもう何も言えなかった。絶望的な顔でワナワナと唇を震わせるばかりだった。
「さあやれ、でないとまた正樹が痛い目に合うんだぜ」
「ああ・・・」

結局この脅しが、志保には一番効果があった。
どんなに辛く、恥ずかしいことであっても、志保は愛する息子を守るために放○する決意を固めたようだ。

志保は目をキッとさせながら、ゆっくりと起き上がった。
そのまま足を開いて屈み込んでいく。陰毛をそられ覆うもののない赤貝が、ぱっくりと開いて内部を露出させた。

そのあまりにも惨めな母の姿が、正樹には衝撃的だった。
いくら息子を守るためとはいえ、こんな恥ずかしい恰好をさせられる母が哀れで堪らなかった。

と、津本が、中腰になっていた正樹を押し倒すように寝かしつけた。
「あっ・・・」
タイルの上に強制的に仰向けされた正樹の真上に、母の肉ひだがアップで迫っていた。

「さあ正樹、よく観察するんだ・・・おまえだって、見たいだろう・・・」
「・・・」
図星を刺され、正樹は言葉もでなかった。

母がかわいそうで堪らないくせに、それでも確かに、女のおし○こをするところが見たかった。何しろ好奇心のかたまりのような年齢なのだ。
「うふ、正樹も見たくて堪らないようだぜ。さあ、やってみせろ」
志保をうながしながら、津本も覗きこんできた。

 すでに志保は、頬を真っ赤に染め、すべやかな額に縦皺をよせながらも、思い切って放○してしまおうと、意識を下腹部に集中させているようだ。
 だが、股間のすぐ下には正樹の顔があり、このままおし○こをすればことごとく正樹に浴びせてしまうのだ。
それがたまらないらしく、なかなか尿道口は開かなかった。

志保はしばらく苦悶の表情で首をあえがせていた。
たわわな乳房が揺れ、突き出された尻もクナクナと振りたくられている。
肉ひだは、内側から押し出されるかのように、ピクピクとうごめいていた。

やがて志保は、すーっ、と目を閉じ、安堵の表情を見せながらため息を吐いた。
全身の力が抜け、膀胱と尿道がつながったのだろうか。正樹にはその顔が、何だか恍惚の表情にも見えた。

 と、肉穴のほんの少し上にあるゼリー状の小さな穴が、ピチッ、と爆ぜるようにめくれ返った。
 つぎの瞬間、志保の膀胱にたまっていたおし○こが、プシュッ、と堰をきったように噴き上がった。
そのまま一本の線になって尿道口から噴き出し、正樹の顔に当たって飛び散った。

「ああ、ごめんなさい正樹・・・!」
志保は泣きそう声を噴き上げた。
 正樹に放○を浴びせながら、志保は首筋までを真っ赤に染め、激しく首を振りたくって悶えた。だが、シャー・・・・という恥ずかしい音とともに、おし○こは後からあとから噴き出してくる。

正樹はすでに顔中がびしょ濡れだった。
飛沫が目にも流れ込んでくる。それでも正樹はカッと目を見開いて噴き出し口を見つめている。
それがまた志保の羞恥を倍増させていた。

「なあ正樹、女ってすげえ音でしょんべんするだろう」
「・・・・」
確かにそうだな・・・と思いながらも、正樹は声も上げられなかった。
母が、というより、女がこんなすごい音をたてておし○こをすることが、正樹には驚きだったのだ。あまりに大げさで、恥ずかし音だ。
こんな音を聞かれている母の羞恥が、正樹にも痛いほどよくわかる。

でも、それでも正樹は目を離せない。どうしても離せないのだ。
 しかも正樹は、おし○こを顔に浴びながら妙に心地よかった。温かくて、つよいアンモニア臭もないそれが、なんだか甘いジュースのように感じられるのだ。

 大好きな、母の体に溜まっていたものだと思うとなおさらだった。正樹は口に入ったおし○こを、ゴクリ、ゴクリと飲み始めていた・・・
いったん噴き出し始めた放○は、なかなか終わらなかった。

 汗に濡れた額に苦悶のたて皺を刻み、鼻の穴をふくらませ、唇をワナワナと震わせながら羞恥に耐え続ける志保。
正樹はそんな母の姿を見続け、おし○こを浴び続けた。肉棒もヒクヒクと痙攣し続けていた。
 
やがて、やっとのことで部屋中に響いていた大袈裟な音がやみ、全身に玉のような汗を伝わらせている志保が、ブル、ブル、と体を震わせた。

 おし○こはタイルを伝わって排水口に流れていったが、志保の肉ひだはぐしょぐしょに濡れそぼり、白い内腿にも、しずくがしたたっていた。
おまけに、正樹の顔もびしょ濡れだった。
あまりの恥ずかしさに、母は生きた心地もしていないだろうと正樹は思った。

そのとき、一部始終を満足そうに見終わった津本が、さらに衝撃的なことを口にした。
「さあて、おし○この次は・・・わかるだろう正樹、今度はお母さんがうんちをするところを見せてもらおうじゃねえか・・・二人とも、これが何だかわかるかい?」
津本がバックの中から取り出したものを見て、正樹も志保も絶句してしまった。



 一目で、それが浣腸器とわかったのだ。しかも、まるで馬用とも思える太くて長い浣腸器だった。
(こ、こんなものまで用意していたなんて!)
驚きのあまり、正樹は息も止まりそうだった。

「いや・・・そんなものを・・・いやよー」
志保が目を極限まで見開き、叫び上げた。
だが、津本はそんな志保を楽しそうに見やりながら「グリセリン溶液」というラベルの貼られた瓶も二本取り出した。

「ああ・・・おねがい・・・それだけは、それだけは許して・・・!」
「諦めるんだな、正樹のためにもよ」
 津本は、またしても正樹を引き合いに出して脅しながら、浣腸器に溶液を吸い上げはじめた。

チューッ、という溶液の吸い取られる音が、不気味に浴室に響き渡っていく。
「ああ・・・」
あえいだ志保の全身から、スーッと力が抜けていくのがわかる。
抵抗しても結局はまた正樹に危害がくわえられるだけだ、と思い至ったのに違いなかった。

「さあ志保、四つん這いになって、尻を高くあげるんだ」
 津本が命令すると、志保は、諦めきった表情で両手をタイルの上に置き、膝を立てて大きく尻を突き出した。

 志保の大きく開いた尻の割れ目から、まわりをツルツルにそりあげられた肉ひだと、可憐にすぼまっている朱色の肛門が、ことごとく剥き出しになってしまった。
 肛門のいくえにも重なった放射線状のしわが、志保の言いようのない羞恥とおぞましさを物語るかのようにヒクヒクとうごめいていた。

だが母のその姿は、惨めでかわいそうなのにやはり刺激的だった。
剥き出しの肉ひだと肛門を見つめながら、正樹はまたも言いようのない興奮に駆られてしまうのだった。

「どうだい正樹、お母さんのケツの穴だぜ。じっくり見ていいんだぜ」
 津本に言われ、正樹は肛門に視線を合わせた。胸がズキズキ痛むが、見ずにはいられなかった。

(こ、ここからお母さんのうんちが出てくるのか・・・)
 正樹は、じーっと皺ひだを見つめた。清楚な母にも肛門があり、そこからうんちがでてくる、ということが正樹には信じられないような気がした。

生々しくて、見ているだけで恥ずかしくなってくるのだが、
(その、恥ずかしいお母さんの排泄器官を、ぼくはいま覗きこんでいるんだ・・・)
という思いが、さらに鼓動を早めていた。

「さあて、いよいよグリセリンをぶちこんでやるぜ」
 津本が言い、たっぷりと溶液で満たされている浣腸器を両手に持って志保の肛門にあてがっていった。
「ああ・・・」
 志保は呻きあげ、尻をブルと大きく揺すったが、先端の管はゆっくりと菊皺の中心に当てがわれ、プスッ、と小さな音をたてて内部にめりこんでいった。

「あうっ・・・」
志保が目をカッ、と見開いて体を前に傾けた。
津本は、左手でしっかりと浣腸器を持ち、右手でシリンダーを押し始めた。

ジュル・・・ジュルルル・・・
音をたててグリセリンが志保の腸腔に流れ込んでいく。
「ひいっ・・ひいいいっ・・・」
志保の喉から、おぞましげな悲鳴が断続的に噴きあがった。

太腿と尻が、ブルブルと震えていた。
正樹のために、志保は死ぬ思いで耐えている。しかし正樹は、その様子をまばたきもせずに見つめるしかなかった。
津本はゆっくりと、確実にシリンダーを押していった。

一滴残らず溶液が注ぎ込むと、続けてもう一本の瓶を開け、空になった浣腸器に溶液を吸いあげはじめた。
そうしながら正樹の方を見やり、
「正樹、もう一本はおまえにやらせてやる。おまえの手で、お母さんに浣腸してやりな」
たっぷりと溶液の詰まったガラス管を、正樹に差し出したのだ。

「・・・・」
正樹は呆然と津本を見上げた。
陰毛をそったときと同じように、津本がこう言ってくることは正樹も予想していた。
志保を息子にいたぶらせることが、津本にとっては快感なのだ。そのほうが志保の羞恥も大きくなるからだ。

たしかに正樹もやってみたい気がする。
だが、やはりそれでは母がかわいそうすぎるし、自分だって、あとで大変な罪悪感に苦しめられることだろう。

だが、津本はどうあっても正樹にやらせたいらしい。語気が荒くなってきた。
「正樹、やれってんだよ、さあ、やらねえか!」
正樹はおびえて肩をすくめたが、やはり浣腸器は受け取れなかった。

「そうかい、また痛い目に合いたいか・・・」
 津本の目がスーッと細くなったそのとき、志保が、正樹に声をかけた。さっきと、まったく同じ展開だった。

「正樹、言うとおりにして・・・お母さんは平気だから・・・心配しないで言われた通りにしなさい・・・」
その顔には、またもあの、なみなみならぬ決意の色が浮かんでいる。

(お母さんごめんなさい・・・本当はぼく、お母さんがそう言ってくれるのを待っていたんだ・・・)
正樹はチクチクと痛む胸の中で母にあやまった。
はっきり意識したわけではないが、
(自分からはできないけど、お母さんにやれって言われたら仕方がないじゃないか・・・)
という思いが正樹にはあった。

そんな自分に堪らなく嫌悪しながらも、正樹は津本から浣腸器を受け取った。
「さあ、お母さんもこう言ってるんだ。遠慮しないでやれ!」
 津本が本当に楽しそうな顔で言い、志保は「さあやりなさい」というように尻をグッ、と突き出した。そして、前を向いて目を閉じた。

 正樹はズキズキ痛む胸を抑えながら浣腸器をかまえ、思い切って先端を母の肛門に突きつけた。

だが、やはり動揺しているのだろう。えぐるように乱暴に突き立ててしまった。
「あぐっ」
 と志保が痛そうな声をあげ、上半身を前にのけぞらせた。乳房がブルン、と弾けるように揺れ動いた。

「あっ」
 正樹も驚いて声をあげたが、浣腸器の先は菊皺の中心を深々と突き破り、腸腔の中にのめり込んでいた。
「だ、だいじょうぶよ、正樹・・・」
振り向いた志保が声をかけた。

その、背中ご越しに見える母の顔は大きくゆがみあがり、べったりと脂汗がこびりついている。
志保は、少しもだいじょうぶではないのだ。それなのに、必死で正樹を安心させようとしているのだ。

(お母さん・・・)
正樹はさらなる胸の痛みに襲われながらも、思い切ってシリンダーを押した。
チュルル・・・チュルルル・・・
おぞましい音とともに、母のお腹に溶液が注ぎ込まれていく。

そのとき正樹は、こんなに胸が痛むくせに、どこかワクワクしている自分に気がついた。
溶液はみるみる母のお腹に吸いこまれていく。
息子に浣腸される羞恥に、志保の白い背中が震えている。いったい母はいま、どんな気持ちだろうか・・・

だが正樹は、ためらいながらも確実にシリンダーを押していった。
やがて溶液は一滴残らず母の体内に注ぎこまれた。
正樹は管を引き抜いた。ズポッと管が抜けると、菊皺がピチッ、と音をたてて開き、溶液が数滴こぼれるように飛び散った。

四つん這いの志保の下腹部が、少し盛り上がっているように見えた。
あんなに大量のグリセリンを注ぎこまれたのだ。お腹の中はパンパンに張り詰めていることだろう。

「ようし、よくやったぜ正樹」
 津本は正樹から浣腸器を取り上げ、タイルの上に置いた。それから少し後ろに体を引いた。
正樹もうながされ、津本の横に膝をついた。

志保の突き出された尻を中心に、乳房や顔を万遍なく見渡せる位置だ。
正樹と二人で、志保の悶える姿をじっくりと鑑賞しようというのだろう。

「いまにお母さん、うんちがしたくて悶えだすぜ」
「・・・」
正樹は大きく顔を歪めた。
(お母さんの排泄する姿なんか見たくない・・・)
そう思うのだが、本音は違うことがわかっている。
本当は母を可哀想だと思いながら見たいのだ。そんなきれいごとを思う自分が、正樹はたまらなかった。

津本の言葉通り、やがて志保の体はブルブルと震え始めた。
きっとグリセリンが腸内をグルグルと渦巻き、腸壁が強烈に刺激されているのだろう。その証拠に志保の顔は、これ以上ないほど苦悶に歪み上がっている。

志保はしばらくの間、呻きながら顔面に汗の玉をしたたらせていたが、
「ああ、お願い、おトイレに行かせて・・・」
と哀願するような声を絞りだした。だが、まだ多少の余裕はありそうだった。

 津本はすぐには返事をせず、浴室の隅に置いてあった洗面器を取ってくると、それを志保の突き出された尻の下に置いた。
「だめだ。トイレには行かせねえ。この中にしろ!」
「そ、そんな!」
志保の体はますます激しく震えだした。

「お願いします・・・何でもしますから・・・トイレに、トイレに行かせてください」
 志保は必死にすがりつづけたが、津本はもう返事をせず、悶える志保を愉快そうに見つめるばかりだった。

「ああ・・・」
 志保の顔がしだいに切羽詰まったものになっていくのと同時に、充分に脂肪の乗ったムチムチの太腿がブルブルと激しく震え、下腹部が引きつったように波打ってきた。

ギュル、ギュルギュルギュル・・・・
志保の下腹部から、逆流するグリセリンの音がはっきりと聞こえ始めていた。
肛門が、内部からの圧力で盛り上がっている。
正樹は、母の苦痛と羞恥を思い、わが身を切られるように辛かった。

それでも母の肛門から目を離せない。
好奇の目で母を見る自分が恐ろしいくせに、清楚で美しい母がどのように排泄するのか、どうしても見たい気持ちがあった。

「ああ・・・ああああ・・あう・・・」
志保は狂おしくうめき上げ、体を蛇のようにくねらせ始めた。
白桃のような尻をクネクネと振りたくり、乳房をプルッ、プルッ、と揺すりたてながら、顔中をこれ以上ないほどに引きつらせていった。
どうやら限界が近くなってきたことが、正樹にもはっきりとわかった。



「ああ、ああ、ああー、正樹・・・みっ、見ないでえ!」
志保がそう叫ぶとともに、ピタリと体の震えが止った。
つぎの瞬間、肛門を突き破るかのように、ブシューと恥ずかしい音を立ててグリセリン溶液が噴き出した。

「やったぜ!」
津本が歓声を上げた。
「・・・・」
正樹も目を皿のように見開いていた。
 グリセリン溶液が噴水のように肛門から噴き出し、浴室の壁にぶち当たって飛沫を上げている。

「ひいい・・・」
志保はあまりの羞恥に悲鳴を上げ、首を振りたくっていた。
大量に注ぎこまれた溶液が、大きな恥ずかしい音とともに噴き出し続けている。なかなか止まらなかった。志保はもう、生きた心地もしていないだろう。

 やっと溶液の噴出が終わったかと思うと、今度は半分流動化した固形物がムリムリと音をたてて絞り出されてきたのだ・・・
「あ・・・あああ・・・・」
 狂ったように首を振りたくる母があまりにもかわいそうで、正樹の胸はつぶれそうだった。
それなのに正樹は、母の排泄する姿に興奮しきっていた。
 
そう、正樹にはこのとき、排泄し、悶えあえぐ母の顔が、昨日の津本につらぬかれて悶えていたあの顔とダブって見えたのだ。
 あのとき母は、苦悶に満ちているくせに、どこか恍惚とした表情も見せて正樹を狼狽させた。

だが、その悶える顔は艶かしかった。
今も同じだった。羞恥にまみれ、息もたえだえになりながら排泄する母の顔が、凄絶なほど生々しく、そしてどこか美しかったのだ。

「ううっ・・・」
と正樹は顔をしかめて呻き上げた。
あまりの刺激と興奮に、正樹は爆発してしまったのだ。
ビュッ、と弧を描いて飛び散った精液が、母の白く丸い尻にふりかかり、どろっとしたたった。

 それに気がついた志保の顔が一瞬凍りついたように見え、正樹は恥ずかしさのあまり顔を背けた。そのままピクリとも動けなかった。
汚物が排泄される恥ずかしい音がようやくやんだ。

志保は、放心したように宙を見ていた。そんな志保の尻に、正樹の噴き上げた精液がドロリとしたたっている。
すさまじい光景である。だが、排泄し終わってどこかほっとした顔の志保が、正樹にはやはりどこか美しく見えた。

「正樹、ちょっと待ってろよ、おれが戻るまで、お母さんの体をよく洗っとくんだぞ」
そう言って津本はなぜか浴室を出ていった。

束の間だが、正樹は母と二人きりになった。
しかし二人は、互いに引きつった複雑な表情で見つめあうばかりで言葉は交わせなかった。
 正樹はシャワーのノズルを取り、熱いお湯を四つん這いになったままの母の体にかけてやった。

「あ・・・・」
気持ちよさそうに母が吐息をもらしている。
正樹はシャワーをかけながら手をつかってお尻から汚れを落とし、少しドキドキしながらお尻の穴にも指を這わせた。

「う・・・」
志保は軽く呻いたが、黙って息子に尻の穴を洗われている。
 なにやら切ないものがこみ上げ(ごめんなさい)と心で謝りながら、正樹は母の肛門をキュッ、キュッと擦り上げ、シャワーをたっぷりと浴びせかけた。

津本が戻ってきたときには、志保の体は正樹の手で綺麗に清められていた。
ところが、浴室に戻ってきた津本の手には、妙なものが持たれていた。
 それはバターの容器だった。今朝も、食卓の上に乗っていた。父も正樹もトーストしたパンに塗って食べた、そのときのものだ。
そのバターの容器を、津本はキッチンに行って、冷蔵庫から持ち出してきたらしいのだ。

(でも、何のために・・・)
という正樹の疑問はすぐにとけた。
「正樹、おまえは昨日、お母さんの口とおまんこを体験した。今日はお母さんの肛門を体験するんだ」
 そう言って津本は、四つん這いになったままの志保の尻の前にドカッと座り、指で掻き取るようにたっぷりとバターをすくい取った。
それを志保の肛門に塗りたくったのである。

「あうう・・・」
 またも志保があえぎ、丸い尻をクナクナと振りたくった。それを見る正樹の目も驚きに見開かれる。
(お母さんの、お母さんの肛門だって・・・?)
正樹には信じられなかった。

これは排泄する穴ではないか。浣腸され、汚物が絞り出されるところを見たばかりだ。母にとっては、性器以上に恥ずかしい穴だ。そこに挿入するなんて、あまりにも母がかわいそうすぎる・・・

だが正樹が恐る恐る志保の表情を伺うと、志保はそれほど驚いた顔はしていなかった。
それどころか、その顔に濃い諦めの色を浮かべながら、
(お母さん、もう何をされても驚かないわ・・・だから、正樹も落ちついて・・・)
とでもいうように、コクッとうなずいて見せたのだ。

「・・・」
思わず正樹もうなずき返すしかなかった。
ここまで諦めきった顔をしているのに、それでも、やはり母に凛々しいものを感じるのはなぜなのだろう・・・・

津本は、バターごと志保の肛門をこねましている。
菊しわと、その周辺、それからまわりをツルツルに剃り上げられた肉ひだまでがバターでギトギトになっていった。

 そして、こねまわされたきついすぼまりがしだいに柔かみをおび、充血したようにふっくらと盛り上がってくるのがはっきりとわかった。

 あれほど可憐で秘めやかだった肛門が、指でこねられるたびにヌチャ、ヌチャと音を立てはじめ、しかもねっとりと伸び上がったり、クチュッと口を開けたりして、なんとも生々しい様相を呈してきたのだ。

 しかし志保は、おぞましげなうめき声は上げるものの、じっと耐えつづけ、されるがままになっていた。
正樹はそんな母に胸を締めつけられながらも、新たな興奮がこみ上げてくるのを止めようもなかった。

 朝、父とともにトーストに塗って食べたバター。そのバターがいま、母のお尻の穴に塗り込められ、菊しわをテラテラと輝かせている・・・
そのことに正樹は奇妙で妖しい感覚を覚えていた。
なぜか胸がドキドキし、さっき爆発した肉棒が、再び急激に固くなってくるのだ。

「よし、ここまで柔らかくなればもういいだろう。正樹、先に俺が試させてもらうぜ」
そう言って、津本は肛門から手を離した。津本の手もバターでヌルヌルになっていた。
津本は、膝立ちになって志保の腰を掴みしめ、グイッと引き寄せた。

「あふ・・・」
あえいだ志保が、いよいよ覚悟を決めたようキッと顔を引き締めた。
正樹も心臓を早鐘のように高鳴らせ、目を皿のように見開いた。

津本は肉棒をつかみ、ギトギトと表面をてからせる志保の肛門に先端をあてがった。
そのまま腰を突き出すと、肛門がひしゃげるように口を開け、ヌプリッと王冠部を呑み込んだのだ。

「あ・・・ああああ・・・」
 覚悟をしていても、やはり排泄器官をつらぬかれるおぞましさに、志保は悲痛な声を噴き上げた。
だがバターをたっぷりと塗りこまれた菊しわは、エラの張った王冠部をいとも簡単に呑み込んでいくのだった。

「おう、たまんねえぜ正樹・・・うおっ・・・」
 津本は歓声をあげ、しっかりと志保の腰を掴みながらズホズボと肉棒を出し入れしはじめた。
「ひっ・・ひいい・・・」
たちまち志保の顔が苦悶にゆがみ、白い喉からは悲鳴がもれた。

 津本が腰を打ちつけるたびに、志保の体は前にのめり、たれ下がった果実のような乳房が、タプッ、タプッ、と重く揺れた。
「うう・・・気持ちいいぜ正樹・・・」
 ピストンを続ける津本が、いかにも心地良さそうな声を上げながら、志保の乳房をすくい取った。

ムニュッとゴム毬のように押しつぶされた乳房にも、津本の手についていたバターが塗り込められていく。
「ううっ・・・ああっ・・・うううう・・・」
志保はさらに呻き続けた。

結合部を見つめながら、
(あんなに小さかったお尻の穴が、こんなにも大きく広がってしまうなんて・・・)
と、正樹は驚きを隠せなかった。

目一杯広がりきった菊しわが、ブチッと切れそうなのに切れもせず、しかも肉棒を、えぐられるように出し入れされているのだ。あまりにも痛々しかった。

だが、津本は逆に陶酔したような顔をしている。たまらなく気持がよさそうなのだ。
その顔を見ているうちに、肉穴とはまた違った快感を味わっているだろう津本が、正樹はしだいにうらやましくなってきた。
こんなにもきつそうで気持ちの良さそうな穴に、早く自分も入れてみたいと思いはじめたのだ。

しばらくの間、志保の呻き声と、菊皺と肉棒の擦れる音が続いていた。
志保の顔は苦痛にゆがみきり、すべやかな額に大粒の汗が浮かんでいる。
逆に津本は、腸腔の快感を味わいつくしているかのように、ますます恍惚とした顔になっていく。

「おうっ、おうっ」
津本が呻き、急に腰の動きを乱暴なものにした。その顔が射精前の表情になっていた。
やがて津本は、獣のように吠えながらビーンと背筋を反り返らせた。
感極まった顔だった。

全身の筋肉がギューッと収縮している。母の腸腔奥深く、津本がドクドクと精液を注ぎこんだのは間違いなかった。
(もう少しでぼくの番がまわってくる・・・)
思わず正樹は、両手を握りしめていた。

津本はたっぷりと快感を味わってからズルリと肉棒を引き抜いた。
「さあ正樹、おまえの番だぞ。たっぷりと楽しむがいいぜ」
津本がそう言ったとき、正樹は心の中で歓喜した。

津本と入れ代わり、正樹は母の尻の前に立って膝立ちになった。
母の体は、突き出したお尻も、背中も、それから垂れさがった乳房もバターまみれになっていた。



あんなに広がっていた菊しわは、今ではもとの大きさにすぼまっている。
しかし、充血して腫れ上がったかのように盛り上り、ヌラヌラした輝きを放ち続けていた。それが、無残なのに艶かしい。

 カーッと興奮がこみ上げ、正樹はすぐにでも貫きたかった。だが、やはりためらいも生じる。
 正樹は、志保に言葉をかけてほしかった。肛門を犯しても良心が痛まないような優しい言葉を・・・

が、志保はすぐに正樹の気持ちを察してくれた。
「正樹、心配しないで・・・あなたのことを、嫌いになったりしないから・・・早く、言われたとおりにしなさい・・・」
 顔を後ろによじるように回し、絞りだすような声で正樹をうながしてくれた。強張りきった表情だったが、その目には愛情がこもっている。
正樹は安堵し、尻に両手を伸ばした。

(お母さんがああ言ってくれたんだ! やってもいいんだ!)
 そう自分に言い聞かせ、母の尻をつかみしめていく。バターのせいで手がすべるので、しっかりと力を込めた。
 尻を引き寄せ、肉棒の先端を肛門に当てがっていくと、王冠部が菊しわをとらえた。柔らかくて、プニュッとした感触だった。

 グッと腰を入れると、津本のときもそうであったように、菊しわはヌプッと口を開けて王冠部を呑み込んだ。
「あ・・・あああ・・・」
正樹は、思わず声を上げていた。

肉穴とは較べものにならないほどきつい締めつけなのに、バターのおかげでヌプヌプと母の腸腔に沈みこんでいくのだ。
内部は肉穴同様に温かかった。

そして、幾重にもまいた輪ゴムのような締めつけを通り越すと、その先にはシコシコした内臓質の空洞が広がっていた。
母の直腸の襞を直に感じながら、正樹は根元まで押し込んでいった。
志保の尻と正樹の下腹部がぴったりと密着している。

菊しわは肉棒の太さに広がっていた。
「さあ正樹、思い切り突きまくってやれ」
津本に声をかけられ、正樹は腰を動かしはじめた。

まずはゆっくりと引き抜いていった。
直腸粘膜にきつく締めつけられながら少しずつ引き抜かれてきた肉棒は、バターと白濁にまみれてドロドロになっていた。
肛門の内側も肉棒にたぐりだされ、めくれ返った。

正樹は目の前がぼやけるほどの興奮を覚え、あとはもう夢中で腰を突き上げていった。
 ズン、ズン、と突き刺すたびに、内蔵質の粘膜に強烈に擦られ、たまらない快感が押し寄せてくる。

(ぼくはいま、お母さんの一番恥ずかしい穴に突き刺している・・・)
そう思うと快感は何倍にも膨れあがった。
また、直腸は肉あなと違い、どこまでも深く突き刺せた。
肉穴は強く突くとドスッと子宮口に当たるが、直腸にはそれがないからだ。

子宮口に当たるのも快感だが、当たらないのもまた快感だった。母の体を見事に串刺しにしているような、爽快な気持のよさなのだ。
「ああ・・・ああああ」
息子に恥ずかしい穴を蹂躪されながら、志保はあえいでいる。

そんな母に、
(ごめんなさい! ごめんなさい!)
と心のなかで謝りながら、正樹は力強いピストンで菊しわをえぐっていった。
津本がその様子を、薄笑いを浮かべながらじーっと見つめている。

 やがて正樹の腰の動きは、さらに激しいものになった。精液が尿道口にドッとおしよせてきたのだ。
正樹はもう限界だった。

つぎの瞬間、正樹は母の腸腔に向けてありったけの精液を噴き上げていた。
「ああ、お母さん!」
叫んだ正樹の体に、とろけるような快感が走り抜けていった。

つぎの日、正樹は学校へ行った。
しかし、授業などまったく耳に入らなかった。
 志保は今日の朝も、夫の伸照に悟られまいと必死に平静さをよそおい、ときには笑顔さえ作って見せた。
そんな母の姿に胸を締めつけられながら、正樹も母に合わせて笑ったり、父と会話を交わしながら朝食をとった。

(この善良な父を、いつまでだましていなければならないのだろう)
それを思うと、正樹は辛くて堪らなかった。さらに、
(津本はいったい、いつまでつきまとうのだろうか・・・お母さんとぼくを、どこまで苦しめたら津本の復讐心は満たされるのだろうか・・・)
そのことが、正樹の不安をさらにつのらせている。

いっそのこと、思い切って父に打ち明けてしまったらどうだろうとも考えてみた。
 だが、やはりあの写真のことが出てきてしまう。どうあってもあの写真だけは誰にも見られたくない。

そのくせ正樹は、こんなに怯えたり心配したりしているくせに、
(でも、もう一度お母さんとやりたい・・・)
という衝動でいっぱいだった。

青白い顔の母を見ると胸が痛んで仕方ないのに、それでもその母ともう一度やりたいと思う自分が恐ろしい。何てひどい息子だと思う。だが、どうにもならないのだ。
しかし、正樹の年齢では仕方のないことだったかもしれない。

 性欲のもっとも強い時期に初めて生の女に触れ、魂をとろかされるような快感を味わってしまったのだから。
それがたとえ、実の母親であるとしてもだ・・・

 重い足取りで学校から帰ってきた正樹は、家のドアの前でたたずんでしまった。津本は今日も来ると言っていた。

(もう、来ているのだろうか、それとも、これから来るのだろうか・・・)
これから、またも母の悲痛な顔を見なければならないのか、と思うと正樹は辛かった。
だが、やはり心の底には期待感がある。

辛くて自己嫌悪でいっぱいなのに、それでも体の奥が熱くなってくるのだった。
ドアには鍵がかかっていた。

正樹はチャイムを押したが、すぐに反応はなかった。しばらくして足音が近づいてきた。カチャ、と中から鍵を開ける音がし、正樹はノブを回して少しだけドアを開けた。
「あっ!」
正樹は思わず驚きの声を上げてしまった。

ドアの前には、津本が立っていた。すでに来ていたのだ。だが、正樹が驚いたのはそのことではない。津本の後ろにいる志保の姿に対してだった。

志保は玄関先に、すっぱだかで、しかも両手を床について四つん這いになっていた。
志保の首には、黒革でできた太い首輪がぴっちりとはめ込まれ、首輪から伸びた鎖の端がしっかりと津本の手に握られていたのだ。

「・・・」
驚きに、正樹はその場に立ちつくしてしまった。
母の、なんという惨めなで恥ずかしい姿だろう。これではまるで犬ではないか・・・
志保の真っ赤に染まった顔が歪んでいた。

屈辱的な自分の姿に、死ぬほどの羞恥を覚えているのだろう。それは、正樹にもよくわかる。見ている正樹でさえ、恥ずかしくて顔が赤らんでくるのだから。
上目遣いの、オドオドした志保の目が、

(おねがい、どうかお母さんを軽蔑しないで・・・)
そう哀願しているように見えた。正樹は胸を締めつけられる思いだった。
「おかえり正樹。さっさと中に入らないと、誰かに見られるぜ」
津本に言われ、正樹はあわてて中に入り、あわててドアを閉めた。

誰にも見られてはいないはずだが、もしこんな母の姿を近所の人に見られていたら、と思うと背筋が寒くなってくる。
 津本が正樹をうながすように、あらためて四つん這いの志保の姿に目をやった。つられて正樹も見つめてしまう。

「ああっ」とあえいで、真っ赤な顔をそむけた志保があまりにも哀れだった。
「どうだ正樹、俺の飼ってるペットだ。うらやましいか?」
津本が、そう言ってニッ、と笑って見せた。

正樹は、こみ上げてくる怒りで体中がふるえ出しそうになった。
それでも津本の暴力が怖くて何もできない。そんな自分が情けなくて悲しくなってくる。
「さあ、行こうか」
津本は、ジャラジャラと音をたてて鎖を手繰りよせると、グイッと引っぱった。

「あぐっ・・・」
 くぐもったうめき声を噴き上げ、乳房をブルンと揺らしながら、志保は体の向きを変えた。
そして、津本のあとを追って、犬のように廊下を四つん這いで進みはじめた。

「正樹、何をしてる、一緒にこい!」
正樹は二人のあとにしたがうしかなかった。
津本は、鎖の音を響かせながら志保を引っ張っていったが、階段の前にくると、
「志保、先に階段を上がれ・・・もちろん犬の恰好でな」
「・・・」

 志保は答えなかったが、真っ赤な顔をさらに強張らせ、グッと唇を噛むと階段の前に這い進んだ。
それから、両手と膝をつかって階段を登りはじめた。
 白く大きなお尻を左右にゆらしながら、志保は少しずつ上に登っていく。それを下から見上げながら、
「どうだ、丸見えだぜ」
津本が淫靡な笑い顔を作ってみせた。

正樹はさらなる怒りに身をふるわせながらも、登っていく志保の体から目が離せない。
下から見上げているので、お尻ばかりが卑猥に強調されている。

白くたおやかな母のお尻が、グッと迫り出して目の中に飛び込んでくるようだ。その迫力の前に思わず正樹は息を飲んでしまった。

 しかもその尻が、膝で階段を上がるたびに大きくゆすれ、広がった尻の割れ目からは肛門と肉ひだが剥き出しになっているのだ。

肉ひだのまわりには、昨日剃り上げられてしまったために毛が一本もない。
ツルツルになった青い肌が赤ん坊のようで、ぽっかりと剥き出た赤い肉ひだを、よけいに卑猥に見せていた。たまらなく恥ずかしく、屈辱的な母の姿だった。

だが志保は、ときおり羞恥におののいたように身を震わせ、ため息を漏らしながらも、白桃のようなお尻を振りたくりながら階段を登っていく。
息子を守ろうとする母の必死の思いが、全身から立ち昇っていた。

(お母さん、そんな恥ずかしいことを我慢しているのは、やっぱりぼくのためなんだね・・・ぼくを守るために、お母さんは犬になってくれたんだね・・・)
 そう思った正樹の胸に、熱いものがこみ上げてくる。そのくせ、肉棒は痛いくらいに勃起しているのだった。

「志保、そこで足を上げてしょんべんしてみろ!」
階段の途中で、津本が命令した。
志保はヒクッと体を振りたくり、しばらくためらっていたが、やがて諦めたように腰をひねって片足を上にかかげた。

豊満な尻肉がよじれ、股間がぱっくりと開きってしまった。
もちろん肉ひだもヌメリと口を開けてしまった。
(・・・)
正樹は呆然と見上げていた。



シャー・・・
赤い粘膜のなかから、湯気をたてておし○こが噴き出しはじめた。
正樹のために本当に犬になりきってしまった母が、そこにいた。
(ああ、お母さん・・・)
正樹は、見ているのが堪らなく辛かった。

だが、やはり刺激的な光景でもあるのだ。
 志保が放○を終え、ふたたび階段を登り出すと、津本と正樹もおし○こで濡れたところをさけて後に続いた。

階段を登りきった志保は四つん這のまま、忠実な飼い犬のように二人を待っていた。
 二階の廊下を進みながら正樹は、自分の前を四つん這いで進む志保の、ゆれ動く白いお尻ばかり見つめていた。

膝をくり出すたびに剥き出しになる肉ひだや、太腿の内側が、おし○こで濡れそぼっていた。

三人は正樹の部屋に入った。
「ここがおまえの部屋か? なかなかいい部屋じゃないか。今日はここでやろう」
部屋のなかをグルリと見回しながら、津本は言った。

正樹の部屋は子供の部屋としては贅沢な広さである。
入って左側にはベットが、右側にはCDプレイヤーや本棚がそれぞれ壁にそって置かれている。

正面の壁の前には勉強机があり、その上には参考書やノートがいつも端然と山積みにされている。
津本の目が、その勉強机に注がれた。

「へえ、正樹、おまえってけっこう几帳面なんだな・・・それに、しっかり受験勉強もしているようだ。たいしたもんだぜ。しかしよ、この立派な机、たまには勉強以外のことにつかってやろうじゃねえか。おい志保、この上に乗って座るんだ」
そう言って、津本は鎖をたぐった。

「あ、あぐう・・・」
 太い首輪が首に食い込んだらしく、またしてもくぐもったうめき声を上げながら、志保は言われたとおり机の上に這い上がった。

「こいつが邪魔だな」
 津本は、参考書やノートをドサドサと床に払い落とし、机の上を空にすると、こちらを向いて座るように志保に命じた。
 志保は体を小刻みにふるわせながら机の上に尻を落とし、後ろの壁に背中をもたせかけた。

M字型に開いた股間で肉ひだと肛門が剥き出しになった。
 津本も机の上に飛び乗り、何をするのかと見ていると、志保の首を思いっきり吊り上げておいて、鎖をカーテンレールに巻きつけたのだ。

「ひ、い・・・や・・め・・・て・・・」
 志保は目を白黒させて空気の漏れるような声をだした。首が締め上げられ、うまく声が出ないのだ。
「さあ正樹、イスにすわれ」
机から下りた津本が命令した。

志保は首吊り状態にされてしまい、机の上で身動きができなくなっている。
(何てひどいことをするんだろう・・・)
怒りをおぼえながらも、正樹はイスを引いて机の前に腰をかけた。

「もっと近寄るんだ」
津本が後ろからイスごと正樹を押した。
正樹の下半身は机の下にもぐり込み、目の前に足を広げた母の体がグッと迫ってきた。

(あっ・・・)
 胸を締めつけられながらも、やはり正樹の目は、母と、その股間に吸いつけられてしまった。
いつも座って受験勉強をしている机の上に、参考書や、ノートや鉛筆の代わりに、大好きな母が大股開きで座っている、それだけでかなりの刺激だった。

しかも母は首輪をされ、犬として扱われている。
首を吊り上げられ、何をされても抵抗できないようにされているのだ。
だが、日常ではありえないこの光景そのものに、正樹は異様な妖しさを覚えていた。

 何度見ても目を見張ってしまう巨乳や、太腿のむちむち感、そして、ぽってりと赤黒い肉ひだや、ひっそりとすぼまったお尻の穴・・・それらすべてが、例えようのない生々しさで正樹に迫ってくるのである。

 さらに、あの甘酸っぱい匂いが母の股間から濃厚に漂ってきて、正樹の鼻孔をくすぐっている。
母の恥ずかしそうに細められた両目が、うるうると潤んでいた。
切なさと母性愛の入り交じったその目が、堪らなく悩ましく見えた。

正樹は、まばたきもせずに母の性器を見つめつづけた。
そんな正樹を、津本が楽しそうに眺めている。
やがて、うすら笑いを浮かべながら津本は言った。
「どうだ正樹、いい眺めだろう・・・今日はおまえに好きにやらせてやる。お母さんのおっぱいを揉んだり、おまんこをしゃぶったり、やりたい放題にやってやりな」
「・・・」

「さあどうした、早くやれよ。これは命令だぜ!」
「・・・」
正樹は、内心では嬉しかったが、わざと困った顔をして母を見つめた。

(正樹、言われたとおりにしなさい。早くしないと、また殴られるわよ・・・)
今度もまた、志保の切なげな目がそう言っていたので正樹はホッとした。
 良心も痛むが、これで、命令されたのだから仕方がないじゃないか、と自分を正当化できる・・・

(お母さん・・・)
またも母の愛情に胸を熱くしながら、正樹はイスから立ち上がった。
まずは両手を伸ばし、母の巨乳を下から抱え上げるように握りしめた。
「うっ・・・」
覚悟はしていても志保はやはりうめき声をあげた。

だが、動くとビンと張った鎖に首を締めつけられる。苦しそうに顔をゆがめながら志保はジッと耐えるしかないのだった。
どんなに手を広げても入りきらない巨乳の、ずっしりとした重さやスベスベした肌の感触に、正樹はあらためて息を飲む思いだった。

 タプタプと揺らしながら揉み上げると、ゴム毬のような弾力で押し返えしてくるのがえも言えず心地いい。
正樹は夢中になって母の乳房を揉みしだいた。

「あ・・・くう・・・あああ・・・」
 体をくねらせることもできない志保は、かわりに悩ましい声で立てつづけにうめき上げた。そうすることで、必死に恥ずかしさやおぞましさを抑えつけているのだろう。
揉みながら、ぽってりと突き出した乳首にかぶりついた。

「あうっ」
さらに志保のうめきが漏れる。
乳首は生温かく、プニュと柔らかいのにシコシコした感触だった。
チューッと音を立てて吸うと、上顎と舌の間でゴムのようにキューと伸び上がってくる。
なんとも気色のいい吸い心地だった。それに、なんだか胸が甘く疼いてくる。

思えばこんなふうに母の乳房を吸うのは、赤ん坊のとき以来である。
その頃のことは覚えていないが、こうしていると、なぜか自分が赤ん坊にもどり、母にしっかりと包みこまれているような幸福感がこみ上げてくるのだ。

(ああ、お母さん・・・)
何ともうっとりとしていい気持ちだった。
本当に赤ちゃんにもどったような錯覚に陥りそうだ。正樹は、母に甘えるように乳房を揉み、乳首を吸いつづけた。

ところが、そうしているうちに、しだいに母の乳首が固くなってきたのだ。
 ハッとしながらさらに吸い続けると、口のなかで何度も引き伸ばされていたそれが、ムクムクと頭をもたげながら急激に膨張し、ビンと突き立ってしまった。

 片方の乳首は指でこねまわしていたのだが、そちらも同じだった。指の間でジンジンと疼くように固くなっている。
(あれ、お母さん、感じているのだろうか・・・)
それは、正樹にとってちょっとした驚きだった。

乳首を含んだまま顔を上げると、真っ赤に火照った母の顔が、たまらなく恥ずかしそうに悶えきっている。
視線を反らせているのは、正樹と目を合わせるのが怖いのだろう。
 それに母の喉からは、さっきまでのくぐもった声に代わり、切ないような甘ったるいあえぎ声が漏れ始めていた。

 ふと、正樹は「お母さんが濡れてきたぜ」という津本の言葉を思い出した。同時に、津本に犯されてどこか恍惚とした母の表情も・・・
このとき正樹は、なぜか胸がカーッと熱くなるような喜びを覚えた。

あのとき母は、津本に入れられて悶えたが、正樹のときは悶えなかった。
それは、母親として当然の反応だと思う。
だが正樹は、大好きな母に自分のときも感じてほしいと密かに願っていた。

きっと、それは嫉妬だったのだろう。津本には感じて、自分には感じてくれないことが正樹は悔しかったのだ。
しかしいま、母は正樹の愛撫でも濡れてきた。正樹はそれが嬉しかった。
なぜか、母を津本の手から奪い返したような喜びがこみ上げてきた。

(ああ、お母さん、もっと感じて・・・!)
心の中で狂おしく叫びながら、正樹は固くなった乳首を吸い続けた。
「あ・・・正樹・・・あふう・・・」
 志保のあえぎ声が、ため息をまじえながらしだいに切羽詰まったものになっていく。正樹は嬉しくて仕方なかった。

そこへ津本が声をかけてきた。
「どれ、感じて来たようだな。正樹、おっぱいばかりじゃなく、今度はおまんこも舐めてやれよ。お母さん、ますます感じてくるぜ」
正樹は、素直に言う通りにした。

乳房から顔を離し、唇を母の股間に近づけていく。
 開いた両足の中心に顔を近づけていくと、鼻孔が甘酸っぱい匂いに満たされた。正樹はツンと頭の中が痺れるような気がした。

「うう・・・」
志保が怯えたように呻いたが、正樹はかまわずに唇を押しつけた。
「あっ・・・」
 一瞬、母の体がビクンと震えたが、正樹はかまわずチューチューと音をたてて吸い立てた。

呻き上げる母の体が、さらにガクガクと痙攣する。
粘膜のねっとりした表面が、唇と舌にからみついてくるようだった。そのうえ熱くて、プニュプニュと柔らかい。
何とも気持がいい。母親の性器を、正樹は夢中で舐め上げていった。

「あくっ・・・うぐう・・・」
志保のうめき声が部屋の中に響いている。
肉ひだとその内部が、たちまち正樹の唾液で濡れそぼっていった。
横から手を出してきた津本が、肉ひだの上部に指をあてた。



「正樹、ここもよく舐めてやるんだ」
 津本がそう言って指をクイッと動かすと肉ひだの合わせ目が広がり、中から小さな突起が顔を出した。

「正樹、ここを思いっ切り舐めてやれ・・・これがクリトリスだってことはおまえも知識で知っているだろう。女はこのクリトリスが一番感じるんだ。だからお母さんだって、ヒーヒー言って悶えるぜ」
「・・・」
何も言えなかったが、正樹の目には期待がこもっていた。

やがて正樹は嬉しそうに、おおっている皮ごとクリトリスをザリッ、と舐めあげた。
 それはプニッ、とした小さな肉のかたまりといった感じで、舌に引っかかるような抵抗感はなかった。

だが、志保は全身の筋肉をギュッと収縮させ、
「ひいいー」
と、悲鳴のような声を噴き上げたのだ。
軽く舐めただけなのに、母は敏感に反応した。

正樹はゾクゾクするような思いのなかで、今度はもっと強く舌を押しつけ、ザリッ、ザリッ、と続けざまに舐めてみた。
「くうう・・・」
 志保は、今度はもがくような顔でうめき上げ、むっちりした腰のあたりをクナクナと揺すりたてた。

(津本の言うとおりなんだ。お母さんは、ここを舐められると感じてしまうんだ!)
 正樹は、なにか大変な発見をしたような高揚感を覚えながら、つぎは唇をすぼめてチューッ、と強く吸った。

「ひいいい・・・」
志保はまたも悲鳴を噴き上げ、全身をガクガクと震わせた。
正樹は何度もクリトリスを吸った。
すると、あんなに柔らかかった突起が、乳首と同様にコリコリと固くなってきたのだ。しかも、表皮を掻き分けて突き出してきた。

もう、さっきまでの抵抗感のない突起ではなかった。
表面の皮が破裂しそうなほど充血し、ジンジンと熱くなっているのが伝わってくる。
 さらに、肉穴内部からは熱い液がしみ出してきた。ジュクジュクとしみ出す透明で熱い液が、舌にトロリとからみついてくる。

(ああ、お母さんがこんなに濡れている・・・)
正樹は喜びに全身を震わせながら愛液をすすってみた。
とくに味はなかったが、濃厚な熱い液に舌をねっとりととろかされるような思いがした。

 やがて、あれほど力んでいた両足からしだいに力が抜け、狂おしく呻きあげていた志保の喉からは啜り泣くような声が漏れ始めた。
「ああ・・・正樹・・・正樹・・・」
志保は体をクネクネとくねらせながら、顔を激しく左右に振りたくった。

苦しげだが、母は妙に切なく艶っぽい目つきになっている。
濃い眉毛がつり上がり、汗の浮いたすべやかな額には、細い縦皺がくっきりと刻みこまれていた。

 志保のそんな悩ましい顔を上目づかいに見上げながら、正樹は執拗にクリトリスをなぶり続けた。
掴んでいる母の足首が小刻みに震えている。
それは段々激しくなり、とうとう両足がガクガクと震えだした。

さらに上半身がググッと反り返ってきた。しかも愛液がピュッ、ピュッと中から絞り出されるように噴きだし、まるで洪水のようなのだ。
正樹はクリトリスをコリッ、と噛んでみた。

「ひいいいい・・・」
 凄まじい絶叫が志保の喉から噴きあがり、同時に激しく震えていた両足がビーンと突っ張った。
背中も弓なりに反り返ってしまった。
 志保はそのまま体を突っ張らせたまま、断末魔のようにブルッブルッ、と全身の筋肉を痙攣させている。

 その顔が恍惚としていた。両目が潤んでいる。正樹にも、母が絶頂に達したことがはっきりとわかった。
(ああっ、お母さんがぼくの舌で感じてくれた!)
そのことが正樹には嬉しくてたまらなかった。

 志保は数秒のあいだ全身を痙攣させていたが、やがて力つきたように後ろの壁に寄りかかった。
「どうだ正樹、お母さんをいかせた感想は?」
津本がニヤニヤしながら聞いてきた。
正樹は怒ったような顔をして見せたが、本心は嬉しくて堪らなかったのだ。

「どうだいこの満足そうな顔はよ。俺の言ったとおりだろう。お母さんはな、きっとお父さんにかまってもらえなくて欲求不満だったのさ。それをお前に知られたくなくて、昨日も一昨日もずいぶん我慢していたようだけどな・・・やっぱり一番感じるところを舐められて本性が出たようだぜ」

「・・・」
正樹は、確かに津本の言うとおりなんだろう、と思った。
なにしろ息子の愛撫であんなに敏感に感じてしまったのだから・・・
「そうだろう志保、おまえは欲求不満だったんだ。な、そうだろう」
津本が今度は志保に迫った。

「・・・」
志保は返事ができず、またも困ったように美貌を強張らせた。
「言えってんだよ!」
「・・・・」
凄味のある声で怒鳴られ、志保は怯えたように全身をふるわせた。

その顔にすーっと諦めの色が浮かんだ。やがて志保は正樹を不安そうに見つめながら口を開いた。
「は、はい・・・私は・・・欲求不満でした・・・」
首輪に締めつけられた喉を震わせながら志保は言った。
言ったあと、カーッと顔を火照らした。

「やっと認めやがったか」
津本が、正樹にニヤリと笑って見せた。
「旦那にかまってもらえず、ずっと悶々としていたんだろう」
「・・・はい・・・そうだと、思います・・・」
「思いますじゃねえだろう、はっきりそうだと認めろよ!」
「はい・・・そうです・・・」

「じゃあ、正樹におまんこを舐めてもらってうれしかったろう」
「う、うれしいなんて・・・そんな・・・」
「でも、気持ちよかったことは確かだろう」
「それは・・・」

志保は恨めしそうな目を津本に向けたが、覚悟を決めたらしく、
「はい、気持ちよかったです・・・」
はっはりと言いきった。
だが、すぐに「ああ・・・」と悲痛なあえぎ声を上げて身を悶えさせた。その悶え方にいつわりのない真実がにじみ出ていた。

 母は、無理矢理に性器を剥き出されたように、心の奥底まで剥き出しにされてしまったのだ。それも息子の前で・・・
(きっと津本は、最初からお母さんにこう言わせるつもりだったんだ・・・)
正樹はそう悟った。

母に告白させることは、初めから津本のシナリオに入っていたに違いない。母の暗部を剥き出しにして見せることで、本人はもとより正樹にも衝撃を与えるつもりだったのだ。
正樹は、あらためて津本に怒りを覚えた。

確かにわかってはいたものの、母の口から本当のことを聞かされるのは、正樹にとってやはりショックだったのだ。しかし・・・
「どうだ正樹、お母さんが嫌いになったか?」
津本に問われ、正樹はしっかりと志保を見つめながら首を横に振った。

 それは、少し幻滅はした。だが、それが何だというのだろう。正樹を守るために、母は自らその体を投げ出してくれたのだ。
初めて裸になったとき、津本に貫かれたとき、どんなに辛く、悲しかったことだろう。
それでも母は、正樹のためにあえて身を犠牲にしてくれた。

 多少性欲を持て余していようが、正樹にとってやはり母は母だった。母性愛にあふれた偉大な母に変わりはないのだ。
そんな母を、正樹が嫌いになろうはずがなかった。

「ふうん、おまえ、よっぽどお母さんが好きなんだな」
と、津本が茶化したが、正樹は母に見せるために真剣な顔でうなずいてみせた。
「正樹・・・」
志保は喉をふるわせて息子の名を呼び、ホッとしたように頬をゆるめた。

 志保も、正樹に嫌われるのではないかと不安で堪らなかったのだろう。正樹にはその顔が、ありがとう、と微笑んでいるように見えた。
「親子の愛情か、泣かせるねえ・・・」
津本は、感心したような顔で見ていたが、やがて正樹に命令した。

「さあて正樹、服を脱ぎな。大好きなお母さんに思い切りチンボをぶち込んでやりな」
 津本は、カーテンレールに巻き付けてあった鎖をほどいて志保を首吊りから解放し、ベットまで歩かせた。
「さあ、仰向けになるんだ」
命令しながら、志保の首から黒皮の首輪も外した。

 喉をさすりながら素直にベッドに横になった志保は、もう隠すものがなくなったためか、どこかさっぱりした表情にも見える。

「正樹、お母さんが待ってるぜ、早くぶちこんでやれよ」
 うながしながら津本は、正樹と入れ替わってイスに座り、タバコに火をつけた。まるでストリップの本番ショーを鑑賞するように、母と子の絡みあう様を見るつもりなのだろう。

服を脱ぎ終えた正樹は、肉棒をそそり立てながらベットに這い上がった。
志保が、切ないが優しい眼差しで正樹を見上げている。
本当にしみ入るような優しい顔をしていた。

正樹が自分を嫌う素振りを見せなかったことが、よほど嬉しかったのだろうか・・・
 正樹もじっと志保の目を見つめ返しながら、なぜか今まで以上に母と心が結びついているような幸福な気持ちを覚えていた。

「いらっしゃい、正樹・・・」
志保がしっとりした声でいい、両手を差し出した。
「お母さん!」
正樹は夢中で母の柔らかい体にのしかかった。

志保はその背中を、両腕でしっかりと抱き締めながら言った。
「ありがとう正樹・・・こんなエッチなお母さんを許してくれるのね・・・」
「ゆ、許すも何も・・・ぼくは、お母さんが大好きだよ。世界一好きだ」
「ああ正樹・・・」
志保の両目が潤んでいた。

「正樹・・・お母さんも、お母さんもあなたが大好きよ」
そう言って志保は、唇を正樹の唇にかぶせてきた。
正樹はちょっと驚いたが、すぐに自分からも母の唇を求め、その肉厚でしっとりした母の唇を強く吸いあげた。

志保の方も「ああ・・・」と熱い吐息をもらしながら正樹の唇を吸い返してくる。
唇は、甘い果実のような味がした。
キスだけでもとろけるように気持ちがいいことを正樹は初めて知り、そのまま夢中で母の唇を吸い上げた。



何だか、急に別人になったような母が腕のなかにいた。
昨日まであんなに嫌がって悲壮な顔をしていたのに、この喜びにあふれた表情はどうだろう・・・

 母の秘密を知っても、それでも母が好きだという正樹を、志保は嬉しさとともに全身で包みこもうとしているのだろうか。

 それとも、犬の恰好をさせられたり、欲求不満だったと告白させられたりと、あまりに恥ずかしいことを強要されすぎたために、一時的に理性のタガが外れてしまったのだろうか・・・

その辺は正樹にもよくわからなかった。
わからないが、とにかく母が夢中になって正樹を求めてきていることは確かだった。
正樹にとっては、それ以上のことは考えようもなかった。

(いまこのときだけでも、お母さんと身も心も結びつきたい・・・)
ただ、それだけしかなかった。
志保は、正樹に存分に唇を吸わせてから、
「さあ、正樹・・・」
と、両足を自分から大きく広げてきた。

そして、正樹の硬直しきっている肉棒を、しなやかな指で掴みしめ、肉ひだに導いてくれた。
(ああ、お母さんがこんなことまでしてくれるなんて・・・)
正樹は、感激しながら導かれるままに腰を突き出していった。

先端がぶにゅっ、と肉穴をとらえた。
そこはヌルヌルと濡れそぼっていた。それに、いつもより熱い。正樹がぐっと腰を入れると、肉棒が吸い込まれるように埋没していった。
「あっ・・・お母さん!」
正樹は思わず叫んでいた。

 内部は、さらに煮えたぎるように熱くなっていて、からみつくように、ピッチリと肉棒をしめつけてくる。
その快感に痺れながらズンッ、と根元まで挿入しきると、
「ああ・・・正樹・・・」
感極まった声を上げた志保が、燃えるような眼差しで正樹を見つめてきた。

正樹は肉棒を出し入れしはじめた。
「あ・・・あああっ・・・」
志保も、正樹のピストンに合わせて自ら腰を動かしてきた。
いままでにない深い挿入感に肉棒は早くもとろけてしまいそうだった。

「ああ、お母さん、気持ちがいいよ・・・」
正樹は恍惚とした顔で声をもらした。
志保もますます愛情のこもった顔で、
「ああ、正樹・・・何だか、お母さんもすごく気持ちがいいわ・・・」
と、熱い吐息とともに声をもらし、大きく腰をくねらせて肉棒をねじまわしてきた。

「ああ、お母さん、たまらないよ・・・」
正樹は、母の淫靡な腰の動きに酔い、そしてあえいだ。
母は、今度は肉あなをキュッ、キュッと締めつけてきた。

正樹は何だか、母に肉棒を食べられているような気がした。
このまま母の中に体ごと呑み込まれていくような気がするのだ。それが、よけいにうれしかった。

「あああっ・・・お母さん、お母さん・・・」
正樹は叫び、夢中で肉棒を突き上げはじめた。
もう、津本のことなどまったく気にならなくなっていた。
志保も、正樹のピストンを全身で受け止めている。

「ああ・・・正樹・・・ああ・・・」
母の甘いあえぎ声をもらす朱色の唇が、わずかに開いて真っ白い歯を覗かせていた。
唇のはしが微妙につり上がり、引きつっている。
両頬が真っ赤に染まり、形のいい鼻の穴がぷくっ、とふくらんでいる。

 肉穴の心地よい締めつけもさることながら、そんな母の上気しきった顔が正樹をよけいにゾクゾクとさせていた。
母が心から自分を受け入れている。それが堪らなくうれしいのだ。

たがいの喘ぎ声とともに、二人の動きは一段と激しいものになっていった。
正樹の額や頬を伝わる汗が、ポタポタと志保の乳房や下腹部にたれ落ちる。
二人とも汗にまみれて体をぶつけあい、たがいに昇りつめていく。

「お母さんさん、出るう!」
「ああ、正樹・・・私も・・・私もいくわ・・・!」
叫んだ志保が背中を突っ張らせ、下からクイクイと腰を突き上げてくる。
正樹も負けじと腰を突き動かした。

「ああっ・・・あああっ・・・・」
志保が絶頂に達したらしく、一際高い悲鳴を放って肉穴をギュー、と収縮させた。
「あうっ・・・」
その、痙攣したかのような下腹部の締めつけに、正樹も呻いて爆発した。
ビュッ、ビュッ、とほとばしる精液。まるで高圧電流のような物凄い快感が体をつらぬいていく。

「おうっ・・・おうっ・・・」
母の胎内に精液を注ぎこみながら、正樹は獣のように呻き続けた。
志保もすさまじい絶頂を味わっているようだ。

背骨が折れそうなほど体を弓なりに反り返らせ、ひーひーとあえぎ続けている。
 肉ひだがピクピクと痙攣し、肉棒の根本をいつまでもギュウッ、と締めつけていた。まるで、一滴も残さず息子の精液を吸い取ろうとしているようだ。

 正樹は、何だか本当に母とひとつに結びつき、溶けあったような気がした。その感動のなかで、最後の最後まで精液を絞り出していった。
「うふ・・・ふふふ・・・」
と、津本が笑っている。
見応えのあるショーを堪能した、とでも言いたげな顔をしていた。
その津本がゆっくりと服を脱ぎはじめた。

「正樹、俺も我慢ができなくなってきた。交代しようぜ」
「・・・」
嫌だと言いたかったが、言えなかった。
やがて母の体は津本に奪い取られ、激しく揺すぶられはじめた。
正樹は、またも母を奪われてしまった悔しさのなかで、黙って見続けるしかなかった。

つぎの日は土曜日だった。
 午前中で学校が終わり、帰ってきた正樹の胸には、母、志保がいとおしそうに自分を出迎えてくれるのではないかという期待があった。

何しろ昨日、母はまるで恋人を迎えいれるように正樹を受け入れてくれたのだから・・・
そのときの感動が、今でも正樹の胸に残っている。
その後で津本に犯される母を見るのは辛かったが、それでもその感動が、これからもずっと続くように正樹には思えていた。

だが、正樹を出迎えてくれた志保は、青白い顔で切なそうに正樹に言うのだ。
「正樹、お母さんを許してね。昨日はお母さん、どうかしていたのよ・・・」
「お母さん、ぼく、少しも気にしていないよ。お母さんは、お母さんだもの」
と正樹は慰めるように声をかけた。

こんなに後悔している母も本当の姿だが、我を忘れてあえぎ上げた母も本当の姿なのだ。それを思うと、正樹の体はカーッと熱くなるのだった。

「ありがとう正樹・・・こんなエッチなお母さんを、嫌いにならないでね・・・」
「嫌いになんか、絶対ならないよ」
 正樹は心からそう答えながらも、実は、喜びのあまり母が自分を抱きしめてくれることを密かに願っていた。そして、そのまま昨夜のような関係に発展することも・・・

 しかし志保は、今は一人にして、とでも言うように、逃げるようにキッチンに行ってしまった。
やはり、正樹の前で欲求不満だと告白させられたことを相当に気にしているようだ。
正樹を相手によがってしまったことも、思い出すと堪らないのだろう。
そんな母の心情はよくわかるのだが、正樹はがっかりしてしまった。

(・・・そうだ、今夜また津本さんがくれば、お母さんとセックスするように命令してくれるはずだ・・・)
正樹はそう思い、それを心待ちにすることにした。

 いつの間にか津本をさんづけで呼び、彼が来ることを待ち望むようにさえなっている自分を、正樹は少しも変だとは思わなかった。

 期待どおり、津本は夕方にやってきた。何だか短期間の間に、毎日津本が来ることが定着してしまった感がある。ところが、どういうわけか津本は、正樹の顔を見るとニヤリと笑い、
「今日から正樹には、いっさい志保とやらせない。体に触れることも許さない!」
と宣言するように言ったのである。

(えっ!)
 期待を裏切られ、愕然とする正樹と、逆に一瞬安堵したような表情を見せた志保を、津本はリビングにつれていった。
中に入るとすぐに志保を全裸にし、絨毯の上で責めはじめた。
志保に様々な恥ずかしい恰好をさせ、激しいピストンを送りながら、結合部を正樹に見せつけたのだ。

 志保は息子の前でよがり声を上げるのを恐れ、反応すまいと必死に唇を噛みながらも、最後には耐えきれなくなって歓喜の声をほとばしらせてしまった。
 正樹は嫉妬に身を焼かれ、そのくせ肉棒を破裂しそうなほど勃起させながら悶える母の姿を見ているしかなかった。

それはまるで、拷問と同じだった。
 津本が満足して志保から離れたときには、正樹の顔は十五才の少年とは思えないほどに暗く歪みきっていた。

 だが、これは津本の作戦だった。津本は最後の目的を果たすために、わざと正樹を嫉妬と欲求不満の塊にしたのである。

これで親父を眠らせておけっ、と睡眠薬を手渡しながら、津本は正樹の耳元で囁いた。
 おまえ達をいたぶることで復讐の快感を味わってきたが、もう満足したし、これ以上苦しめるのもかわいそうになってきた。

そろそろ終わりにしようと思うが、最後に復讐を完結した証しとして親父の横で志保を犯すつもりだ。なに、親父は眠らせておけばいい。志保を犯しながら思い切り悪態でもついてやれば、俺も完全に満足できるだろう。

協力してくれればあの写真も消去するし、お前にももう一度志保を抱かせてやる。もう二度とお前たちの前に現れないことも約束しよう・・・

もし正樹が冷静な状態だったら、こんな言葉をそのまま信じたりはしなかったろう。
だが、嫉妬に駆られた正樹に、冷静な判断などできようもなかった。
正樹は即座に承知した。

そして日曜日。
昼頃、父・伸照はリビングで軽い食事をとりながら好きな酒をたしなんでいた。
酒好きの父は休日はいつもこうだった。が、父はそのままソファの上で寝入ってしまい、夕方になっても眠ったままだった。

 それは、志保が食事を運ぶとき、手伝うふりをして正樹が水割りの中に睡眠薬を混ぜてしまった結果に他ならない。
津本が、薬にはほとんど味がついていないと、と言っていたとおり、父はまったく気づかずに水割りを飲んだのだった。

(ごめんなさいお父さん・・・でも、これでお母さんとぼくは、津本から解放されるんだよ・・・だから許して・・・)
 本当は、母にもう一度挿入したい、という衝動に突き動かされてのことだが、そう心で謝ることで自分を納得させ、正樹は指示されたとおり携帯電話で津本に連絡を取ったのである。



津本がやってきたときの、志保の驚きといったらなかった。
そのとき正樹は自室のドアを少し開けて、階下を伺っていた。
胸が苦しいほどにドキドキしていた。

話し声は聞こえないが、玄関口から緊迫した空気がヒシヒシと伝わってきた。
「今日は・・・夫がいるんです・・・お願いだから帰って下さい・・・」
 と、志保が必死に懇願している姿と、それをせせら笑らって立っている津本の姿が、ありありと目に見えるようだった。

しばらくしてドアの閉まる音がし、津本が入ってくる気配があった。
正樹の胸はさらにドキドキし、息も止まりそうだった。
「正樹・・・」
階段の下から志保の呼ぶ声がする。
正樹が震えながら階段を下りていくと、階下に志保と津本が立っていた。

志保は、今まで見たこともないくらい困惑に満ちた表情をしていた。
頬が真っ青で、その目には正樹への怒りさえ宿っているのだ。

正樹が、うなだれたまま志保の前に立つと、
「・・・聞いたわ、正樹。お父さんが起きないのは、あなたが薬を飲ませたからなのね」
 志保はわなわなと唇を震わせながら、やっとのことで声を絞りだした。よほどショックを受けているらしかった。

「だって、言うとおりにすれば、ぼくとお母さんを解放してくれるって・・・あの写真も返してくれるって・・・そう言われから・・・」
正樹は、渇ききった喉を鳴らすように答えた。

「それも聞いたわ・・・でも、どうしてお母さんに相談してくれなかったの・・・」
 志保は悲しげだった。やはり、母にこんな悲しげな顔で見つめられると、強烈な痛みが胸におこる。

正樹はなんと言い訳したらいいかわからず、思わず泣きそうになってしまった。
その顔を見て、志保も言葉をつまらせた。
「・・・」
志保は無言のまま、考え込むような顔でしばらく正樹を見つめていた。
心の中を覗きこまれ、本心を見抜かれてしいそうで正樹は怖かった。

「正樹・・・」
正樹を見つめていた志保は、やがて深いため息とともに正樹を呼んだ。
その目からスーッ、と怒りの色が消えていくのがわかった。
志保は、慰めるように微笑んで見せた。

「・・・もういいわ正樹。お母さん少しも怒ってなんかいないわ。だって、お母さんを助けようと思ってしてくれたことなんでしょう」
「うん・・・」
母の微笑みにほっとし、うなずいたものの、正樹はまたも強烈な罪悪感を味わった。
やはり本心を見抜かれてしまったのだ。そう思った。

だが、それでも母は怒らなかった。正樹は母にすがりついて泣きだしたいほどだった。
志保は、津本に向かって言った。
「・・・ほ、本当に、あの人は起こさないでくれるのですね」
「ああ、約束するぜ。というより、強力な薬だ。起こしても起きねえよ」
「わかりました・・・」
志保の顔に、またもあの、悲壮だが、覚悟をにじませた表情が浮かんでいた。

 たとえ眠っていようと、愛する夫の横で犯されるのは志保にとって死ぬほど辛いことだろう。
だが、もしかしたら、この地獄のような毎日が終わるかもしれないのだ。志保の胸にもかすかな希望が生まれているのかもしれなかった。

「よし、親父の寝ているところに案内しろ」
津本が二人をうながした。三人でリビングに行くと、父は応接セットの片方のソファの上で志保がかぶせた毛布にくるまって熟睡していた。

 それを見てニヤリと笑った津本は、いつものように持ってきた黒いバックの中から束ねた数本のロープを取り出した。
「・・・起こさないのに、ど、どうして縛るのですか・・・」
「なに、念のためだよ」
「・・・・」
志保の顔がさっと青ざめていった。

正樹も嫌な予感がしてゾクリとしたが、そのまま黙って見ているしかなかった。
津本は応接セットのテーブルを移動させると、伸照をソファからずり下ろした。
そして、手足を一本ずつ縛った。さらにそのロープの端をそれぞれソファの脚に縛り付けた。

 両手をバンザンのように広げ、両足も広げた格好で、伸照はソファとソファの間に固定されてしまった。
ソファにはかなりの重量がある。動こうとしても、もう動けないだろう。だが、なぜかロープが長く伸ばされ、ソファと両手足の間が大きく開けられていた。

正樹は、なぜ起こさないのに縛ったのかその理由を考えあぐねていた。
(本当に、念を入れるだけなのか・・・もしかして・・・)
正樹の胸で疑惑がふくれあがっていく。
志保も同様らしくハラハラした顔で津本を見つめていた。

しかし、津本の言葉を信じ、どうか父を起こさないでほしい、という祈るような思いは簡単に裏切られてしまった。
津本は腕時計をみながら、
「そろそろ効き目の切れる頃だな・・・おい、起きろ!」
と叫んで父の頬をビシッ、と強烈に叩きつけたのだ。

やっぱり・・・と思う前に正樹の全身に戦慄が走った。
これでは約束が違う。
だが、正樹が叫びそうになる前に、もう一発、反対側の頬を叩きつけられた父が目を開けてしまった。

正樹は全身が凍りつくような気がした。
見ると、志保もカッと目を見開いたまま糊で固めてしまったような顔になっている。
だが、もうだまされたことを悔やんでいる暇などなかった。

 うっすらと目を開けた父が、不思議そうな顔で正樹と志保を見上げていた。父は、まだ頭のなかが朦朧としているような、夢を見ているような顔つきだった。
しかし、すぐに自分の手足が縛られていることと、妻と息子以外に見知らぬ男がいることに気づいた。

「だ、誰だ、君は・・・」
「はじめまして加藤社長。あんたにクビにされた津本武久の息子です。おっと、動こうとしても無理ですよ、きつく縛っておきましたから。ためしに動いてみて下さいよ」
「・・・」
伸照は動こうとした。だが当然のことに動けなかった。

「ま、無理はしないことですね」
伸照が必死にもがいたすえに諦め顔になったのを見て、津本はあざ笑うように言った。
「・・・ど、どういうことなんだ、これは・・・」
「ふふ、そのことです、ゆっくり話してあげましょう」
津本は、楽しくて仕方がないといった顔で語り始めた。

 これは復讐であることと、その動機と、ここにいたるまでの一部始終を伸照に聞かせていったのだ。
正樹も志保も、顔を凍りつかせたまま黙って聞いているしかなかった。
まずは言葉で衝撃を与えたかったのだろう。

志保をどんなふうに犯し、そのときどんな反応をしたか、また、見ていた正樹が興奮し、命令すると嬉しそうに母親にいどみかかったことなどを、津本は事細かに話していった。

 伸照は、蒼白の顔に脂汗を浮かべ、喉からはしきりに低い呻き声をもらしながら聞いていたが、やがてその顔が、あまりの驚きと怒りのために大きくゆがみ上がった。
そんな父を見ながら、正樹の全身はブルブルと震えていた。

それは志保も同じだったろう。絶対に知られたくなかった秘密を、すべて父にぶちまけられてしまったのだから。
(お父さんが、ぼくやお母さんを汚らしいもので見るような目で見てこないだろうか)
正樹は、それが一番心配だった。

しかし伸照は、少しもそんな目はしないでくれた。それどころか、悪いのはすべて自分なのだと言わんばかりに、
「すまない・・・俺のせいでこんなことに・・・」
と、絞り出すような声で正樹と志保に謝ったのだ。

 妻が息子とまでセックスをさせられ、しかも抱き合いながら歓喜の声を上げたとまで聞かされた父が、ショックを受けていないはずはない。
それなのに、まるで血を吐くようにそう言った父の、自分たちへの深い愛情を、正樹はあらためて知る思いがした。

「ふふ、仲のいい家族だな。しかしな、そんな甘ったれたことを言っていられるのも今のうちだぜ。今から俺が、俺の家族と同じように、おまえ達も地獄に落としてやる」
「なに、どうするつもりなんだ!」
叫んだ父をまたもあざ笑いながら津本は言った。

「ふふ、とても口じゃあ言えないことさ・・・いずれにしてもおまえにはじっくりと苦しんでもらうぜ。それが、簡単に俺の親父のクビを切り、お袋を風俗にまで落としたことのつぐないだと思いな。ふふ、あはは・・・」

 しばらく異様なほど嬉しそうに笑っていた津本は、やがて蒼白になっている正樹を振り返った。
「正樹、おまえには感謝しているぜ。俺は志保さえ犯してやればそれでいいと思っていたんだ。だがな、途中でおまえに見つかったろう。あのときのおまえの驚きようはすごかった。そのくせ、母親の裸に興奮しやがって・・・ふふっ、あのときひらめいたんだよ。親父にも見せつけてやろうってな。そのほうが復讐としては完璧だからな。だから、おまえがあのとき部屋に入ってこなければ、こんなことにはならなかったんだぜ、うふ、ふふ」

「・・・」
正樹は声も出なかった。
(こうなったのがぼくのせいだなんて、あんまりだ・・・)
そう思うと、体中の血が引いていくような気がする。
そんな正樹の肩に、志保の手がやさしくかけられた。

「正樹、気にしなくていいのよ。あなたを苦しめようと思って言っているだけなの。この人は、もともとこういう趣味の人なのよ。復讐なんて言っているけど、それだってただの口実で、本当は自分の趣味を楽しんでいただけかもしれないわ。だから正樹・・・あなたのせいじゃないわ」

 志保に諭すように言われ、救われたような気がしてほっとしたものの、正樹はなぜこんな見抜いたようなことを志保が言うのかわからなかった。
いつもの母らしくなかった。本当のことだとしても、津本を怒らせるだけではないか、と思ったのである。

ところが、津本は別に怒りもせず、逆に開き直ったように薄ら笑うのだ。

「言ってくれるじゃねえか。ふふっ、確かにそのとおりさ。昔、俺はぐれていたといったろう。あの当時、悪いことはなんでもやったが、俺が一番好きだったのは、ふふっ、女をいたぶることだったんだよ。それで捕まったこともある。お袋に何度も泣かれて、悪い仲間とは手を切ったんだが、そのお袋があんな目に合って、ひさしぶりにあのころの血が騒いじまったのさ。だから復讐したかったのも本当だが、志保、おまえの言ったことも本当のことだよ。残念だったな、クビにした社員にこんな息子がいてよ」

正樹は言葉がでなかった。
津本の言葉に激しい怒りがこみ上げてくる。
しかし、ここまできてはその怒りも虚しいものでしかなかった。

怒ろうが悲しもうが、正樹には何もできないのだ。それは縛られている父も同じだし、母も同じだった。
誰も津本がすることを、止めることはできないのだ。

そして母は、もう、何もかも終わりだと諦め切ったからこそ、正樹にああ言ったのだ。
 津本が怒ろうが怒るまいが、もう行くところまで行くしかない。執拗に責められ、結局はよがり声を上げさせられてしまう。その声を夫に聞かれてしまうのだ。
それならばと、せめて正樹のショックをやわらげてくれたのだろう。



「さあて、始めようじゃねえか。まずは志保、最初に正樹の前でやったように、旦那の目の前で裸になって見せるんだ」
いよいよ津本は命令してきた。

「や、やめてくれ津本君! そうだ、金を出そう、君の言う金額を出すからやめてくれ、頼む、津本君!」
伸照が必死の形相になって叫んだが、
「残念だったな。今は金なんかに興味はねえんだ。ま、終わったあとに口止め料ってことで考えてもいいがな」
ぐむっ、という呻き声が伸照の喉からもれ、津本は勝ち誇ったように笑い上げた。

それから、ソファの上にドカッと座り、その横に正樹も座らせた。
夫の前で裸になっていく志保を、いつもと同じようにじっくりと鑑賞するつもりなのだ。
「さあ、脱ぐんだ志保!」
 強い口調で命令された志保は、全身を小刻みに震わせながら、ゆっくりと伸照の前に進み出た。

「や、やめるんだ志保! こんな奴の言うことを聞くんじゃない・・・」
必死に叫んだ伸照の声に、ピクッと志保の体が反応した。
しかし、許しを乞うかのように伸照を見下ろしながらも、その両目にはいつにも増して強い決意の色が浮かんでいた。

「ごめんなさい、あなた。もう、どうすることもできないの・・・」
切ない声で言うと、志保は思い切ったようにブラウスのボタンを外しはじめた。

「や、やめろと言うのに・・・」
喉から絞り出すような伸照の声を聞きながら、志保は着ているものを脱いでいった。
今日も志保は、真っ白いブラウスと紺の膝まであるスカートをはいていた。

ストッキングはいつものようにつけてはいない。ブラウスの前が見事なほど盛り上がってはいるが、やはりどこから見ても清楚で慎ましい、美しいが平凡な主婦の服装だった。
そのブラウスが、スカートが、自らの手で一枚一枚脱ぎ落とされていく。

 正樹は、初めてこの場面を見せつけられたときの、あの胸が締めつけられそうな衝撃を思い出していた。
母がどこか遠くへ行ってしまうようなあの焦燥感も・・・

あのときは正樹だけだった。今は、父の伸照にまで見られているのだ。
志保がどれほどの羞恥を感じているか、また、伸照の受けている衝撃がどれほどのものか、考えるだけで正樹の胸はズキズキと痛んだ。

 下から伸照に見上げられ、横からは正樹と津本に見つめられながら、志保はワナワナと震える手でブラウスとスカートを脱ぎ落としていった。
 やはり、シミひとつない、透き通るように白いパンティとブラジャーが正樹の目に染みるようだ。

(清楚なのに、どうしてこう、お母さんはグラマー何だろう・・・)
あらためて正樹は息を飲む思いだ。
その乳房からブラジャーが外された。熟れた果実のように豊満なそれが、カップが剥がれるのに合わせてブルン、と重くたわわに揺れ動く。

パンティが、尻の丸みにそって薄皮をめくるように剥き下ろされた。
白くて、張りがあって、プリプリしたお尻をあらわにしながら、パンティはむっちりした太腿をスルスルと滑り下り、志保の両足から抜き取られてしまった。
とうとう志保は、夫と息子の前で全裸を晒してしまったのだ。

「し、志保、それは・・・」
伸照は妻の下腹部を見て、目を皿のように見開いて叫んだ。
その口があんぐりと開いたままになっている。志保はううっ、と呻いて切なそうに首をよじった。

「おととい正樹と一緒にそってやったのさ。どうだい、生々しくて刺激的な眺めだろう」
驚きと怒りで、伸照の顔がまたも大きくゆがみ上がる。
「おまんこのまわりの毛も全部そってあるぜ。志保、奴の顔をまたいで、ツルツルのおまんこをよおく見せてやるといい」
容赦なく津本の命令が飛んだ。

伸照は、さらに顔を引きつらせ、呆然と妻を見上げている。
志保はその視線を悲しげに受け止めながらも、思い切ったように夫に歩みよった。
「やめろ、志保やめろ!」
伸照が叫び上げたが、志保はもう表情を変えなかった。

そしてチラッ、と正樹の様子を伺ってから、意を決したように夫の顔をまたいだのだ。
「もっと腰を落すんだ!」
と、畳み込むように津本が声をかけた。
志保は膝を曲げて、夫の顔に股間を近づけていった。

白くむっちりした太腿が伸照の顔の上で大きく広げられている。
ぱっくり割れた股間から、ねっとりと口を広げた肉ひだが剥き出しになっていた。
覆う毛がないので、正樹からもヌメッ、とめくれたひだが丸見えだった。

赤黒くてウネウネとくびれた粘膜までが覗いて見える。
陰毛をそり落としたのは二日前だが、もともと志保は体毛が薄いらしく、新しい毛はまだほとんど生えてきていなかった。

 だから、さすがにそり上げた直後の青々とした感じはもうなかったが、それでも透き通るように白い肌のなかに赤黒い性器が剥き出しになっている光景というのは、やはりゾクッとするほどいやらしく淫靡なものだった。

「何てことを・・・俺の妻に・・・」
「どうだ、社長さんよ、ひさしぶりに見る女房のおまんこは? 実に刺激的だろう、さあ、もっとよく見てやりなよ。志保はよ、あんたがかまってくれないからいつもおまんこを火照らせていたんだぜ」
「やめろ!」
伸照が叫び、志保も「ああっ」と悲鳴をほとばしらせて身をよじった。

乳房がタプンと重く揺れ、突き出された尻が震えながらくねっている。
「も、もういい志保、そんな恰好はやめるんだ!」
伸照が悲痛な声で訴えたが、志保は動かなかった。
「ごめんなさい、あなた・・・でも、逆らえないのよ・・・・」

 諦めと、憂いのこもった妻の声を聞きながら、またも伸照の喉からぐうっ、と呻き声がもれた。
そんな二人を見つめながら、津本の顔はますますほころんでいく。
「いいぞ志保、そのままシックスナインの恰好になれ。社長におまんこを舐めさせてやるんだ」
「よせ、よすんだ志保!」

伸照の絶叫に近い声に動揺の色を見せながらも、志保はゆっくりと体を反転させた。
 両手両足を絨毯の床につき、シックスナインの形に覆い被さった志保が、白く重量感のある尻を夫の凍りついた顔に向けて突き出した。

「あっ、ああ・・・志保、やめるんだ・・・ううっ」
伸照がうめくように声をもらした。
息子の前でこんな恥ずかしい恰好をしてしまう志保が、伸照には信じられない思いなのだろう。

「さあ加藤社長、可愛い奥さんのおまんこを舐めてやれよ」
「ぐ・・・」
伸照が喉を詰まらせ、そんなことができるか! と言いたげに津本をにらみつけた。
「そうかい、それなら正樹にやってもらうか。おら、おまえの出番だ正樹。おまえがオヤジの代わりにお母さんのおまんこを舐めてやれよ」
そう言って津本は、正樹の背中をバーンと叩きつけた。

 押し出されるようにソファから立ち上がった正樹は、困りきった顔でその場に立ち尽くした。
(まさか、こんなことになるとは・・・・)
と、正樹の胸は後悔でいっぱいだった。
自分が馬鹿だから、津本の計略に簡単に乗せられてしまった。

まさか父を起こしてしまうとは思ってもみなかった。その結果、とうとうこんな恐ろしいことになってしまった。
それは、確かに母にむしゃぶりつきたい、という衝動は今だって覚えている。

しかし、父の目の前でそんなことをする勇気などなかった。考えただけで足が震えてくる。
しかし津本は容赦しなかった。

「正樹、やれと言ったらやれ! やりたくて堪らなかったんだろう、おまえの舌遣いを、親父に見せつけてやれ、さあ!」
「・・・」
「どうした、おら!」
そのとき、伸照も叫んだ。

「やめろ、息子にそんなことをさせるのだけはやめてくれ! 志保、どうして何も言わないんだ、何とか・・・何とか言ってくれ!」
が、妻の返事はなかった。

「志保・・・」
伸照がもう一度呼んでも、志保は何も言わなかった。
 志保のぽってりと形のいい唇がブルブルと震え出している。今にも悲鳴をあげそうな顔だった。だが、
「あなた・・・」
 志保は、自分の太腿越しに見える夫の顔を、悲しげに見つめながら、思い切ったように喉を絞った。

「あなた、ごめんなさい・・・本当に、もうどうしようもないのよ・・・」
「・・・し、志保!」
あまりにも諦めきっている妻に、伸照は呆然となった。
志保は、夫ではなく正樹に言った。

「正樹・・・さあ、言われたとおりにして。お母さんは大丈夫だから・・・お父さんだって、あなたが殴られるところは見たくないはずよ・・・さあ、正樹」
「・・・お、お母さん・・・」
母の言葉に、正樹の胸はまたもキューッと締めつけられた。

母はいつでもこうだった。正樹のためなら自分の体だって投げ出してくれた。まるで女神様のようにあふれ出る愛情で正樹を包みこみ、守ってくれたのだ。
そして今も・・・

正樹の胸に、かすかだが、勇気がわいてきた。
こんなにぼくを愛してくれる母がいるのだ。母さえ側にいてくれれば、怖いことなど何もない・・・この切羽詰まった状況のなかで、正樹はそう思った。
(ようし・・・)
正樹は、意を決っして足を踏み出した。

「おっと、正樹、おまえも裸になれ」
正樹は迷わずに服を脱ぎすてた。
素っ裸で歩みよると、母の背後に立った。
「ひ、正樹・・・よせ・・・」

 悲鳴のような父の声を聞きながら、正樹は母のむっちりと白い尻の前で膝を下ろした。
伸照の縛られた両手はバンザイのように頭の上に伸ばされている。
正樹もその腕をまたぐ恰好になったが、このときなぜ津本が、縛った手足とソファとの間に距離をとったのかようやくわかった。

ソファとの距離をとっておかなければ、こういう体勢にさせられないからだ。
津本は最初から三人をこうするつもりだったのだ。

それは、おぞましいとしか言いようのない光景だった。
 父親の上にすっぱだかの母親がシックスナインの恰好でおおいかぶさり、さらにその尻の後ろに、やはりすっぱだかの息子が顔を押しつけるようにして屈みこんでいるのである。

しかも、この三人はまぎれもなく血のつながった家族なのだ。
こんな、日常の生活のなかで絶対にありえない光景が、現実に伸照の顔の上でおこっている。

伸照がどれほどの衝撃を受けているか、正樹にも容易に想像がつくというものだ。
 もっとも、昨日までなら、この時点でビンビンに勃起していただろう正樹の肉棒は、父に見られているためかしぼんだままだった。



「いい恰好だぜ、社長さんよ。俺の親父にも見せてやりたいぜ」
津本が本当に嬉しそうに笑っている。
復讐と、自分の趣味が同時に満たされていく快感を、ゾクゾクしながら噛みしめているのだろう。

伸照はもう言葉も出ないらしく、その目は志保の股間を通り越して宙を見つめているように見えた。

「ごめんなさい、あなた・・・どうか我慢して・・・」
志保は前を向いたまま夫に言い、それから、
「正樹、さあ、な、舐めるのよ・・・」
辛そうに正樹をうながした。

(うん、わかったよ)
正樹は心の中で答え、気力を振り絞って白い双球に視線を合わせた。
 父に見られていることが堪らなく恥ずかしい。でも、やらなければならなかった。母だって、そうしろと言っているのだから・・・
志保が夫の顔の上でさらに腰を突き出した。

尻の丸みと重量感がいっそう強調され、肉ひだと、お尻の穴が正樹に迫ってきた。
肉ひだはヌメリと口を開けて、内部の赤黒い粘膜を覗かせている。
表面がテラテラと濡れ光っているように見える。

 お尻の穴も、左右に広がった尻たぼに引っ張られ、きつくすぼまった中心部が盛り上がってわずかに口を開けていた。
しわひだ全体がいつもより赤みを帯びて見えるのが、奇妙なほど生々しく感じられた。

「さあ正樹・・・」
「うん」
正樹は両手を差し出し、父の顔の上で双球をしっかりと掴みしめた。
いつものように、ずしりと重かった。

殻を剥いたゆで卵のように、プリプリと張りがある。そして、やはり手の平に吸いついてくるようなすべやかな感触があった。
正樹は、顔を近づけていった。
肉ひだが、尻の穴が、目の前に迫ってくる。
心臓が、さらに激しく高鳴りはじめた。

覚悟はしたつもりでも、まだ完全にしきれているわけではないのだ。
だが、肉ひだから漂ってくる香りを嗅いだ途端、正樹の胸はズキッと疼いた。
 それは、何度嗅いでも甘酸っぱくて、鼻の奥がとろけてしまうような香ばしい匂いだった。

それに、やはりどこか懐かしくて、胸が掻きむしられるような匂いでもある。
(ああ、お母さんのここ、いつ嗅いでもやっぱりいい匂いがする・・・)
 胸いっぱいに匂いを吸い込んだとき、極度の緊張が一気に解きほぐされていくのが、正樹にははっきりとわかった。

(ああ、もう我慢できない・・・)
つぎの瞬間、正樹は母の肉ひだに、ぴったりと唇をかぶせていた。
粘膜のヌメッとした感触と温かさが唇にジーンと伝わってきた。
「ああ・・・」
と喘いで、志保が上半身をのけ反らせた。
釣鐘のように垂れ下がった乳房がプルプルと弾むように揺れていた。

 志保はあんなふうに言ってくれたが、やはり夫の顔の上で息子にしゃぶりつかれ、言いようのない感情がこみ上げているはずだ。
が、それでも志保は、豊満な尻を正樹に預けたままじっと動かなかった。

「ひ、正樹・・・」
 父が下から、呻くような声をもらした。しかし正樹は、かまわずに粘膜を舐め始めていた。
まずは舌先で、左右にめくれ返っているひだをなぞってみる。
ぽってりと柔らかいそれが、舌に絡みついてくるようだ。

口に含んで吸い上げると、軽い弾力を保ちながらムニュッと伸び上がってくる。あのときと同じ感触だった。
つぎに、内部の真っ赤な粘膜をしゃくり取るように舐め上げる。

ニュルとして、舌と擦れるとピッタリ吸いついてくる。これもあのときと同じ感触だった。それなのに今日は、まったく感じ方が違っている。
ベロッ、と舐め上げるたびに、いつもの何十倍もの快感が体を貫いてくるのである。

 もしかしたら、父に見られている恥ずかしさや、背徳的な脅えが、逆に快感を増幅しているのかもしれない。
とにかく正樹は、その快感の中でしだいに父に見られていることも忘れていった。
いつの間にか肉棒もビンビンに勃起し、下腹部にのめり込みそうな威勢でそそり立っていた。

 肉棒を突き立てながら、しだいに舌の動きを激しいものにしていく正樹を、伸照はいったいどんな気持ちで見上げているのだろうか。
ズリッ・・・ピチャッ・・・ズリッ・・・
粘膜を舐め上げる嫌らしい音が、途切れることなく部屋の中にこもっている。

志保は、四つん這いの尻を正樹に差し出したまま、じっと動かなかった。
息を詰め、呻き声を漏らすまいとしているのが、はっきりと伝わってくる。
だが、問題なのは、いつまで堪えられるかだ。

伸照の方は、最初のうちこそ悲痛な声を上げていたが、今では押し黙っている。
しかし、伸照が怒りをたぎらせていることは、その荒い呼吸と、首筋に感じる熱い吐息から感じ取れた。

 父と母の、今にも弾けそうな思いをヒシヒシと感じながら、それでも正樹は舌を動かしていった。
柔らかくねとついた粘膜を舌先ですくい取りながら、鼻孔をとろかすような甘酸っぱい匂いを嗅ぎ続けた。

 さっきまでハラハラ、ドキドキしていたのがまるで嘘のように、正樹は興奮しまくっていたのだ。
「正樹、クリトリスも舐めてやれよ」
津本が声をかけてきた。

そのとき、母の尻がヒクッと震えたのが正樹にはわかった。
母はやはり怖がっている。
クリトリスを舐められ、昨日のように悶えてしまうことを恐れている。
自分を抑えきる自信がないのだろう。

だが、命令されてしまったのだから仕方がない。
正樹は、肉ひだの合わせ目を指先で押し開いた。
母の白い尻がまたもヒクッと震えたが、正樹は剥き出しになった肉芽に思い切って唇を近づけ、ザリッと舐め上げた。

「あっ・・・」
志保が、全身をキューッと硬直させて声をもらした。
覚悟していても、やはり声が出てしまうらしい。
正樹は押しつけた下で、しゃくり取るようにクリトリスを舐めまわした。

まだ柔らかいクリトリスは舌のなかで転がり、舌の表面に引っかかってクニュクニュとひしゃげ回った。
「くっ・・・うくう・・・」
志保が断続的に呻き声をもらしはじめた。
必死に自分と戦っている苦渋に満ちた呻き声だ。

 だが、いくら抑えつけようとしても、心とは裏腹に、クリトリスに快感が生じているのは間違いなかった。
正樹は、今度は唇をすぼめてチューッと強く吸ってみた。
「ひいいいい」
とうとう志保は、喉から悲鳴を噴きあげてしまった。

全身がガクガクと震えている。さらに音をたてて吸いたてると、昨日と同じように、あんなにやわらかかった突起が口の中でコリコリと固くなり、あっという間にムクムクと膨らんできたのだ。

 かき分けられていた表皮は、さらに押し分けられ、ニュキリと突き立ったクリトリスがジンジンと疼きながら、固く熱く正樹の舌を受け止めている。

「ひい・・・あああっ・・・」
 志保のあえぎ声は一段と高いものになり、まろやかなウエストから尻にかけての線が狂おしそうにクナクナと振り立てられている。
充血し完全に表皮から剥き出しになったクリトリスを、正樹はますます舌に力を込めて舐め上げていった。

「くう・・・はううっ・・・」
身をよじって悶える志保の肉穴から、熱い液がトロリと染み出してきた。
志保はもう、どうしようもないところまできているのだ。
よがり声を上げるのは時間の問題だった。

 愛液はジュクジュクと溢れるように染みだし、微妙な粘膜のひだをみるみる濡れそぼらせていく。
正樹はそれを舐め取り、コクリ、コクリと喉を鳴らして飲みこんだ。
甘酸っぱい匂いがさらに濃厚になって正樹の鼻を刺激してくる。

やがて正樹は、舐めながらクリトリスをコリッと噛んだ。
「ひいいいい!」
と、すさまじい絶叫が志保の喉から噴きあがり、白い背中がビーンと突っ張った。
もう一度歯を当て、キシッ、キシッと噛みつぶしてやると、
「ああ・・・あっ、あっ」
今度は全身が痙攣した。もう限界らしい。

正樹が再び舐め回しはじめたとき、
「ああ、あうふ・・・」
と、ついに志保の喉から甘い吐息が漏れだしたのである。
そして正樹の舌遣いに呼応するように尻がくねりはじめたのだ。

「あう・・・くう・・・ああん・・・」
志保は、もうどうにもならないようだ。
我慢していたものを一気に吐き出すかのように切ないあえぎ声がしだいに大きくなっていく。
愛液もピュッ、ピュッ、とさらに染み出してきた。

「もういいだろう正樹、そろそろお母さんにぶちこんでやれ」
津本の声が飛んできたが、もう命令されるまでもなかった。
正樹は肉ひだから顔を離し、膝を立てた。

だがこのとき父と目が合ってしまった。
 股の下で、父の顔はゆがみきっていた。極限まで見開かれた両目には、正樹への怒りまでが宿っているように見えた。

「ひ、正樹・・・や、やめろ・・・!」
父の絞り出すような声はに正樹はゾクッとした。
が、だからといってやめられるわけもなかった。一秒でも早く突き刺したくて、肉棒がピクピクしているのだ。



 正樹は興奮のためにハアハアと荒い息を吐き出しながら、しっかりと母の丸い尻を掴みなおした。
グイッと引き寄せ、肉棒の先端にあてがっていく。
母は、早く入れてと言わんばかりに尻を制止させ、そのときを待っていた。

唾液と、愛液で濡れそぼった真っ赤な粘膜が照り輝いていた。
ベロッと左右に広がった肉ひだが、軟体動物のようにウネウネとうごめいていた。
もう、どうにも堪らなかった。
正樹は粘膜の中心に先端を押しつけた。
肉穴入口に触れると同時に、腰を前に突きだした。

「あおう!」
 志保の歓喜ともとれる叫び声とともに、ズブリッ、と砲身が力強く粘膜をかき分け、埋没していった。
その瞬間、正樹は喜びと快感で頭の中が真っ白になってしまった。
肉穴が熱くたぎっている。
ヌルッとした粘膜が、まるで吸盤のようにキュウキュウと吸いついてくる。

性器そのものがひとつの生き物のように収縮を繰り返していた。
何という温かさだろう。何というきつさと柔らかさだろう。
正樹はあまりの気持ちよさに身震いした。
どうしてこんなに気持がいいのだと、驚くほどだった。

「ああっ・・・あああっ!」
正樹が激しく腰を使い出すと、志保も情感のこもったあえぎ声で正樹に応えてきた。
 もしかしたら、志保も父に見られていることで、正樹と同じように異様なほど燃え上がっているのかもしれない。

その証拠に、志保のあえぎ声がますます甘く、情感を込めたものになってきたのだ。
それにしても、本当にすごい吸引力だった。
まるで、体ごと志保の肉穴に飲み込まれているような、あるいはドロドロに溶けた内臓をチューチューと吸い取られているような、何とも震えがくるような快感なのだ。

「ひ、正樹・・・ああっ、あ・・・」
「お、お母さん・・・ううっ・・・」
 たがいに理性を無くした母と息子は、快感をむさぼり合うように激しく体をぶつけあった。

父であり夫である伸照が、結合部の下から見つめていることなど、すでに忘れてしまったかのようだ。
やがて志保は、正樹よりも早く一気に昇りつめてしまった。

「ひいいい!」
 と断末魔のような悲鳴を噴き上げた志保が、同時に下腹部の筋肉を筒状にギューッ、と収縮させた。
「あうっ!」
砲身が食いちぎられてしまいそうなほど強烈に締めつけられ、正樹も呻きあげた。
とても女の体から出る力とは思えない締めつけだった。
その万力のようにすさまじい締めつけの中で、正樹も一呼吸遅れて昇りつめた。

「ああっ、お母さん!」
思わず正樹は大きな声で叫んでいた。
 つぎの瞬間正樹は、さらに収縮を続ける粘膜のなかで、まるで尿道口を吹き飛ばすような威勢で精液を噴きあげていた。

それは背中に鳥肌が立ち、腰がドロッ、と溶けてしまいそうなほど強烈な快感だった。
「あ・・・ああああ・・・ああ・・・」
と、志保も立てつづけに甘く艶のある声であえぎ上げた。
その白い背中が、丸い尻が、ブルブルと激しく震えていた。

精液を一滴残らず搾りとろうとするかのように、肉穴も最後の痙攣をおこしている。
 正樹は、もう死んでもいいとさえ思える快感の渦の中で、ピュッ、ピュッ、と精液を絞りきりながら、またも母とひとつに溶け合ったような喜びを味わうのだった・・・

すさまじい快感の波が去ってからも、志保は膣肉をピクピクさせて正樹を締めつけていた。
やがて深い吐息をつきながら、なよやかな肩越しにこちらを振り返った。
汗びっしょりのその顔は、熱にうかされたようにトロンとしていた。

罪悪感のこびりついた、どこか虚ろな目。
しかしその奥には、快感を堪能した満足そうな光も宿っていた。
その顔を見た瞬間、またも正樹の体にズーンと興奮が走った。
何という淫らで美しい母の顔だろうか・・・

 肉棒はとてもしぼむどころではなかった。正樹はそのまま二回目に突入しようと腰を動かしはじめた。
「ほう、抜かずに二回目か・・・やるじゃねえか正樹。その調子でもっともっとお母さんを喜ばせてやれ」
津本が声をかけてきた。

だが、正樹が本格的なピストンに移ろうとしたそのときだ。いままで黙っていた伸照が「志保・・・!」と大声で叫び上げたのだ。
正樹はドキッとして動きを止めた。

母の乳房越しに覗きこむと、父は苦渋に満ちた顔をしていた。
清楚な妻が息子に貫かれ、しかも、こんなにもよがり狂ってしまったことがどうにも信じられない・・・そんな顔だった。

志保は上半身を起こし、首をよじって伸照と顔を合わせようとした。
尻が浮き上がって肉棒が外れそうになり、正樹はあわてて下腹部を押しつけた。

「あなた・・・さぞ驚いているでしょうね。自分でも信じられないの、私がこんなに淫乱な女だったなんて・・・」
志保の声は妙に落ちついていた。

「志保・・・」
「でも・・・確かにそうなの。私、あなたに長いこと抱いてもらえなくて、ずっと体を持て余していたの・・・体を火照らせていたのよ・・・」
思わぬ妻の告白に、伸照は呆然とした顔になった。
正樹もまさか母がこんなことを言いだすとは思わなかった。

「最初は正樹を守ろうして、泣きながら津本に抱かれたわ・・・でも、だんだん体が燃え上がってきて、抑えても抑えきれなくなってしまったの・・・だって、だってあなたが、ちっともかまってくれなかったから・・・」

「待ってくれ志保・・・・確かにこの頃おまえを放りっぱなしにしていたのは謝る・・・だが危なくなった会社を守ろうと俺も必死だったんだ・・・」
「ごめんなさい、あなた・・・よくわかっています。でも、もう駄目なの。私・・・目覚めてしまったのよ。今も見たでしょう、私・・・正樹のものでさえほしくて堪らないの。本当に私、セックスの好きな女になってしまったのよ」

悲しげだが、開き直った響きも含んだ志保の声だった。
「まあ、志保を目覚めさせるためにがんばった俺と正樹の努力も評価してくれよ、社長さん」
 横から津本が口をはさんだとき、志保は耐えきれなくなったのか「ううっ」と嗚咽をもらした。

だがすぐに、どこかさっぱりしたような声で志保は言った。
「いいわよ、正樹。はじめてちょうだい」
志保が、クイクイと尻を押しつけてきた。
正樹は戸惑うことなく、あらためて肉棒を抜き差ししはじめた。
「ああ、気持ちいいわ正樹・・・」
さっきの嗚咽が嘘のように、志保は喜びに満ちた声であえいだ。

「どうだい社長さん・・・」
何か言えよ、と津本が伸照に声をかけた。
「お、おまえは・・・悪魔だ・・・」
伸照の怒りのこもった声が、母の尻の下から聞こえてきた。
津本は、そう言われたことがかえって嬉しいというように笑い声を上げた。

「うふっ、そいつは光栄だ。じゃあ、もっと悪魔らしいことをしてやろうかね。志保、正樹に入れられたまま社長さんのチンボもしゃぶってやりな。ひさしぶりにおっ立たたせてやろうじゃねえか」
「や、やめろ、何てことを・・・やめるんだ志保!」
伸照がギョッとした声で叫びあげたが、
「志保、さあ、やってやれ!」

 うながされた志保は迷うことなく夫のズボンとブリーフを掻き分け、股間を剥き出しにした。
伸照が叫びつづけていたが志保は耳も貸さなかった。
 母の背中越しに、剥き出しにされた父の股間が見える。それは怯えるように小さく縮こまっていた。

「よせ、やめてくれ!」
さらに叫ぶ伸照を無視して、志保の指が肉棒にそえられた。
フニャフニャのそれをつまみあげ、もてあそぶように引っ張ったり揺すったりしている。
思いやりのあるいつもの志保からは考えられないような指の動きだった。

 縮こまったものを晒しものにされ、津本や息子に見られているだけでも大変な屈辱だろうに、こんなことをされては父も堪らないだろう。
父の男としてのプライドが、ズタズタになっていくのが目に見えるようだ。

だが志保は、伸照の思いなど少しも気にしていないかのように指を動かしている。
さらに片方の手で玉袋までもみもみと揉み始めた。
「やめてくれ・・・志保、や、やめてくれ・・・」
伸照が泣きそうな声で頼んでいるが、それでも志保はやめなかった。

と、志保の喉から甘い囁き声がもれた。
「あなた、だいじょうぶよ。落ちついて私にまかせて。怖がることはないのよ・・・ね」
(えっ?)
その言い方は、正樹が何度もかけてもらったときのあの言い方とそっくりだった。
志保はさらに甘い、熱を帯びたような声で、
「さあ、気を楽にするのよ。とっても気持ちよくさせてあげるからね。さあどうしたの、力を抜いて・・・ねっ・・・」
「ど、どうしたんだ志保・・・」
「ほら、もうしゃべらないの」
志保は、夫の縮こまっている肉棒をカプリと口に含んだ。

「うっ・・・」
伸照が呻いたが、志保はかまわずに激しく頭を動かしはじめた。
ピチャッ・・・チャプッ・・・ジュルッ・・・
唾液にまみれた口の中で、伸照のものが強烈に舐めしゃぶられている。

「うっ、ああ・・・志保・・・」
伸照がさらに呻き、叫び上げる。
もう、驚いたというより呆気にとられているという感じだった。急に人が変わったようになった妻をどうにも理解できないのだろう。

「お願いだ・・・やめてくれ、志保・・・頼む!」
伸照の声はますます悲痛なものになっていった。
だが志保は、ふっと唇を離し、
「そんな声をださないの・・・すぐに大きくしてあげるから、待っててね・・・」
あやすような声で囁いてから、すぐにまた肉棒をくわえこんだ。

熱に浮かされているかのような志保の全身から、母性愛が染み出していた。
「志保・・・し、志保・・・」
伸照の声が急に困惑したものに変わった。
「う、志保・・・よ、よせ・・・」
切羽詰まったような、必死に何かに耐えているような声だ。

同時に、今まではアメ玉を転がすような音をさせていた志保の口の中から、ズリッ、ズリッ、と確かな手応えを感じさせる音が聞こえてきたのである。
志保の頭も大きく上下に動きだした。
もうまちがいなかった。ついに父も勃起してしまったのだ。

「う、うう・・・」
伸照は情けない声で呻いている。
こんな状況のなかで反応してしまった自分がくやしくて惨めなのだろう。
「ほう、なかなか立派じゃないですか。そんな立派なものを持っているのに、奥さんに使ってやらなかったというのも、もったいない話しですね」
「くう・・・」

津本の冷やかしは、伸照をさらに惨めな気持ちにさせたことだろう。
「おい正樹、おまえの親父、おまえのより大きいみたいだぞ」
「・・・・」
正樹は、からかわれても何も答えられず、黙って志保をつらぬき続けた。

快感がずっと正樹を痺れさせているが、父が勃起したという事実は少なからず正樹を複雑な心境にさせていた。
 無理矢理に立たせられてしまった父が何だかかわいそうに思える反面、このままピストンを続けたいのに、父に取って代わられそうだ、というあせりも出てきたのである。
そんな思いが、無意識に正樹の腰の動きを乱暴なものにさせていった。

「あん・・・あふ・・・・」
志保はあえぎながらしっかりと正樹を受け止めてくれた。
しかし、体を前後に突き動かされながらも、巧みに父のものをしゃぶり続けている。
なぜかそれがくやしくて、正樹は邪魔をするように思いっ切り腰を打ちつけた。

母の尻と正樹の下腹部が激しくぶつかりあって、パンパンと音を立てている。
母は肉棒をしゃぶりきれなくなり、まるでつっかえ棒のように口に入れたまま、正樹に体を揺すぶられていた。それが、どこか小気味よかった。

 そのうちに父と張り合っているような気持ちになってきて、どうだ、どうだ! と心のなかで叫びながら、正樹はズンズンと抽送し続けた。
そのため、今度もあっという間に射精感が高まり、早くも精液が出口を求め尿道口に集まってきた。

「あっ、あっ」
正樹は断末魔のようにもがいた。
つぎの瞬間正樹は「くうーっ」と呻きあげ、一気に尿道口を開放した。ドピュッ、ドピュ、と精液が弾け飛び、またも高圧電流のような快感に全身を貫かれた。何度出しても、堪らない気持ちのよさだった・・・

正樹が、余韻にひたりながら精液を絞りきったとき、
「正樹、おまえはちょっとこっちにきてろ」
と津本が正樹を手で招いた。

「今度は親父にもひさしぶりのおまんこを味あわせてやろうじゃねえか」
正樹は素直にうなずいた。
まだまだ何度でも母を責め立てたいが、とりあえず二回出して満足していた。

(もし発射する寸前で言われていたら、とても諦めがつかなかっただろうな・・・)
正樹はそんなふうに思いながら、肉棒をズボッ、と引き抜き抜いた。
ぴっちりと肉棒を締めつけていた肉穴が、一瞬ぽっかりと口を広げた。

内部から白濁がドロリと垂れ落ち、呆然と目を見開いている父の顔にしたたった。
父がグッと奥歯を噛みしめるのがわかった。

 正樹は、またも父と目を合わせてしまったが、今度は父のほうが困ったように目を反らせてしまった。何だかオドオドした感じにも見える。
ふと、正樹は父が情けなく思えた。
これが、いつも頼もしく思っていた父だろうか?

 しかも、さっきはあんなに「やめろ、やめろ!」と叫んでいたのに、母の愛撫で簡単に勃起してしまった父に、威厳も何もあったものではないような気もした。
(お父さんも、こんなものだったのか・・・)
と思い、ちぇっ、と舌打ちしたくなるような気持ちで正樹が立ち上がろうとすると、
「ま、まって正樹・・・」
志保が呼び止めた。

それから急いで伸照の上で手足を入れ換え、体を反転させた。
 豊満な尻が向こうに行き、志保の顔が、プルプルと弾む乳房とともに正樹の正面を向いた。
二人はたがいに見つめ合う姿勢になった。
志保の汗に濡れた頬は真っ赤に染まっている。
顔全体が、言いようもなく強張っているが、やはり唇は満足そうに微笑んでいるし、両目は悩ましいほどに潤みきっていた。



(これが、本当にお母さんだろうか・・・)
と、思わず目を見張ってしまうくらいに生々しい表情だった。
志保はさらに微笑みながら、
「正樹、いい、お父さんを嫌いになっちゃだめよ・・・ね、正樹・・・」
母性愛のたっぷりこもった優しい声で言った。

それから正樹の頬にそっと手を伸ばし、いとおしむように撫ぜまわしてきた。
「お父さんだって人間なのよ。だから舐められて立っちゃうのは仕方のないことなの。こんなことでお父さんを嫌いになっちゃだめよ。ね、正樹・・・」
「うん・・・」

正樹は、志保の笑顔に吸い込まれるような思いの中でうなずいた。
これほど快感に酔いしれながら、それでも志保は、まだ父のことも正樹のことも気にしていてくれたのだ。

 正樹は今さらながら、志保のほとばしるような母性愛を心の底から噛みしめる思いがした。
どんなに淫らになろうと、やはり母は母なのだ。
父や正樹のためにかいがいく尽くしてくれ、偉大な愛情で包みこんでくれる、女神様のような母なのだ。

そのことをあらためて知ることができ、正樹の胸は熱く満たされていった。
そんな母の言うことなら、何だって素直に聞ける。
正樹の胸から、父に持った嫌悪がすーっと消えていった。

「ありがとう、正樹・・・」
志保が心からうれしそうに微笑むのを見ながら、正樹は立ち上がった。
「正樹、親父とお袋の白黒ショーなんてめったに見られるもんじゃないぜ。目をこらしてよおく見ているがいい」
「・・・」
ソファに戻った正樹が黙ってうなずいた。

もう、母は止まらないだろう。自分にしてくれたように、父にも愛情を注ぎつくすだろう。
それを思うとほんの少しくやしかったが、もう嫉妬の感情はおきなかった。どこか心が落ちついていた。

志保が、伸照の体の上に騎上位の体勢でまたがっている。
伸照は、怯えきった子供のように顔を引きつらせていた。
その顔をじっと見つめる志保に戸惑いはなかった。あの、何度も正樹に見せてくれた、決意と愛情に満ちた表情だった。

「し、志保・・・」
「あなた・・・何も言わないで、まかせておいて・・・」
 志保は吐息を吹きかけるように囁き、それからグッと尻を浮かせ、右手を伸照の股間に持っていった。

伸照の顔には正樹の精液が付着し、それがテラテラと光っている。
それが伸照をますます情けない顔にしていた。

だが、そんな情けない表情とは裏腹に、不釣り合いなほど伸照のものはそびえ立っていた。
 志保は、股間に伸ばした手で肉棒を掴みしめ、カリ首に指をからませてキュッ、キュッとこすり上げた。

「う・・・」
伸照が肉棒をヒクヒクと痙攣させながら呻くと、志保はうれしそうに微笑んだ。
「あなた、ひさしぶりね・・・」
またも情感のこもった声で囁きながら、志保は浮かせていた白い尻を下ろしていく。

「・・・」
伸照は、もう呻かなかった。
すべてを諦め、まるで初めて筆下ろしをしてもらう少年のように体をブルブル震わせながら、吸い付けられるように志保の顔を見上げていた。

志保も、熱い眼差しで伸照を見つめ返している。
肉穴が、むにゅっ、と肉棒の先端を捕らえ、入口がひしゃげるように広がった。
そのまま先に入っていた正樹の精液を吹きこぼしながら、肉穴は王冠部を呑み込んでいった。

「おう・・・」
と、伸照が声を上げていた。
真っ赤な粘膜が、砲身の丸さにそってピチピチと広がっていき、砲身はその中にズブズブと消えていく。

「あ、あなた・・・」
志保もうれしそうに声を上げながら、ズーンと一気に尻を下ろしきった。
肉棒が見事に根元まで呑みこまれ、結合部で、広がった肉穴だけがひくついている。

「ああ・・・ほ、本当にひさしぶりね、あなた・・・」
感極まった声をもらした志保は、夫の肉棒を確認するかのように大きく腰をくねらせた。
が、それはすぐに上下運動に変わった。ズリュッ、ズリュッ、という粘膜のこすれあう音が、力強く響き始めた。

「ああ、あなた・・・いい・・・いいわ・・・・」
悩ましく、懸命に尻を振り下ろしながら、志保が歓喜の叫び声を上げた。
「う・・・うう・・・」
伸照の呻き声に何やら微妙な響きがある。
伸照も快感を覚えているらしいが、それを表に出すまいと歯を食い縛っているようだ。

しかし、志保の上下する尻の動きは、ますます早いものになっていく。
「あなた・・・あなた・・・あうう・・・あふうっ・・・」
と、しきりに夫を呼びながら尻を上下させ、肉穴から肉棒を出し入れさせているのだ。
 濡れてとろけそうな粘膜の中で、伸照の反り返った太いものが、淫らな音を立てて出たり入ったりしている。

愛液に濡れ、伸照のそれもヌルヌルになっていた。
何とも言えぬ迫力が感じられ、正樹は目を見張る思いだった。
同時に、またも興奮がこみ上げてきて、いてもたってもいられなくなってきた。

(ぼくはもうこれで終わりなのか・・・ああ、最後の最後にもう一度お母さんとやりたい!)
正樹が心からそう思ったとき、津本から声がかかった。
「正樹、何をしている、またやりてえんだろ。早くいって親父と一緒にぶちこんでやれ」
「えっ」
正樹は意味がわからず、津本を見返した。
一緒にと言われても、肉穴はふさがっているのである。

「わからねえか、まだケツの穴が残ってるじゃねえか」
正樹はパッと顔を輝かせて立ち上がった。
そうだ、母にはまだお尻の穴がある。父と一緒に挿入するのはバツが悪いが、この際、挿入できるならどこだっていい!
正樹は目を輝かせ、ソファから立ち上がって激しく動いている母の背後に駆け寄った。

さらに母の背中を前に押し倒し、両手で尻をつかみ取った。
「あ、正樹、あなたもくるの・・・?」
驚いたことに、志保の声には期待がこもっていた。
正樹は父の両足をまたいで膝をついた。

母の背中で見えないが、父は今日何度目かの驚愕の表情をしているはずだ。
だが志保は、父の肉棒を根元まで呑みこんだまま肛門を突き出して正樹を待っていた。
朱色の菊しわが、内側から盛り上がったみたいにわずかに口を開けている。

正樹は肉棒の根元を握って先端をあてがった。一気にその菊しわをつらぬいた。
ズブッ・・・
小気味のいい音が体中に伝わってきた。
肉棒は肛門のしわをめいっぱい広げながら、直腸深く呑みこまれていく。

バターが塗られていないのにスムーズだったのは、愛液が肛門までヌルヌルにしていたからだ。
 ズンッ、と根元まで押し込んだとき、志保は「ああー」と歓喜の声で叫び上げ、体を激しく揺すり立てた。

「正樹、とってもいいわぁ」
その声は快感に痺れきっていた。
「お、お母さん!」
正樹も叫び上げた。
お尻の穴に入れるのはこれで二度目だったが、やはり肛門括約筋の太いゴムのような締めつけと、内部の、内臓質のシコシコした感触が堪らなかった。

しかも前の穴に父の物が入っているため、その圧力で直腸自体がせまくなっている。
そのため、前回よりももっときつく腸壁が肉棒を締めつけてきた。
「くううっ・・・」
快感に呻きながら、正樹はゆっくりと腰を引きはじめた。

王冠部がキシッ、キシッと確実に腸壁と擦れあい、えも言えず気持ちがいい。まるで火花が散るような快感が押しよせてくる。
「ああっ・・・正樹っ、ああん・・・」
 志保も切ないが歓喜のこもった声であえぎ上げ、白桃のようなお尻をフルフルと震わせている。

今日は母も、間違いなく肛門で快感を感じている。
正樹はそれがうれしかった。
正樹は、腸壁の締めつけをじっくりと味わいながら突き上げ続けた。

 ズズ、ズズズ・・・と、確かな手応えで、肉棒が母の腸を出入りしている。正樹は感無量だった。
「あん・・・ああん・・・」
志保は立て続けにあえぎながら、自らも尻を上下に動かし始めた。
正樹の抽送を受け止めながら、なおかつ巧みに伸照の肉棒を肉穴に出入りさせているのだ。

気持ちいい。正樹は頭の中が痺れてしまいそうだった。
直腸全体がしだいに熱くなってきて、肉棒が焼かれているような気さえした。
正樹は三度目だというのに、またしても急激に射精感がこみ上げてきた。

「ああ・・・ああ・・・ああああ」
母はもう、理性をまったく感じさせない声であえぎ続け、夢中で腰を振りたくっている。
父も手足を縛られた窮屈な体勢から、クイクイと腰を突き上げている。

 あれほど怒っていたのに、あれほど志保を止めようとしていたくせに、とうとう父も興奮してしまったのだ。
 それにしても、なんと凄まじい家族だろう。父と息子が、母親の肉穴と肛門に同時に肉棒を突き刺して抽送し、しかも三人ともが、快感に痺れきっているのだ。

すべてが終わったあと、自分達親子はいったいどうなってしまうだろうか?
だが、今の正樹にはそんなことはどうでもよかった。
とにかく快感を、少しでも長く味わっていたかった。

「くうう・・・」
正樹は呻きながら両手を前にまわし、母のたわわな乳房をつかみ取った。
「ああん・・・」
 母が嬉しそうに声を上げるのを聞きながら、正樹は両手に力をこめてこってりと揉みあげた。

「あふっ、あうう・・・」
 ギュッとつかみ締めるたびに、母は背中を悶えさせ、熱い吐息を吐いて正樹を喜ばせてくれた。
 思えばこの乳房は、母そのものだ。手の平に入りきれないほど大きくて、柔らかくて、どんなに乱暴に揉み立てても、フルフルと弾みながら受け止めてくれる。
母性愛が形になったような、すばらしい乳房なのだ。

 正樹はまたも切なくて甘酸っぱい思いに包まれ、赤ちゃんに戻っていくような錯覚にとらわれた。
「ああ、お母さん、お母さん!」
 正樹は、母に甘える幼子のように叫び上げ、乳房をギューッとつかみ締めながら、渾身の力を込めて腰を振りたくった。

「ああ、正樹、出るのね・・・私も、私もいくわ!」
志保も絶叫に近い声を張り上げ、下腹部を収縮させてきた。
肛門括約筋が根元を食いちぎるほどにすぼまり、目が眩むような快感が正樹を襲った。
つぎの瞬間、正樹の体を太い電流の柱がつらぬいていった。

「お母さん!」
正樹は一際大きく叫びあげ、ドピュッ、と母の直腸のなかに精液を放った。
腰がドロドロととろけてしまうほどに気持ちがいい。あまりにも気持よすぎて、意識が遠のきそうだ。
「ああ、正樹・・・、あなた!」
叫ぶように、父と息子を同時に呼んだ母の声が喜びに満ちていた。

その上半身が乳房をにぎられたまま弓なりに反り返り、ブルブルと激しく震えている。
母も正樹とともに絶頂に達したのだ。そして、快感を全身で受け止めている。
それがまた、正樹にはうれしくて堪らなかった。

と、薄い膜を通して、父の肉棒もヒクヒクと痙攣したのがわかった。
「う・・・うううっ・・・」
父の呻き声にも、明らかに射精の快感がにじんでいた。
 とうとう父も、息子と一緒に爆発してしまった。あれほど嫌がっていたのに、母のなかに精を放ってしまったのだ。

「う、うれしいわ、あなた・・・」
母の、心からの声が聞こえてきた。
もう、つつましく清楚な母の面影はどこにもなかった。
母は、母性愛に満ちあふれているくせに、くやしいほど淫らで、泣きたくなるほど美しい女に変身してしまったのだ。

それでも正樹は、母が嫌になるどころか、ますます胸がときめいてくるのだ。
母が、二つの穴をキュッ、キュッと締めつけている。
「ああっ」と同時に呻いた父と息子が、さらに腰を突き上げた。
「ああん・・・」
母が身も心もとろけきった声で、甘くあえぎ上げた。

 それから二週間ほどがすぎたある日、正樹は津本に呼び出されて、歓楽街の一画にあるピンクサロンにつれてこられていた。
あれから志保は津本に命令され、ここで働くようになったのだ。

 ここにくる途中、正樹は津本から、父の会社がつぶれるかもしれない、という話しを聞かされた。
なにかとんでもないミスをして、取引先をいくつも無くしたらしい、というのである。

 だが、正樹はそれほど驚かなかった。むしろ、父の最近の様子からしたら当然だろうな、と人ごとのような感想さえ浮かんでくる。
そう、あれから父は腑抜けのようになってしまったのだ。

 あの晩、津本は最後に自分で志保を犯し、父と正樹に見せつけながら何度も何度も精液を注ぎこんだ。
志保は、そのときもうれしそうに津本を受け入れ、歓喜の声を上げた。父は縛られたままずっとそれを見つめていた。

 よほどショックが大きかったのだろう。津本が帰ったあとも父は深く沈み込み、それ以来口をきかなくなってしまった。

それどころか、どこか遠くを見るような目で妻や息子を見るようになってしまったのだ。
あれでは、仕事に対する意欲なんて根こそぎなくなっているだろう。

つぶれるのも仕方がないことだと、正樹は思った。
 ピンクサロンの中は、ソファとテーブルが、せまいボックス席としてズラリと並んでいた。
正樹と津本は、別々だが隣あったボックス席に案内されていた。
「見ろよ、あそこにおまえのお母さんがいるぜ」
目隠しの衝立越しに声をかけられ、正樹は薄暗い店内で目をこらした。

 通路をへだてた斜め向こうの席で、どこかの親父のものを懸命にしやぶりあげている母の姿が見えた。

ネグリジェのようなスケスケの衣装をまとい、その下につけたブラジャーとパンティが丸見えという実に刺激的な姿で、母は口いっぱいに肉棒を頬張り、頭を上下させていた。
 その顔が、奉仕する喜びにあふれているように見え、正樹に言いようのない嫉妬を覚えさせた。

(お母さん、心から嬉しそうに肉棒をしゃぶってる・・・)
そうとしか思えないくらいに妖しく美しい表情だった。
その表情を見ながら、母がもう手の届かない、遠いところに行ってしまったような気がしてしまう正樹だった。

 ここまで母を変えてしまった津本を、憎いといったらいいのか、すごいと言ったらいいのか正樹にはもうわからない。
しかし、津本が確実に復讐を果たしたことは確かだった。

 津本の話しでは「ここで働け」と命令したとき、志保は驚きながらもどこか嬉しそうな微笑を浮かべたそうだ。

「正樹、親父の会社がつぶれても、これからは志保がおまえ達を養ってくれるぜ」
 津本が愉快そうに言ったが、正樹は応え返すこともできず、嫉妬でつぶれそうな胸を抑えながら母の姿を見つめ続けていた。

 やがて、正樹の目に涙が光ったのを見て、津本が、さもうれしそうにクッ、クッと笑い声をもらした・・・

母と息子・聖母の淫蜜  終


[ 2014/03/07 ]   管理人の小説 | TB(-) | CM(-)

義母・禁断の淫ら指

                  
 私はいま二七才。結婚一年目です。
まだ子供はいませんが一才年下の妻とは仲がよく、まあ幸せな結婚生活を送っている方だと思います。

 そして私は、この一年間浮気などしたこともないし、今後もしないと思っていました。それはつまり、何より妻を愛しているからです。
 ところがつい最近、そんな私が、よりによって妻の母親と関係を持ってしまったのです。
成り行きとはいえ、まさか、こんなことになるとは思ってもいませんでした。
 そのことでいま、私は後ろめたい気持ちでいっぱいです。

妻の顔を見ると、罪悪感にさいなまれるのです。
 それなのに私は義母と関係を続けています。どうしても関係を断ち切れないのです。
義母の虜にされた、と言ってもいいでしょう。
なぜかというとそれは、妻では味わえない至高の快感を、義母が私に与えてくれるからなのです。
 
 妻の実家は金も土地もある裕福な家です。それで結婚するとき、
「アパートやマンションに住んだら金がかかる。養子にならなくてもいいから一緒に住まないか」
 と義父から誘いを受けました。
妻は一人娘で、それも遅くにできた子なので可愛くて仕方がない。できれば家に置いておきたいというのです。その気持ちは私にもわかりました。

 私の方は男ばかり三人兄弟の末っ子です。ですから親も反対しませんでしたし、私自身お金がかからないならその方が得だと、気楽に考えていました。
 そのため同居話しはすぐにまとまり、結婚後は都内の一等地に六一才の義父と五七才の義母、それに私と妻の四人で暮らしています。

 ・・・そう、義母は五七才です。あと三年で還暦を迎えるのです。
 ですから義母の肌はたるんでいます。顔にも小皺が刻まれています。
義母には、若い女性のような輝きはもうありません。
 しかし義母には、若い女性にはない美しさと濃厚な魅力がありました。
 私はもともと、特に熟女が好きという訳ではなかったのですが、義母と関係を持つうちに、その魅力にどっぷりとはまってしまったのです。

 義母の名は雅恵といいます。
 義母に初めて会ったときのことは、印象深く覚えています。
五七才にもかかわらず抜群の美貌とスタイルを保っている義母に、私は少なからず驚いたものです。

 すっきりした目元に、すーっと通った鼻、ぽっちゃりしているけれど上品な唇・・・とにかく美人でした。妻の宏美も美人でしたが義母はそれより上でした。しかも巨乳です。
 よく見れば確かに肌はたるんでいるし、顔には小皺が刻まれています。
しかし、それらを差し引いても、やはり義母は美しかったのです。
 そして魅力的でした。
しっとりとした熟女の魅力が、義母の内面から醸し出されていたのです。
切れ長の、まつげの長い目で見つめられたとき、私は思わずドキッ、としたものでした。

 その初めて会ったときというのは、
「娘さんを下さい」
 と挨拶に行ったときのことです。
 私はかなり緊張していたのですが、義母は私を好意のこもった眼差しで見つめてくれ、すぐに喉を詰まらせる私をうながして会話を助けてくれたのです。

 おかげで、最初はちょっと強面の義父にびびっていたのですが、義母のおかげで緊張もとけ、途中からすっかりくつろいで話すことができました。
 それで私は、いっぺんで義母に好意を持ってしまったわけです。

 上品で美人で、しかもこんなに優しい人が、義理とはいえ私の母親になるのか・・・そう思うと、ちょっと胸がときめいたりもしました。 
 とはいえ、このときはまだ義母を女として見ていたわけではありません。
この人は、義理とはいえ私の母親になるのだ、という思いが強かったからです。
 
それから数ヶ月後に私達は結婚し、妻の実家で生活するようになりました。
 実家は四人で住むには広すぎるくらいの豪邸です。
部屋が離れているので、互いの夫婦が干渉しあうこともありません。
私にとってはとても住みやすい環境でした。

 ちなみに義父は、今でも現役で働いています。しかも不動産会社の社長です。家が裕福なのもそのためなのです。
 私と妻も、ともに働いています。
お互い家に帰るのは早い方ではありません。

 妻はファッション関係の会社に勤めており、いまでは一部署を任されるほどのキャリアです。ですからいつも私より帰りは遅く、最近ではいつも深夜です。
 三人とも朝仕事に出てしまいますから、平日の昼間、義母はいつも一人です。

でも寂しくはないようです。義母も現役の主婦として家の中で仕事があるし、また、庭でガーデニングをやっていたり、近所に何人も仲のいい女友達がいたりするからです。
 まあ、私たちの日常はだいたいこんなところです。
 
 その晩、私は夜十一時頃に帰宅しました。
 帰りが遅い私と妻は、玄関のドアは自分で開けることにしています。
 いつものように自分で鍵を開けて家に入った私は、とりあえずシャワーを浴びたいと思い、バスルームに向かいました。
 ほの明るい照明の廊下を歩いて行くと、妻の後ろ姿が見えました。

バスルーム入り口横に洗面台があるのですが、パジャマ姿の妻はそこで歯を磨いていたのです。
 今夜は妻の会社の決算日です。いつもならもっと遅いはずなのに、こんなに早く帰っていたことが妙でしたが、私は喜び、妻の背後から忍びっていきました。
 後ろから抱きしめて驚かせてやろうと思ったのです。

 私が妻の背後に立ったとき、妻はちょうど頭を下げて口をすすいでいるところでした。
私は妻の腋の下から両腕を差し込み、抱き寄せながら両の乳房を握りしめました。
 期待通り、驚いて体をくねらせた妻を可愛いと思いながら、私はグイグイと乳房を揉み上げました。

 妻も義母の体型を受け継いでいて、かなりの巨乳です。
それにノーブラでした。パジャマ越しに、いつものように両手に抱えきれないほどの量感が手の平に伝わってきました。
 最近は互いに仕事が忙しく、妻とは何日もセックスしていません。
久しぶりに乳房を握った私はたちまち興奮し、ズボンの下で肉棒をビンと反り返らせました。

 その肉棒を、私は密着した妻の尻にクイクイと押しつけたのです。
そして押しつけながら、何だかいつもの妻と違うと思いました。
 はっとして正面の鏡を見ると、驚いて目を見開いた義母の顔が映っていました。驚いたのは私も同じです。慌てて義母の体を離し、後ろに飛びすさりました。

「あっ、あの・・・」
 私は言葉が出ませんでした。間違ったとはいえ義母の胸を揉み、お尻に肉棒を押しつけてしまったのです。
 義母に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
また、恥ずかしさもいっぱいでした。もちろん肉棒はあっという間にしぼんでしまいました。

 義母も最初は頬を赤く染め、困惑した表情をしていましたが、オロオロしている私を見ておかしくなったらしく、笑い声を漏らしました。
「だめよ、和樹さん、あなたの奥さんは宏美でしょう。こんなおばさんと間違えたなんて知ったら、宏美が怒るわよ」
「ごっ、ごめんなさいお母さん、宏美と後ろ姿がそっくりだったから・・・」
 私はそれ以上何もいえませんでした。

何ともバツが悪く、赤くなってうなだれていましたが、そんな私の肩をポンポンと叩き、
「いいわよ気にしなくて、宏美にもいわないから」
 そういって義母は部屋に戻っていきました。
 
 私も、妻と私の部屋に戻りましたがどうも落ち着きません。
バツの悪さが残っていたし、なぜかしぼんだはずの肉棒が今だに疼いていたからです。
 私の手には義母の乳房のぬくもりが残っていました。

パジャマの上からではありますが重くてタプタプした量感、弾力があるのに柔らかい質感、それらがしっかりと私の手に残っていたのです。
 いつもと違う! 
そう感じたのは、揉み慣れた宏美のものと較べてまろやかだったからです。
弾力はあるけれど、宏美の乳房ほど張りつめてはいなかった。つまり、その分少したるんでいたわけです。

 ところが、少したるんだその乳房がマシュマロのように柔らかく、妙に揉み心地がよかったのです。その余韻がどうにも後を引くのです。
 もうひとつ肉棒を疼かせているものがありました。それは、鏡に映った義母の表情です。
 オロオロする私を見て、義母は笑い出しました。

もしかしたら動揺を隠すためだったかもしれませんが、その笑い顔の中に、一瞬ですが艶めかしい表情が浮かんだのです。
 もう五七才の義母です。セックスなど知りつくしているわけですから、艶めかしい表情だってするでしょう。

 でも私は、魅力的とは思っても義母を女として見たことはありませんでした。
義母はグラマーですが、色気をムンムン漂わせるようなタイプではありません。
 私の目に映る義母はいつも清楚で控えめでした。その清楚な義母が、艶めかしい表情を浮かべたのです。
一瞬ですが、それは私をドキッとさせました。私にとってかなり刺激的な表情だったのです。
 そんな訳で私の肉棒は、部屋に戻ってからも疼き続けていたのです。

そのうちにどうにも堪らなくなって、自分の手でしごいてしまいました。
 そして射精しました。
あの清楚なのにグラマーな義母ともしセックスできたら・・・そんな不謹慎なことを思い浮かべながらの射精でした。
 私が義母を女として意識したのはこの時からです。

ただ、男ならこの程度の妄想は浮かべるものです。浮かべたからといって、本当に義母に迫ったりするはずがありません。
 だから私は、多少の後ろめたさは覚えたものの、あまり気にしてはいませんでした。
 義母にとってもささいなことだったらしく、私との関係が気まずくなることもありませんでした。

それから一ヶ月ほどが過ぎました。
平日のその日、私は会社に行かずベッドに寝ていました。
もうすぐ夏になるというのに、季節はずれの風邪をひいてしまったのです。
 高熱が出て、私は起きようとしてもまったく起きられませんでした。
 思えばそのころは、残業ばかりでかなり無理をして働いていました。その疲れが出たのでしょう。

 私は、妻の宏美に車で病院に連れて行かれ、注射を打たれて帰ってきました。
 宏美は今日は会社を休むといってくれましたが、私は力を振り絞って「仕事にいけ・・・」といいました。
お互い会社勤めですから、責任者の宏美が出勤しないわけにはいかないことくらいわかっています。

「ごめんなさいあなた。お母さんに頼んでおくから・・・」
 と、宏美は申し訳なさそうに出勤していき、入れ替わるように義母が部屋に入ってきました。
「だいじょうぶ和樹さん? かなり辛そうね」
 そういって、義母が私の顔を覗き込んできました。
心配そうではありますが、義母はにこにこと笑っています。

 長年主婦をやってきただけあって、病人の世話など義母には慣れたものなのです。
「安心して和樹さん。今日は宏美のかわりに私が面倒をみてあげるから」
 私の額に優しくアイスパットを押し当てながら、義母が顔を近づけてきます。

 熱のため、口を開くのも辛かったのでうなずいてみせましたが、
(義母と二人っきりで家の中にいて、しかも優しく看病してもらえるなんて・・・)
 そう思うと、何だか子供のように胸が躍りました。
「おとなしく寝ていれば、すぐに良くなるわよ・・・じゃあ和樹さん、ときどき様子を見にきますからね」
 そういって義母は部屋から出て行きました。



 私はその後ろ姿を見つめていました。熱のせいか義母のお尻が妙に生々しく見えます。何やらモヤモヤした気分になってしまいましたが、注射が効いてきたらしく、私はすぐに深い眠りに落ちました。

 自分の呻き声で目を覚ましたとき、私の体は激しく震えていました。
いったんは治まりかけたもの、熱がぶりかえしたのです。
 寒くて、頭が朦朧として、体中の関節がずきずきと痛んでいました。
胸が圧迫され、呼吸も苦しかった。朝起きたときよりもひどい状態でした。
 のたうちまわりたいほど苦しいのに、体は動きません。私は胸を押さえながら、うーん、うーんと呻いていました。

 と、義母がベッドの横に立っていました。あまりにも苦しくて、いつ入ってきたのかもわかりませんでした。
「まあ、朝よりひどくなってるじゃない!」
 義母は熱くなったアイスパットを外し、私の額に手を乗せました。その手が冷たく感じるほどでした。

「すごい熱だわ・・・でも、もう注射も打ってもらってるし・・・やっぱり下がるのを待つしかないわね・・・」
 義母はよく冷えたアイスパットを私の額につけ直し、ずれた毛布を直してから、叫ぶように私に呼びかけました。

「和樹さん・・・和樹さん・・・がんばるのよ、おとなしく寝ていればすぐに熱が下がるから、がんばって・・・」 
 苦しくて堪らない私には、義母の励ましの声が天から優しく降ってきたかのように聞こえました。

そのとき私は、思わず二重三重にかけられた毛布の中から手を伸ばし、義母の手を握りしめてしまったのです。
 誰でもいいからすがりたかったのです。
それが例え義母だろうとかまいませんでした。とにかくすがりつきたかった。きっと熱のせいで思考力がなくなっていたのだと思います。

「和樹さん、どこが苦しいの? いってみて」
 義母が、私の手を握り返しながら聞いてきました。
「いってみて、さすってあげるから」
「むっ、胸が・・・」
「胸? そう、息が苦しいのね」
 義母は、握っている私の手を優しくふりほどきました。

毛布を半分めくり返し、パジャマのボタンを手際よく外しました。
きっと義母は、直接さすった方が効果があると思ったのでしょう。
「まあ、体中汗びっしょりだわ。熱が下がったら体を拭いてあげるわね」
 いいながら義母は、半袖シャツを首までまくり上げ、私の胸に手を置いてきたのです。

びっくりするほど冷たく感じましたが、火照った体には何とも気持ちのいいものでした。
 義母が、胸をさすってくれています。けっこう強い力がこもっています。汗で濡れた肌に、義母の手が吸い付いてくるようです。

「ほーっ」
 と、私は深い吐息をもらしました。おかげで呼吸が楽になってきたのです。
「よっぽど苦しかったのね・・・」
 いいながら、義母はさすり続けます。
 ところがです・・・。
 そのうちに私は異様なほど興奮してしまったのです。

 なぜかというと、義母の指がときおり乳首に当たるのです。そして、当たるたびにビーンと電流が走ったような快感が乳首に生じるのです。
 なぜか、意識が朦朧としているくせに、快感を感じる神経だけは敏感になっていたのです。

 やがて乳首はむくむくと膨らみ、コチコチに固くなりました。それに連動し、肉棒も反応してしまいました。
 しかも、いつもの勃起状態ではありません。あまりにも固くなりすぎたそれが痛いくらいなのです。

 そして、あろうことか私は、義母に突き刺したい衝動に駆られてしまいました。通常の私だったら絶対にありえないことです。
 結局、熱に浮かされていたせいなのです。

あのときの私は、高熱のせいで理性を失っていたのです。理性を失い、代わりに性欲だけが渦巻いていたのです。
 義母はさすり続けています。固くなった乳首が義母の手に当たっているのです。とうぜん義母も私が興奮していることに気づいているはずです。

 しかし、義母はさするのをやめませんでした。何もいわず一生懸命に私の胸をさすってくれるのです。
 私は薄目を開けて義母の顔を見上げました。
こんなに目の前にあるのに、高熱のために輪郭がはっきりしないほどぼやけています。
でも、義母の顔に浮かんでいる表情だけは、はっきりとわかりました。

 義母は、まるで天女のように慈愛に満ちた表情をしていたのです。
 きっと幼い頃の妻が病気になったときも、また義父が病気になったときも、義母はこんな表情で看病をしていたのでしょう。義母の優しさや母性愛は、私が思っていた以上に強いものだったのです。

 そんな優しさや母性愛を、義母は私に対しても向けてくれたのです。
そのことが私は嬉しかった。何だか涙が出るほど嬉しかったのです。
 そして私は義母が堪らなく愛おしかった。
次の瞬間、私は義母の乳房に手を伸ばしていました。
「あっ・・・」
 目を見開いた義母が、小さく声を上げました。
突然のことに、どうしたらいいかわからない顔をしています。

 私は掴んだ義母の乳房を揉み上げました。
ところが、熱のせいで伸ばしている腕に力が入らないのです。腕を支えるのがやっとで、どうしても乳房をギューと握りしめることができません。
 胸を揉む力さえないのに、むきになって揉もうとしている私を、義母は呆れたような顔で見つめています。

「やめなさい和樹さん! 私は宏美の母親なのよ」
 厳しい口調でした。
しかし、義母は私の手を払いのけようとはしませんでした。すがりついてきた病人の私を、むげには突き放せなかったのでしょう。

「やめなさいって・・・ねえ和樹さん・・・和樹さん!」
 そういいながらも、義母は私の胸をさすり続けています。
 私の方は何度力を振り絞っても乳房を揉み込むことができません。
それが悔しくて堪らず、いつの間にか私は涙をポロポロこぼしていました。
やはり高熱のせいなのでしょう、感情の起伏がそのまま出てしまうのです。

「かっ、和樹さん・・・」
 義母が、またも驚いた顔で私を見つめてきました。
「困ったわねえ・・・まるで赤ちゃんじゃない」
 そういいながらも、義母に怒っている様子はありません。それどころか、その顔がますます優しいものに変わってきたのです。

 義母は、何かを考えているような目をしていましたが、やがて溜息を一つ漏らしました。
そしてこういったのです。
「そんなにお母さんのおっぱいを揉みたいの?」
 私はその言葉に歓喜し、夢中でガクガクと首を振りました。

義母はまた少し考えていましたが、
「病人だし、仕方ないわよね・・・」
 自分に言い聞かせるようにいったあと、両手で私の腕を掴んで支えてくれたのです。
 愛情深い義母のことです。いけないと知りつつ、涙まで流している私をどうしても突き放せなかったのでしょう。

 指に力が入るようになった私は、義母の巨乳をぎゅーっと握りしめました。
「う・・・」
 義母が声を上げましたが、かまわずに揉み上げました。
ブラウスとブラの上からですが、たっぷりとした量感が伝わってきて、私の胸をじーんと痺れさせました。

 私は何度も何度も義母の巨乳を揉み上げました。
と、義母は私の腕を放し、その手でブラウスのボタンを外したのです。そして、目を見張る私の前でブラのカップを引き下げ、乳房を剥き出しにしてくれたのです。
(おっ、お母さん・・・!)
 驚きと嬉しさで、私は思わず心の中で叫んでいました。
 
 プルンと弾むようにこぼれ出た義母の乳房が、目の前でフルフルと揺れていました。抜けるように白くすべやかな乳房です。朱色の乳首が目にも鮮やかでした。
 義母は、私の手を取って乳房に導いてくれました。握りしめると、しっとりとした肌が吸い付いてくるようです。

 義母の優しい顔が、
(いいのよ、好きにしなさい)
 そういっています。
 私は揉み上げました。たっぷりと重いのに、揉み込むと実にまろやかです。
(ああ・・・)
 熱に浮かされているくせに、私は感動にも似た思いを味わいました。あまりも素晴らしい乳房だったからです。

 実は、妻の宏美も母親に似て巨乳です。
ところが、大きさも重さもほぼ同じ乳房なのに、触った感触も揉み込んだときの弾力もまったく違うのです。
 宏美の方はまだ二十台ですから、乳房の表面もぴんと張っています。
揉み込んだ指を押し返すような弾力もあります。

 一方、五七才の義母の乳房は、やはり年相応に少し垂れ下がっています。押し返すような弾力もありません。
 しかし驚いたことに、その乳房が宏美のものよりも私の手にしっくりとくるのです。
 張りの無い分、揉み込むと小気味いいほどにひしゃげていきます。でも最後の最後には、やはり押し返してくるのです。
その柔らかさが堪りませんでした。

 私は、乳房を揉み続けました。
義母の頬が赤く染まっています。
 毛布の下では、肉棒が狂おしく疼いていました。
何度もいいますが、私は高熱のせいで理性を無くしていたのです。
 私は義母にしがみつきました。しがみついて抱き寄せ、義母に突き刺そうとしたのです。
 しかし、やはり抱き寄せるほどの力はありません。義母は、私が何をしたがっているかすぐに察しました。

「だめよ和樹さん、そこまではだめ!」
 私の手を振りほどきながら、義母は叫びました。
しかし私は、何度拒絶されても義母にしがみついていきました。
 義母は困り果てた顔をしています。ちょっと怒った顔もしていました。それはそうでしょう。高熱で理性を失った私と違い、義母は正常なのです。

 しかし義母は、私をはねのけ、部屋から出ていくことがどうしてもできなかったのです。
「わかったわ和樹さん、わかったから手を離して!」
 私がいわれた通りにすると、義母は半分めくれ返っていた毛布を首までかけ直し、今度は下半身の方をめくり返しました。

「これね? これをすっきりさせたいのね、そうでしょう和樹さん」
 そういって、義母はパジャマの上からギンギンに勃起した肉棒を掴んだのです。もうそれだけで快感が押し寄せてきました。
 私が首をガクガク振ってうなずくと、
「いいわ、出してあげる。でも手よ! いいわね」
 焦ったような義母の声です。この困った病人を早く何とかしてしまいたかったのでしょう。



 私もこの際もう手でも何でもいいと思いました。とにかくこの狂おしい思いを早く何とかしてほしかったのです。
 義母は私のトラクスごとパジャマを引き下ろしました。
 肉棒は、反り返ってお腹にくっついています。
一瞬ためらったあと、義母は思い切ったように肉棒を掴みました。そして、お腹から引き起こしたのです。

 そのとき、なぜか義母の動きがピタリと止まりました。
 おやっ、と思って義母の顔を見ましたが、やはりぼやけて見えます。
今度はさっきより遠くに顔があるので表情もわかりません。ただ、義母が肉棒をじーっと見つめていたのは確かでした。

 やがて義母は、引き起こした肉棒にもう片方の手を伸ばしてきました。
私の胸に、いいようのない期待感が込み上げてきます。
 義母の指が肉棒に触れました。
そのとき私は本当にビリビリッと電流が走ったような快感を覚えました。触れただけでも、そのくらい気持ちがよかったのです。

 義母はカリ首に指をそえると、意外に強い力で擦り上げてきました。
「ううっ」
 私は思わず呻き上げました。
ひんやりした義母の手が心地よく、そして快感なのです。
 義母は快感のツボをよく知っていました。鋭敏なカリ首の裏側にピタリと指を当て、その指を中心に擦ってくるのです。
 しかも力の込め方も確信にみちていました。

妻の宏美だったら、こんなに強くしたら痛いんじゃないかしら・・・と躊躇してしまうはずです。
しかし義母は半端なく力を込めてきます。途中で力を抜くこともありません。
肉棒はこのくらい強く擦っていいんだと、義母にはよくわかっているのです。

「どう和樹さん、出そう? 出そうになったらいってね」
 そういった義母の頬がさらに赤く染まっています。
私より三十才も年上の義母が、少女のように頬を染めているのです。
それが堪らなく刺激的でした。そして胸がキュンとなりました。

 まだ擦り始めたばかりだというのに、私はすぐ登り詰めました。
下腹部で溶岩のように熱くたぎっていた精液が、尿道口に一気に押し寄せてきたのです。
「でっ、出る・・・」
 私が喘ぐようにいったとき、義母は肉棒に左手をかざしました。
「あうっ!」
 私は呻き上げました。そして、腰がとろけるような快感とともに精液を噴き上げたのです。

それは本当に堪らない快感でした。
噴き上げる威勢もまたすごかった。ドピュッという音が聞こえるような気がしたくらいです。
 その威勢よく噴き出した精液を、義母の左手が受け止めています。
「ああっ、あううっ・・・」
 私は呻き続けました。一回では出しきれず、二回三回と噴き上がるからです。快感もそのつど巻き起こりました。

 かつて自分の指でもこんなに気持ちよかったことはありません。私は快感に悶えながら、とうとう一滴残らず出しつくしました。
「あら、まあ、いっぱい出たわね」
 義母は左手で受け止めた精液を見ながら、驚いたような、ちょっと呆れたような声でいいました。それから私の枕元にあったティッシュで手を拭い、肉棒に滴る精液も綺麗に拭きとってくれたのです。

 テキパキとした義母の動作に、私は義母の年期を感じ取りました。
 そう、普段性の匂いなど感じさせない義母ですが、実はセックスの回数は私より三十年分も多いのです。

私など足下にも及ばないほど、義母はセックスのことを知りつくしているのです。
 そんな義母に擦ってもらったのですから、自分の手より気持ちいいのは当然です。
妻の宏美でも、こんなにうまくは擦ってくれなかったでしょう。
 射精した後、私はまたもや深い眠りに落ちました。
 
 あの日のことを文章にすると以上のようになります。
はっきり覚えているようにみえますが、実際にはこれほど鮮明な記憶ではないのです。
 あのときの私の記憶は、本当はもっと断片的なものでした。

高熱のために何度も意識がなくなり、気づいたら義母がいて、しばらくしてまた気づいたら夢中で義母につがみついていた。そんな感じなのです。

 ただ、意識があるときの記憶はやたらと鮮明でした。
義母の手を握ったときの感触、乳房を握ったときの感触、そして肉棒が義母の手に擦られたときの感触。それらのことは本当にはっきりと覚えているのです。
 熱に浮かされていたとはいえ、私はなぜ義母にしがみついてしまったのか・・・。
 やはり私の心の奥底に、義母への欲望があったのでしょう。

 自分ではまったく意識していませんでしたが、妻と間違って乳房を揉み、義母の艶めかしい表情を見たときから、私は義母によからぬ欲望を持っていたのです。
 そうでなければ、いくら高熱で頭が朦朧としていても、あんなことをするわけがありません。

 理由は何にせよ、私は義母にとんでもないことをさせてしまいました。
 しかし、これで終わりではありませんでした。
驚くような展開が、この後に待っていたのです。

 つぎに私が目を覚ましたとき、熱はかなり下がっていました。
 とはいえ、まだ起きられるような状態ではありません。喋るくらいはできそうですが、まだ体に力が入らないのです。

 窓の向こうには、夕焼けが広がっています。
 少しずつ暗くなっていく空を見上げているうちに、私の胸にはジワジワと後悔の念が込み上げてきました。
 義母は、娘の夫である私の肉棒を擦り、射精まで導いたのです。セックスまで行かなくても、背徳的な行為であることに違いありません。

 やむにやまれず仕方なくやったこととはいえ、家族を裏切ったという罪の意識を義母が持ちはしないか。そのことが私は心配でした。
 義母は本当に家庭的な女性です。家族のために尽くすのが喜びと思っているような女性です。
そんな義母が、もしこのことで苦しむようだったら、それはすべて私のせいなのです。

 ドアが開き、義母が部屋に入ってきました。両手に洗面器を抱えています。
「あら、熱が下がったみたいね。ずいぶん楽そうだわ」
 にっこりと微笑んだ義母を見て、私の胸はズキリと痛みました。義母が無理をしているのではないかと思ったからです。

「和樹さん、体を拭いてあげるわ。着ているものも全部着替えましょうね、汗びっしょりで気持ち悪かったでしょう」
 義母は、洗面器を私の枕元に置きました。
「お母さん、あの・・・」
「何? どうしたの、そんな顔して・・・恥ずかしがらなくてもいいのよ。着替えないとまた熱がぶり返すわ」

 そうじゃなくて、さっきのこと・・・といいかけましたが、そのあと何といったらいいかわからなくて、私は口を開けませんでした。
 義母は「冷えるといけないから」とエアコンのスイッチを入れ、私に場所を聞いて、箪笥から新しいパジャマや下着を取り出してきました。
 それも枕元に置きながら、義母はポツリといいました。
「娘の箪笥から男物の下着を出すのって・・・ちょっと変な気分ね・・・」
「・・・」
 私はドキッとしてしまいました。

 義母はやはり、家族を裏切ったという罪悪感を持ってしまったのだ。そして、あんなことをさせた私を責めているのだ。そう思ったからです。
 ところが、見上げる義母の顔に険しい表情は浮かんでいませんでした。それどころか、いつにも増して微笑んだ顔をしているのです。

 私を責めているわけではなさそうだ・・・そう感じ、私はホッとしました。ただ、何となく妙な感じもありました。
あんなことがあったのに、義母から気まずいものが少しも伝わってこなかったからです。
 暖房が効きだし、部屋の中は少し熱いくらいになってきました。

「もうよさそうね」
 義母が、私にかかっていた毛布を足下までめくり返しました。そして義母は、私のパジャマのボタンを一つひとつ外し終えると、
「さっ、手を上げて・・・今度はこっち・・・少し腰を浮かして・・・」
 などと指図しながら、パジャマを脱がせていったのです。

 私は何だかうっとりとしながら、されるままになっていました。幼い頃に戻ったような気がしたのです。
 義母は微笑みながら、どんどん私を裸にしていきます。
とうとうトランクスも脱がされ、私は素っ裸にされてしまいました。

 一度見られ、擦ってもらったとはいえ、やはり義母の前に股間を晒すのは恥ずかしいものでした。
あんなことをさせてしまった、という後悔もあるからなおさらです。
私は赤くなって義母から目を反らしました。

「いいのよ、恥ずかしがらないで・・・」
 私の縮こまっている肉棒をチラリと見ながら、義母が優しくいってくれます。
嬉しかったけれど、やはり恥ずかしいことに変わりありません。
 義母が、お湯で絞ったタオルで私の体を拭き始めました。大量にかいた汗が拭き取られ、ベトベトしていた体がさっぱりとしていきます。
実に気持ちのいいものでした。でも、やはり恥ずかしいものがあります。

 私の首筋から足の先まで、丹念に拭き終えてから義母がいいました。
「どう、すっきりしたでしょう和樹さん」
「はい・・・あ、ありがとうございます、お母さん」
「何よ、そんなあらたまった言い方しなくていいのよ」
 義母は笑い、それから私の股間に目をやりました。私はまたもドキッとしました。

「ここも拭いておかなくちゃね」
「そ、そこはもう・・・い、いいです」
「あら、何を遠慮しているの? ティシュで拭いただけだから、まだヌルヌルしているんじゃないの?」 
「・・・」

 私は心の中で「あれっ」と思いました。
上品な義母の口からヌルヌルなんて言葉が出たことに、違和感を感じたのです。
 うむをいわさぬ感じで、義母の手が股間に伸ばされました。
 義母は、縮こまっていた肉棒を指で掴んで引っ張り出し、王冠部を濡れタオルでゴシコシと拭き上げました。ちょっと痛いくらいでした。

「これでいいわ。ここは清潔にしておかないとね」
「はあ・・・」 
 さっきから、どうも変でした。義母の体から妙な雰囲気が漂っていたのです。
「でも、どうしたの?」
「えっ、何がです・・・?」
 何のことか意味がわからない私を、義母がじーっと見つめてきました。

「オチンチン、元気がないじゃないの」
「えっ、お、お母さん、あの・・・」
 私は本当に驚きました。
清楚で慎ましい義母がこんなことをいうはずがないのです。
義母を見返した私は、さらに驚きました。義母の顔に、ゾクッとするほど艶めかしい表情が浮かんでいたのです。

 それは、間違えて乳房を揉んだ夜、一瞬垣間見たときの表情と同じでした。その表情がもっと濃厚になって義母の顔に浮かんでいたのです。
 義母は唇の端をクッと吊り上げるように微笑みながら、
「お母さんが大きくしてあげるわ」
 そういいました。



もう私は、口を開けることもできませんでした。こんなことをいう義母が信じられません。
でも肉棒は、早くもチリチリと疼き始めています。義母の発散する女の匂いに、私の理性はまたも麻痺してしまったのです。

 義母はタオルと洗面器をベッドから床に移しました。
そして、あらためてベッドの縁に腰を下ろすと肉棒を手に取り、シコシコと擦り始めたのです。
肉棒は義母の指の中であっという間に勃起し、擦られながら脈打っています。

「お母さんの指、気持ちいい?」
「ええっ、きっ、気持ちいいです・・・」
 私は喘ぎながら答えました。
「そう、よかったわ」
 義母は嬉しそうに微笑みながら指奉仕を続けていきます。
私はそれを圧倒される思いで受け止めていました。
やはり力の入れ方が妻とはまったく違います。シコッと擦られるたびに痺れるような快感が突き上げてくるのです。

 と、義母の手が止まりました。
「和樹さん、もっと気持ちのいいことをしてあげるわ・・・」
 そういった義母の目が、どこか妖しく輝いています。
「えっ、もっと・・・?」

 いったい何をするのだろうと思っていると、またも微笑んだ義母が口を開け、その朱色の唇を肉棒にかぶせてきたのです。
「おっ、お母さん・・・そんなこと・・・」
 私は思わず叫んでしまいました。しかし、途中で声が出なくなりました。
 指とはまた違う快感が肉棒に強烈にまき起こったからです。

 私には信じられない光景でした。
あの清楚で控えめな義母が、私の勃起した肉棒をすっぽりと口の中にくわえながら、悩ましい目で私を見つめてくるのです。
 それは本当に悩ましい顔でした。もし私が童貞だったら、その表情だけでいってしまったかもしれません。

 義母の口の中は温かく、唾液で湿っていました。その口の中に、私の肉棒がどっぷりとつかっているのです。
 義母は、私の驚きようを楽しむかのように口を動かしてきました。
最初は王冠部に沿って唇をモグモグと動かしたり、チロチロと下を這わせていましたが、やがてズズッと音を立てながら喉深く飲み込んでいったのです。

 堪らない快感が肉棒を突き抜け、
「ああっ・・・!」
 と、私は自分でも恥ずかしくなるほど大きな喘ぎ声を上げてしまいました。
 義母は、私の反応を確かめるようにさらに見つめながら、口の中で肉棒を出し入れし始めました。

ピチッと閉じた唇の中に、私の肉棒が出入りしているのです。唇なのに、すごい摩擦感があります。
 私は恍惚としながら、喘ぎ続けていました。
 実は私は、妻の宏美にフェラをしてもらったことがありません。
お嬢様育ちのせいかわかりませんが、そういうことをするのは恥ずかしいといって嫌がるのです。

私も嫌がるのを強制できるような性格ではありません。
 しかし私も男ですから、結婚する前には風俗店に通ったこともあります。だからフェラが気持ちいいことも知っています。

しかし義母のフェラは、今まで経験したことがないほど気持ちのいいものだったのです。
 それは、単にフェラだけでなくプラスアルファがあったからです。
義母の艶めかしい表情や悩ましい目つきが、快感を何倍にも増幅させているのです。

 義母の口腔奉仕が、だんだん激しいものになってきました。
 頭を大きく動かし、ジュポジュポと音を立てながら、唇をいっそう引き締めて肉棒を出し入れしてきます。
 唾液に濡れた唇が淫らに輝いています。悩ましい目つきはそのままに、頬を真っ赤に染め、汗に濡れた額に前髪をこびりつかせていました。
 私はもう限界でした。

「おっ、お母さん!」
 叫ぶと同時に、私は義母の口の中に精液を放出しました。同時に、ツーンと痺れるような快感が肉棒に走りました。
 そのときです。
義母は口をすぼめて王冠部にかぶせ、溢れ出る精液をチューッと音を立てて吸ったのです。

「ひいいっ・・・」
 私は思わず悲鳴を上げていました。
 吸われたことによって、精液が一気に狭い尿道口に押し寄せ、そのまま尿道口を突き破るように噴出したのです。これには堪りませんでした。
快感が何倍にも膨れあがり、そのあまりの強烈さに、痛みさえ伴って精液が噴出するのです。
 私は悲鳴を上げ、身悶えするしかありませんでした。

 義母はチュー、チュー、と吸い続けました。精液が出きってもまだ吸っています。
何も出ない尿道が今度は痛痒くて堪りません。
私はとうとう「もうやめて!」と叫んでしまいました。
 義母がやっと肉棒から口を離したとき、私は解放された喜びさえ覚えました。

しかし終わってしまうと、
(もっと味わっていたかった!)
 と強烈に思うのです。
これほどのフェラを、私は初めて経験しました。
 義母はティシュを手に取ると、白濁した精液をそっと吐き出しました。残った精液が下唇にしたたっています。何とも淫らな光景でした。

 フェラが終わったあと、義母は私に新しい下着とパジャマを着せてくれました。そのときはもう、義母は普通の顔をしていました。

 私の方はフェラの余韻がまだ残っているし、それに下がったとはいえまだ熱もあって、ただぼんやりと義母の顔を見上げているだけでした。
 義母がなぜフェラまでしてくれたのか・・・そんなことを考える気力もありません。

 ところが、気力も体力も消耗しきっているのに、肉棒だけは元気でした。体が疲れていると逆に性感が高まるという話しをよく聞きますが、私もまさにそうでした。
 義母のフェラで射精したあとも、私の肉棒は勃起したままだったのです。

 義母は、上半身に新しいシャツとパジャマを着せてくれたあと、まだ勃起したままの肉棒をじーっと見つめてきました。
私は、さすがにもうこのあとはないと思っていたのですが、義母は肉棒をギュッと握りしめ、
「すごいわね・・・まだこんなになってる・・・」
 熱い吐息を耳に吹きかけながらいうのです。

またもあの艶めかしい表情が義母の顔に浮かんでいました。
 私はゾクッとしました。肉棒も義母の手の中で痙攣しています。義母のこの表情を見ると、私はいやでも興奮してしまうのです。
 義母は肉棒を離し、無言でベッドの横に立ちました。口元には笑みを浮かべながら、悩ましい目で私を見下ろしています。

 と、義母はスカートの中に手を入れ、パンティをたぐり出して膝まで下ろしました。それを足首まで引き下ろし、両足から抜き去ってしまったのです。
 まさか! と私は思いました。そんなことがあるわけない。手や口ならまだしも、そこまでいっていいわけがない・・・!
 しかし、そのまさかでした。

 義母はパンティを床に落とすとベッドの上に乗ってきました。
そして、スカートをはいたまま私の両足をまたぎ、膝を下ろしたのです。 
「お、お母さん・・・」
 思わず声を上げ、呆然と見上げる私に、義母がにっこりと笑いかけてきました。

「和樹さん、最後まで面倒見てあげるわ・・・」
「・・・」
 私はもう、何もいえませんでした。
妻のことを考えるとこれ以上いくのが怖かった。しかし、パンティまで脱いでいる艶めかしい義母を、私にはどうしても拒否することができませんでした。
 私のへそから下は、スカートですっぽり覆われていて何も見えません。
ただ、義母の白い太股だけが裾から大きくはみだしていました。

 義母はスカートの中に手を入れ、肉棒を掴みました。さらにクイッと肉棒の角度を変え、その先端に自分の股間をあてがってきたのです。
 義母の柔らかい襞が先端に触れました。
 同時にヌメリッ、と肉棒が柔肉をかき分けました。

「ああっ、お母さん・・・」
 私の肉棒はヌプヌプと義母の体内に呑み込まれていきました。ああっ、その呑み込まれていく感触といったら・・・。

 義母がズン、と腰を下ろしました。肉棒が一気に根本まで埋没し、その温かく湿った膣内にぴっちりと包み込まれたのです。
「ううーっ」
 と、私は呻くばかりです。

 ヌルヌルと柔らかく、何とも気持ちのいい肉穴でした。粘膜が吸い付いてくるようです。
 義母は、すぐに腰を使い始めました。ゆっくりと尻を上げ、ゆっくりと下げてきます。
 肉棒に、とろけるような快感が押し寄せてきました。

「あっ、あああ・・・」
 私はその快感に喘ぎました。
 驚いたことに、ゆったりとに肉棒を包み込んでいた肉穴が、抜き差しを始めると同時に急に強い締め付けを示したのです。とても五七才とは思えない、強い締め付けです。
 それだけに快感もまたすごい。私はもう、喘ぎ続けるしかありませんでした。

 義母が体を前に倒し、私の肩越しに両手をつきました。
目の前に義母の顔が迫ってきます。その顔を見て私はまたも驚きました。
 義母の表情は一変していました。切ないような、泣いているような、何ともいえない表情なのです。それでいて目だけはキラキラと輝いていたのです。

 義母はその輝く目で私をジッと見つめながら、次第に腰の動きを早いものにしてきました。私も弱々しくはありますが、下から腰を突き上げました。
 クチュッ、クチュッ、と淫靡な音がスカートの奥から聞こえてきます。
 義母が「ああっ・・・」と喘ぎました。
その声が私の官能を強烈に刺激していきます。

「ああっ、お、お母さん・・・」
「か、和樹さん・・・」
 熱い吐息とともに互いに声を上げました。
吐息と肉穴のこすれる音が、部屋中に満ちていきます。
 とうとう私は限界に達しました。

「お母さん・・・いくっ!」
「和樹さん、私も・・・!」
 その瞬間、義母の肉穴がキューッと収縮しました。まるで吸盤に吸い上げられていくようです。
「ああーっ」
 私は叫んで爆発しました。
同時に「ひーっ」と義母も叫び、体を後ろに反り返しました。
肉穴がキュウキュウとさらに収縮していきます。私はその中に、例えようのない快感とともに精液を放ったのです。



 こうして私は、義母と禁断の関係を持ってしまったのです。
 終わった後、義母は申し訳なさそうに私に告白しました。
「ごめんなさい和樹さん。私、和樹さんに大変なことをしてしまったわ」
「いえ、ぼくさえあんなことをしなければ・・・」
「私どうかしていたの・・・あなたのあれを見たら・・・我慢できなくなってしまったの。じ、実はね、あの人、糖尿病が悪化して、もう全然立たないの・・・」
「えっ・・・そ、そんなふうに見えませんでしたけど・・・」
「命には別状ないわ・・・節制しているからそんなに悪化もしないと思う。でも、立たないの・・・あの人は私に指一本触れてないの、もう一年にもなるわ・・・だから私・・・」

 そこまでいうと義母は口を閉ざし、切ない目で私を見つめてきました。それ以上はいわせないで、という思いが込められた目です。
私はうなずきました。

「でもね、立たなくてもあの人を愛してるの。だから我慢してた・・・でも、和樹さんのあれを見たらもう、どうにも我慢ができなくなってしまったのよ・・・」
 義母はそこで言葉を切り、長いこと黙っていました。

やがて思い詰めた顔で、
「和樹さん、宏美を裏切らせてしまってごめんなさいね」
 心から申し訳なさそうに謝るのです。その顔に私は胸が締め付けられました。
「あ、謝るのはぼくの方です。ぼくがお母さんにしがみついたりしなければ、あんなことにはならなかったんです・・・」
「ありがとう和樹さん。でも、悪いのはやっぱり私よ。あれは私からしたことですもの・・・」
 恥ずかしそうに俯いた義母は貞淑そのものでした。

 勃起しない夫を非難することもなく、満たされない性欲を抑え込んできた義母。でも、私のせいでそれが噴き出してしまったのです。
いったん噴き出すとあんなにも激しくなるなんて、見た目からはとても想像できません。
 私は胸が痛みました。私さえあんなことをしなければ、義母はこれからもずっと貞淑な妻であり、愛情深い母親でいられたはずなのです。

「お母さん、お互いにこのことは忘れましょう」
 私はそういいました。
義母はありがとう、というように微笑みながら、
「そうね、それが一番いいわね、あの人のためにも宏美のためにも・・・」
 その言葉が私の胸に突き刺さりました。私は義母にも、妻の宏美にも、何と罪深いことをしたのだろう。そう思いました。

「それじゃあ・・・行くわ」
「はい・・・」
 義母はベッドから下りました。
しかしドアを開けようとしたとき、義母はどこか名残惜しそうに振り返ったのです。
「でも・・・すごかったわ、和樹さんのあれ・・・」
 その顔に、またも艶めかしい表情が浮かんでいたのです。
  
 妻の宏美に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、私は何事もなかったかのように毎日を過ごしていました。
 何しろ妻の母親と関係を持ってしまったのです。もし、このことを知ったら、妻の悲しみと苦しみはいったいどれほどのものでしょう。
だから、絶対に悟られる訳にはいかないのです。

 義母も、いつもとまったく同じように私達夫婦と接してきます。
それはもう見事なほどいつもと同じでした。私でさえ、あれは本当にあったことなのだろうかと思ってしまうほどなのです。
 そして、私が高熱を出して寝込んだ日から一ヶ月ほどが過ぎました。

 その日は日曜日でしたが、朝からにぎやかでした。
義父は不動産会社の社長ですが、その社員達を自宅に招いて、恒例のバーベキュー大会を開いたのです。奥さんや子供達も来ていて、総勢二十以上にも及びました。

 庭の広い豪邸だからできることです。
また、社長としての義父も貫禄がありました。社員達と会話しながら豪快に笑っています。社員やその家族達も、社長を尊敬しているようでした。
 私はそんな義父を見て、男として大きい人だと思いました。

若い頃の義母が、どうやって義父と知り合ったかは知りませんが、確かに魅力のある人です。そんな義父が実は糖尿病で勃起できないなんて、ちょっと気の毒な気がしました。

 キッチンでは義母が肉や魚を盛りつけたり、冷蔵庫からビールを出したりと大忙しです。
何しろ人数が多いものですから、ビール十本くらい持っていってもすぐに無くなってしまうのです。その、義母の用意したものを庭に運ぶのが今日の私の仕事でした。妻の宏美は今日も休日出勤です。

 お昼を過ぎたころには酒も存分にまわり、宴たけなわでした。
私も義父や社員に勧められ、少しばかりビールを飲んでいい心持ちになっていました。

「肉ばかりじゃ飽きるから、なじみの寿司屋に十万ばかり盛り合わせを頼もうと思うんだ。すまんが雅恵にいってきてくれないか」
 義父が私に耳打ちしました。私はさすがに金持ちの社長は違う、お金の使い方が半端じゃない、などと感心しながらキッチンに向かいました。

 廊下を歩いていても、にぎやかな話し声や子供達の笑い声が聞こえてきます。
 私はキッチンのドアを開けました。
キッチンといっても広いダイニングキッチンです。食卓用の豪華なテーブルセットがあり、その先に調理する場所があるのですが、ドアからかなり離れています。

シンクに向かい食器を洗っていた義母は、私が入ってきたのに気がつきませんでした。
 私は義母に歩みより、声をかけようとしてはっとしました。
 重量感があり、むっちりとした義母のお尻が、生々しく私に迫ってきたような気がしたからです。

 同時に、あの日の義母の、艶めかしい顔が思い出されました。
そしてあのときの快感も・・・。
 最近忙しすぎる妻と、セックスがなかったせいかもしれません。
私は、みるみる肉棒を勃起させてしまいました。

後ろから義母に飛びかかってあの尻を犯したい。そんな衝動さえ込み上げてきたのです。
 でも私は必死に自分を抑えました。もう妻のためにも義母のためにも、そんな衝動を持ってはいけないのです。

 私はぐっ、と自分を抑え、あらためて義母に声をかけようとしました。
 そのとき、私より先に義母が振り返りました。そして私の顔を見て嬉しそうに笑ったのです。
私は、義母のまわりの空気が一瞬きらめいたような気がしました。

 義母は間違いなく、私の今の気持ちがわかっている。そう思いました。
 私は吸い込まれるように義母に近づいていきました。
義母は蛇口を止め、微笑みながら尻を突き出してきます。
 義母は白いブラウスに紺色のスカートをはき、その上に薔薇の模様をあしらったエプロンをつけていました。

私はためらうことなくスカートの中に両手を差し込み、義母の太股を掴みました。
「和樹さん・・・」
「お母さん・・・」
 同時に呼び合いました。
私の頭からは何もかもが消え去っていました。妻の事も、まして外に大勢人がいることも・・・

 私は義母の太股を何度かさすり上げました。
油が乗ってむちむちした太股です。それにすべすべです。
存分に太股をさすりまわしてから、私はスカートの裾を持ってまくり上げていきました。
 白いパンティに包まれた、義母のお尻が現れました。
 みっしりとして大きなお尻です。そして丸々しています。
私はその丸みに沿って、薄皮を剥ぐようにパンティを引き下げていきました。

「あっ・・・」
 義母の押し殺した声を聞きながら、私はパンティを膝まで下ろしました。
 白桃のような義母の尻が、剥き出しになっています。突き出しているから丸みがより強調されています。

 両手で尻を掴みました。むちっ、とした感触です。
宏美ほど張り切ったお尻ではありませんが、形は崩れていません。
 私は膝を屈め、体勢を低くしました。下から見上げると義母の尻はさらに大きく見えます。迫力さえ感じました。
 その尻を存分に掴みまわしてから、尻たぼを押し広げました。

「ああっ・・・」
 義母の喘ぎ声に歓喜が溢れています。
 義母のぱっくりと開いた肉ひだが目に飛び込んできました。
赤い粘膜が濡れています。中心の穴から透明な液が染み出ていたのです。
 それを見た私は、興奮で目の前が真っ白くなりました。

 急いで立ち上がり、私は義母の尻を抱きかかえました。
義母がシンクを掴んでさらに尻を突き出してきます。
 私は先端をあてがい、ズブリと突き刺しました。

「あっ・・くうーっ」
 義母が思わず噴き上げそうになった喘ぎを、かろうじて抑えています。
私は肉棒を根本までズーンと押し込みました。義母の体が反り返ります。
私は、そのままズンズンと肉棒を出し入れしていきました。

「うっ、くう・・・あくっ・・・」
 義母は、かみ殺した喘ぎを立て続けに漏らしています。
 私も声を上げそうなのを必死に抑え、激しく腰を突き立てていきました。
 もしかしたら、義父がキッチンに入って来るかも知れないのです。見つかったらと思うと体が震えてしまいます。

義母も同じだったでしょう。しかしその緊迫感が逆に二人を興奮させているのです。
 濡れた粘膜がぎゅーっ、と肉棒を締め付けてきます。
本当に五七才とは思えないすごい締め付けです。あまりにも気持ちよくて、私はすぐに登り詰めました。

「お母さん・・・!」
 思わず声が出てしまいました。
「和樹さん・・・!」 
 義母も応えてくれます。
 次の瞬間、私は爆発しました。
剥き出しの義母のお尻を、串刺しにするかのように突き上げ、どっと精液を放ったのです。
 快感が、体を突き抜けていきます。目が眩むようでした。

 義母の肉穴も収縮しています。精液をどん欲に吸い取ろうと、肉ひだまでがパクパクしています。
「あう!」
「あああっ・・・」
 感極まった二人は、最後に大きな声を噴き上げてしまいました。

 そのときの快感の余韻は、数日間残りました。
しかし余韻が冷めてくるのと同時に、私は強い罪悪感を覚えるようになりました。そして、妻・宏美の顔を見るたびに胸が激しく痛んだのです。

 ある晩、久しぶりに早く帰った妻が私にいいました。
「あなた、長いことごめんなさいね。やっとプロジェクトの立ち上げが終わったの、これからは少し楽になるわ。今まで放りっぱなしで本当に悪かったわ、ごめんなさい」
 それを聞いたとき、私は胸をグサッと突かれる思いがしました。

 妻は、自分の母親と私が関係を持っていることなどつゆも知らず、いつもと変わらずに私を愛してくれているのです。
「そろそろ二人の子供、ほしいわね」
 そういって妻が染みいるように笑ったのが決定的でした。
もう二度と義母とは関係を持つまい! 
私はそう決心したのです。

 次の日、私は会社に少し遅れていくことにしました。妻と義父が出勤したあとに、義母と話しをするためです。
家のどこかで二人きりで話すことも可能ですが、妻が家にいるときにそういう話しはしたくなかったのです。



 朝、いつも私より早く家を出る妻を見送り、義父も家を出たのを確認してから、私はキッチンに向かいました。
私はいつも出勤ギリギリに着替えるので、まだパジャマ姿のままです。
 義母は、朝食の食器を洗っていました。
その後姿に、先日のことが思い出されます。ですが、もう欲情することはありませんでした。

「お母さん」
 声をかけました。振り返った義母も先日のように微笑みません。雰囲気で何かを察しているようでした。
それでも義母は明るい声で応えました。

「どうしたの、今日は遅いのね。遅刻するんじゃないの?」
「お母さん・・・話しがあるんです」
「・・・話し?」
 義母は私の表情と声のトーンから、私が何をいいたいのかすぐに理解したようです。少し考え込んだあと、
「・・・そうよね、こんな関係、続けるわけにはいかないわよね・・・」
 そういって溜息を漏らしました。

「お母さん、ごめんなさい。でも、わかって下さい。これ以上宏美を裏切ることはできません」
 義母はうなずきました。
「それが当然よね。あなたの気持ちはよくわかったわ」
 私はほっとしました。ところが、義母は私の手を握ってさらにいうのです。

「和樹さん、最後にあと一回だけお願いしてもいいかしら・・・」
「ええっ?」
「あと一回だけ・・・ねっ」
 義母の顔にまたも艶めかしいものが浮かんでいます。
 男というのは困ったものです。あれほど妻に申し訳ないと思っていたくせに、義母のその表情を見てツーンとどこかを刺激されてしまったのです。

「で、でもお母さん、ぼくは宏美のことが・・・・」
「お願い! 宏美のことはいわないで・・・」 
 義母は私の言葉を遮りました。
その顔に、私はドキッとしました。義母が一瞬、強いていえば能面のような表情を浮かべたからです。

「・・・」
 私は言葉を失いました。その表情にどんな葛藤がこもっていたか、私にはわかりません。しかし、
義母も私と同様に強い罪悪感を持っている・・・。
それはわかりました。そうでなければこんな表情は浮かばないでしょう。
 きっと義母は、罪悪感を持ちながらも自分を抑えられないのです。
 でもそんなことはもう、どうでもよくなってきました。

 (最後に一回だけなら・・・)
 私の肉棒はすでに膨らみかけていたのです。
「そ、それはいつですか・・・?」
「今すぐ、これからじゃどうかしら・・・」
 私は会社に携帯で電話し、体調不良で休むことを上司に伝えました。

 義母にいわれ、私は携帯の電源を切りました。
 義母は食卓のテーブルからイスを引き出し、私の方に向けて座りました。食事を取るときの義母の席です。

 義母の顔は、さっきとは一変していました。
悩ましい目で私を見上げながら、口元にはどこか淫靡な笑みを浮かべているのです。
「和樹さん、お願いがあるんだけど聞いてくれる?」
「はい、何ですか?」
「今日は最後だから、和樹さんが私に奉仕してくれないかしら・・・」
 甘く囁くような声です。声だけでどこかが刺激されてしまいます。

「もちろんです」
 私が答えると、義母は片足を上げました。
「足を舐めてほしいの・・・」
「え・・・いま、ここでですか?」
「そうよ。もう始まっているの」
「あっ・・・わかりました」

 私は頭を掻きました。いますぐといっても、本当にいますぐここでとは思っていなかったからです。でも義母の中ではもう始まっていたのです。
 私は義母の前に片膝をついて座り、足首を手にとってスリッパを外しました。
 妻の顔を思い浮かべると、胸が痛みます。罪悪感も込み上げてきます。

しかし義母とこうなったきっかけを作ったのは私です。それに快感も与えてもらいました。
(そんな義母の最後の願いを、聞かないわけにはいかない!) 
私はそう思いました。
 そして、今日は心から義母に奉仕してやろうと、心に決めたのです。
 でも、やはり後ろめたい気持ちがつきまとっていました。
 
義母の足は、小さくて可愛らしい足でした。それにすべすべしています。
私は足の指を一本いっぽん口に含んで吸い、舌でぺろぺろと舐め上げました。指までとはいわれなかったけれど、そうせずにはいられなかったのです。

 そうしながら私は、義母を上目遣いに見上げました。
義母はうっとりとした顔で、ときどきほーっ、と吐息を漏らしています。
(お母さん、気持ちがいいんだ!)
 それが嬉しくて、吸う力にも舐めしゃぶる力にも、さらに力が入ります。

「あの人、病気になる前はよくそうやって足を舐めてくれたわ。足だけじゃなく全身を舐めてくれたの・・・でも、立たなくなった途端に指も触れてくれないの・・・ひどいじゃない、快感だけ教えておいて後は放ったらかしなんて・・・」

 吐息混じりにそこまでいった義母は、自分の言葉にはっとしたらしく、
「ご、ごめんなさい和樹さん、恨みがましいことをいっちゃったわね・・・」
「お母さん、いいんですよ。何をいってもぼくの心の中にしまっておきますから」
「ありがとう、本当に優しいのね、和樹さんて・・・」

 片方の足の指を舐め終わり、もう片方に移りました。
親指をぱくっとくわえ、指の付け根を唇で締めつけてちゅーっ、と吸い上げます。
「あ・・・」
 義母が喘いで身を震わせました。
 今度は指全体に絡ませるように舐めていきます。

「あ・・・あふっ・・・」
 義母の熱い吐息が立て続けに漏れています。
その気持ちよさそうな吐息を聞くたび、なぜか私の胸に堪らない嬉しさが込み上げました。そして、もっと喜ばせてあげたいと思うのです。
 私は長い時間をかけて全部の指を舐め上げていきました。

 今度は足首から膝までを舐め上げ、やがて太股を舐め始めました。
膝から下を抱きかかえ、太股を持ち上げて、その白くすべすべした太股を丹念に舐めていきます。
めくれたスカートの裾から白いパンティが覗いています。やはり刺激的な眺めです。
 私は心を込めて舐め上げました。

義母の太股はむっちりとしていますが、妻のように肌がピンと張ってはいません。
やはり年にはかないません。少したるんでいるのです。
 しかしピンと張ってない分、柔らかくまろやかなのです。
マグロの刺身も取れたてよりも熟成させたものの方がとろっとして美味しいですが、それと同じです。
脂肪をたっぷりと乗せ、色はどこまでも白く、本当に食べてしまいたくなるような太股でした。

 舌先が太股の付け根まできました。
 私は義母の両股に顔を挟まれながら、付け根に沿って舌を這わせていきます。パンティの縁も一緒に舐めてしまいます。
 いよいよ義母のあそこだ! そう思い、パンティをかき分けようと手を伸ばしました。と、義母は、
「和樹さん、そこは最後にしてもらっていいかしら・・・」
 そういって、ブラウスのボタンを外し始めたのです。

「もちろんです、お母さん」
 私は義母の乳房が剥き出しになるのを待ちました。
何だか焦らされているような気がしますが、なぜか焦らされることが心地いいのです。期待感もどんどん膨らんできます。

 義母はボタンを外し終え、ブラウスを左右に開きました。
ブラの大きなカップに包まれた乳房が、カップごと揺れているようです。
 義母が後ろに手をまわし、ブラのホックを外しました。
カップが剥がされます。ブルンと弾みながら義母の巨乳が露出しました。

 本当に大きな乳房です。でも妻のように上向きにツンと張ってはいません。乳房の付け根あたりに幾筋か皺が走り、全体も下にさがっているのです。
といってだらしなく垂れ下がっているわけではありません。形を保ちながらも少したるんでいる。そう表現するのが一番合っていると思います。

 朱色の乳首は肥大しています。乳輪も妻のそれより広がっていました。
 でも、義父に吸われ、赤ちゃんのときの宏美にも吸われてきた乳首です。肥大してしまうのも当然のことでしょう。

そこには生活感が漂よっています。私には整った形の乳首より生々しいものに見えました。
 私は両手を乳房に添え、下からすくうように揉み上げました。
同時に片方の乳首にしゃぶりついていきます。

「ああん・・・」
 義母の漏らした吐息が顔に吹きかかり、ゾクゾクと背筋に快感が走ります。
 私はチューチューと音を立てて乳首を吸いました。
プニュプニュした乳首が、吸われてキューッと縮みます。それを今度は舌で転がすように舐めていきます。

「あっ・・・ああん・・・」
 義母は悶えながら身をくねらせます。
本当に気持ちよさそうです。嬉しくなってもっと強く吸い、揉み上げる手にも力を込めます。
乳房の心地よい弾力は突きたてのお餅のようでした。
「あん・・・ああん・・・」
 義母は喘ぎ続けています。
そのうちに義母が私の頭を両手で押さえてきました。
乳首から口を離して見ると、義母が目を閉じ、唇を差し出しています。
私は夢中で自分の唇をかぶせていきました。

 義母は私の唇をチューッ、と強く吸い立ててからヌルッと舌を差し込んできたのです。
 温かく湿った舌が、私の口の中でレロレロと動きまわっています。それが気色よくて堪りません。もちろん私も、自分の舌を絡ませていきました。

 互いの舌をヌルヌル、レロレロと絡み合わせた後、今度は交互に、唇をすぼめて舌を吸い合いました。
 舌にも性感帯があるのでしょう。吸われるたびに快感が走るのです。たかが舌なのにこんなに気持ちがいいとは驚きでした。
 お互い存分に舌を吸い合った後、私は義母の口から首筋、首筋から乳房、乳房から下腹部へと唇を移動させていきました。

いよいよ義母のあそこです。
 義母が額にうっすらと汗を滲ませ、切なくも熱い目で私を見つめています。
 やがて義母はスカートを大きくまくり上げ、少し腰を浮かせました。
 私はお尻からパンティを剥くように引き下ろし、そのままスルスルと足首まで下ろしていきました。

 義母の目がさらに熱く輝いています。
私がパンティを足から引き抜くと、義母はイスから滑らせるように体を前にずらし、両足をM字に広げました。
 目と目が合いました。
義母は恥ずかしそうに、そのくせ懇願するような目で私を見つめています。私は、ゆっくりと義母の股間に顔を近づけていきました。



 義母の白い下腹部が波打っています。若い妻のそれと違い、お腹の皮が少したるんでいます。
 もしかしたら義母はそんなお腹が恥ずかしいのかもしれません。
でもそのたるんだところが逆に興奮を掻き立てます。酸いも甘いも知り尽くした「生身の女」を感じるからです。

 陰毛は黒々と生え揃っています。
手入れをしているらしく無駄毛はありませんが、かなり濃い方です。
その陰毛の濃いところにも、やはり生身の女を感じます。
 陰毛に装飾されるようにして、義母の肉ひだがぱっくりと口を開けています。

 肉ひだは少し肥大しています。
内部の赤黒い粘膜は、すでに愛液で濡れていました。濡れて、ギトギトと輝いています。
 あの清楚な義母が、こんなに生々しい性器を持っていた。そのギャップが堪りません。カーッと頭に血が登ってきます。
私は夢中で義母のそこにしゃぶりつきました。
「ああーん」
 義母が、よがり声を噴き上げました。
その声だけでゾクゾクしてしまいます。

 私は、粘膜を舌ですくい取るかのように舐め上げました。
 左右に開いたぽってりした肉ひだは、柔らかくてプニプニしています。
舐めるたびにうねうねと絡みついてきます。
 内部の赤い粘膜も同様でした。肉ひだや粘膜が、舌に反応して吸い付いてくるのです。
私の舌の方が逆に粘膜に舐められているようでした。

「ああん・・・あっ、ああんっ・・・」
 義母の甘美な喘ぎ声が、私の興奮をさらに高めていきます。
 私は義母の粘膜も自分の顔も唾液でベトベトにしながら、肉穴にも舌を差し込んでいきました。

すぼまっている肉穴にヌルッと舌先を入れ、すかさずレロレロと動かしてやります。
「ああーっ」
 義母が叫び、肉穴がキュッと閉まります。それを押し広げ、さらに舌を差し込んで動かしました。
 義母の全身が震えています。全身で喜びを表しています。
それが嬉しくて堪りません。もっと喜ばせてやりたい。そう思い、今度はクリトリスを舐めていきます。

 肉ひだの合わせ目に折り畳まれるように隠れていたクリトリスを舌で掻き出し、ベロベロと舐めしゃぶりました。
「ひいいい」
 義母の反応といったら、肉穴どころではありません。
ガクガクと首を振り、ひいひいと悲鳴のような声を噴き上げます。
しまいには私の顔を、ブルブル震える太股でギューッと締め付けてきたのです。

「和樹さん、もう我慢できないわ・・・!」
 興奮のためか義母は引きった声で叫びました。
 そして義母は、私が股間から離すのを待って床の上に横たわりました。
大きく足を広げると、
「きてっ・・・」
 堪らない顔でいうのです。

 義母のブラウスは左右に広がって乳房が剥き出しでした。スカートも腰までまくれて陰部が剥き出しです。
私に舐められた肉ひだが、唾液と愛液でグショグショに濡れそぼっています。清楚な義母の、何と淫らな姿でしょうか。

 私は急いで着ているものを脱ぎました。もう全部脱ぎ捨て、素っ裸になってしまったのです。
すでに頭の中からは妻の顔が完全に消えさっています。後ろめたさも罪悪感もどこかに行ってしまいました。

 義母が両手を差し出して私を待っています。
私は獲物に飛びつく猛獣のように、義母にのしかかっていきました。
ギューッと義母が抱きしめてきます。
腰を突き出し、ズブリッと挿入しました。

「ああーっ」
 悲鳴にも似た、義母の歓喜の声が噴き上がりました。
私は突いて突いて突きまくり、もっともっと悲鳴を噴き上げさせたのです。 
 そして、あっという間に二人は昇りつめていきました。
「和樹さん、ああっ、和樹さん!」
「お母さん、おっ、お母さん!」
 二人の声がキッチンに響き渡ります。

 ツーンと腰が痺れ、すさまじい快感とともに私は精液を噴き上げました。
 義母の肉穴も筒状に硬直し、痙攣したかのように肉棒を締め上げてきます。
「くうっ・・・!」
「あくうっ・・・!」
 ドクドクと、義母の体内に精液が注ぎ込まれていきます。
 互いの体が、いつまでも激しく震えていました。

 私は一度射精し、義母も一度絶頂に達したことで、お互いにどこか気持ちに余裕が出た感がありました。
「ね、和樹さんお風呂に入らない?」
 義母がいったので、私はすぐにうなずきました。

お風呂でさっぱりしてから、改めて始めるのも悪くありません。何しろまだ朝の八時です。時間はいくらでもあるのです。
 私は素っ裸でパジャマと下着を抱え、義母はブラウスの前をはだけたままの姿で、二人して浴室に行きました。

「洗ってあげるわ、和樹さん」
 義母が両手で肉棒を洗ってくれたので、
「じゃあ、ぼくにも洗わせて下さい」
 私もボティシャンプーの泡をたっぷりと手に乗せ、義母の股間に差し込みました。
 指でクニュクュニュと肉ひだをこすり上げている間、義母は恥ずかしそうに顔を赤らめていました。
いざやり出すとあんなに大胆で淫らなのに、こういうときには恥ずかしがる義母が、何だかとても可愛く見えてしまいます。

 広げさせた足の間にシャワーのヘッドを差込み、威勢よくお湯をかけてやると、
「ああん、恥ずかしいわ、この格好」
 と身を悶えさせます。
 互いに股間を洗い終わってから、浴槽に入りました。
 窓から朝の太陽の光がサンサンと射し込んでいます。
「あー、気持ちいいわぁ」
 私と並んで湯につかりながら、義母が伸びをしました。

お湯に濡れた乳房がプルプルと揺れ動き、私はまた催してきました。
 浴室はフロに入るのが飯よりも好き、という義父の趣味が反映されています。
浴室も浴槽も広い上、外に接する壁には大きな窓があって、まるで露天風呂のような作りなのです。しかもお湯は二四時間いつでも沸いています。

「さっきはありがとう、和樹さん。今度は私が奉仕して上げるわ」
 そういいながら、義母が顔を近づけてきました。
私の唇が、義母のぽってりと柔らかい唇にちゅーっ、と吸い取られました。
「んむ・・・」
 気持ちよくて、うっとりとしてしまいます。

ヌルッと口の中に入ってきた舌が、唇と歯茎の間をレロレロと刺激してきます。さらに歯の裏側にも、まるで生き物のように伸びてきて動きまわります。
「ん、むむ・・・」
 義母が舌を動かすたびに、口の中に快感が走りました。舌だけで恍惚としてしまいます。
 義母は、今度は私の乳首に吸い付きました。
私がしたように乳首を何度も強く吸い上げた後、ペロペロと舐めしゃぶり、舌先で転がしてきます。

「あ、ううっ・・・」
 気持ちよくて喘いでしまいます。たちまち私の乳首は固くなり、そこから体中に快感が伝わっていきます。

 義母は片方の乳首も丹念に舐めながら、お湯の中で私の肉棒を掴みました。肉棒はすでにギンギンに固くなっています。
 義母は肉棒の固さや太さを確認するかのように、何度もギュッ、ギュッ、と握りしめてきました。

「たくましいわ、和樹さん。こんなに固いものを握ったのは一年ぶりよ・・・」
 義母は嬉しそうにいい、
「ね、お尻を上げて・・・」
 とさらにいいました。
私がお尻を上げ、肉棒を潜望鏡のようにお湯の中から突き出すと、義母はすかさず唇をかぶせてきました。

「う・・・」
 義母の唇や舌が、まるで深海に棲む軟体動物のように肉棒に絡みついてきます。堪らない快感です。
「お母さん、ぼくにも奉仕させて下さい・・・」
「嬉しいわ・・・じゃあ、お湯からでましょうか」

 私は義母に手を取られて浴槽から出ました。
義母は、私をタイルの上に寝かせると、お尻を私の顔に向けてまたがってきました。義母の大きなお尻が、肉ひだを覗かせながら目の前に迫ってきます。
 義母がカプッと肉棒を口にくわえました。同時に突き出されたお尻が、私の顔に押しつけられてきます。



 私はその重量感のある尻をしっかりと両手で受け止め、ぱっくり割れた肉ひだにしゃぶりつきました。
 粘膜が、舌にどっと絡みついてきます。
「ああっ・・・」
 義母が肉棒をくわたまま熱い吐息を吐き、お尻をくねらせました。

白くて丸々として、本当に重量感のあるお尻です。このお尻に顔を押しつぶされてしまいたい、とさえ思ってしまうほどです。
 そのお尻をしっかりと掴みしめて、私は義母の粘膜を舐め上げていきました。
 義母の方も、懸命に口を使ってくれます。
ジュポジュポという音が、浴室に響き渡るほどに激しく肉棒をしゃぶり上げてくれるのです。

 堪らない快感が押し寄せてきます。こうしているだけで、体がとろけてしまいそうなのです。
 朝の日差しを浴びながら、二人は長いこと舐め合っていました。
やがて私は、我慢できなくなってきました。
「お、お母さん・・・」
「なに・・・?」
「バ、バックから、いいですか・・・」
「い、いいわよ・・・」
 お互いに声が震えていました。

 義母が私の体の上から起き上がりました。
私を見てにっこりと微笑んでから、床に両手をつき、膝を立ててお尻を突き出してきました。
私も膝立ちになり、そのお尻をがっちりと掴みます。
 義母のお尻は、上から見るとさらに重量感が増して見えます。お尻の肉が少し横に広がっているからです。

それはたぶん、まだ出産経験のない宏美と違い、義母の骨盤が広がっているからでしょう。
 ですから義母のお尻は、よくよく見ると宏美のように形の整ったお尻ではありません。それに、お尻と太股の境目に幾筋か皺もありました。
 しかし私にはそこが堪りませんでした。

骨盤の開いたお尻や皺に、熟成した義母の人生が漂っています。
みっしりと肉がついて、ドーンとそこにある。これこそ生身の女の尻なのです。
 私は義母の尻を引き寄せました。
広がった尻の割れ目の中に肉ひだが覗いています。

私は肉棒の先端をあてがいました。肉穴がヌメッと開いて先端を呑み込みます。
 ズズズ・・・と肉棒が埋没していきます。
ズンッ! と根本まで押し込むと、
「ああーっ」
 義母が感極まった声を噴き上げました。
 私はゆっくりと抽送をくわえていきました。

快感がどっと押し寄せてきます。口でしゃぶられるのも素晴らしく気持ちのいいものですが、肉穴はやはり一味違います。
 温かくて柔らかい義母の肉穴が、肉棒だけでなく私自身をも、すっぽりと包み込んでくれるような気がするのです。

「ああっ・・・か、和樹さん・・・」
「お母さん・・・」
 私は少しずつ抜き差しを早めていきました。
柔らかいのに押し込むときつい締め付けを示す義母の体内に、ズーン、ズーンと肉棒を打ち付けていきます。  

 先日もキッチンでバックから挿入しましたが、あの体勢では結合部が見えませんでした。
しかし今回は、抱えている尻を上から見下ろしています。
肉棒が出入りする穴の、粘膜がひしゃげたり盛り上がったりする様子まではっきりと見えるのです。
 あまりにも刺激的すぎます。腰の動きも自然と激しさを増していきます。

「和樹さん、いいわ! もっと、もっと突いて!」
 義母が首をガクガクと振りながら叫んでいます。お腹のあたりもブルブルと震えています。
 私はさらに激しく突き立てました。
 私がバシバシ腰をぶつけるため、義母の尻が大きなゴム毬のように弾んでいます。
「かっ、和樹さん、ああっ、あああっ・・・!」
 義母が、先に達したようです。下腹部が痙攣し、肉穴がギューツと締め付けてきました。

「あああっ・・・おっ、義母さん!」
 私も爆発しました。
背中をググーッとそり返し、凄まじい射精感に貫かれながらどっと精液を噴き上げたのです。
「ああーっ、あっ、あっ、あああっ・・・」
 義母の喘ぎ声が、湯気の溢れる浴室に響き渡っていきました。

 浴室の中で、今度は義母が私の上に乗っています。
私の股間の上にまたがり、激しく腰を上下させています。
ときおり肉棒をグリグリとこね回すように腰をグラインドさせてきます。

 その腰遣いは、本当に熟女ならではのものでした。
義母はじらすことも知っていれば、ほんの少しの違う動きで、相手に思ってもみない快感を与えることもよく知っているのです。
 そして義母は、そんな自分を隠そうとはしませんでした。
少したるんだ肌も、情欲に燃える心も、何もかもを晒け出して私を快感に導いてくれるのです。

「思い出すわ・・・和樹さんが風邪をひいた日のこと・・・」
「ぼ、ぼくもです・・・あの日、ぼくさえお母さんにしがみつかなければ、こんなことにはならなかったんですね・・・」
「そうよ和樹さん、あなたがいけないのよ」
「ごめんなさい、あ、謝ります・・・」
 しかし義母は、荒い息とともに悪戯っぽく笑いました。
「いいのよ和樹さん、謝らなくて・・・もう、いいの・・・」

 義母の顔に、あの日に見た慈愛の表情が浮かんでいます。
 私は不思議な気がしました。義母は快感に喘ぎながら、どこかさっぱりした表情でもあるのです。
 あの一瞬垣間見た、能面のような顔が思い出されました。あの顔とはあまりにも対照的な義母の顔です。

義母は義父のことや宏美のことを、いったい今、どのように思い出しているのだろう・・・そんな疑問が心に浮かびました。
 でもそれは、すぐにどこかに吹き飛びました。
義母が肉穴にギューッ、と力を込め、激しく腰をうち振ってきたからです。

「ああっ、い、いく、お母さん・・・!」
「いきなさい和樹さん・・・さあ、いくのよ!」
 微笑みながら、義母がさらに力を込めてきます。
「あああーっ」
 絡みつく粘膜の中に、私はまたも精液を噴き上げました。
 痺れるような快感が、後から後から突き上げてきます。

そのとき私は、自分の体もドロドロに溶け、精液と一緒に義母の体内に注ぎ込まれていくような錯覚を覚えたのです。
「お、お母さん、もう一回、いい?」
「いいわよ、何度でも」
 その顔が、ますます慈愛を帯びたものになっていました。
  
 その後も私は、数え切れないほど義母の中に精液を噴き上げました。
最後の方ではもう一滴も出なくなっていたのですが、それでも射精の快感は、何度でも私の体を貫いていったのです。

 そして私は、結局、義母と関係を断ち切ることができませんでした。
これが最後と約束しながら、今でも義母と禁断の関係を続けているのです。
 妻には申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも、義母から離れられないのです。
 酸も甘いも知り尽くした義母。何でも受け入れてくれる義母。そんな義母に、幼い頃に戻り母親に甘えるかのように私は体を求めてしまいます。
もちろん義母は、いつでも私を待っていてくれるのです。

 あの苦悩に満ちた能面のような顔は、あれから二度と見ていません。
きっと、義母は何かを断ち切ったのです。そんな義母がますます義父のよき妻であり、妻・宏美のよき母親に見えてくるのが不思議です。

 最近では、妻に悟られてしまうのも時間の問題のような気がしています。
 でも、断ち切れないのです。
 熟女の魅力から、私は逃れられないのです。

義母・禁断の淫ら指 終


[ 2014/03/05 ]   管理人の小説 | TB(-) | CM(-)

聖母淫辱



特別高等警察(特高)は、反政府的な団体の監視・取締りを目的に明治44年警視庁に設置された。
一般の警察と違って内務省直属であり、被疑者に過酷な尋問を加えたり、時には死にいたらしめる拷問もおこなった。
数々の歴史的事件に関わっているが、特に第二次大戦中は憲兵とともに世間から恐れられた。

いまさら特高の話など聞いて、何になるんですか?
もう老い先短い身ですからね、あんな恐ろしいことを思い出したくはないのですよ。
何度も訪ねてきましたが、いったいあなた方はどういう方々なので?

はあ、戦争の悲惨さを後世に伝えるべく記録している? 今後も戦争が起きないようにですと……。
 無理ですな。そんな記録がいくらあったところで、戦争を無くすことなどできやしませんよ。

 国家というのは庶民の感覚とはまったく違う別の生き物なのです。まあ、あなた達の真剣さは認めますがね、今さら思い出して苦しむのはごめんです。
何? それを承知で頼んでいると? 困りましたな……。

まあ、そこまでされては仕方ありません。顔を上げなさい。
 いいでしょう、六十年前の、私のあの恐ろしい体験を聞かせて上げましょう。しかしひどい人達だ。私が、頼まれると嫌と言えない性格なのを知っていましたな……。
……・・

では改めて自己紹介しますか……。
私は結城友幸。あのときは、確か十四才でしたね。学年でいうと旧制中学の二年生です。
 終戦を翌年に控えたあの時期、学生といっても毎日徴用に駆り出され、穴を掘ったり、軍事工場で働かされたりと、授業などはほとんど無かったです。

 ご存じの通り私の家は代々の土地持ちで、結城財閥として有名でした。広大な土地に建つ屋敷は大正時代に建てられた洋館でした。
 私は、お抱え運転手もいるし女中もいるしという、そんな裕福な家の一人息子だったわけです。

 代々の土地を引き継ぎ、事業も幅広くやっていた父は、大学出のインテリということもあって、あの戦争には批判的でした。
 ただし、決して人にはいいませんでしたよ。何しろあの当時は「銭湯の会話まで筒抜けになる」と言われたほど、世間には特高の目が光っていたからです。
 ちょっとでもお国を批判するようなことを口走ったら、たちどころに連行されてしまいますからね。

ある土曜日の晩でしたが、父の大学時代の親友が訪ねてきました。
 名前は確か、白石でしたね……この白石が突然、真夜中にやってきたのです。特高に追われているから匿ってくれ、助けてくれと言ってね……。

 私は今でも、白石という名を思い出すと怒りに体が震えるのですよ。彼さえこなければ、私や私の家族があれほどの地獄絵図を見なくてすんだのですから。
 これは後から聞いた話しですが、彼はある政治結社の活動家でした。反戦思想のビラを作ったり、アジ演説を地下集会などでおこなっていたのです。

こんな危険人物を特高が放っておくわけはありません。
しかし彼は何度も特高に追いつめられながら、そのたびに運よく逃げのびていたのです。
白石に対する特高の怒り、憎悪、というのは尋常ではなかったですね。

父も私と同じで、頼まれると嫌と言えない性格でした。
しかも、大学時代の親友です。父に断れるはずはありません。
 父はそのまま彼を車に乗せ、お抱え運転手に運転させて長野県にある別荘に連れていきました。

 財閥でしたからね、別荘はいくつもありました。どの別荘にも管理人がいるので、食事の心配もありません。
ただ父は、そのことを私達に何ひとつ言わなかったのです。
彼が活動家だということも言わなかったし、どこに連れて行くとも言いませんでした。
知らない方がいいと考えたのでしょう。でもそれはまったくの計算違いでした。

 どこに連れて行ったか、知っていればすぐに白状することができたのです。白状できないがために、母はあんな酷い目に合わされてしまったのです。
 特高の執念は恐るべきものでしたよ。白石が家にやってきて半日もたたないうちに、もう嗅ぎつけてきたのですからね。

日曜日の、昼を少し過ぎた頃、彼らの車がものすごいスピードで屋敷に入ってきました。
 窓から見ていた私と母は、震え上がりましたよ。何しろ彼らは一様に歪んだ恐ろしい顔をしており、しかも拳銃まで携えていたのですから……。

正面玄関の大きなドアが乱暴に叩かれ、
「ドアを開けろ!」
と、怒鳴り声がした。
母は広い玄関先に向かった。
母に、部屋にいなさいと言われたが、心配でぼくもついていった。

母がドアを開けると、四人の特高がドカドカと家の中に入ってきた。
 背広と革靴の彼らは一見普通の刑事のように見えたが、体から発する雰囲気にはただならぬものがあった。どの顔も、人を殺すことさえ平気でできそうな面構えなのだ。
しかも、彼らのうち三人は拳銃を握っていた。

「特高だ、全員動くな!」
 と、長らしき男が怒鳴った。その声はぼくと母、それに何事かと飛び出してきた女中二人の足をすくませるには十分な迫力があった。
 男は拳銃の変わりに木刀を持っていた。そして、彼以外はそれぞれ銃を構えて屋敷の奥に散っていった。

 五十がらみで体のがっしりしたその男は、胸元から黒い手帳を取り出して青ざめた母の前にかざした。
「内務省特高一課の古屋だ。手配犯の白石という男がこの屋敷に匿われているはずだ。当主の結城丈太郎を呼んでもらおう」
「夫は、い、いま家を留守にしています……」
「何? どこに行った!」
「わ、わかりません……な、何も聞かされていないのです」
母の声は震えていた。

「嘘じゃあないだろうな……ではもう一度聞くが、白石という男はここに来たか?」
「……」
 母は口を閉ざした。父が手配犯と関わっているとわかった以上めったなことは答えられないと、とっさ考えたのだろう。だが、
「答えられないのは来たということか……結城は、白石をどこかに連れていったんだな?」
 ただでさえ怖い古屋の顔が、怒りのためかギューと歪み上がった。はっとした母の顔がみるみる蒼白になっていった。

 屋敷のあちこちから乱暴にドアを開ける音が聞こえていたが、やがて静かになり、部下達が戻ってきた。
「課長、屋敷内に白石はいないようです!」
 それぞれが、背広の下に装着したホルダーに拳銃をしまいながら、一人が代表して報告した。

「いないはずだ。当主の丈太郎が白石を連れ出したんだ!」
古屋がいまいましそうに吐きすてると、部下達もみな、怒りに顔を歪ませた。
「くそ、ここまで追いつめたのに!」
「あの野郎め、捕まえたら八つ裂きにしてやる!」
「まあ待て……」
部下達を押しとどめた古屋は、母に憎悪のこもった凄い目を向けた。

「奥さん、あんたは知っているはずだ。答えてもらおう、丈太郎は白石をどこに連れていった?」
「……で、ですから、さっきも申し上げた通り、夫は何も言わずに……」
「何だと!」
「嘘を言うな!」
「課長、いますぐこの女を尋問して吐かせましょう!」
母を怒鳴りつける部下達は、まるで掴みかからんばかりの威勢だった。

 寸前のところで取り逃がしたこともあるだろうが、これまで白石にはよほど煮え湯を飲まされてきたに違いない。怒りや憎悪が、オーラのように彼らを包んでいた。
古屋は女中二人に近づいていった。

 まず一人目は、ぼくが産まれる前からこの屋敷にいる志乃だった。志乃は確か来年還暦を迎えるといっていた。
「おい、婆さん、お前は何か知っているか?」
「し、知りません、な、何も見ていません……」
志乃は震える声で答えた。今にも腰を抜かしそうだった。
「お前は?」
 もう一人、こちらはまだ二十歳をすぎたばかりの裕子という女中だ。裕子も震え上がっていた。

「まったく……まったく存じ上げません……」
裕子もやっとのことで答えた。
古屋は、今度はぼくの顔を見た。
「小僧、お前は?」
「し、知りません。本当に……」
そう答えるしかなかった。
 ぼくは夕べ二階の自室でぐっすり眠っていて、階下の物音にはまったく気づかなかったのだ。

ちっ、と舌打ちをした古屋は、再び母に視線を戻した。
怯えて後ずさりする母を睨みつけながら、古屋は何かを考えている風だった。
やがて古屋は、なぜかその顔に凄い笑いを浮かべたのだ。

「白石はもう、捕まったも同然だ。奴にはもう逃げ場がないんだ。結城が奴をどこかに隠してくるとすれば、奴はその場所が安全だと思って動かないだろう」
「戻ってきた結城に案内させれば、今度こそ白石を捕まえられるわけですね」
「そういうことだ。しかし、こいつらが知っていればもっと早く捕まえられる」
古屋がそういったとき、一瞬だが部下達は黙り込んだ。

そして、三人ともどこか嬉しそうに、舌なめずりをするような顔で母を見たのだ。
 ぼくはドキッ、とした。彼らの目に、白石に対する憎悪とは別の何かが浮かんでいたからだ。
暗くて、どこか淫らな輝きを帯びたその目に、ぼくはいやな予感を覚えた。

「よし。さっそく尋問を始めよう」
そう言った古屋も、彼らとまったく同じ目をしていた。
ところで、尋問と聞いてぼくは震え上がった。母も女中二人も同じだったろう。
 彼らの尋問がどれほど恐ろしいものかは、噂で聞いていた。殴る蹴るは当たり前で、嘘か本当か惨殺された者までいるというのだ。

 そんなことは、別の世界の出来事としか思っていなかった。まさか、自分達がこの恐ろしい特高に尋問を受けることになるとは、ぼくは夢にも思っていなかった。
ぼく達は全員、一階の父の書斎に連れていかれた。
窓から中庭が見渡せるので、彼らはこの部屋を臨時の取調室にしたのだ。

書斎は二十畳ほどある。床には絨毯がしいてあり、壁一面に書棚が並んでいる。
 壁際にあった父の机の上から、古屋は、書物や筆記用具などを乱暴に叩き落とし、部下達に命じて部屋の中央に移動させた。

別の部下が、隣の部屋から椅子をひとつ持ってきた。
机を挟んで二つの椅子を向き合うように並べ、一方の椅子に母を座らた。
臨時の取調室が、簡単に出来上がってしまったのだ。
ぼくと女中二人は、部屋の壁を背に並んで正座をさせられた。



「さてと、では始めるとするか……」
古屋はどっかりと椅子に腰を下ろし、母と向き合った。
母は美貌の持ち主だったが、その美貌が硬直していた。
「奥さん、まずあんたの名前から聞こうか。名は何という?」
「結城……き、君恵です」
「君恵か。年は?」
「三五才です……」
「では君恵、夕べ白石がやってきたときのことから詳細に話してもらおうか。言っておくが、嘘をつくとためにならんからな」
「は、はい……」

怯えた声で、母は話し始めた。
 夜中にドンドンとドアが叩かれ、出ていくと一人の男が父と小声で話し合っていたこと、母と女中二人を部屋に戻らせ、そのまま運転手と三人で屋敷を出ていったことなどを、母は細かく語っていった。
 古屋は母を呼ぶたびに、奥さんではなく「君恵」と言った。母が、父以外の男に呼び捨てにされるのが、ぼくは不快でならなかった。

 部下達はというと、一人が古屋の後ろに立ち、一人がぼくと女中二人を見張り、最後の一人が窓の外を見張っていた。
 だが、ぼくにはわかった。見張りながら、チラチラと母を見る彼らの目は、好奇と欲望に暗く光っていた。獲物を前に、舌舐めずりをするような目だったのだ。

 確かに母は美貌の持ち主だった。切れ長の目がすっきりとし、京人形のように整った顔立ちをしていた。しかも清楚だ。
 それにスタイルもよかった。当時の女はみな和服にもんぺが義務づけられていたが、母は外出するとき以外、洋服を着ていた。
 その洋服の下から、豊かに盛り上がった胸や、引き締まったウエスト、丸々と形のいい尻が見てとれるのだ。

彼らはそんな母の体を、舐めるように見まわしていた。
それは、母の名を呼び捨てにされると同様に、ぼくにとって堪らなく不快なものだった。
「やはりお前は嘘を言っているな!」
何度も同じことを聞き、何度も同じことを答えさせたあと、古屋は母を怒鳴りつけた。

「お前もその場にいたのだろう、何も聞いてないはずはない!」
「本当に何も聞いていません……夫はその人を連れてすぐに出ていってしまったのです……」
「黙れ、そんな話しが信用できるか!」
古屋の目は、爛々と輝いていた。まるで獣のような目だった。

 ぼくは激しく胸を締めつけられた。ぼくにとって大切な、かけがいのない母が窮地に陥って震えている。それなのにぼくは何もできない。ただ見ていることしかできないのだ。
「課長、少し痛めつけますか」
部下の一人がいった。どこか嬉しそうなその声に、ぼくの胸はますます締めつけられた。

「ああ。我々を少し舐めているようだ。思い知らせる必要があるな」
古屋がニタリと笑った。
部下達もいっせいに口元を歪めた。
足下から、ゾクゾクと冷たいものが突き上げてきた。

 彼らはいったい何をするつもりなのだ……。震えながら、ぼくは母を見た。母も、怯えた顔でぼくを見ていた。
古屋はニタニタと笑いながら母に命令した。
「ふふっ、お前の体に聞いてやろう。裸になれ、君恵」
「……!」
ギョッ、とした母が、目を見開いて古屋を見た。
ぼくも、ガン、と頭を殴れたような衝撃を受けた。

「聞こえないのか、オレは裸になれと言ったんだ!」
 母は何も答えられず、切れ長の目をますます見開いて古屋を見ていた。やがて唇がワナワナと震え出した。
「そ、そんなこと……で、できません」
悲痛な声を絞り出した母に、古屋はにいっ、と笑って見せた。それから、
「それなら、できるようにしてやろう」
そう言って、部下の一人に持っていた木刀を手渡した。

窓を見張っていた部下が木刀を受け取り、ぼくにツカツカと歩み寄ってきた。
 そして、正座しているぼくをいきなり前に引き倒し、ぶざまに俯せになったぼくの背中に、木刀を振り下ろしたのだ。
少年だからといって、まったく容赦がなかった。
 ドスンと背中に衝撃がきたとき、ぼくはカエルのようにぐえっ、と声を上げていた。目の前に火花が飛び、それっきり声を上げられなくなってしまった。

「な、何をするんです! やめて、やめて下さい!」
母が叫び、立ち上がろうとしたが、別の部下が椅子に押さえつけた。
そいつは、何度もぼくの背中に木刀を振り下ろした。
ぼくは今まで、こんな激痛を味わったことがなかった。
 痛すぎて、のたうつこともできないのだ。しかも息ができない。窒息寸前の金魚のように、ぼくは口をパクパクさせるしかなかった。

そのときだった。
「やめて下さい! 言われたとおりにします。だからもう、友幸を叩かないで!」
母が、びっくりするような大声で叫んだのだ。
部下が、木刀を振り下ろす手を止めた。
古屋が目配せし、母を押さえつけていた部下も手を離した。

ぼくに駆け寄った母は、
「友幸、大丈夫? しっかりして友幸……」
声をかけながら、背中を夢中でさすってくれた。
 そのおかげでぼくはやっと呼吸ができるようになりぷはーっ、と胸に溜まった空気を吐き出した。

「大丈夫ね、息、できるわね?」
声がでないので、ぼくはゼイゼイと荒い息をしながらうなずいてみせた。
母は立ち上がり、キッと睨むような目を古屋に向けた。
「言うとおりにします。ですからこれ以上、友幸には手を出さないで下さい!」
さっきまでの怯えた声ではなかった。母は凛とした声でそう言ったのだ。
その声に、古屋達も一瞬驚いたようだった。

「いいだろう、お前さえ言うことを聞けば息子には手を出さんよ」
古屋はそういって、またもニタッ、と笑った。部下達も一斉に口元を歪めた。
「さあ、脱いでもらおう」
「わかりました」
 母はきっぱりと答えた。見開いた目に挑むような輝きをたたえながら、母は服を脱ぎだした。

「お、奥様……」
 女中の志乃が、いまにも泣き出しそうな声を漏らした。母は、だいじょうぶよ、というように志乃をみ、それからぼくの方も見た。
(仕方がないのよ、我慢して友幸……)
母の目はそう言っているようだった。ぼくは、胸が張り裂けそうだった。

 父によく尽くし、ぼくにも惜しみなく愛情を注いでくれる母は、どちらかといえばおおらかな性格だった。優しくて、いつも笑みを絶やさないのだ。
 それに、財閥の妻だからといって少しも奢ったところがなく、二人の女中に対しても、まるで家族のように温かく接するのである。

ぼくは、母の怒ったところを見たことがなかった。
 母の笑顔はいつでもまわりを明るくさせた。いってみれば、母は家の中で太陽のような存在だった。
 その母が、ぼくを守るために今まで見たこともないキッ、とした顔をし、切れ長の目に悲壮な覚悟の色をたたえていたのだ。

いつものおおらかな母とは、まるで別人のようだった。
古屋達はもちろん、ぼくや女中達にも見られながら、母は服を脱ぎ始めた。
 今のこの時代、男はみな国民服で女はもんぺ、それも地味なものをはくことが義務づけられていたが、母はもんぺが嫌いで、外に出るとき以外家の中では洋服を着ていた。
その洋服を、母は一枚ずつ脱ぎ捨てていった。

覚悟を決め、淡々と脱いではいたが、やはりその手は小刻みに震えていた。
女中二人は、泣きそうな顔で母を見上げている。
ぼくも、背中の激痛にうめきながら、横たわったまま母を見上げていた。

ぼくの胸は激しく掻きむしられていた。母を助けられない自分が、堪らなく悔しかった。
とうとう母は、今でいうキャミソール姿になってしまった。
「課長、このご時世に、こんな贅沢なものを着ているなんてけしからんですな」
ゴクリと唾を呑みながら、部下のひとりがいった。

「うむ、けしらん。だが見ろ、いい乳してるじゃないか」
「まったくですね」
 彼らが一様に目を輝かせたのも仕方のないことだった。乳首は見えないものの、キャミソールの下から、乳房が大きな果実のように突き出していたからだ。
母は頬を赤く染めていた。体も小刻みに震えていた。

 貞操観念の強い時代である。これ以上肌を晒すのは、母にとって死ぬほど辛いことだったろう。
その羞恥と屈辱を思い、ぼくはますます胸を締めつけられた。
母は唇をきつく噛みしめながら、キャミソールを脱いだ。
と、雪のように白くてたわわな乳房がプルン、と波打つように弾みながら飛び出した。
それはぼくも含め、ここにいる者全員が思わず息を飲むほど見事な乳房だった。

「みごとな乳だな、おい」
「まったくです課長」
古屋達の目が、母の乳房にねっとりと注がれている。
その不快さに、ぼくは悪寒さえ覚えた。
 だが、そのとき、なぜかぼくの体にズンと重い衝撃が走った。そして、母の乳房から目が離せなくなってしまったのだ。ぼくはえっ、と思った。
 母の豊かな乳房は、形もよく張りもあった。抜けるように白くて静脈が透けて見えるほどだった。

「実にみずみずしい乳ですね」
「だが見ろ、乳首は肥大しているぞ」
「確かに。いかにも子供を一人育てた母親の乳首ですね」
「や、やめて下さい!」
 母が堪らない声を上げた。息子の前で体を品定めされているのだ。母には耐え難いことだったろう。

 ぼくも、白石の行方とはまったく関係ないのに、母の体を執拗に見つめまわす彼らにいいようのない怒りを覚えていた。
だが、そんなぼくも母の体から目が離せないでいた。

 しかし、これほど羞恥に悶えている母が、いくらぼくを守るためとはいえ、最後に残ったパンティまで、本当に脱いでしまえるのだろうか……。
 普通ならまず脱げないはずだし、脱いでほしくない。しかし、脱がないとぼくはまた木刀で殴られる。

どっちも死ぬほど嫌だった。ぼくはブルブル震えながら母を見つめていた。
 だが母は、羞恥に顔を真っ赤にし、全身をブルブル震わせながらも、パンティに手をかけたのだ。

 最後の勇気を振り絞るように、母はカッ、と目を見開いた。そして、パンティをグッ、と引き下げた。
 むっちりと盛り上がった尻からパンティが剥かれ、尻の割れ目が剥き出しになった。白くてプリプリした尻だった。
パンティは、形よくすらりと伸びた両足の間をスルスルと下ろされていった。
とうとう母は、両足からパンティを抜き取ってしまった。

 一糸まとわぬ素っ裸になった母は、もうそれだけで力尽きたように、呆然とその場に立ちすくんでいた。
「ほう、実に肉感的な体をしてるじゃないか!」
「まったくです課長、堪りませんね!」
古屋達は、感嘆の溜息さえ漏らしていた。
母は、身も世もないといった風情で羞恥に耐えている。



 母の下腹部には黒々とした陰毛が生え揃っていた。それを見てぼくは、胸を掻きむしる思いだった。陰毛まで剥き出しにさせられた母が、あまりにもかわいそうだったからだ。
二人の女中は啜り泣いていた。

 だがぼくは、母がかわいそうで胸を締めつけられながらも、母の体からやはり目を離せなかった。
実はこのとき、ぼくは母の裸を見て激しく興奮し、勃起していたのだ。
今までぼくは、母の体に興味を持ったこともなければ、女として見たこともない。
 それなのにぼくは激しく興奮し、しかも勃起までしてしまった。なぜかというと、あまりにも刺激が強すぎたからだ。

ぼくは十四才だった。人生でも性欲のもっとも強い時期なのである。
だがぼくは、これまであまり性欲に悩まされたことはなかった。
 ときおり下腹部が焼けるように熱くなり、堪らずに自慰をしたこともあるが、だからといっていつもギラギラしていたわけではなかった。

それは、戦局の激しいこの時代、性欲を煽るものなど何もなかったからだ。
 ヌード写真もないし、エロ雑誌なんてものもない。女はできるだけ肌を露出しないようにしていた時代だった。

 幼い頃は別として、成人した女のあそこなど見たこともないのだから想像のしようもなかったし、性欲はほとんど夢精で解消されていたのである。
 そんな、まったく免疫のなかったぼくの目の前で、いきなり母が素っ裸にされてしまった。母とはいえ女なのである。

 ふるふると震える乳房や、むっちりと重量感のあるお尻、さらには、黒々とした陰毛までが目の前に晒されていた。
ぼくにとってそれは、あまりにも生々しく、あまりにも刺激的すぎる光景だった。
 そしてぼくは、興奮と同時に胸に強い痛みも覚えていた。たぶんそれは、背徳的な怯えからきていたのだと思う。

 興奮してはいけない相手に興奮している自分が、ぼくは怖かった。また、母を穢しているような気もしてならなかった。
それが、罪悪感になって胸に込み上げてくるのだ。

 だからぼくは、必死に自分を抑えようとした。いけない、これはぼくの母なのだ。母の体に興奮してはいけないのだと、心の中で何度も叫んだ。
 だが、無駄だった。母に申し訳ない気持でいっぱいなのに、ぼくはどうしても母の体から目を離せなかったのだ。

「本当にいい体してやがるな」
「色は白いし、おっぱいもケツも張りきってやがる」
「結城の野郎、非国民のくせにこんないい女と毎晩おまんこしてやがるのか」
部下達が目をギラギラさせながら、言い合っていた。
 その卑猥な単語に、母はビクッ、と体を震わせた。彼らは、わざと言っているのだ。恥ずかしい言葉を浴びせて母をいたぶっているのだ。

 机の横に素っ裸で立ち尽くした母は、目を閉じ、唇を固く結んで、この悪意のこもった会話に耐えていた。しかしその顔は真っ赤に染まっていた。
そのときぼくは、ふと思った。

 もしかしたら彼らは、白石に対する憎悪を母にぶつけようとしているのではないか。母をいたぶることで、憂さを晴らそうとしているのではないか。
だとしたら母は……。
 そんな考えが浮かび、ぼくはゾッ、とした。そんなわけはない、いくら特高だってそんなことをするはずがない! とその考えを必死に否定した。

しかし……。
古屋がぼくの顔をじーっ、と見つめてきた。
「お前は確か……友幸とかいったな」
「……」
ぼくは答えようとしたが、古屋の目が怖くてとっさに声が出なかった。
「どうなんだ、お前は友幸だな!」
古屋が怒鳴り、あわてて母が声をかけてきた。

「こ、答えなさい友幸、ちゃんと名前をいうのよ」
ぼくはやっとのことで口を開いた。
「と、友幸です……」
「よし友幸、お前はいま何才だ?」
「じゅ、十四才です……」
ぼくが答えると、古屋はニタリと笑った。

「友幸、お前くらいの年だったら、女の体がどうなっているか知りたくて堪らないだろう……どうだ?」
「……」
ぼくは驚いて古屋の顔を見つめた。いったい何を言い出すんだと思った。
「そうだろう友幸? だってお前、お母さんの裸を見て前を膨らませてるじゃないか」
「……!」

ぼくはギョッ、とし、同時に体がカーッ、と熱くなった。母も驚いてぼくの顔を見た。
 ぼくは、どういう顔をしたらいいかわからなかった。母に知られてしまった動揺が、体中に震えとなって広がっていった。
ぼくの顔が真っ赤になっていくのを見て、古屋はまたもニヤリとした。

「勃起していることがバレて恥ずかしいか? だがな、お前は運がいいぞ。今日は特別に、お前に女の体を教えてやろう……お母さんの体でな」
「!」
驚きというより、衝撃だった。ぼくは息が止まりそうだった。

古屋は母に向き直ると、容赦なく命令した。
「君恵、そこに座れ。座って足を広げろ、友幸におまんこを見せてやるんだ!」
「えっ!」
母にとってもそれは衝撃だったろう。母の顔はまるで凍りついたようだった。
「聞こえなかったのか? 年頃の友幸に女の体を教えてやるんだよ。言うことを聞かんと、友幸がまた木刀の餌食になるぞ」
「お、お願いです、それだけは!」
「では早くしろ!」

古屋は、椅子から立ち上がって部下に目配せした。
部下達はさっと駆け寄り、机と椅子を壁際にずらしていった。
広くなった部屋の中央で、母がまたも覚悟の表情を浮かべていた。
そして、恥ずかしくて堪らないぼくに、にっこりと微笑んでくれたのだ。

「友幸……友幸の年頃はみんなそうなの。だから気にすることなんて何もないのよ……お母さんのことも、心配しなくて大丈夫だから……」
「お、お母さん……」
ぼくは救われた思いだった。
 母の体を見て勃起したぼくに、母は少しも嫌悪の表情を見せなかった。もし母が、おぞましいものでも見るような目でぼくを見ていたら、ぼくはもう生きていけなかっただろう。

 母は言い終わると大きく深呼吸した。それから絨毯の上に座り、両手を後ろについて背中を支え、両足を広げていった。
 母の股間がぱっくりと割れ、肉のひだがさらけ出たとき、ぼくはガンと頭を殴られたような気がした。
 母がこんな格好をしたことがショックだったし、母の股間にあんなに生々しいものがついていたことがさらなるショックだったのだ。

「友幸、こっちへ来い」
古屋が、今度はぼくに命令した。
ぼくは起き上がり、這いずるように母のそばにいった。
母は、ぼくを見ながら何とも優しく微笑んでいる。
古屋の淫らな企みを承知で足を広げた母に、ぼくは泣きたくなる思いだった。
ぼくは、母の股間に顔を近づけた。

「友幸、お母さんのおまんこだぞ、よーく見るといい」
 古屋が言った。その声には何とも淫靡な響きが含まれていた。部下達もニタニタと笑いながら嫌らしく目を輝かせている。
 ぼくは顔を上げたが、母がかわいそうだったし、自分も恥ずかしいしで、とても正視できずに目をつぶってしまった。

「友幸、ちゃんと見ないか!」
古屋が怒鳴った。
「と、友幸、お母さんは平気よ。だから見ていいのよ」
 母は、自分の置かれた立場よりもぼくのことばかり心配していた。また木刀で殴られやしないかと心配で堪らないのだ。

「お母さんもああ言ってるんだ、さあ、よく見ろ!」
仕方なくぼくは目を開けた。
 お母さんごめんなさい、と心の中で何度も謝りながら、ぼくは母の性器を凝視していった。

(お、お母さんて、けっこう毛深いのかな……?)
 ぼくがまず最初に思ったのはそれだった。どうしても母の陰毛に先に目がいってしまうのだ。

白く、なめらかな母の下腹部には、逆三角形の形に陰毛が生えそろっていた。
 大人なのだから毛が生えているのは当然のことだ。だが、最近やっと生え揃ったばかりのぼくとくらべ、母の陰毛ははるかに黒々と密生していた。
 一本一本がぼくよりも太く、チリチリと縮れている。白く輝くような肌と、黒く縮れた陰毛があまりに対象的だった。

清楚な母の股間に、こんなにも陰毛が密生していた……それが、ぼくには驚きだった。
 陰毛がもっとも密生し、ふっくらと盛りあがった恥骨の部分から下は、断崖のようにズルッと落ちこんでいる。
落ち込んだそこに二枚の肉のひだが、ねっとりと閉じ合わさっていた。

 ふくよかで柔らかそうなその肉ひだは、左右に引っ張られてほんの少し口を開き、内部の赤い粘膜を覗かせていた。
 さらにそのすぐ下には、朱色の肛門がひっそりとすぼまっていた。まるで菊の花びらのようだった。

 それを見て、またもぼくは驚いた。母の股間に生々しい性器がついていたことが驚きだったし、お尻の穴がついていたことも驚きだった。
ぼくの心の中にあった清楚で清らかな母の像と、それはどうしても結びつかなかった。
 ぼくはちょっとショックだった。母のせいではないけれど、母の清らかさが穢されたような気がしたのだ。
しかし……。

自分でも驚いたことに、逆にぼくはますます興奮していた。
清楚なのに、実は生々しかった母の体に、ぼくは言いようのない興奮を覚えていたのだ。
「友幸……おい、友幸!」
 古屋の言葉で、ぼくは我にかえった。どのくらいかわからないが、ぼくは我を忘れ、夢中で母の股間を凝視していたらしい。そんな自分が恥ずかしかった。

見上げると、母と目が合った。
(大丈夫よ)
と、母はうなずいて見せてくれた。
だが、仕方のないことだが、やはり母の顔には困惑の表情も混じっていた。
「友幸、見てばかりいないで、お母さんのおまんこの匂いを嗅いでみろ。きっといい匂いがするぞ」
それを聞いて母は大きく顔を歪めた。
だがぼくは、母に申し訳ないと思いながらも、命令されたことがちょっと嬉しかった。
 実は、ぼくは母の性器を嗅いでみたかった。いったいどんな匂いがするのか知りたかったのだ。

 ぼくは、鼻先を母の肉ひだに近づけていったが、母のことを思うとすぐには匂いを嗅げなかった。匂いを嗅ぐ自分の姿を母に見られたくない、という思いもあった。
しかし、命令されたのだから嗅ぐしかなかった。
ぼくは、思いっきって匂いを嗅いだ。
 と、甘酸っぱい甘美な匂いが鼻孔に広がり、ぼくは一瞬くらくらした。なんていい匂いだろうと思った。

 母の性器には、いくつかの匂いがミックスされていた。たぶん性器そのものの匂いに汗の匂い、それとほんの少しおしっ○の匂いも混じっているのだろう。
それらが渾然一体となって甘酸っぱい匂いになっているのだ。
 ぼくは頭の中をくらくらとさせながら、腹いっぱいにその匂いを吸い込んだ。肉棒がますます固くなったのがわかった。



「どうだ友幸、お母さんのおまんこはどんな匂いがする?」
 古屋が聞いてきた。どんなと言われても、とっさに何と答えればいいか、ぼくにはわからなかった。
「どんな匂いか、感じたまま言ってみろ」
古屋は執拗だった。母の真っ赤な顔がますます歪んでいった。
女中や部下達の前で性器の匂いまで言葉にされたら、母は堪ったものではないだろう。

母がかわいそうすぎて、ぼくは口を開けなかった。だが、
「言え! 言ってみろ」
 と、怒鳴る古屋は、ぼくが言うまで許してくれそうになかった。仕方なく、ぼくは言った。
「あ、甘いような……酸っぱいような匂いがします……」
「それだけか?」
「チーズのような匂いも……」
「いい匂いか?」
「は、はい……いい、匂いです……」
「そうか、おまんこの匂いを嗅いでますます興奮したろう」
「はい……」
そう、答えるしかなかった。確かに興奮をそそる匂いなのだから仕方ない。

「ようし、もっと嗅げ、堪能するまで嗅いでやれ」
「ああーっ」
 あまりの羞恥に叫び上げ、身をよじる母の性器に、ぼくはまたも鼻をくっつけるようにして匂いを嗅いでいった。
「ああっ……あああっ……」
あえぎ上げる母の太股が、ブルブルと激しく震えていた。

「よし、もうそのくらいでいいだろう。友幸、今度はお前が産まれてきた穴を確認してみようじゃないか。お前の手で、お母さんのおまんこを広げてみろ。ただし、我々にも見えるようにめいっぱいな」
夢中で匂いを嗅いでいるぼくに、古屋が新たな命令を出してきた。

 さっきもそうだったが、ぼくは命令されたことが内心嬉しかった。そしてまた、嬉しいと思ったことで強い罪悪感を覚えた。
ぼくは、母にあまりにもひどいことをしている……。そう思った。
でもぼくは、命令通りにするしかないのだ。

 ぼくは、母の顔を見上げた。母は頬を真っ赤に染め、困惑と恥ずかしさに目をうるうるとさせていた。唇も震えている。
しかし母は、ぼくと目が合うとその唇をほころばせ、かすかだが笑みを作ってくれた。
ぼくは、うなずき返してから、母の股間に目を戻した。

 何度見てもクラッ、とするような生々しい性器が、甘美な匂いを発散させながらぼくを誘っている。
 ぼくは両手を差し出していった。肉ひだに指先が触れた。白く滑らかな母の太股がブルッ、と震えたが、ぼくはそのまま絡ませるように指をそえていった。
母の肉ひだはふっくらと柔らかい感触だった。その肉ひだを左右に広げていく。

 もともと少し口を開け、内部の赤い粘膜を垣間見せていた肉ひだが、ゴムのように伸び上がっていった。
 同時に、内部に隠されていた粘膜がいやおうもなく全体を剥き出しにし、発散する匂いもさらに濃いものになった。

ぼくは目一杯肉ひだを広げながら、
(お母さん、ごめんなさい……)
と、心の中で何度も謝った。そのくせ、夢中になって覗き込んだ。
 うねうねと真っ赤な粘膜が、ねっとりとした輝きを放っていた。中心にぽっかりと穴が開いている。

 ぼくはまたも衝撃を受けた。まるで深海に棲む軟体動物の内蔵を、目の前に突きつけられたような気がしたのだ。
あまりにも生々しくて、恥ずかしさまで込み上げてくる母の性器だった。
 母がこんなにも恥ずかしいものを持っていたなんて、ぼくには信じられなかった。しかしこれは、まごうことなき母の性器なのだ。

 母が下腹部をヒクヒクさせている。ぼくの鼻息が粘膜に吹きかかっているのだ。母も死ぬほど恥ずかしいことだろう。
古屋達が、卑猥な笑い声をもらしていた。
「どうした友幸、そんなに驚いた顔をして」
「お前の産まれてきた穴と対面しているんだぞ。もっと嬉しそうな顔をしろよ」
部下達の言葉に母がああっ、と声を上げた。
母をどこまでも辱め、いたぶろうとする彼らに、ぼくは心の底から怒りを覚えた。

「そうだ……」
一人が、名案が浮かんだとでもいうように手を打った。
「君恵、友幸が広げているお前のそこを、四文字で何というか言ってみろ」
「おっ、それはおもしろい。お前みたいな上流階級の女が、どんな顔で四文字をいうのかオレも聞いてみたいぜ」
「さあ言ってみろ、君恵」
部下達の思いつきが気に入ったらしく、古屋も黙ってうなずいている。

 ぼくは、何と下劣で卑猥なことを考えるのだろうと思った。さっきから彼らがわざと使っているその言葉なら、ぼくも知っている。
 でも、ぼくにはとても口にできない恥ずかしい言葉だ。もちろん、母も言えるわけがないと思った。
 母の顔は、これ以上ないほど歪み上がっていた。ぼくはそんな母を、ハラハラしながら見つめていた。

「言うんだ君恵!」
「言え! 言わないとまた友幸を木刀で打つぞ」
「やめて!」
母が叫んでいた。ぼくの頭の上で、乳房がフルフルと揺れている。
「ようし、早く言え」
 部下達はみな一様に口をつぐんだ。急に静まりかえった部屋の中で、母のコクッ、と喉を鳴らす音がやけに大きく聞こえた。

思い切ったように、母は口を開いた。しかし声は出なかった。
また口を開く。やはり声はでなかった。
今度は誰も、早くしろとは怒鳴らなかった。
 上品で美しい母の、羞恥に悶える姿を楽しみながら、その口から猥褻な言葉が漏れるのを今か今かと待っているのだ。

 顔を真っ赤にし、眉根にまで縦皺を寄せながら、母はとうとうその言葉を喉から絞り出した。
「お、おまんこ……」
 とぎれとぎれで蚊の鳴くような声だった。だが、それだけでも母はゼイゼイと荒い息をしていた。

「よく聞こえなかったぞ。もっと大きな声ではっきりと言いうんだ!」
「お……おまんこ……」
今にも叫び出しそうなのを必死に抑えながら、母ははっきりと四文字を口にした。
 お母さんが、あんな恥ずかしい言葉を口にした……そのことにぼくは、またも頭をガンと殴られたような衝撃を受けた。

 そして驚いた。古屋達が口にしたときは単に汚らしい言葉としてしか聞こえなかったのに、上品で清楚な母が口にすると、同じ単語なのに、信じられないほど淫靡な響きになってぼくの官能を刺激したからだ。

部下達は、母に何度もその単語を言わせようとした。
「友幸が生まれるとき、どこから出てきたんだ?」
「お……おまんこ……からです……」
「誰のだ? お母さんのおまんこからだろう?」
「そ、そうです。友幸は……お母さんのおまんこから出てきました……」
「出てきた? 絞り出されてきた、だろう?」
「そうです……友幸は、お母さんのおまんこから絞り出されてきました……」

そう言った後、またも母はああっ、と叫び上げた。
志乃と裕子も、真っ赤な顔で、今にも叫び出しそうな顔をしていた。
本当に、耳を塞ぎたくなるような恥ずかしい母の言葉だった。
 こんな言葉を、ぼくはこれ以上母の口から聞きたくなかった。聞けば聞くほど、心の中の母の像が崩れていくような気がしたのだ。

 しかしぼくは、母がかわいそうで胸を締めつけられながらも、実は、清楚さと嫌らしさのないまぜになった母のその表情に、ゾクゾクするほどの興奮を覚えていたのだ。
 大事な母が穢され、踏みにじられていく痛みを伴いながら、ぼくは痛いくらいに肉棒を固くそそり立たせていた。

部屋の中が、異様な熱気に包まれていた。
 彼らは、白石に逮捕寸前のところで逃げられた悔しさをぶつけるかのように、執拗に母をいたぶることに熱中していた。まるで、そうする権利が自分達にあるのだといわんばかりだった。
そしてぼくも、知らず知らずのうちに、その熱気に毒されていた。

「ようし友幸、今度はお前が産まれてきた、お母さんのおまんこを舐めてみろ」
古屋がそう命じたとき、やはりぼくは嬉しかった。
「課長、同じ格好ばかりじゃおもしろくないですよ」
「ふむ、そうだな。君恵、お前は四つん這いになれ。四つん這いになってケツを突き出すんだ!」
古屋は、部下の提案が気に入ったようだった。

恥ずかしい言葉を何度も言わされた母は、もうそれだけで精魂尽きたかのようだった。
 しかし母は、力を振り絞って俯せになり、膝を立てた。それからぼくに向けて、尻を大きく突き出した。
 白くすべすべした母の尻は、まるで鏡餅を二つ並べたかのようだった。目一杯突き出されているので、重量感と丸みばかりが強調されている。
尻たぼが大きく広がって、お尻の穴も肉ひだも剥き出しだった。

 一瞬、部屋の中がシンとした。誰かの唾を飲む音も聞こえた。ぼくもそうだったが、古屋達も、迫力さえ漂わせる母の尻と、剥き出しの性器に圧倒されているのだ。

「いい眺めですね、課長」
「うむ、堪らんな……友幸、何をしている、早くお母さんのおまんこを舐めてやらんか」
 ぼくは体を起こしながら、チラリとまわりを見回した。古屋も部下達も、淫らに歪んだ顔をニタニタさせて母の尻に見入っていた。
正視できないらしく、志乃と裕子は目をきつく閉じて下を向いている。

 ぼくは、突き出された母の尻の前に正座をした。母の尻が、まるでそびえ立つ小山のようにぼくの目の前に迫ってきた。
 母の膝が小刻みに震えていた。ぼくは、母の顔が見えなくてよかったと思った。もし顔を見たら、堪らないほど胸を締めつけられてしまうだろう。
たぶん、それでもやめないとは思うけれど……。
 ぼくの胸には罪悪感と期待感が渦巻き、激しく葛藤していた。でも結局、期待感が勝ってしまうのだ。

ぼくは震えながら手を伸ばし、母の尻を両手で抱えるように掴みしめた。
母の背中がピクッ、としたが、ぼくはかまわず丸みに沿って尻を撫でまわした。
きめ細かい肌と、たっぷりとした重さが伝わってくる。

 だがやはり、ぼくを一番興奮させたのはこの強調された尻の丸みだった。ずっしりとして確かにそこにあるのに、撫で回すととろけてしまいそうな丸さなのだ。
その丸みを撫でまわしているだけで、ぼくは目の前がクラクラした。

 いつまでも尻を撫でまわしているので、部下達はぼくが舐めるのをためらっていると思ったらしい。
「いつまでそんなことをしてるんだ友幸、さっさと命令通りおまんこを舐めないか!」
と一人が怒鳴った。その声に、ぼくよりも母の方が敏感に反応した。
「友幸、怖がらなくていいの……お母さんは平気だから……な、舐めるのよ」
母は、どこまでもぼくを守ろうと必死なのだ。そんな母に、
「おまんこを舐めるのよ……だろう君恵」
もう一人が、母の声色を真似しながら、またも四文字を強要した。

「頭に、お母さんのって言葉も、ちゃんと入れろよ」
残る一人も嬉しそうに言った。
母はああっ、と堪らない声を上げてから言い直した。
「友幸、大丈夫だから……お母さんの、おまんこを舐めるのよ……」
 何度聞いても嫌らしい、嫌らしいけれど官能を掻きむしってくる甘美な響きに、ぼくはまたもクラッ、とした。



 何てひどい息子だろうと思う。ぼくは母が悶えれば悶えるほど、古屋達と同じように興奮してしまうのだ。
 ごめんなさいと何度も心の中で謝りながら、ぼくは母の尻に顔を近づけ、赤貝がぱっくりと開いたかのような母の性器に唇をかぶせていった。

 母があえぎ、尻をくなくなと振りたくったが、ぼくはかまわず肉ひだにぬちゃっ、と唇を押しつけた。
肉ひだはジーンと温かく、柔らかかった。それにプニュプニュしていた。
 柔らかくてふっくらとしているくせに、ベロッと舐めると、ゴムが伸びるような弾力を示してきた。それが、妙に気色がよかった。

 母は、最初こそ尻をくねらせたが、ぼくがペロペロと続けざまに舐め始めると、ピタリと動きを止めた。
しかし、必死の思いで耐えているのだろう。膝も太股もブルブル震えていた。
ぼくは肉ひだを何度も舐め上げてから、内部の赤い粘膜にも舌を這わせていった。

 粘膜はねっとりとしていて、舐め上げると舌に絡みついてくるようだった。それが肉ひだ以上に気色いい。
ぼくは夢中で舐めた。粘膜を舌で絡め取るかのように、夢中舐め上げていったのだ。
 それと同時に、母の太股の震えも激しいものになった。いや、太股だけでなく、背中も、お尻も、激しく震えていた。

 本当にぼくはひどい息子だ。なぜなら、そのときぼくは、母の粘膜を心おきなく舐められることに喜びさえ覚えていたのだから……。
母と、母の性器を舐めるぼくを、古屋達が取り囲んで見下ろしている。

 唾液で口のまわりをベトベトにし、さかりのついた犬のように夢中で舐め続けるぼくが、彼らの目には浅ましく醜い姿に映っていたことだろう。
志乃と裕子にも、同じように映っているはずだ。
 でもぼくは、そんなことはもうあまり気にならなかった。とにかく、この気色のいい母の性器を舐め続けたかったのだ。

 と、舌先がヌルッ、としたすぼまりをさぐりあてた。舌先をすぼめて押し込むと、先端が少し入った。
(あっ、ここは……!)
 ぼくは心臓を高鳴らせた。これはさっき教わった母の肉穴だ。ぼくがしぼり出されてきたという母の肉穴なのだ!
 そう気づいたとき、なぜかぼくは胸がカッ、と熱くなり、さらに夢中になって舌を押し込んでいった。

 しかし肉穴は、舌の先端だけは軽く入るのだが、それ以上入れようとすると強い抵抗を示し、押し返してくる。
確かに穴があるのに、入りそうで入らないのだ。
ぼくは期待と焦燥感に胸を掻きむしられながら、何度も舌を突き入れていった。

 すると、努力の甲斐あって、きつい締めつけがほころびるように広がり、肉穴がムニュッ、と開いた。
ぼくは夢中で押し込んだ。ヌプヌプと半分近く舌が入っていった。
 ぼくの舌が、きついけれどヌルッとした母の肉穴にはさまれ、締めつけられている。自分が、こんな小さな穴から出てきたなんて、とても信じられなかった。

でも、古屋の言うとおりなら、確かにぼくは、この穴から出てきたのだ。
(その穴に、舌を入れている……)
そう思うと、なぜかぼくの胸は甘く痺れた。
それ以上はどうしても入らなかったが、ぼくは満足した。また、興奮もした。
そんなぼくの頭の上から、古屋の声が聞こえてきた。

「君恵、そろそろ特高の怖さがわかってきただろう。それではもう一度聞くぞ、結城は白石をつれてどこに行った? さあ、答えろ!」
「……」
母は答えられなかった。本当に知らないのだから答えようもないだろう。
「強情な女だ。よしわかった。友幸、顔をどけろ!」
 怒鳴られて、ぼくはあわてて肉穴から舌を抜いた。同時に、ぼくの鼻先に木刀がヌーッと伸びてきた。振り返って見上げると、古屋がぼくのすぐ後ろに立って、その木刀を握っていた。

ぼくはまた背中を打ちすえられると思ってギョッ、とした。だが違った。
古屋は木刀の切っ先を、ぼくの唾液でベトベトになっている母の肉穴に突きつけたのだ。
「えっ……!」
驚いて目を見張ったぼくの目の前で、ズブリッ、と肉穴に切っ先が突き刺さった。
「ひいいーっ」
 と、母が布を引き裂くような悲鳴を上げたが、古屋はかまわずに木刀を突き刺していった。ぼくは腰を抜かしそうだった。

「ひいっ……ひいいっ……!」
「どうだ、痛いか? ん?」
 古屋は、母の悲鳴を楽しむようにニタニタと笑いながらグイッ、とさらに奥まで木刀を差し込んだ。うぐっ、と母の喉が鳴った。
木刀は、母の体内深く突き刺さっていた。たぶん、お臍のあたりまで達していたと思う。

古屋が木刀を上に傾けると、母の尻も上に持ち上がった。
 さらに木刀を傾けると、白くて小山のように重量感のある母の尻が、木刀につり上げられ、木刀にぶら下がるように宙に掲げられてしまった。
「お、お母さん……!」
ぼくは思わず叫んでいた。
「お、奥様……」
志乃と裕子も声を上げている。

古屋は木刀を両手で握り、木刀の角度と母の体の角度を一直線に合わせた。
「ひいっ!」
 ぼくは恐怖の声を上げた。刀身の残りを、古屋が一気に突き刺してしまいそうに見えたからだ。

 母が、内臓を突き破られて殺されてしまう、とぼくは思った。女中二人もそう思っただろう。
だが古屋は、そんなぼく達をあざ笑うように見回してから、木刀を引き抜いた。
 ズルッ、と肉穴から木刀が抜けるのと同時に、母の体が下に落ち、ドサッと重い音がした。

 恐怖で、母の体は激しく震えていた。そんな母を、ぼくと二人の女中は呆然と見つめていた。
逆に古屋と三人の部下は、不気味に目を輝かせて笑っている。
いいようのない恐怖が、部屋の中を包み込んでいた。

 父が白石をどこにつれていったか、母は本当に知らないのだ。彼らにも、そのことは十分にわかっていたはずだ。それなのに彼らは、尋問をやめなかった。
 やはり、ぼくが思ったとおり、彼らは白石への憎悪を母にぶつけることで、憂さを晴らそうとしていたのだ。
ぼくは、これからいったいどうなるのか恐ろしかった。
だが、そのくせぼくの肉棒は勃起したままだった。

 母が肉穴に木刀を突っ込まれ、それを見て腰を抜かしそうになった後でも、ぼくの肉棒はしぼまなかったのだ。
「友幸、お前も服を脱げ」
古屋がぼくに命令してきた。ドキッとして見上げると、
「聞こえないか、お前も素っ裸になるんだ友幸!」
古屋は、ぼくを睨みすえて怒鳴った。

逆らうことなどできようもなく、ぼくは着ているものを全部脱いだ。
 絨毯の上に横たわっていた母が、上半身を起こしてぼくを見ていた。怯えがべったりと張りついた顔だった。
 勃起した肉棒が臍にくっついている。それを母に見られるのが恥ずかしくて堪らなかったが、ぼくは素っ裸で古屋の前に立った。

「ほう、ガキのくせに、一丁前のものを持ってるじゃないか友幸?」
古屋はぼくの肉棒を見て目を細めた。
「その突っ張らしたのを使ったことはあるか? ん、どうだ友幸?」
「……」
ぼくは、答えられなかった。顔を真っ赤にしてうつむくしかなかった。

「まあ、その様子じゃなさそうだな。ようし友幸、今日はお前を男にしてやるからな」
古屋は、部下達と顔を見合わせて笑った。部下達も顔をほころばせた。
「おい君恵……」
古屋は、今度は母を見下ろした。
母の目は大きく見開かれていた。唇も震えている。

「うふっ、ふふ、君恵、わかってるな。友幸も近い将来には戦地に行く身だ。いまから立派な男にしておいてやれ」
 母の上半身が後ろにのけぞり、豊満な乳房がブルンと弾んだ。それを見て、古屋と部下達はまたも嫌らしく笑った。
一瞬母は、例えばライオンに追いつめられ、いまにも食われる寸前のような顔になった。

古屋がそこまで強要してくることを、母が予想していたどうかはわからない。
 しかし、あの当時は貞操という言葉が庶民の中に深く溶け込んでいたし、背徳的なものに対する恐れは、現代など較べものにならないくらいに強い時代だった。

 たとえそこまで予想した上で覚悟をしていたとしても、実際に命令されてしまった母がどれほどのショックを受けたか、たぶん現代の人には計り知れないだろう。
しかし……。
 やがて、ジーッとぼくを見つめていた母の顔から怯えの色が消えていった。かわりに、その目に強い光が戻ってきたのだ。ぼくを守ろうと裸になる決意をしたときの、あの目だった。

母は、またも挑むような目を古屋に向けた。
「わ、わかりました……友幸を男にしてやります」
「ああ、してやれ、お母さんのおまんこで男にしてやれ!」
「はい」
母は、きっぱりと答えた。

「ふふっ、いい覚悟じゃないか君恵。近×××だぞ、丈太郎からも、女中からも、世間からも忌み嫌われるぞ。それでもいいのか、ん?」
執拗に母をなぶろうとする古屋の言葉に、母は一瞬ピクッ、と眉をひそめたが、
「かまいません」
やはり、きっぱりと答えた。

それから母は、きちんと両膝をそろえてそこに座り、ぼくを手招いた。
「友幸、ここにいらっしゃい」
 一瞬ためらい、ぼくは古屋を見た。いけっ、と古屋が顎をしゃくった。ぼくは母の前に行った。

「さあ座って……ここに横になるのよ」
 母は手を添えて、ぼくを横たわらせた。ゆっくりと、ぼくを横たわらせながら、母はぼくの耳元で囁いた。
「友幸、この人達に逆らっちゃだめ。逆らったらどうなるかわからないわ」
 ぼくはうなずいた。平気で母の肉穴に木刀を突っ込める彼らだ。逆らったら、どこまでも凶暴になっていくのは目に見えていた。

 ぼくがうなずいたのを見て、母はニコッと笑った。ほんの一・二分前まであんなに恐怖に震えていた母とは別人のようだ。
 ぼくのためなら恐怖さえも忘れてしまい、しかも、ぼくを安心させようと笑みまで作ってくれる母に、ぼくの胸がどれほど熱くなったか、それはもう言うまでもないだろう。

 だが恥ずかしいことに、ぼくは、実はこうなったことが嬉しかった。これからどうなるか怖くて堪らないくせに、それとは別に嬉しさが込み上げてきたのだ。
「君恵、まずは口でしゃぶってやれ」
古屋が命令した。
「はい」
母は返事をして、まず、ぼくの股間に手を伸ばしてきた。

ぼくは、期待感にドキドキしながら待っていた。
ギンギンに勃起し、臍にぴったりと張りついている肉棒を、母の指がつかんだ。
 すべすべと白魚のようなその指の感触に、ぼくは全身を震わせる思いだった。あまりにも気持がよかったのだ。



(な、なんて、なんて気持がいいんだ……!)
 指でつかまれているだけで、快感が押し寄せてくる。もうそれだけで、ぼくは恍惚としてしまった。
しかも母は、敏感なカリ首の裏側に親指を当てて、シコシコとこすってきたのだ。

「あっ……ああっ……」
ぼくは思わず声を上げていた。
 自慰は何度かしたことがあるが、母の指は、ぼくが自分でこするときの感触とはまったく違う感触だった。
 シコッ、シコッ、とこすられるたびに、電流に触れたかのようにビリッ、ビリッ、と快感が走るのである。

「ああっ、ああっ……」
と、ぼくは声を上げ続けた。
(お母さんの指が、こんなに気持いいなんて……)
それが、ぼくには不思議な気がした。
 前にも言ったけれど、ぼくは母を女として見たことなど一度もない。ぼくの心の中にあった母の像は、優しくて清楚なだけでなく、どこか神聖でさえあった。

 そう、ぼくにとっての母は、真っ白なシーツのように清潔で、淫らものとはまったく無縁の存在だったのである。
そんな母の指で快感を覚えていることが、ぼくには不思議だった。

しかし、指でこすられる快感などは、まだ序の口の快感にすぎなかった。
母は、肉棒を天井に向けて顔を近づけてきた。
 母の赤くしっとりとした唇が肉棒に迫ってきて、王冠部に吐息が吹きかけられた。まるで羽毛で優しく撫でられているようだ。
(お、お母さん、まさか、本当に……?)
ぼくは信じられない思いだった。

 実は、古屋が「口でしゃぶってやれ」と言ったとき、ぼくは言葉としてはわかったが、実感として意味がわからなかった。
 エロ雑誌も何もなく、性についての情報などまったくなかった時代だ。肉棒を女が口でしゃぶるなんて、ぼくには考えられなかった。そんな嫌らしくて下品な行為を、母がするとはとても思えなかった。

 しかし、母は本当に顔を近づけてきた。そして口を大きく開き、白い歯を覗かせながら、カプッ、と王冠部をくわえ込んだのだ。
(お母さん!)
 ぼくは本当に信じられなかった。母の口の中にぼくの肉棒が呑み込まれている! こんなことがあっていいのかとぼくは思った。神聖な母の像にポタリと墨が落ちたような気がしたのだ。

ところがそんな思いとは別に、ぼくは快感にのけぞってしまった。
母の口に含まれたとたん、指以上の快感がぼくの体を貫いていったのだ。
「あっ、あああっ……」
ぼくは、自分でも恥ずかしいくらいの声を上げていた。
 母の口の中は温かった。ヌラヌラと唾液に濡れている。そんな中にぼくの肉棒がどっぷりと浸されている。浸されているだけで気持がよかった。

 母が、肉棒をくわえたまま真剣な目つきでぼくを見ていた。ゆるぎない輝きを放っていたが、ほんの少し辛そうな色も混じっていた。ぼくはドキッ、とした。
 母は、こんな下品で卑猥なことをしている自分が堪らないのだろう。きっと、ぼくに嫌われやしないかと心配なのだ。

(そんなことはないよお母さん……)
ぼくは心の中でそう呼びかけた。でも胸が強烈に痛んだ。
 母を嫌いになんか絶対になりはしない。だけど肉棒をくわえている母の顔は、そうは見たくないのに、下品で卑猥なものに見えてしまうのだ。
神聖な母の像がますます汚れていくような気がした。

そのくせぼくは、清楚なのに嫌らしい母の顔が刺激的で、ますます興奮しているのだ。
古屋と部下達が、ぼくと母を取り囲んでいる。ニタニタと嬉しそうに笑っていた。

「いつまでくわえてばかりいるんだ君恵、口を動かせ、しゃぶってやるんだよ!」
古屋の声が飛んできた。
母は肉棒を深く呑み込んできた。そして、すぼめた唇で砲身を締めつけ、
ズズッ……。
と、嫌らしい音を立てながら、口の中に肉棒を出し入れし始めた。

 その気持のよさといったらなかった。朱色の唇が太いゴムのようにきつく砲身を締めつけてくるし、王冠部には唾液でぬらついた舌が絡みついてくるのだ。
指も気持よかったが、口の中はそれ以上だった。

「あうう……」
ぼくは悶え上げた。下腹部がカーッと、熱くなって今にも弾けそうになってきたのだ。
しかしぼくは、出したいけれど必死に自分を抑えていた。
なぜかというと、その頃のぼくが精液を排泄物のように汚いもだと思っていたからだ。

 体の中の毒が溜まってできたのが精液だと、ぼくは思っていた。だから、そんな汚いものを母の口の中に注ぎ込みたくなかった。
できれば、あのまま手で出してもらった方がぼくにはよかった。
しかし、射精感は嫌が上にも高まってきた。
下腹部が焼けるように熱い。まるで溶岩が溜まっているかのようだった。

「おい君恵、友幸がイキそうじゃないか。もっと強く吸ってやれ!」
古屋の声がし、母は口の動きを激しいものにしてきた。
顔を大きく上下させ、肉棒の根元から先端までまんべんなく何度も刺激してきた。
砲身をペロペロと舐め回しつつ、舌をグニグニと押しつけてもきた。

さらに、王冠部に唇をすっぽりとかぶせ、チューッと吸い立てた。
王冠部をひととおり刺激してから、母は再び唇を締めつけて砲身を出し入れし始めた。
 もうズッ、ズッ、などという音ではなく、ジュポッ、ジュポッ、とやけに大きな、いやらしい音が立ち上っている。

「あっ……ああっ……」
もう耐え切れなかった。下腹部でツーンと何かが弾けた。
同時に、下腹部に溜まっていた溶岩が、出口を求めて尿道口に殺到した。
「お、お母さん……!」
 ぼくは叫んだ。つぎの瞬間、腰が痺れてしまいそうな快感とともに、ぼくは凄まじい威勢で精液を噴き上げた。
母の口の中に、思うさま精液を吐き出してしまったのだ。

「ん……んむっ……」
母は苦しげに喉をならした。
母の口中に精液があふれ、喉奥まで流れこんだのだろう。
「君恵、かわいい息子の精液だ、飲み込んでやれ!」
古屋の命令が飛んだ。
 母は肉棒から口を離すとあわてて手を口に当てた。目を白黒させている。だがやがて、母はゴクリッ、と喉をならした。

(ええっ?)
 またもぼくは驚いた。ぼくが毒だと思っていた汚いものを、母は飲み込んでしまったのだ。
ショックだったし、母に申し訳ない気持でいっぱいだった。
 そのくせ、汚いと思っていた精液を、母が何のためらいもなく飲み込んでくれたことが嬉しかった。なぜかわからないが堪らなく嬉しかった。

 ぼくの肉棒は、母の口中で爆発した後もまったく衰えなかった。それどころか、ますます固くそそり立ってヒクヒクしていた。
 表面が母の唾液と精液にまみれ、ぬらぬらと照り輝いていた。それを見ながら古屋も部下達も、あいかわらずニタニタと笑い合っている。

「さすがに若いな……うふっ、ふふ、さあて君恵、そろそろおまんこに入れてやれ」
古屋が命令し、母がコクリとうなずいた。
母の唇も、ぼくと同じように唾液でぬらぬらと照り輝いていた。

母はその濡れた唇で笑みを作りながら、
(だいじょうぶよ、心配しないでいいのよ……)
 とでもいうように優しくぼくの顔を見下ろし、それから、ゆっくりとぼくの体をまたいできた。

 肉棒がヒクヒクしている。どこか空恐ろしいものもあったが、ぼくの胸は期待感でいっぱいだった。
ぼくの体を、膝でまたいで立っていた母が手を伸ばしてきた。
 母は、一度出してもビンビンに勃起したままで、しかも唾液でぬるぬるの肉棒をしっかりと握りしめ、グイッ、と上に向けた。その先には肉ひだがぱっくりと口を開け、内部の赤い粘膜と肉穴を覗かせている。

 天にも昇るような期待感が込み上げ、ぼくはゾクゾクと体を震わせた。同時に背徳的な怯えが胸を締めつけた。と、
「黙って入れたんじゃつまらねえよ君恵」
「そうだ、どこに入れるか友幸に教えてやれよ」
「ほら、早く言えよ」
部下達が口々にはやし立てた。
 いまさら教えてやれもないものだが、彼らは何度でも母に恥ずかしい言葉を言わせたいらしい。

母は一瞬悶えるような顔をしたが、すぐにもとの優しい顔にもどって口を開いた。
「と、友幸……お母さんの、お、おまんこに入れるわね……」
でも、やはりその声は震えていたし、顔も歪みきっていた。
「もう少し刺激的な言い方をしてほしいものだね」
「と、友幸……お母さんのおまんこで、し、締めつけてあげるわね」
「友幸の何を?」
「お、おちんちんを……」
「それは子供の言い方だろうが?」

 羞恥に耐えきれないらしく、母は真っ赤になって首を振りたくった。だが、必死に口を開こうとしている。
「お、お……お……」
が、やはりどうしても言えなかった。
「ちんぼだよ!」
部下がじれたように、それでいてこの上なく楽しそうに怒鳴った。
 聞くだけでも恥ずかしかったらしく母はひいーっ、と悲鳴を上げた。しかし、母はすぐ、渾身の力を振り絞るかのように唇をグッ、と噛みしめた。

「友幸……と、友幸のちんぼを……お母さんのおまんこで締めつけてあげるわね……」
言い終わった母は首筋まで真っ赤に染め、今にもわーっと泣き出しそうな顔をしていた。
「ようし、入れてやれ」
「は、はい……」
返事をした母の目が、少しうつろに見えた。

母は横たわったぼくの肉棒を握り、肉穴に角度を合わせながら股間を下ろしてきた。
 王冠部が、母の黒々とした陰毛の陰に隠れていった。と、先端が熱くヌメリとした母の粘膜に触れた。

 触れたと思うと、ビニール袋を指で突き破るような感触とともに、王冠部が肉穴を押し開いた。そのままズブズブとのめり込んでいった。
(ああっ、お母さんのあそこだ……!)
ぼくは身を震わせながら、じっと全体が飲み込まれるのを待った。

母が痛みに耐えるような顔で、さらに尻を沈めてきた。
 肉穴はかなりきつく、肉棒がスムーズに入っていかなかった。ギシギシと少しずつのめり込んでいく感じだった。
(な、なんてきついんだろう……)
 とぼくは思った。きつい粘膜のおかげで、挿入していくだけで目が眩むような快感が押し寄せてくるのだ。

 後から思えば、肉棒は唾液と精液でぬらぬらしていたものの、母の肉穴はまったく濡れていなかったのだ。さっきぼくが舐めたけれど、それはもう、とっくに乾いていた。だから、きついのは当然だった。

粘液に保護されていない鋭敏な粘膜を突き破られ、母はどれほど痛かったことだろう。
 しかし母は、辛そうにギュッ、と顔を歪めながらも、思い切ったようにズン、と尻を下ろしきった。

とうとう肉棒は、根本まで突き刺さってしまったのだ。
 きつい肉穴にぴっちりと肉棒を包み込まれ、ずっしりとした尻の重さを受け止めながら、ぼくは喜びに震えていた。
同時にゾクゾクと背中が寒くなるような空恐ろしさも味わっていた。



「くうっ……」
と、母がうめき声を上げている。
「どうだ友幸、初めてのおまんこは気持がいいか?」
古屋が、ぼくに聞いてきた。
「……」
ぼくは、恥ずかしくて答えられなかった。

「じゃあ君恵、息子のちんぼを入れて気持いいか?」
「……」
母も答えられなかった。
「答えろ、君恵!」
「は、はい……き、気持いいです……」
「どうだ、亭主のちんぼと息子のちんぼと、どっちが大きい?」
 古屋はどうでもいいことを執拗に母に聞いた。単に恥ずかしい言葉を言わせたいだけなのだ。

「と、友幸の……ち、ちんぼの方が大きいです……」
 母が答えると古屋も部下達も、一斉に卑猥な笑い声を上げた。志乃と裕子は聞いていられないらしく耳をふさいでいた。

「ようし君恵、お母さんのおまんこで射精させてやるって言ってやれ」
「は、はい……」

頬を引きつらせながら、母はぼくに言った。
「と、友幸……お母さんのおまんこで……射精させてあげるわね……」
 そのとき、あまりの羞恥のためか肉穴がキュッ、と締まった。母には申し訳ないけれど、快感が背筋を貫き、ぼくは「ああっ」と歓喜の声を上げていた。
「さあ、始めろ!」
「はい……」
母は、お尻を上下に動かし始めた。

 母が、濡れていない肉穴に痛みを覚えながら尻を動かしていることなど、ぼくにはわからなかった。
 そして、母に挿入していることに背徳的な怯えを覚えながらも、ぼくはその快感をしっかりと受け止めていた。

 母の肉穴は、母の口の中以上に温かかった。絡みつく粘膜は柔らかい。だが、柔らかいけれど、きつく肉棒を締めつけてくる。
 手とも口とも違い、肉棒をぴっちりと粘膜に包み込まれ、全体をこすられる感触は例えようのないものだった。

 今まで一番気持がよかったし、また、母にぼくそのものがすっぽり包み込まれているような幸福感も込み上げていた。
 それにしてもきつかった。こんなにきつい穴からぼくが出てきたなんて、今さらながら信じられない気がしてくる。

だが、そのきつさが、ぼくに至高の快感を与えてくれるのだ。
 目の前には、母の豊満な乳房が揺れていた。母が尻を上下させるたびに、タプタプと重く揺れ動くのだ。

 ぼくは快感にあえぎながら、その乳房に手を伸ばしたいと思った。何度か手を上げかけたが、母に悪いと思う気持が強くて、どうしても上がらなかった。
しかし古屋は、ぼくの腕がピクピクしているのを見逃さなかった。

「気がつかないのか君恵、友幸がおっぱいを揉みたがっているじゃないか。遠慮しないで揉みなさいと、おまえから言ってやらなきゃダメだろうが!」
そう古屋が言ったとき、ぼくはやはり嬉しかった。
「と、友幸、お、お母さんのおっぱいを、揉みなさい……」
母が、喉からしぼり出すような声で言った。

 ぼくは喜々として両腕を伸ばし、揺れ動く乳房をしっかりとつかみしめた。しかし力が入りすぎたのかしれない。
「あうっ……」
と、母は痛そうに顔を歪めた。が、すぐに元の顔に戻り、
(だいじょうぶよ、そのまま揉んでいいのよ)
とでも言うように、ぼくを優しく見下ろしてきた。

もちろん、ぼくは夢中で乳房をこねまわし、揉みたてた。
母の乳房は、手の中に収まりきらなかった。それほどの巨乳だった。
ずっしりと重く、乳液を擦り込んだかのようにスベスベしていた。

 しかも、マシュマロのように柔らかいくせに、揉みこむとゴム毬のような弾力で指を押し返してくるのだ。
「あっ、あうう……」
腰を動かしながら、母があえぎ声を上げている。だが、ぼくはかまわずに揉み続けた。
 手の平には、乳首も当たっている。もっと固いかと思っていたそれはぽってりとして、少し湿り気を帯びていた。

 グッと力を入れると、くちゅっ、くちゅっ、とつぶれたりひしゃげたりする。ぼくは両方の乳首を指でつまみキュッ、と引っ張ってみた。
 部下達はこの乳首を、いかにも子供を一人育て上げたとか、肥大しているとか言っていた。他の乳首を見たこともないので較べようもないが、いじりがいがあるのは確かだった。

ぼくが乳首を引っ張ったり押しつぶしたりしていると、
「あっ……くうっ……」
 母が困ったような顔になってあえぎ声を上げた。だが、痛いわけではなさそうだった。たぶん、息子にこんなことをされるのが堪らないのだ。

 ぼくは、そんな母の顔にまたも胸が締めつけられたが、今度は指で、乳首をシコシコと少し乱暴にこすり立ててみた。
「うっ、ああっ……」
母は困惑しきった顔であえぎ、ヒクヒクと体を悶えさせた。

 と、さっきまでポッテリとし、柔らかかった乳首が、内側からムクムクと迫り出してきた。そして、みるみるぼくの指の中で固くなってしまったのだ。
 やはり今から思えばのことだが、乳首が固くなったからといって母が快感を感じたわけではなかったろう。単にこすられて神経が反応しただけなのだ。

だがぼくは、母がぼくの指遣いに反応してくれたのだと思い、嬉しくて堪らなかった。
ぼくは、乳首をこすり続けた。
母は腰を動かし続けていた。最初と変わらずに、肉穴はきつい締めつけだった。
 濡れていない粘膜で肉棒をこすっているのだ。母は肉穴に、えぐられるような痛みを覚えていただろう。

しかし、そのきしむような粘膜の締めつけが、ぼくに強烈な快感を与えてくれるのだ。
もう堪らなかった。ぼくは二度目の射精に向かって登り詰めていった。
 母も、射精が近いと悟ったらしい。腰の動きを早いものにしてきた。でもやはり、相当に痛かったろうと思う。

 とうとうぼくは登り詰めた。カーッと下腹部が熱くなったとき、ぼくは乳房を渾身の力で握りつぶしていた。
「あっ、くう……!」
という母の痛そうな声を、こともあろうに心地よい響きに感じながら、ぼくは爆発した。
 さっきと同じようにツーン、と腰が痺れ、そのまま腰がとろけてしまいそうな快感が押し寄せてきた。

「く、くくっ……」
快感にうめきながら、ぼくはビュッ、ビュッ、と母の体内に精液を噴き上げていった。
「と、友幸……」
とぼくの名を呼びながら、母は何ともいいようのない顔で精液を受け止めていた。
 そう、それでいいのよと、誉めているような、それでいて今にも泣き出しそうな、何ともいいいようのない表情だった。

ぼくは、残っていた精液を一滴残らず母の体内に注ぎ込んでいった。
「見ろ、友幸がいったぞ!」
「ひひっ、お母さんのおまんこでいきやがった」
「どうだ、気持よかったろう」
部下達が、嬉しそうにはやし立てている。

もう終わったろうと判断したらしく、母は膝を立てた。
 肉棒を引き抜こうと、母が腰を大きく浮かせると、今だに勃起したままの肉棒がズルッ、と肉穴から抜け落ちた。
同時に、肉穴から白濁とした精液がピュッ、と噴きこぼれた。
 自分でも呆れたことに、ぼくの肉棒は二回射精したあともまったく衰えることがなかったのだ。

「こいつ元気がいいな、まだ勃起したままじゃないか」
「まあ、こいつくらいの年なら当然だろうよ」
「あと何回いけるかな……課長、血が出るまでやらせますか?」
部下達の言葉に母はギョッ、と目を見開いた。
 母の股間からは、白濁した液がポタポタと垂れ落ちている。目をおおいたくなるような光景だった。しかし、ぼくは内心期待していた。

「そうするか……友幸、今度はお母さんにバックからぶちこんでやれ!」
と、古屋が新たに命令してきた。ぼくは胸を躍らせてしまった。
「君恵、もう一度四つん這いになってケツを突き出せ」
「はい……」
母は一瞬絶望的な顔になったが、すぐに両手を絨毯の上について尻を突き出した。
「友幸、今度は自分一人でやってみろ」
 という古屋の声を聞きながら、ぼくは膝立ちになり、再び宙に掲げられてしまった母の尻を両手で掴んだ。

開いた尻の割れ目から、お尻の穴と肉ひだが剥き出しになっている。
粘膜の中心部でぽっかりと口を開けた肉穴から、精液がジュクジュクと染み出していた。
何とも無惨な光景だった。だが、やはりぼくは興奮していた。
 清楚な母を汚していく自分が恐ろしいくせに、ゾクゾクするような興奮が後から後から込み上げてくるのだ。

ぼくは体を前に進め、肉棒を母の肉穴に当てがっていった。
 さっきは挿入から射精まで全部母にやってもらったが、今度は自分でやるのだ。うまく入るだろうかと少し心配だったが、ぼくは先端を押しつけていった。
粘膜にムニュッ、と触れたので腰を突き出した。しかし、
「うっ……」
 と母がうめいて尻を引いた。うまく穴に入らなかったのだ。もう一度繰り返したがやはり入らなかった。
穴でないところを突いて、ツルンと押し返されてしまうのだ。

「どうした友幸、入らないじゃないか」
「そんなことじゃ立派な兵隊になれんぞ」
部下達にはやし立てられ、焦ったぼくはグサグサとやみくもに腰を突き立てた。
「ひっ……と、友幸、あうっ、ちょっと待って……」
悲鳴を上げた母が、後ろに手を伸ばしてきた。

 股の間から伸びてきた母の手に肉棒を掴まれ、引き寄せられるままに下腹部を突き出していくと、先端がヌルッ、と肉穴にのめり込んだ。
「そのままゆっくりと押し込んで……」
「うん……」
言われた通り、ぼくはゆっくりと肉棒を沈み込ませていった。

 精液をしたたらせた肉穴が王冠部の形に丸く広がり、そのままヌプヌプッ、と全体を呑み込んでいった。バックからなので上から丸見えだった。
とうとうぼくは、肉棒を根元までズン、と突き刺した。そのときぼくは、
(ああっ、やっと入った……)
という安堵とともに、母を見事に串刺しにしたような爽快な気分まで味わった。

 肉棒さえ入ってしまえば後は楽だった。腰をどう動かせばいいのかは、教わらなくても自然とできる。
 ぼくは、ゆっくりと肉棒を引き抜いていった。抜ける寸前でまできたら、今度は押し込んでいく。



 最初はぎこちなかったが、何回か繰り返しているうちにリズムを掴み、抜き刺しはしだいに早いものになっていった。
「ほほう、いっちょまえに腰を使ってるじゃないか」
「さっきまで童貞だったとは思えないな」
 部下達の声を聞きながら、ぼくは母の尻を突き上げていった。もちろん、堪らない快感が押し寄せてくるが、それも、さっきとはまた一味違う快感だった。

 受け身ではなく、自分が積極的に母を貫いているのが爽快なこともあるが、もうひとつ、肉穴の様相がさっきとは一変していたのだ。
さっきは濡れていなかったから、母の肉穴はきつきつだった。
それがもの凄い快感だったわけだが、今度はぼくの注ぎ込んだ精液がせまい通路の中に溢れている。

 そのため、さっきのような強い摩擦感は無くなったが、ヌルヌルした粘膜が抜き刺しをスムーズなものにしていたのだ。

 といって快感が弱まった訳ではなく、今度は粘膜どうしがぴったりとこすれ合い、結合感がより強くなっているのである。
 大袈裟にいえば、こすれるたびに粘膜どうしが溶け合い、とろけてしまうような摩擦感だったのである。

 やがてぼくは、夢中になって腰を突き上げていった。わし掴んで引き寄せた母の丸い尻に、バシッ、バシッ、と力強く下腹部を打ちつけていったのだ。
母はバシッ、と音がするたびに体を前にのけぞらせ、
「あっ・・あうっ……あっ……」
と、切ない声をもらしている。

 やはり、その声に胸を締めつけられるが、といって、しだいに乱暴な突き上げになっていく自分を止めようもなかった。
 何しろ柔らかいのにきつくて、しかもぴっちりと締めつけてくる肉穴の快感に、ぼくは目が眩みそうなのだ。

ぼくはもう、少しのためらいもなく母の乳房に手を伸ばしていった。
 わし掴んでいた尻たぼを離し、背中から腕をまわして両乳房をすくい取ると、牛の乳を搾るかのようにギュウギュウと揉み上げていったのだ。

「くっ、ううっー……」
 母が痛そうにうめいたが、ぼくは力を緩めなかった。というより緩めようと思ってもできなかった。
 たっぷりと重くて、柔らかくて、それでいて弾力のある母の乳房を、思うさま揉み上げながら、ぼくはますます激しく肉棒を突き上げていった。

「ああっ、ああっ、あああっ……」
 母は、立て続けにあえぎ声を噴き上げている。その声が、ぼくには堪らなく甘美な響きに聞こえていた。
やがて、三度目の射精感が込み上げてきた。

すでにあれほど吐き出しているにもかかわらず、今まで以上に下腹部が疼いている。
 精液が、溶岩のように熱くドロドロと下腹部で渦巻き、出口に向かってどっと押し寄せているのだ。
ぼくは渾身の力で肉穴を突いた。乳房もつぶれるほどに握りしめた。

「と、友幸、あああっー!」
 とうとう母が悲鳴を上げた。悲痛な叫び声だった。しかしぼくは、さらに力を込めて乳房を握り、ドスッ、ドスッ、と容赦なく肉棒を打ちつけた。
 つぎの瞬間、つま先に痺れるような震えが起こった。その震えがビリビリと電流のように伝わって下腹部に到達したとき、閉じていた出口が一気に開いた。
 そして、ドロドロと溶岩のようにひしめいていた精液が、凄い威勢で尿道口になだれ込んだのだ。

「ああああっ!」
今度はぼくが叫び上げていた。
 精液が尿道口を吹き飛ばすような威勢で噴き上がり、同時に、すさまじい快感がぼくの体を貫いていったのだ。
 なぜか、三度目なのに今回が一番気持がよかった。ビュッ、ビュッ、と噴き出すたびに、ぼくは目の前が真っ白になった。このまま死んでいいと思うくらいに気持よかったのだ。

 母は、ぼくが出しきるまで悲鳴を上げ続けていた。最後の方ではひいっ、ひいっ、とまるで断末魔のような悲鳴になっていた。
だがぼくは、その悲鳴が心地よかった。

 後になって、そのことでどれだけ後悔の念に苦しめられたかわからない。しかし、そのときは本当に心地よかった。
ぼくの理性のタガは、完全に外れていたのだ。

どうしました? 聞くに耐えないような顔をしていますが……。
 無理に聞かなくてもいいのですよ。この辺でやめておきましょうか? はあ、最後まで聞きたいと……そうですか、では続けましょう。

はい、古屋達の尋問はその後もえんえんと続きました。
彼らは、私達が父から何も聞かされていないと、最初からわかっていたのです。
 私達は一般の庶民ですよ。拳銃まで持っている相手に、嘘などつけるわけがありませんし、嘘を言っているかどうか、彼らに見抜けないはずがありません。

彼らはわかっていて尋問を続けたのです……あれは尋問とはいえませんけどね。
どうして? 単純に母をいたぶりたかっただけでしょう。私が言うのも何ですが、母は相当の美形でしたから。それと、白石を捕まえられなくてよっぽど頭にきていたんでしょう。その怒りを私達にぶつけたんじゃあないですか……。

 まあ大袈裟に言えば、彼らは殺生与奪の権限を持っていたわけです。生かすも殺すも彼らの自由なんですから、何だってできるわけです。
狂気? そういう言い方もできますね。戦争の狂気が彼らに乗り移っていたと……。

恥ずかしいことに、その狂気が私にも伝染してしまいました。
 私は、明るくて優しい母が大好きでした。私にとって母は、穢してはならない神聖な存在だったのです。その母に、私は欲情してしまいました。

 そして、すさまじい罪悪感に身を焼かれながらも母に射精し、堪らない快感と喜びを覚えてしまったのです。まったく私は、ひどい息子です。

ええ、尋問がますますエスカレートしていく真最中に、父が帰ってきてしまったのです。
 父とお抱え運転手の二人は、待ちかまえていた部下達にあっ、という間に取り押さえられ、書斎につれてこられました。私が三度目の射精が終わった、すぐ後のことです。

 父の驚きようといったらなかったですね。母も息子も素っ裸にされていて、しかも母の股間からは精液がポタポタしたたっていたのですから、驚くなという方が無理です。

ムンクの絵に「叫び」というのがあるでしょう、父はあんな感じになりましたね。
 それでも父は、白石をどこに隠したか、すぐには白状しませんでした。父なりに精一杯古い友人をかばったのでしょう。長くは続きませんでしたがね……。

 古屋達は、父の見ている前で母を……いえ、母だけではありません。今度は二人の女中も一緒に責め立てながら父に自白を迫りました。
 張り込みだのなんだので、彼らはよほど今でいうストレスを溜めこんでいたんでしょう、それはもう容赦のないものでしたよ。

 父は堪らなくなって、途中で白状してしまいましたが、白状してからも彼らは女三人をいたぶるのをやめませんでした。
何しろ彼らは、あわてる必要がなかったのです。

 最初に古屋が言ったように、父が白石をどこかに隠してきたのなら、白石はそこを動かないわけです。母と女中二人をいたぶり尽くしてからそこへ向かっても、遅くはないのです。

では、父と運転手が書斎につれてこられたところから始めましょうか。
 まず、転手は吉田という初老の男でしたが、彼は最初から怯えきっていましてね、手錠をかけられ、壁際に座らされると、そのまま最後まで下を向いて震えていました。

 父はムンクの絵のようになったまま、古屋に白石の居場所を聞かれましたが、何も答えません。
 古屋は父にも手錠をかけ、木刀で背中を数回打ちすえました。父は悲鳴を上げて絨毯の上をのたうちながら、
「すまん……君恵、許してくれ……」
と、しぼり出すような声を上げました。

 母は、悲しそうな顔で父を見ていました。母はきっと、父にすぐに白状してほしかったに違いありません。
 しかし父は、すぐに白状したら男の面子にかかわるとでも思ったのでしょうか、絨毯の上に倒れ込んでからも白状しませんでした。

 そんな父に、私は今でも怒りを覚えています。だんだん怖くなったのか、あるいは諦めたのか、父はしばらくしてもう一度聞かれると、簡単に白状してしまうのです。だったらなぜ最初から……と私は今でも思うのです。

まあ、白状しても同じことでしたけれど……。
 そうそう、ここから先は「部下達」では話しづらいので、一人ひとり名前で呼ぶことにします。加藤、広瀬、町村……別に正確な名前でなくともかまわないですよね。

父は部屋の隅に横たわり、金魚のようにパクパクと口を動かしていた。
 ぼくもそうだったが、背中を木刀で打たれると息が詰まってしまうのだ。空気を十分に吸い込めるようになるまで、父は相当に苦しむことだろう。

 そんな父を見下ろし、小馬鹿にしたように薄ら笑いを浮かべていた古屋が、ぼくと母の方に振り返った。
「丈太郎は家族よりも友人の方が大事らしいな。ま、白状したくなるまでお前達に頑張ってもらうとするか」
それから、部下達も見回した。

「お前達ももう我慢できないだろう。それ、そこに女中が二人いる。君恵と一緒に好きにしていいぞ」
それを聞いた部下達が、待ってましたとばかりに一斉に目を輝かせた。
 近づいてきた部下の加藤がどけっ! とぼくを蹴った。革靴の先が太股に食い込んで、悲鳴を上げるほど痛かった。

「あっちへ行ってろ!」
と、さらに二回蹴られ、ぼくは父と運転手のそばに追いやられた。
「まあ、見てるがいい」
ぼく達男三人を見張るように、古屋がどっすりと腰を下ろし、あぐらをかいた。

「と、友幸!」
 心配してぼくの名を叫んだ母。そのとき母は絨毯の上に座っていたが、加藤は母の背中を乱暴に押し倒し、
「おら、君恵、ケツを出せ!」
と、またも母を四つん這いにしてしまった。

「もっとケツを上げろ! もっとだ!」
母の尻が再び宙に掲げられ、丸みと重量感をこれ以上ないほどに強調されてしまった。
「や……やめろ……」
 と、父のかすれた声がした。しかし、すぐにゲホゲホと咳き込んだ。まだ息が通っていないのだ。カッと目を見開いた父は、顔面蒼白だった。

 カチャカチャとバンドを外し、ズボンとブリーフを脱ぎ捨てた加藤の股間から、黒光りした肉棒がそびえ立っていた。
ぼくのものなど較べ物にならないほど大きくて、しかもゴツゴツした感じだ。
それを見て、ぼくは心臓をわし掴みにされたような気がした。

加藤は、母の尻を両手で掴んで引き寄せた。
「ああっ……!」
母が怯えと諦めの入り交じった声を上げた。
「お母さん!」
絶叫したぼくの目の前で、加藤は母の尻に突き刺した。
 ひいっ、という母の悲鳴。それからぼくの叫び声と、父の発した異様なうめき声が部屋の中に響き渡った。

(お、お母さん……)
母の肉穴に容赦なく出入りする肉棒を、ぼくは呆然と眺めていた。
さっきの快感の余韻など、どこかに吹き飛んでしまっていた。



広瀬と町村も、それぞれ二人の女中に襲いかかっていた。
広瀬は、若い裕子を部屋の中央に引きずり出した。
 女中として五年ほど前から働いている裕子は、二十歳を過ぎたばかりだ。東北の出身で、色白の美人だったが、性格は純朴そのものだった。

「いやーっ、いやーっ!」
 と、裕子は少女のように泣き叫び、必死に抵抗しようとしたが、男の力に勝てるわけもなかった。広瀬に引きずり出されて上衣を剥がされ、もんぺも下着も乱暴にむしり取られてしまった。

若い裕子の肌は白く、ぴちぴちしていた。乳房も尻もかなり大きい。
「やめて、やめて下さい……いやーっ!」
 必死に叫び続ける裕子を仰向けに押し倒した広瀬、もう我慢できないというように急いでズボンとブリーフを脱ぎ捨て、裕子の両足を大きく開げさせてズブリと挿入した。
そして、乳房をよじれるほどに揉み上げながら、肉棒を出し入れし始めた。

「ひいいいっ……!」
裕子の絶叫が噴き上がった。
その声で、これが初めてであることがぼくにもすぐわかった。
一方、志乃には町村が襲いかかっていた。
来年還暦を迎える志乃は、この屋敷に三十年以上も仕えている。
 志乃は小柄で、よく笑いよく働く女だった。ぼくにとっては女中というより「ばあや」という感覚だった。

 年相応に志乃は老けていた。お婆さんとまでは行かないが、髪が薄く、皺の多い志乃を普通ならまず性欲の対象にはしないだろう。
だから町村が、壁際から志乃を引きずり出したとき、ぼくは異様な感じがしたものだ。
志乃は、裕子と違って諦めきっていた。いっさい抵抗せず、叫び声も上げなかった。

 ところが、町村の手で乱暴に衣服を剥かれた志乃の体は、えっ、と驚くほど奇妙な色気を漂わせていた。
 59才の志乃の体はあんがい引き締まっていたが、それでも母や裕子と違ってあちこちがたるんでいる。肌もくすんでいるし、張りがない。
下腹部には皺が多く、陰毛もかなり濃かった。

ところが、母や裕子と同様に志乃も豊満な乳房を持っていた。小柄なわりに巨乳だったのだ。もちろん垂れ下がり、つけ根のあたりには皺が入っているのだが、たっぷりとした感じはまだ残っていた。

 それに、背丈のわりに骨盤の発達した大きなお尻も、多少たれさがっているが丸みと重量感をギリギリ保っていた。
 しぼみかけた風船のような体なのに、乳房と尻だけはむっちりとしている。そのギャップが奇妙に生々しかった。

「ほう、婆さんのくせに色っぽい体してるじゃないか!」
ズボンとパンツを脱ぎ下ろしながら、町村も嬉しそうだった。
 町村も志乃を仰向けにした。両の足首を掴んで大きく広げ、そのまま顔の方に向けて折り曲げた。

 ぱっくりと開いた股間が天井に向けて剥き出しになってしまい、ぼくの目にも59才の志乃の性器が飛び込んできた。
 もじゃもじゃと生えているが艶のない陰毛に装飾された志乃の性器は、母や裕子のものとはかなり様子が違っていた。

 二人と較べて肉ひだは明らかに肥大していて、しかもだらしなく伸びていた。形も左右対称ではなく、色も黒ずんでいた。
 その肉ひだがベロッと口を開き、内部を覗かせている。粘膜は肉ひだ同様にくすんでいた。
 垂れた乳房や皺のある下腹部と同様、年をとってたるみ、みずみずしさも失った志乃の性器だった。

 ところが、そんなくすんだ性器なのに、ふっくらした感じやねっとりした感じがまだ残っていて、今でも十分使えそうに見えてしまうのが不思議だった。
そんな志乃の性器に、町村は肉棒を突き刺した。
「うぐう……」
と、うめいた志乃の顔が、ぼくには妙に艶っぽく見えた。

 こんなふうに話しをするとぼくが冷静に観察していたように見えるだろうが、そんなことはない。
今だから客観的な言い方もできるが、そのときのぼくはとても冷静ではいられなかった。
何しろぼくの大切な母が、目の前で加藤に犯されているのだ。

 悔しくて悲しくて、ぼくは胸がつぶれそうだった。嫉妬の炎に、ジリジリと体を焼かれているようだった。
 横たわったままの父は、血が出るくらいに唇を噛みしめながら、母の犯される姿を見つめていた。蒼白なのに、額や頬にねっとりと汗をかいていた。

加藤は激しく腰を動かしながら、ときおりぼくや父の方を振り返り、そのたびに、
(ざまを見ろ)
とでもいうような、憎々しい笑いを顔に浮かべていた。
その顔が、どれだけぼくの胸を掻きむしったことだろう。

 母の乳房は二つとも加藤の手にすくい取られ、ひしゃげてしまうほどに握りつぶされていた。
 いくら乳房に弾力があっても相当に痛いはずだ。母はこれ以上ないほど顔をゆがめ、悲痛なうめき声を立て続けにもらしていた。
 だが、母が苦痛に悶えれば悶えるほど、加藤はますます嬉しそうに顔をほころばせていく。

やがて加藤は、腰の動きをさらに乱暴に、そして早いものにしていった。
 その両隣で、広瀬と町村も激しく腰を動かしている。裕子も志乃も、母と同じように苦痛の表情でうめき上げていた。

三人は、ほぼ同時に射精した。
それぞれ引き抜いた肉棒が、ヌラヌラと精液をしたたらせている。
 母と二人の女中は疲れ果てたように絨毯の上に倒れ伏していた。それぞれ三つの肉穴からもトロトロと精液がたれ落ちている。

 それを見ながら、ぼくは我慢できずに泣いてしまった。加藤に母を奪い取られてしまった悔しさと悲しさで、涙が止まらなかったのだ。
「よし、交代しよう」
加藤が言いい、おうっ、と二人がそれに応じたが、
「まあ、待て」
と、押しとどめた古屋が父を見た。

「どうだ、白石をどこに隠してきたか言う気になったか?」
「わ、わかった……言う、言うからもうやめてくれ……」
 まだ完全に息が通っていないらしく、空気のもれるような音とともに父が言った。砂を飲んだような顔だった。
それを聞いて、かすかだが母が安堵の表情を見せた。二人の女中も同じだった。

ところが、
「そうか、言う気になったか……だが、まだ言わなくていい」
「えっ……!」
 と、言ったきり絶句した父に、古屋はにやーっ、と笑って見せた。それから父の耳元に口を近づけて何か囁いた。父の顔は、絶望的にゆがみ上がっていった。
まわりには聞こえなかったが、ぼくは口の動きで何となくわかった。

「もう少し苦しめ」
たぶん古屋はそう言ったのだ。
 立ち上がった古屋は、加藤達に近づいていった。彼らはみな、互いに目を合わせて笑い合った。
古屋が、母達を見下ろして言った。

「お前達、そろそろ膀胱がきつくなっているんじゃないか? けっこう時間が経っているからな……遠慮しないでいいぞ。したい者は言え」
「……」
三人とも、横たわったまま困った表情を浮かべている。
「まだしたくないか? ん、どうなんだ?」
ニヤニヤしながら三人を見まわした古屋が、母の目を覗き込んだ。

「君恵、お前はしたいだろう?」
「……い、いえ……」
古屋は、怯える母の腕を掴んだ。
「お、お願い……や、やめて下さい……」
「いいからこっちへ来い」
ぼく達の方へ母を連れてきながら、古屋は加藤達にも声をかけた。

「お前達は続きをやってろ」
「わかりました」
 母が抜け、女が一人足りなくなったのに、加藤達に不満げな様子はなかった。が、それもそのはずだった。
「では相手を換えて二回戦といこう」
 加藤が言い、広瀬と町村が入れ換わった。加藤はというと、広瀬とともに志乃のそばに行ったのだ。

「やるか? 一緒に」
広瀬がニヤッとしながら言った。
「ああ……こいつ婆さんのくせに色気があるじゃないか」
「そうだな。どっちにする?」
「オレはおまんこでいい」
「よし、オレはケツの穴だ」

 ぼくはえっ、と驚いてしまった。お尻の穴に? それも二人一緒に? 知識のないぼくには、とても信じられない会話だった。
 そんなことが本当にできるのだろうか……と思う半面、ぼくは背筋が寒くなった。そんなことをされたら、志乃はもうショックのあまり生きていられないのじゃあないか……いや、次は志乃だけでなく、母も同じことをされてしまうのではないか……。

連想が連想を呼び、ますます背筋が寒くなっていった。
母のお尻の穴に肉棒が突き刺さった姿など、想像するだけで恐ろしかった。
すでに町村は、裕子にのしかかっていた。
裕子はもう声を上げることもなく、町村に肉棒を突き立てられていた。

「おう、やっぱり若い女はよく締まるぜ!」
嬉しそうに声を上げた町村が、乳房を揉みながら威勢よく腰を突き上げている。
 激しく揺すられる裕子の顔には、表情がなかった。虚ろな目でどこか遠くを見ているだけだった。
 志乃はというと、加藤と広瀬の会話を聞いて這って逃げようとした。二つの穴に同時に入れるというのだ。志乃が逃げようとしないわけがなかった。

だが、逃げられるわけもない。加藤に肩を掴まれ、
「お、お願いです、ゆ、許して下さい!」
志乃は叫び声を上げた。しかし、その声が加藤達に届くわけもなかった。
「へえ、婆さんのくせに色っぽい声を出すじゃないか」
「ムダだよ婆さん、諦めな」
 二人がかりで、しっかりと押さえつけた志乃の体ごと、加藤と広瀬が絨毯の上に倒れこんだ。

志乃の背中には広瀬の体が密着している。反対側には加藤が密着していた。
二人の腕が志乃の太股に絡みついていった。
 片足を大きく持ち上げられ、精液をしたたらせた志乃の股間がぱっくりと広がってしまった。

 志乃の肛門は、肉ひだや内部の粘膜のようにくすんではいなかった。ひっそりとすぼまり、少し赤みを帯びていた。そこだけが妙に若々しく見えた。
そのお尻の穴と肉穴を、左右からそそり立った肉棒が狙っていた。
ズブリッ、と肉穴に加藤の肉棒が突き刺さった。

 うぐっ、と志乃が声を上げたが、すでに精液を注ぎくまれていた肉穴は簡単に肉棒を受け入れた。
が、肛門の方は簡単には入らなかった。
広瀬は肉棒の先端をあてがい、グイッ、と腰を突き上げた。
「ひいーっ」
 志乃が悲鳴を上げたが、肉棒は一気には突き刺さらなかった。先端が少しのめり込んだだけだった。



「婆さんのくせにきついじゃないか、楽しみだぜ」
そう言うと、広瀬は乱暴にグイグイと腰を押しつけていった。
「ひいいっ……や、やめてぇ!」
 凄まじいばかりの、志乃の悲鳴だった。だが、先端に何度も突かれた肛門は、やがて抵抗する力を失いヌプッ、と王冠部を受け入れた。

 そこから先はスムーズだった。放射線状の皺ひだがメリメリと広がり、肉棒はズブズブと根本まで埋没していった。
「ああっ……!」
志乃は涙を流していた。よほど痛かったのだろう。
 しかし、二人は容赦なく同時に腰を使い出した。耳を塞ぎたくなるような志乃の悲鳴が部屋中に響き渡っていった。

 一方、古屋にぼく達の前に連れてこられた母は、おしっ○を強要されていた。しかも驚いたことに、
「遠慮するな君恵、思いっきり出していいんだぞ」
そう言って古屋は、横たわっている父の顔の上にむりやり母をしゃがませたのだ。
 目を丸くし、呆然と見上げる父の顔の上で、母の股間が大きく広げられている。しかも、肉穴から滴る精液が父の顔にポタポタと垂れ落ちていた。

「な、なぜ……」
父がヒューヒューと喉を鳴らしながら言った。
「どうしてこんなことをするかって? わかってるだろう、これは、お前が白石をかくまった罰なんだよ」
古屋はそう答え、また笑った。父はもう何も言えなかった。

「さあ君恵、お前の亭主におしっ○するところを見せてやれ。思い切り顔に浴びせてやるんだ」
「……」
母も、何も言わなかった。辛そうにギュッ、と唇を噛みしめているだけだった。
 上品で清楚な母が父の顔をまたぎ、大きく足を広げてしゃがんでいる。それは、息子のぼくにとって、とても正視できるものではなかった。

 無理矢理にそういう格好をさせられているのはわかっているのだが、ガニ股にされた足や、その格好自体がどうにも恥ずかしかった。
 もちろん、母がぼく以上に恥ずかしいのもわかっているが、そんな格好をする母が、ぼくには何とも惨めに思えてしまうのだ。

さらに、母を惨めに思った自分に強い良心の痛みを覚えてしまう。
「どうした、早くせんか君恵」
古屋がニタニタしながらせかしたが、母は唇を噛んでうつむいているだけだった。
 それは当然のことだった。あの時代の女が、人前で排泄行為などいくら強制されてもできるものではない。

しかも、母の股間の下には父の顔があるのだ。
 今と違って、あの当時の父親というのはその家で一番偉い存在だった。その父の顔に向けておしっ○をするなど、母にとっては神仏に唾するのと同じことだったと思う。

「そうか、オレの命令が聞けないのか……それならまた友幸だな」
古屋の言葉に、母はピクッとした。
「えっ……」
「友幸がまた痛い目に合うと言っているんだよ」
「やめて、もう友幸には何もしないで!」
「だったら言われた通りにすることだ」
「わ、わかりました」

母の目がキッ、となった。その目で父を見下ろし、
「あなた、ご、ごめんなさい……」
つぶやくように言ってから宙に顔を向けた。
「と、友幸が……な、何をされたんだ……」
 父が、声を絞り出すように問いかけたが、母はもう何も言わなかった。おしっ○をすることに気持を集中しているようだった。

 ぼくはゴクリッ、と唾を飲んだ。母はこれから排泄するところを見られてしまうのだ。どれほど恥ずかしいことだろう。それなのに母は、ぼくを守るためにまたも決意した。
胸が熱くなり、ぼくは母の姿を惨めに思ったことを心から後悔した。

 そのくせ、心のもっと奥の方では、母の肉ひだからおしっ○の噴き出すところを見たいと思い、そう思うことでまたも良心が激しく痛むのだ。ぼくは堪らなかった。
母は、顔を真っ赤にしていた。おしっ○をしようと力んでいるのだ。
ぼくは父のすぐ横にしゃがんでいた。だから母の股間がよく見える。
母は本当に力んでいた。左右に開ききった肉ひだがヒクヒクしているのだ。

 ぼくは良心の痛みに胸を疼かせながらも、剥き出しになっている内部に目を凝らしていた。おしっ○の穴がどこにあるのか気になってならなかった。
ぽっかりと円形に開いた肉穴からは、今だに精液が染み出している。

 その少し上あたりゼリー状態の小さなすぼまりがあった。そこもピクピクしている。たぶん、それが尿道口なのだろうと、ぼくは思った。
 しかし、おしっ○はなかなか出なかった。母が力むと、逆に尿道口がキュッ、とすぼまってしまうのだ。

母は吐息を吐き、困ったように首を振りたくった。すると古屋が、
「君恵、力んだら出るものも出ないぞ。おしっ○をするときは力を抜くんだ」
 そう言ってまたニタニタッ、と笑った。笑ったかと思うと人差し指と中指の二本を、いきなりブスッ、と肉穴に突き刺した。

「あっ……」
驚いて声を上げた母。白い太股がプルプルと震えた。
古屋は根本まで突き刺した二本の指で、肉穴をグリグリとかき回した。
「どうだ、中から膀胱を刺激してやる」
「ああっ……あっ、あっ……」
母は真っ赤な顔をうち振って悶えた。白い下腹部も大きくうねった。

 だが、古屋がズボッ、と指を抜くのと同時だった。ゼリー状の小さなすぼまりがピチッ、と割れるように広がったのだ。
同時におしっ○が、堰をきったようにすさまじい勢いで尿道口から噴き出した。
「あ、あなた、許してぇ……・!」
 母の叫び声とともにシャーッ、という大袈裟で恥ずかしい音が部屋中に響き渡っていった。

 かなり溜まっていたに違いない。めいっぱい広がりきった尿道口から、おしっ○が後から後から飛沫を上げて噴き出してくる。
湯気の立つそれが、ことごとく父の顔に浴びせられていく。
顔中ビショビショにした父も悶えていた。おしっ○が目に入るし、口にも入るからだ。
そしてぼくは……。
ぼくは、おしっ○の噴き出す母の股間から目を離せなかった。

(お母さん、ごめんなさい……)
心で叫びながら、ぼくは、飛沫を上げて飛び散る母のおしっ○を見続けた。
ぼくは、母がこんな凄い音をたてておしっ○をすることを初めて知った。
 大袈裟で、あまりにも恥ずかしいこの音に、母がどれほどの羞恥を覚えているか計り知れない。それを思うと胸が締めつけられた。

 それでも、ぼくは目を離せなかった。母も父もかわいそうで堪らないのに、ぼくはどうしても目を離せなかったのだ。
「ああっ……あああっ……」
と、母は悶え続けていた。
「うぷっ・・げほっ、げほっ……」
と、父がむせている。

 だが、汗に濡れた額に縦じわを刻み、唇をワナワナと震わせながら羞恥に悶え続ける母が、ぼくにはなぜか切なくて艶っぽく見えた。
やっとのことで恥ずかしい音がやんだとき、ぼくの肉棒はまたも膨れあがっていた。

 バケツの水をかぶったかのように、頭から胸元まで父はビショビショだった。まわりの絨毯も同じだった。
 いつもあんなに威厳があって堂々としていた父が、濡れ鼠のように情けない顔をしていた。
 ぼくを守るために自ら裸になった母とくらべ、これでも父親か、と腹立たしく思うほど情けなかった。

 だが、それも仕方のないことだったかもしれない。強制とはいえ、妻におしっ○を浴びせられ、父は男の尊厳をズタズタにされてしまったのだ。
 母はおしっ○を出しきっても恥ずかしさが収まらないらしく、首筋まで真っ赤に染めてハアハアと荒い息をしていた。
部屋の中央では、志乃と裕子が悶え続けている。

 いつの間にか体勢が変わっていた。志乃は四つん這いにされ、肛門に町村の肉棒を挿入され、口には広瀬の肉棒をねじこまれて必死にしゃぶっていた。
 広瀬の肉棒は、さっきまで志乃の肛門を貫いていたのだ。汚物がついてしまったかもしれない。そんな肉棒を、志乃は口で清めるかのようにしゃぶっていた。

 裕子の方は、仁王立ちになった加藤の前にひざまずき、両手で押しつぶした乳房の間に肉棒を挟み込んでいた。
やはり顔を真っ赤にしながら、裕子は乳房を上下に揺すり立てている。
「どうした、もっと力をいれろ!」
加藤に怒鳴られ、裕子はますます激しく上半身を動かしていった。

古屋はそんな部下達をどこか満足そうに見回していたが、ぼくの股間に目を移すと、
「おや、友幸、お前はまた勃起しているじゃないか」
 たった今気づいたかのように、わざとらしく言い放った。ハッ、とした父と母の視線が勃起した肉棒に注がれた。恥ずかしくてぼくはうつむくしかなかった。

 今までの経緯があるし、母はそれほど驚かなかったが、父は信じられないもので見るような顔つきになった。
「と、友幸……お、お前はお母さんに……」
その後は言葉にならなかった。
 父はすでに、ぼくと母が性行してしまったことを知っているが、知っていても、こうして肉棒をそそり立たせたぼくを見るのはおぞましさ以外のなにものでもなかったのだろう。

「あ、あなた、友幸は……強制されて仕方がなかったんです……」
母があわててぼくをかばったが、
「さ、さっきは、そうだろう……だ、だが……」
 と、ぼくを見る父の目には、嫌悪の色が浮かんでいた。いや、嫌悪どころか、さげすむような色さえ浮かんでいた。

「お、お願いあなた、そ、そんな顔で友幸を見ないで……」
母が悲しそうに言った。
このときぼくは、父に対して憎しみがわいてくるのをどうしようもなかった。
父の倫理観からすれば、ぼくはあまりにもおぞましいことをしたのだろう。

 確かにぼくは母に欲情してしまった。しかし、こんな状況の中で、無理矢理にやらされたことでもあるのだ。
 その経緯を斟酌もせず、倫理感を振りかざすように、ぼくをおぞましい目で見る父に、ぼくは怒りを通り越して憎しみさえ覚えたのだ。

だから、父と母の反応をおもしろそうに見つめていた古屋が、
「お前も寛容のない男だな。友幸は十四才だぞ、女の裸を見て興奮するのは当然だろう。例えそれが母親だとしてもな……」
と、にいっ、と笑いながら言ったときは嬉しかった。

ぼくにとって父以上に憎い古屋だが、このときだけはよく言ってくれたと思ったのだ。
古屋はさらに、
「ふっふっ、友幸は立派だったが、おまえはどうかな」
そう言って、父のズボンに手を伸ばした。
「な、何をする……」
古屋は、驚く父のズボンをはぎ取り、その下のパンツも足から引き抜いてしまった。

「や、やめてくれ……」
父は情けない声を上げた。
剥き出しにされた股間で、父の肉棒が気の毒にくらいに縮こまっているのを見た古屋は、
「まったく情けないことだ。何百人も従える結城家の当主がこれでは、従業員達もさぞがっかりするだろうよ。友幸を見習って、少しは男らしくしろ」
そう言ってから、部屋に響くような大きな笑い声を上げた。
「……」
屈辱で、父の顔は蒼白を通り越して土気色になっていた。



「君恵、このままじゃあ威厳にかかわるだろう、こいつをしゃぶって立たせてやれ」
「……」
母はギョッ、となって古屋を見つめたが、すぐに、
「わかりました……」
諦めたように答えた。
「き、君恵、な、何を言ってるんだ、や、やめろ……」
父は、母にまでおぞましいものを見るような目を向けた。

 だが、父の股間ににじり寄って正座をした母は、ためらうことなく、情けなく縮こまっている肉棒に手を伸ばした。
「き、君恵……」
 父の顔がギューッ、とゆがみ上がったが、母はかまわずに陰毛の中から肉棒をつまみ出した。そして、指の中で転がすように揉み立ててからカプッ、と口に含んだ。
もしかしたら母は、ぼくに嫌悪の表情を向けた父に憤りを覚えていたのかもしれない。

「ううっ……」
父は、母に肉棒をしゃぶられ情けない声を上げている。
しかし、肉棒はピクリとも動かなかった。
「まあ、だめだろうな、これは……」
古屋は父の威厳をさんざんに貶め、あざ笑ってから、今度はぼくの方を見た。
「ふふっ、友幸、情けない父親に代わっておまえが結城家の意地を見せてやれ」
 このときぼくは、恥ずかしいことに思わずうなずいてしまった。実は、そう言われるのを待っていたのだ。

 一度はしぼんでしまった肉棒だが、母のおしっ○をする姿や、志乃や裕子の犯される姿を見ているうちに、ぼくはまたも激しく興奮してしまったのだ。
 そしてもう一つ。ぼくは、父が母に肉棒をしゃぶられているのが悔しかった。あんな目でぼくを見た父から、母を奪い取ってやりたかった。

「ようし、おまえは男だ。やれっ、情けないおやじに見せつけてやれ」
古屋は、続けて母にも命令した。
「君恵、体勢を変えろ、結城の顔をまたいでケツを突き出すんだ」
母も、ここまできたらもういっさい抵抗しなかった。
いったん父の肉棒から口を離し、大きく股を広げて父の体をまたいだ。

父とは体が反対向きだ。母の陰毛や性器が父の顔の上にある。
 母は首をよじるように振り返り、ぼくの顔を見た。さすがに笑みは浮かべなかったが、ぼくにコクリとうなずいてみせた。
 ぼくは立ち上がり、母の尻の前に立った。足下が、さっきの母のおしっ○で濡れていたがまったく気にならなかった。

「と、友幸、や、やめろ……おまえは何ということを……」
ぼくの股間の下で、父がうめくような声を浴びせてきたが無視した。
 ぼくは再びぼくの前に突き出され、豊満な丸みを強調する母の尻を、両手で掴んで引き寄せた。

 覗いてみると、粘膜は赤みを増していた。ぼくと加藤に立て続け突き立てられたために充血しているのだ。
 しかも性器全体が精液でべっとりとしていた。肉穴からも、今だにトロトロと精液が染み出していた。

こんなになっていても、ぼくは母の性器を汚いなんて思わなかった。
 母はぼくを守るために体を差し出してくれたのだ。それを思うとドロドロに汚れた母の性器も、母自身も、愛おしくて堪らなかった。

ぼくは、肉棒を掴み、先端を肉穴にあてがった。
 ヌルッ、と肉穴が開き、肉棒がズブズブと沈んでいった。さんざんに突かれまくった肉穴に、最初の時のきつい締めつけはもうなかった。
でも、やはり気持がいい。ゆるいけれど、粘膜がねっとりと絡みついてくる。

そのとき、古屋の声がかかった。
「友幸、そっちはもう経験済みだろう。今度はお母さんのケツの穴に入れてやれ」
 ぼくは古屋を見た。もしかしたらそう言われるだろうと予想していた。だから驚かなかった。母も同じだったらしくほんの少し背中を震わせただけだった。

でも、驚かなくてもぼくの心臓はドキドキしていた。
 確かに入れてみたい気はする。しかし、母の排泄器官に入れてしまって大丈夫だろうか、母がとんでもないショックを受けやしないかと、不安が込み上げてくるのだ。

 広瀬に肛門を貫かれた志乃の、すさまじい悲鳴も頭に残っていた。あの悶えようからすると相当に痛いのだ。母に、そんな痛い思いをさせたくない、という思いも強かった。

「どうした友幸、いまさら戸惑っているのか? では君恵、おまえからうながしてやれ」
「は、はい……友幸、心配しなくていいのよ、お母さんのお尻の穴に入れなさい」
 母は、いまにも引きつってしまいそうな顔に、精一杯の笑みを浮かべていた。母もそうとうに怖いのだ。
「さっき教えたろう、もっと友幸を奮い立たせるように言うんだ」
おぞましそうに顔を歪めたが、母は言った。
「友幸、お母さんの肛門に、友幸のちんぼを入れなさい……」
母の背中越しに父の下半身がビクッ、と震えたのが見えた。

母の口からこんな下品な言葉が出るなんて、父は予想もしていなかったろう。
 母が、これでいいですか、というように古屋を見たが、古屋はもっと言えとでもいうように、黙って母の顔を見つめている。

ああっ、と小さく声を上げたあと、母は一気にいった。
「友幸、お母さんの肛門にちんぼを入れて! うんちの詰まったお母さんのお腹をちんぼで突き上げて!」
 言ったあと、母はがっくりと首を落とした。父の呻く声が下から聞こえてくる。古屋は、それでいい、というようにうなずいた。

清楚な母の、あまりにも卑猥すぎる言葉が、ぼくの頭をクラクラさせている。
ぼくは肉穴から、肉棒を引き抜いた。
「友幸、広瀬のようにいきなり突っ込んだらかわいそうだ。入れる前によーくケツの穴を舐めてやれ……ふふっ、オレは本当は優しいんだよ」
と古屋。
ぼくは母の尻たぼを両手で抱えたまま、背中を丸めて母の肛門に顔を近づけた。

 ぼくの顔の真下に父の顔がある。父が睨むように見上げてきたが、ぼくは無視して母の肛門を覗き込んだ。
精液でドロドロの性器と対照的に、肛門はひっそりと息づいていた。
 朱色で放射線状の皺がキュッ、と恥ずかしそうにすぼまっている。排泄器官なのに、まるで野に咲く一輪の花のように可憐だった。

ぼくは思い切ってしゃぶりついた。
 唇を押しつけ、舌でペロペロと舐め上げると、皺ひだの一本一本が感じ取れる。ぼくはその皺ひだに、唾液をまぶしつけるよう舐め上げていった。
父は下からずっと睨みつけている。母は、そんな父の肉棒をくわえ直していた。

ぼくは舐め続けた。
 ベロッ、ベロッ、だんだん強く舐めていくと、肛門はすくい取られるかのように口を広げていく。しかし、舌先を丸めて押し込もうとすると、今度は恥ずかしそうにギュッ、と縮み込んでしまう。

何だか、妙に興奮した。
 幼いころぼくは、何度か海水浴に連れて行ってもらったことがある。ぼくはよく、磯辺でイソギンチャクを見つけては指を入れて遊んでいた。
 あのときの、触手がクルクルと丸まって内側に閉じ、指先がキュッ、と締めつけられる感触と、母の肛門はよく似ていた。

そのままズブリと突き刺せそうなのに、突き刺せないもどかしさもよく似ていた。
 舐め上げては押し込むことを何度も繰り返していると、やがて、唾液でヌルヌルになった母の肛門が柔らかみを帯びてきた。

そろそろいいだろうと思い、ぼくは立ち上がった。
「と、友幸……や、やめろ……」
 父が声を上げたが、ぼくは無視した。母の尻を掴むと、母は自分からスーッと尻を高く掲げてくれた。

ぼくは、肉棒の根本を握って先端をあてがっていった。
 皺ひだの中心にグッと押しつけると、唾液に濡れてはいるが固いゴムのような感触だ。簡単には入りそうもない。ぼくは力を込めて腰を突き出していった。

「うーん……」
母が、父の肉棒をくわえたままうめき声を上げた。だがぼくは、力を緩めなかった。
 グイグイと肉棒を進めていくと、皺ひだが少しずつ口を開けていくのがはっきりとわかった。
 そして、そのまま太いゴムの輪を突き破るように、ヌプヌプと王冠部が内部に沈みこんでいった。

「うくうっ……」
 母がまたもうめき声を上げた。かなり痛そうだ。でもぼくにはよくわかっていた。母は肛門の力を抜いて、入りやすくしてくれていたのだ。痛いのを我慢して……。
心の中で母に謝りながら、ぼくは両足に力を込めて踏ん張り、一気に突き刺していった。

「や、やめろ友幸、やめろ……!」
と、声を上げていた父の顔が、結合した下腹部と尻たぼに隠れて見えなくなった。
 ズンッ、と、根本まで押し込みながら、興奮と快感で、ぼくはまたも目の前がクラクラした。

「ん……むむ……」
 出すまいとしても、つい出てしまう……そんな感じのうめき声が、母の喉からもれていた。母は、ぼくに心配をかけまいと必死なのだ。
母のお尻の中は、肉穴と同じようにジーンと熱かった。
 肛門括約筋の締め付けは凄いものだ。まるで束にした輪ゴムのように強烈に締め付けてくるのだ。

 そして、そこを通り過ぎると直腸に入り、少しゆるやかになるのだが、それは入り口と較べてのことだ。きついことに変わりはない。
直腸の粘膜は、肉穴とは質感がまったく違っていた。
 肉穴はねっとりとしたきめ細かい粘膜だが、直腸のそれは、内臓質でシコシコした感触だった。だから、摩擦感も肉穴より数倍大きかった。

 込み上げる興奮で、本当はすぐにでも乱暴に突き立てたかったが、そんなことをしたら母が激痛を味わうだろう。
ぼくは、はやる気持を押さえながら、ゆっくりと肉棒を引き抜いていった。

「うっ、くくっ……」
 母のさらなるうめき声を聞きながら、カリ首まで引き抜いた。ゆっくりとだったが、内臓質の粘膜にこすれ、肉棒に火花が散るような快感が走った。
肛門から出てきた砲身には直腸の粘液が絡みつき、表面がヌラヌラと照り輝いている。

 さらに引き抜いていくと、皺ひだが盛り上がってめくれ、内部の粘膜までがたぐり出されてきたが、カリ首までくると、王冠部がきつい括約筋に引っかかった。
今度は押し込んでいく。
盛り上がった皺ひだごと巻き込んで肉棒が沈み込んでいった。

ぼくはゆっくりと、何度も出し入れを繰り返した。
引き抜くたびに土気色の父の顔が見えた。
 だがぼくは、父に同情することなどできなかった。それどころか、ぼくや母に嫌悪の目を向けた父に、もっと見せつけてやりたいとさえ思っていた。



しばらく続けていると慣れてきたのか、母はうめき声をもらさなくなった。
肛門と直腸は、きつさはそのままに柔らかみを帯び、出し入れがスムーズになってきた。
(もう、少しくらい強く突いても大丈夫だろう)
 ぼくはそう思い、少しずつ出し入れを早いものにしていった。すると、それを受けて母が父の肉棒から口を離した。

 前にのけぞるので、くわえているのが難しくなったこともあるが、いつまで経っても父が勃起しないので、母は諦めたのだと思う。
そのときぼくは、父が何ともいえない複雑な表情を浮かべたのを見た。
 母にはそんな意図がなかったろうが、自尊心の強い父は、母に見限られた! とショックだったのだ。きっとそうだと思う。

でもぼくは、いい気味だと思った。ぼくや母をあんな目でみた罰だと思った。
 結合部から、直腸と肉棒のこすれるズリッ、ズリッ、という音が聞こえている。きつい摩擦感が、肉棒に堪らない快感を巻き起こしている。

 もう、動きを制御できそうにない。ぼくは渾身の力を込めて突きまくった。ズーン、ズーンと母の体をえぐるかのように、ぼくは激しく腰を突き上げていった。
「ひいっ、ううっ、あああっ……」
母が再び声を上げ始めたが、ぼくはかまわずに突いた。

 母の尻が、ぼくの下腹部に打ち付けられてゴム毬のように弾んでいる。白い背中が激しくのけぞっている。肛門の皺ひだはめくれ返り、直腸粘膜がたぐり出されている。
 もう限界だった。ぼくは尻たぼを握りつぶすくらいに掴みしめ、母の体を貫き通すような威勢で肉棒を突き上げた。

「ひいい!」
 母が叫び上げるのと同時だった。ぼくは腰がとろけるような快感とともに精液を噴き上げていた。

 それは、内臓までがドロドロに溶け、精液と一緒に噴き出していくような、本当にもう口では言えないような快感だった。
その快感の中で、ぼくはざまあみろ、と思った。
もちろん父にだ。

おやおや、すっかり外が暗くなってきましたね。
 ええ、これで終わったわけではありません、その後もしばらく尋問は続きました。あれは尋問などというものではありませんけどね。

 私が母の肛門で射精した後は、今度は古屋も加わって、四人がかりで代わる代わる母と二人の女中を犯していったのです。
 私と父、それからお抱え運転手の三人は、しばらく放っておかれましてね、三人の女が犯されるところを呆然と見つめていたわけです。

古屋は、最初から父に含むものがあったようでして……。
 白石を匿ったこともありますが、それ以前に古屋は、父が結城財閥の当主であることが気にいらなかったようです。それで、ことさら父をいたぶったのです。
母に、父の顔に向けておしっ○をさせたのもそのためでしょう。

 しかも古屋は、私が母の肛門に射精した後、母を父の顔の上にまたがらせ、精液のしたたる股間をズリズリとこすりつけさせたのです。
よほど父の心をズタズタにしたかったのでしょうね。

 最後には三人がかりでした。母の口、肉穴、肛門にいっぺんに肉棒を挿入して、それはもう激しく抽送を加えたのです。母の体が引き裂かれてしまうのではないかと思うくらい、乱暴で激しいものでした。

 それを見せつけられる父は、まるで死人のようでした。ぽかんと口を開けたまま、感情という感情がいっさい顔から消えていました。
 古屋の思惑どおり、父は当主としての威厳も、自尊心も、何もかもズタズタにされてしまったのです。

私ですか? 私だって父と同じですよ。
 それは、私も興奮して母に何度も射精してしまいましたけれど、興奮が冷めた後は、耐え難い良心の痛みに襲われていたんです。
 そして苦しみながら、母が犯されるところを見続けたわけです。心がズタズタにならないわけが、ないじゃありませんか。

 無惨に犯される母達を見るのは、それはもう死ぬほど辛いものでした。心臓をナイフでグサグサ刺されているようなものです。
母も二人の女中も、最後の方では息も絶え絶えになっていました。

彼らが父を連れて屋敷を出ていった後も、三人は絨毯の上に倒れ込んだままでした。
 体中が痣だらけでした。特に乳房や尻は、ただでさえ赤く腫れ上がっているのに、つかまれた指の跡がみみず腫れになって無数に残っていました。

 しかも、痣だけの上に精液まみれだったのです。三人とも股間はもちろん、顔にも乳房にも、下腹部にも、べっとりと精液が滴っていたのです。
無惨な光景でしたよ。
 彼らが出て行ったのは夕方になってからです。満足するまで三人の女を犯したあとで、やっと出ていったのです。

 白石ですか? むろんすぐに捕まりました。これは後で父から聞いたので間違いありません。
ただ、捕まった後にどうなったかは知りません。
 しかし、古屋達の憎悪を考えると、終戦を迎えるころにはもうこの世にいなかった可能性もありますね。
 父は、白石をかくまった罪で禁固二年が言い渡され、牢屋に収監されてしまいました。しかし半年後には終戦になり、釈放されましたが……。

その後、家族や女中二人はどうなったか、ですって?
 あんなことがあって、今まで通りになるわけがありませんよ。まあ、結城財閥もつぶれずにすんだし、その後も裕福に生活はできましたがね、私は父のことが大嫌いになって……いや、これ以上は言いたくありません。もう、この辺で終わりにしましょう。

ただ、身を犠牲にして私を守ってくれた母にだけは、私は今でも感謝しています。
 母が守ってくれなかったら、私は死ぬほど木刀で殴られていたでしょう。あるいは障害者になっていたかもしれませんし、あるいはもっと最悪なことになっていたかもしれません。

母は、自分が犯されることで私を救ってくれたんです。
はあ? 答えづらいことを聞きますね……。
いいでしょう、教えてあげましょう。

 あんな状況の中で私は母に欲情し、命令されて挿入してしまいましたが……あのときの射精の快感は、私の人生の中で一番の快感でした。あれ以上の快感を、私は二度と味わったことがありません。
それはもう、最高に気持よかったですよ。命がけの母の肉穴は……。

これでいいですか? 少しは役に立ちましたかね。では気をつけてお帰り下さい。
もう一度訪ねてくるのはナシですからね。

聖母淫辱 終


[ 2014/03/05 ]   管理人の小説 | TB(-) | CM(-)

聖母の献身




広瀬拓也(たくや)は、中学三年生である。
 毎日学校が終わってから、都内でも一番厳しいといわれる学習塾でしごかれ、帰宅後は自宅で深夜まで受験勉強するというハードな毎日を送っていた。
 
とはいえ、あまり勉強は好きではなく、成績も中の上くらいだったので、自分ではどんなに頑張っても父がここに入学しろといった、私立S校に合格するのは無理だと思っていた。

都内でも一・二位を争う有名校なのである。
ついこの間の三者面談のときも、
「かなり厳しいですね」
と、担任に断言されてしまった。
 拓也自身は、だったら志望校を自分でも簡単に入れる三流高校にしてほしいと思っていた。
 そうすればこんなに苦労して受験勉強などする必要がないし、もっと気楽に残りの中学校生活を楽しむことができるからだ。

しかし担任は、
「受験までまだ半年あるし、今からでも努力しだいで何とかなる」
などと余計なことをいい、それを母から聞いた父は、
「よし、死にものぐるいで勉強しろ」
と、今まで以上に大きなプレッシャーをかけてくるのだ。

 大手企業でかなり高い地位にいる父・隆一は、自分が若くしてこの地位につけたのは、学歴があったからだと信じて疑わない、絵に描いたような学歴主義者だった。
だから父は、拓也にも自分と同じように一流の高校や大学に進ませたいのだ。

 だが拓也は、それを「親の愛情だ」などといわれては堪らないと思っていた。拓也にとっては強制以外の何物でもないからだ。
 しかし、そんなことを父にいえる訳もない。烈火のごとく怒鳴りつけられ、あげくにはビンタを貰うのは目に見えている。

 そんな訳で、いちおう頑張って塾にも通っているし、家でも必死に机に向かっている拓也だったが、正直なところ強制的に勉強させられている、という腹立たしい思いはいつもあった。

 それに毎日が勉強漬けで勉強以外に何もできないことが、かなりのストレスになっていた。それを発散する場も時間もないことが、拓也のつらいところだった。
その晩も拓也は、塾から帰るとそのまま自室に入って勉強していた。
「まったく嫌になっちゃうよな、英語だの数学だの、こんなもの覚えなくても生きていけるはずだよ、くそっ、もう疲れたよ・・・」
 眠い目を擦り、参考書に向かって悪態をつきながら、それでも何とか数学の練習問題を解いていると、ノックの音がし、母が廊下から声をかけてきた。

「拓也、お父さんが話しがあるって呼んでるわ。来て・・・」
ドアを開けると、母・美保がにこにこ笑いながら廊下で待っていた。
美保はさあ、と拓也を促し、付き添うように一緒に階段を下り始めた。

 こういうときは、必ず父が怒っているときである。拓也をかばおうとするのか、美保は無意識に背後に立つのだ。
 おかしいな、と拓也は思った。今日、塾で週一回行われる学力テストの結果を母に渡しておいたのだが、前回より成績もよかったし、順位も上がっていた。
誉められこそすれ、父が怒るような成績ではないのである。

「学力テスト、悪くなかったと思うんだけど・・・」
「そうね、お母さんはよく頑張ったと思うわ。だけど、お父さんはちょっと違うみたい」
「そんなこといったって、ぼくだって必死に頑張ったんだから・・・」
「わかるわよ拓也、拓也はいつだって頑張ってるわ。お母さん、拓也を偉いと思ってるわ」
「本当・・・?」
「ええ、本当よ」
美保はにっこりと微笑んだ。母性愛がにじみ出るような優しい顔だった。

 母のそんな顔を見ると、拓也はいつもほっとする。なぜか母に優しく包まれ、守られているような気がするからだ。
「今日はお酒が入ってるみたいだから、ちょっと長いかもしれないわ・・・」
「やだな・・・お母さん、一緒にいてくれるよね」
「もちろんよ」
 拓也はほっと胸を撫で下ろした。父がどんなに怖くても、母と一緒なら何とか我慢できると思った。

というのも母は、いつも父と拓也の間に入ってクッションの役目をしてくれるからだ。
男同士だと、どうしてもお互いを譲れないことが多い。
 拓也も少し強情なところがあって、父が怖くて口答えはできないものの、こればかりは納得できないというときは、口をつぐんで一言もいわなくなってしまう。

 そんなとき父を諭したり、拓也の気持を代弁してくれるのが母だった。そのおかげで、今まで何とか丸く収まってきたのだ。
母は、とにかく家族のために尽くすのが生き甲斐のような女だった。

 父に対してもそうだったが、拓也には特に勉強しやすいようにいつも何くれと気を遣ってくれるし、甲斐甲斐しく世話をしてくれる。
 そんな母性愛の溢れる母がいてくれるからこそ、拓也はいまのハードな毎日に何とか耐えていられるのである。

それに母は、実は拓也の自慢でもあった。
今年三六才になった母は、優しい上にかなりの美形だった。
 目がきりっとして鼻筋が通っているし、形のいい唇はしっとりして上品だった。小学生の頃は、家に遊びにきた友達によくうらやましがられたものだ。

 美人なだけでなく、母はスタイルもよく、しかも出るところは出て、くびれているところはくびれているという、肉感的な体型をしていた。つまり巨乳なのである。
 母を女としてみたことなど一度もないが、母がグラマーで巨乳で、男の目を引きつけるタイプだということは拓也も知っていた。

中学二年のとき、ある友達から冗談で、
「お前のお母さんてすげえいい体してるな、一発やりてえや」
といわれたことがある。
 大人しい性格の拓也だったが、このときばかりは頭にきて、そいつをぶん殴ってしまった。
大事な母を、性欲の対象として見たそいつが許せなかったのだ。

 そいつとはそのまま絶交してしまったが、母が男から見て魅惑的な女だということはその頃からわかっていた。
といってやはり、母を女として見たことは一度もなかった。

「さ、入るわよ」
と、美保がリビングのドアを開け、拓也の背中を押した。
 おずおずと中に入ると、外で飲んできたらしい父がソファに座り、少し酔った目で学力テストの結果用紙を見ていた。
父は、接待や残業で帰宅するのはいつも深夜だ。帰ってこないこともよくある。
だが、たまに早く帰ってくると、必ず拓也の成績をチェックするのである。

「拓也、こっちへ来い!」
酒が入ると父はくどくなる。嫌だなと思いながら拓也は父に近づいていった。
 三十分ほどして自室に戻った拓也は、ベットにうつ伏せになり、やり場のない怒りに歯ぎしりした。

「くそっ、ぼくだって頑張っているんだ。何であんなこといわれなきゃならないんだ! ふざけるな、ちきしょうめ!」
ありったけの雑言を、ここにいない父に吐きまくった。
どうにも怒りが治まらないのだ。
いや、怒りというより、拓也は父に憎悪さえ覚えていた。

 学力テストの結果は上がっていたのだ。努力の結果ではないかと拓也は思う。それなのに父は、
「この程度上がったところで努力したなんていえるか。もっと飛躍的に上げなければ意味がないんだ。なぜ死ぬ気になって勉強しない!」
 と、少しも誉めてくれないどころか、拓也が本気で努力をしない怠け者だとさえ決めつけたのだ。
あまりにも腹が立って、拓也は体がカッ、と熱くなったほどだ。

 もうそれからは、黙りこくっていっさい返事をしなかった。父の言葉もさらに激しくなったが、拓也は殴るなら殴れ、と反抗的な目を父に向け続けた。
とうとう父が立ち上がり、拓也は強烈なビンタをくらった。
だがそのとき、いつも控えめな母が、珍しく父に語気強く詰め寄ったのだ。

「やめてあなた! あなたの方が間違ってるわ。拓也は努力しているのよ。どうして成績が上がったことを素直に誉めてやれないのですか!」
母が、父にこんな強い態度をとったのは初めてだった。

拓也は目を丸くして母を見た。
父は憮然とした顔でソファに戻り、拓也は母にうながされて自室に戻ってきた。
 だがもう、練習問題の続きなどやる気にもならず、拓也はベットにうつ伏せになったままだった。

(精一杯努力しているのに、どうして怠け者のようになじられなければいけないんだ!)
その怒りで、いまにも胸が破裂しそうだった。
ほどなくして、美保が夜食を部屋に運んできた。
「お腹空いたでしょう拓也、今夜は食べやすいようにサンドイッチにしたわ。ハムを多めに挟んでおいたから・・・」
 あの後、父とどんな会話を交わしたのかわからないが、美保の声は、さっきの剣幕が嘘のように明るかった。

「・・・お母さん」
 拓也は身を起こし、ベットの縁に腰掛けながら母を見た。母は、何事も無かったかのようにニコニコ笑っていた。

 夜食の乗ったトレーを机の上に置き、美保はベットに歩みよってきた。拓也と並んで座わると、諭すように、
「拓也、あなたは努力してるわ、本当に立派よ。でもね拓也、お父さんを恨まないでほしいの。あれでもお父さん拓也に期待しているのよ。拓也はもっと努力できる子だって思っているから・・・でも、お父さんもああいう性格でしょう、素直に拓也を誉めることができないのよ・・・」
「・・・」
拓也は返事ができなかった。

 母のいうこともわかるのだが、今日ばかりは素直に聞けなかった。努力したのに怠け者となじった父が、どうしても許せなかったのだ。
「そんなに怒ってるの拓也?」
「ごめん、お母さん・・・ぼく・・・」
 そこまでいったとき「お前は怠け者だ!」と決めつけた父の声と顔が改めて脳裏によみがえった。
拓也は悔しさに目を閉じ、ぎゅーっと拳を握りめた。

そのときである。
「拓也、そんな顔しないで・・・」
そういって美保が、拓也を抱きしめてきたのだ。
(えっ・・・)
拓也は驚いたが、拓也を強く抱き寄せた美保は、息がかかるほどに顔を近づけてきた。
「ど、どうしたのお母さん・・・」
「だって・・・拓也のそんな顔を見るのが切ないんだもの・・・」
と、いいながら、さらに腕に力を込めてきた。

「おかしいよ、お母さん、ぼくはもう中学生なんだよ・・・」
そういったが、美保は拓也を離さなかった。
口元に微笑みは残していたが、目が真剣だった。
 苦しんでいる我が子をせめて母親の愛情で包んでやりたい、そんな思いが伝わってくる目だった。

 これは母の精一杯の愛情表現なんだと拓也は思った。きっと母の中では、拓也はまだ幼いころのままなのだ。
「お母さん・・・」
 拓也は、何だか胸がいっぱいになってそれ以上何もいえなかった。少し恥ずかしかったが、もう少し母のしたいようにさせてやろうと拓也は目を閉じた。

母の体からは、ミルクのような甘い匂いが立ち上っていた。
何だかすごく懐かしい匂いだった。
拓也は、幼いときのように母に甘えているような気がし、うっとりとさえしてきた。
ところが、そうしているうちに拓也は、突然下腹部に疼きを覚えた。
(えっ、まずいよ・・・)
拓也は焦った。肉棒まで疼いている。このままだと勃起してしまいそうだった。



 考えてみれば、こうなってもおかしくはなかった。拓也はもう、幼い頃の拓也ではないのだ。
 すでに性欲に目覚めているし、その性欲も一日に三回自慰をしてもまだ飽き足らないという、人生でもっとも激しい時期にあるのだ。

 そんな拓也が、母とはいえグラマーで肉感的な体に抱きしめられ、柔らかく、弾力のある乳房を背中に押しつけられているのである。興奮しない方がおかしかった。
「どうしたの拓也・・・?」
急にソワソワしだした拓也に気づき、美保が声をかけてきた。

 拓也は、ひっ、と身をすくめた。美保の熱い息が耳に吹きかかりツーン、と痺れるような快感が耳奥を走り去っていったのだ。
そして、それが合図だったかのように、肉棒がむくむくと膨れあがってしまった。

(ど、どうしよう・・・)
 拓也は途方に暮れる思いだった。なぜか恥ずかしくて堪らないのだ。どうか気づかないでくれ、と祈るような気持だった。
だが、美保の視線が股間に向けられたのがわかった。
「あら・・・」
 という声に、拓也は自分の顔が、みるみる真っ赤になっていくのがわかった。

美保もはっ、として、
「ご、ごめんなさい拓也、気づかれたくなかったのね・・・」
と慌てていったが、拓也はますます顔を赤くし、困ったように下を向いてしまった。

 この年頃の少年はみなそうだが、性欲に目覚めている自分を母親には知られたくないものだ。なぜか無性に恥ずかしいのだ。
 拓也もそうだった。知られるどころか勃起したところを見られたのだから、恥ずかしさもなおさらだった。

しかし美保は、息子が勃起しているのを見ても少しも驚かなかった。
 そこは当然母親だから、息子が性欲に目覚めていることなどとっくに気づいているのである。

「拓也、お母さんに見られたからって恥ずかしがることなんかないのよ。だってそれは拓也が大人になった証拠なんだから・・・」
と優しく声をかけた。
「う、うん・・・」
拓也はやっとのことで返事をした。
母がさらに何かいうと思い拓也は待っていたが、母は何もいわなかった。

どうしたんだろうと思って顔を上げた拓也は、母の顔を見てドキッ、としてしまった。
 母はにこにこと微笑んでいた。それなのにその目は、何とも切ない色をたたえていたのだ。どこか悩ましい感じさえする。
こんな母の顔を、拓也は見たことがなかった。

「ど、どうしたのお母さん・・・?」
拓也は思わず口に出した。すると母はますます笑顔を深め、
「拓也が性に目覚めたのは、たしか中学一年の頃だったわね・・・」
と、懐かしそうにいうのである。
拓也はまたもえっ、と思った。確かにその通りだし、母親なのだから気づいてはいただろうとは思う。

しかし、普通こういうことは面と向かっていわないものだろう、と拓也は思った。
恥ずかしかったが、仕方なく拓也は答えた。
「そ、そうだよ・・・わ、わかっていたの?」
「もちろん。母親なんだからすぐわかったわ」
美保は嬉しそうにいった。

しかしその言葉には、性欲に目覚めた息子を嫌悪するような響きはなかった。
拓也はほっとしたのだが、いずれにしろ母にはあまり触れてほしくないことではあった。
が、美保は、いつもの母らしくない、妙なことをさらに続けたのだ。

「ねえ拓也・・・」
「な、何・・・」
「・・・溜まってるんじゃないの?」
「あっ・・・」
「やっぱり溜まっているのね・・・」
「そ、それはまあ、その・・・」
面食らっている拓也に、美保はどこか艶めかしい顔で笑いかけた。
母のこんな顔も、拓也は見たことがない。

母はいったい何をいいだすのだろうと拓也は思った。何だか胸がドキドキしてきた。
すると、美保は少しまじめな顔になって、
「拓也、あなたは本当によく頑張っているわ・・・だから、お母さんがご褒美を上げる。手で・・・お母さんの手で出してあげるわ」
「えっ・・・」

拓也は驚いて母の顔を見つめた。こんなことをいう母ではないのである。
母は清楚で控えめで、家の中で性的な匂いなどさせたこともないのだ。
 信じがたい気がしたが、母の慈愛に満ちた表情は変わらなかった。少し艶めかしい目の色も・・・。

「ぼ、ぼくがお父さんにあんなことをいわれたから、慰めようとしているの?」
「それもあるわ・・・でも、ちょっと違うかな・・・」
美保は、どこか謎めいた笑みを漏らした。
(お母さんに出してもらうなんて、そんなことしてもらっていいのかな・・・)
 拓也は一瞬そう思ったが、そこは性欲の塊のような中学生のことだ。みるみる期待感が込み上げてきた。
母であろうと、女の手で擦って貰えるなんて夢のようなことだった。

「いいの? お母さん・・・」
「いいわ。さあ、横になって」
美保にうながされ、拓也はベットに仰向けになった。
美保はベットの縁に腰を下ろしたまま、あらためて拓也を見つめ、満面に笑みを作った。
拓也は、めくるめくような思いで待った。

人生でも一番性欲の強い時期にいて、しかも女の体に触れたこともない拓也にとっては、
「女の手で擦ってもらう」
というそのことだけで、ものすごい興奮なのだ。
美保が体を乗り出し、手を伸ばしてきた。

美保は、拓也のたくましく張ったテントの上に手を置き、
「本当に・・・拓也もいつのまにか立派になっていたのねえ・・・」
どこか嬉しそうにいい、サワサワとテントをさすってきた。

拓也は「ひ・・・」と声を上げ、身震いした。堪らなく気持がよかったのだ。
特にカリ首のあたりをさすられるのが一番気持よかった。そこを手が通過するとき、
「あっ・・・あっ・・・」
と、拓也は快感の喘ぎ声を噴き上げた。

 ズボンの上からでもこんなに気持がいいのだ。直接指で握られたらその快感はどれほどのものだろうと、拓也はさらなる期待感に胸を躍らせた。
 やがて、美保はズボンのベルトに手をかけた。少しも躊躇することなくベルトを外し、ジッパーも引き下げた。

「拓也・・・」
美保が目で合図してきた。お尻を上げろといっているのだろう。
 拓也が尻を浮かせると、美保はお尻の方から剥くようにズボンを引き下げた。さらにトランクスも。
とうとう、母の手で下半身が剥き出しにされてしまった。

(ほ、本当にお母さんの指で擦ってもらえるんだ・・・!)
嬉しさで一杯だったが、同時に拓也は恥ずかしさも覚え、慌てて母から目を反らした。
 ギンギンに勃起した肉棒が臍にくっつくくらいに反り返り、ヒクヒクと脈打っている。そんな生々しい自分の性器を、まじまじと母に見られるのがどうにも恥ずかしかったのだ。

しかし美保は、拓也の羞恥を敏感に察したらしく、
「まあ、ちゃんと皮も剥けているし、立派ねえ拓也・・・」
少し大袈裟な口調で驚いてみせ、悪戯っぽく笑いながら拓也の顔を覗き込んだ。
 きっと、リラックスさせるためにわざといったのだろう。だが、母の口から「皮が剥けてる」なんて、妙に生々しかった。

「恥ずかしがることなんてないのよ拓也。体の力を抜いて・・・そう、お母さんに全部まかせなさい・・・」
「う、うん・・・わかったよお母さん・・・」
 生々しい言葉や、母のどこまでも優しい笑顔が恥ずかしさをやわらげてくれた。拓也は、少しは母の顔を見られるようになった。

いよいよ美保が手を伸ばしてきた。
 天にも昇るような期待感が絶頂に達したとき、美保の指が肉棒を掴んだ。それも、一番鋭敏なカリ首の裏側をとまどうことなく掴んだのだ。
その瞬間、拓也は肉棒にビリッ、と電流が走ったような気がした。

「あっ・・・!」
拓也は、思わず声を上げていた。
 美保の指は白魚のようにしなやかでスベスベしていた。それにひんやりとして、熱くたぎるような肉棒にえもいえず心地いいのだ。
その指がピンポイントにカリの裏側を押さえている。
もうそれだけで堪らない快感だった。

 だが、美保が指を動かし肉棒を擦り上げてくると、その快感は何十倍にも膨れ上がっていった。
とにかく、自分の指で擦るのとはぜんぜん感触が違うのだ。
 それほどきつく握っていないにもかかわらず、シコッ、シコッ、と擦られるたびに痺れるような快感が全身に走るのである。

「どう拓也? お母さんの指・・・気持いい?」
「う、うん・・・すっごく気持いい・・・」
「そう、よかったわ・・・」
美保は嬉しそうに笑いかけてから、指遣いに変化を加えてきた。
 強く擦ったかと思うと急に力を緩めたり、カリ首に添えていた指を離して肉棒全体を包み込んだりと、緩急をつけてきたのだ。

それがまた堪らなかった。
 自分の手で擦るときは最初から最後まで力一杯擦って一気に爆発する、というただそれだけしかないのに、母の指は、力を強めたり弱めたりして、うまいこと拓也を焦らせてくれるのだ。

 どこまでも昇り詰めようとする快感が急にすーっ、と引いたり、引いたかと思うとまた一気に押し寄せてきたり、それを繰り返しながら絶えず快感が高まっていくのである。
こんな緩急自在なことは、自分の指ではまずできない。

「うっ、あっ・・・ううっ・・・」
と、拓也は立て続けに喘ぎ声を漏らしながら、母の指遣いに酔いしれていった。
下腹部がジンジンと疼いている。精液がザワザワとひしめき始めているのだ。
「どう、出そうになってきた?」
「うん、で、出そうだ・・・」
拓也が喘ぎながら答えると、美保はますます母性愛を滲ませた顔でうなずいた。

 そして、最初に握ったときのように、親指と人差し指でカリの裏側をぴっちりと締め付け、今度は緩急をつけずに激しく擦り上げてきた。
「あっ、あっ・・・」
 拓也は驚いた。自分よりも力が弱いと思っていたのに、母の指には、拓也が自慰をするときよりもずっと強い力が込められていた。
きっと母は、渾身の力を込めているのだ。

 もう駄目だった。下腹部に溶岩のようにドロドロとひしめいていた精液が、急速に尿道口に押し寄せてきた。肉棒の先端が、早く吐き出したくてヒクヒクと悶えている。
「出しなさい拓也! ストレスも怒りも、みんな一緒に吐き出しなさい!」
真剣な顔で美保が叫んだ。その目が潤んでいるように見えた。

「お、お母さん・・・!」
拓也も叫び、そして爆発した。
 尿道口を吹き飛ばすかのように精液がビュッ、と噴き上がり、その瞬間、拓也は腰がとろけてしまうような快感に貫かれた。
「あっ、あううっ・・・」
 拓也は獣のように呻き上げた。それこそつま先から頭のてっぺんまで、快感が貫いていくのである。

それは、いままで味わったことのないものだった。
自分の手では、絶対に味わえない快感だった。
 美保は力を緩めず、さらに擦り立ててくれた。精液は二回、三回、と立て続けに噴き上がり、その度に拓也は快感に身を震わせた。



 美保は必死に肉棒を擦り続けてくれた。最後の一滴まで、気持よく精液を噴き出させてくれたのだ。
本当に気持のよい射精だった。
 拓也は、何だか急に体が軽くなったような気がした。体中に溜まっていた疲れやストレスが、精液とともに吐き出されたかのようだった。

「やっぱり若さってすごいわね、こんなに出たわ・・・」
射精が終わっても、いまだ余韻の覚めやらぬ拓也に、美保が左手をかざして見せた。
 その手には拓也の吐き出した大量の精液が滴っていた。気がつかなかったが、美保は精液を左手で受け止めてくれたのだ。

美保は、どこか満足そうに微笑んでいた。
母親の勤めを果たしたのを喜んでいるような・・・そんな笑顔をたたえていた。
「ねえ拓也、自分の指とお母さんの指と、どっちが気持よかった?」
「えっ、それは・・・お母さんに決まってるよ!」
拓也は叫ぶように答えた。すると美保は、
「そう、じゃあね拓也、お母さん時々こうやって手で出してあげるわ」
「えっ、ほ、本当なの、お母さん!」
「本当よ。約束するわ」
 拓也は狂喜する思いだった。あんな気持のいいことを、母はこれからもしてくれるというのだ。こんなに嬉しいことがあるだろうか。

ただ拓也には、ひとつだけどうしても気になることがあった。
 それを聞くと母の気が変わってしまうかもしれないと思ったが、やはり聞かずにはいられなかった。
「で、でもお母さん・・・」
拓也がいいかけると、美保は聞かれるのを予期していたようにやんわりとさえぎった。
「わかってるわ拓也、親子なのにっ、てことでしょう?」
「うん・・・」
「いいじゃない親子だって。ときどきお母さんが手伝ってあげるだけのことよ」
「で、でもどうして・・・」
「だって拓也があんなに頑張っているのに、お母さん何もしてあげられないんだもの・・・」

美保の目に、ふと切ない色が浮かんだ。
「毎日勉強ばかりで拓也が疲れ切っているのも、ストレスが溜まりきっているのも、お母さんよくわかっているわ。見ていてこっちが辛いくらい・・・中学生なんだもの、拓也だって勉強以外にもしたいことがいっぱいあるでしょう?」
「うん、まあ・・・」
「部活だってやりたかったでしょうし、彼女だって作りたかったでしょう?」
「うん・・・」
「それなのに全部我慢して、毎日素直に勉強している拓也を見ていると、お母さん胸が締め付けられるのよ。何かしてあげたいけど、でも、してあげることがないの・・・だからせめて、ときどきお母さんの手ですっきりさせてあげたいの・・・だって、拓也の楽しみといったらそのくらいしかないでしょう・・・?」
「・・・!」

拓也はギョッ、とし、しばらく声がでなかった。
 確かにその通りだった。拓也の楽しみはエロ本を見ながら自慰をすることしかなかったのだ。その時だけが、拓也のほっとする時間だったのである。
 しかし、そんなことまで母が見通していたとは驚きだった。そして、それが堪らなく恥ずかしい。拓也はまたも顔を真っ赤にした。

「恥ずかしがらなくていいのよ拓也、あなたの年頃はみんなそうなのよ・・・」
「う、うん・・・」
うなずいたものの、拓也は美保の顔をまともに見られなかった。
そんな拓也の背中に優しく手をまわしながら、美保は続けた。

「ね、拓也、お母さん拓也の唯一の楽しみを手伝ってあげたいの。だって、そんなことくらいしかお母さんにはしてあげられないから・・・」
「・・・お母さん」
恥ずかしかったが、拓也は泣きたくなるくらい嬉しかった。

 母は毎日かいがいしく拓也の世話をしてくれ、拓也を見守っていてくれる。今夜のように父からも守ってくれる。
 もうそれだけで、十分すぎるくらい尽くしてもらっているのに、それでもなお母は「してあげることがない」というのだ。

さっき拓也が、
「ぼくがお父さんにあんなことをいわれたから、慰めようとしているの?」
と聞いたとき、母は
「それもあるわ。でも、ちょっと違うかな・・・」
 そう答えた。違うというのは、急に思い立ったことではない、という意味だったのだろう。
母親の愛情というのは、どこまで深いものなのだろう、と拓也は思った。

「うん、わかった・・・ありがとうお母さん・・・」
母に感謝し、母の愛情を噛みしめながら、拓也は心から母に礼をいった。

次の日は日曜日だった。
朝、拓也はすっきりと目が覚めた。いつもと違って体が軽かった。
 拓也は、夕べの興奮を思い出しながら、パジャマのまま幸せな気持でキッチンに下りていった。

キッチンのドアを開けると、美保はシンクに向かい食器を洗っていた。
「おはよう、お母さん」
拓也の声は晴れ晴れとしていた。
振り返った美保がにっこり笑いながら、
「おはよう拓也、よく眠れた?」
「うん、こんなによく眠れたのは久しぶりだよ」
「そう、よかったわ。朝ご飯、すぐに用意するから待っていてね」
もう一度微笑んでから、美保は拓也用の朝食を用意し始めた。

父は早いうちから家を出ていた。
 勤務先の遠い父は毎朝かなり早く出勤していくが、日曜日もほとんど接待ゴルフとかで、暗いうちから家を出ていく。
だからキッチンには、拓也と母しかいなかった。

もっとも、父がいたら拓也はキッチンには入らない。拓也も、午後からは塾だった。
 トースターにパンをセットしたりトマトを切ったりする美保からは、家庭的で清楚な雰囲気が漂っていた。

 こんなに清楚な母が、昨夜生々しい顔で肉棒を擦ってくれた。いつもご飯を作ってくれるその手で、射精させてくれたのだ。
まるで夢のようなできごとだった。
本当はしてはいけないことを母がしてくれた・・・拓也はそれが嬉しかった。

 射精させてくれたことも嬉しかったが、拓也が本当に嬉しかったのは、それほどまでに拓也のことを思ってくれる母の心だった。
 母に優しく包み込まれ、守られているような安心感が、昨夜からずっと拓也の心を満たしていた。

 とはいえ、昨夜の拓也にとってそれは、幼い頃に戻って母に甘えているような感覚でしかなかった。
母を女として見ているという意識はまったくなかったのである。
 ところが、いそいそとサラダを盛りつける母を見ているうちに、拓也は、その母の後ろ姿から目が離せなくなってしまった。なぜか、心臓もドキドキしてきた。
自分でも驚いたが、何やら拓也には母の体が艶めかしいものに見えてきたのである。

 美保は白っぽいスカートとブラウスを身につけ、その上に、肩から羽織る薄い水色のエプロンをしていた。
 質素だが、やはり清潔感が漂っている。だがよく見ればエプロンの下からは見事に乳房が盛り上がっているし、お尻も丸々として張りがあった。
それらが拓也の目に、妙に生々しく映った。

 拓也はあれっ? と思った。母がグラマーで巨乳だということは知っていたが、その母に生々しさを感じたことなど、今まで一度もなかったのだ。
それなのに今朝は、妙に生々しく見える。
しかも、後ろから抱きしめたいという衝動さえ込み上げてきた。
(えっ・・・ええっ?)
と、拓也はそんな自分にギョッとした。
確かに母は自慰の手伝いをしてくれるとはいった。

 だが、あくまでそれは手伝いなのである。母を女として見ていいということにはならないのだ。
(ま、まずいよ・・・お母さんにそんなことを思ってはいけないんだ、だってお母さんなんだから・・・!)
拓也は必死に自分を抑えようとした。
これは母なんだ、母親なんだと何度も自分にいい聞かせた。だが駄目だった。

 そのうちに、いつも自慰のおかずにしているエロ本の、どぎつい写真が脳裏に浮かび上がってきた。
 拓也のお気に入りの、どぎつい写真は何枚かある。みな拓也がまだ体験したことのない「セックス」をしている写真だ。
 両足を大きく広げて突かれている女、バックから突かれ乳房を揉まれている女・・・どの女も艶めかしい表情をしていた。

なぜか、それらの女の顔に、母の顔が重なって見えてきたのである。
(お母さんも、セックスのときあんな顔するのかな・・・)
そう思ったとき、拓也の肉棒はムクムクと膨らみ始めた。
明らかに拓也は、母に欲情していたのだ。

(ダメだ、ダメだよこんなの!)
必死に心の中で叫んだが無駄だった。
肉棒は完全に勃起してしまった。
そこへ、
「さあ、パンが焼けたわ」
美保が、パンやサラダの乗った皿を持って近づいてきた。

 下半身はテーブルの下なのだから美保からは見えない。だから慌てることはなかったのに、拓也は不自然に体を前に傾けた。
「あら、どうしたの拓也?」
美保が顔を覗き込んできた。
昨夜と同じように母性愛に満ちた顔だった。
そして美保は、赤くなっている拓也を見てにっこり微笑んだ。

「拓也、またしてほしいのね」
「えっ、ど、どうして・・・」
拓也は勘のいい母に舌を巻く思いだった。
「わかるわよ。だって母親なんだから・・・ねっ、またお母さんにしてほしいのね?」
美保が染みいるような笑みを拓也に向けてきた。拓也は仕方なくコクリとうなずいた。
「恥ずかしがることなんかないのよ拓也。夕べもいったでしょう、遠慮しないでいって。お母さん、いつでもやってあげるから」
「うん・・・」

 もう一度うなずいた拓也だったが、本当に恥ずかしかったのは勃起したことではなく、母の体に欲情してしまったことだった。
だが、そんなことはとても母にはいえない。
「今、してほしいのね?」
「う、うん・・・」
 いずれにせよ、肉棒は狂おしいほどに勃起していた。母に射精させてもらわない限り治まりそうになかった。



「いいわ拓也、今やってあげる。イスをこっちに向けなさい」
拓也はいわれた通り母の方にイスを向けた。
テーブルの下から、前を突っ張らせた下半身が現れると、
「まあ、今日も立派なテントだこと!」
 美保は感心したように目を細め、それから拓也の前に屈み込んでパジャマに両手をかけた。

「ちょっとお尻を上げて」
「うん」
イスに座ったまま、拓也のパジャマはするすると膝下までさげられた。
 晒け出た肉棒がビーン、と天井に向かって突き立ったのを見て、美保はまあすごい、と目を輝かせた。
そして、イスの横に、拓也と並ぶように屈み込むと、すっと腕を伸ばしてきた。

「・・・」
 拓也は無言で待った。やはりこの瞬間は一番胸がときめく。期待感で体が震えるほどだった。
母の指がカリ首を掴んだとき、拓也はまたも電流が走るような衝撃を覚え、
「ああっ・・・」
と喘ぎ上げた。
 昨夜と同じように、掴まれているだけでも母の指は気持よかった。ひんやりスベスベした感触が堪らないのである。

美保が、さあ擦るわよ、というように拓也を見上げてきた。
 変わらずに微笑んでいるが、昨夜と同じように、美保の顔にはどこか悩ましいものが浮かんでいた。
美保が、肉棒を擦り始めた。

「あっ・・・あっ・・・」
快感が押し寄せ、拓也は早くも恍惚としてしまった。
 本当に、どうしてお母さんの指だとこんなに気持がいいんだろうと思う。とにかく、自分の指とは感触がまったく違うのである。

しかも母のこの指は、さっきまでトマトを切ったりレタスを刻んだりしていたのである。
 家族のためにいつも愛情込めて朝食を作っている母の指が、今は息子の肉棒に絡みついている。それが堪らなく生々しいものに感じられ、拓也は昨夜以上の興奮を覚えていた。

「気持いい?」
「うん、気持いい・・・」
母の指でシコシコと擦られながら、拓也はその快感を全身で受け止めていた。
ところが、快感が高まるにつれて、拓也の胸には強烈な衝動が込み上げてきた。
それは、母の乳房を揉み上げたいという衝動だった。
だが、そんなことを母が許してくれるとは思えなかった。

 いくら母でも、そこまでは許してくれないだろう。何しろ親子なのだ、手で擦るくらいがギリギリところだ・・・拓也はそう思った。
 しかし、なぜか母の母性愛のこもった顔を見ていると、すんなり了解してくれるような気もしてくるのだ。

拓也は迷った。だが、衝動はどんどん強くなってくるばかりだ。
とうとう我慢できず、拓也は口に出してしまった。
「お、お母さん・・・」
「なあに拓也」
肉棒を擦り続けながら、美保が答えた。

「あの、お、お母さん、た、頼みがあるんだけど・・・」
「何?」
「あの・・・」
「どうしたの? はっきりいいっていいのよ」
相変わらず優しさと母性愛のこもった母の顔だった。
「む、胸を・・・胸を触らせてほしいんだけど・・・」
 ついにいった。拓也は、生まれてからこれほど勇気を振り絞ったことはなかった。しかし、母がギョッ、とするのではないかと心配だった。

ところが、美保はギョッとするどころか嬉しそうに笑ったのだ。
「まあ、必死になって、それがいいたかったの拓也?」
「うん・・・」
「可愛いわね拓也・・・いいわ、触らせてあげる」
「ほ、本当?」

 嬉しさが心の底から沸き上がり、拓也は顔中をほころばせた。そんな拓也を見ながら美保も微笑み返してくれた。
美保は、立ち上がってエプロンの紐を肩から外した。
そしてブラウスのボタンを上から一つずつ外し、胸元を大きく広げていった。

やがて、ドキドキしながら見上げる拓也の前に、ブラに包まれた母の巨乳が露出した。
その迫力に、拓也は、おおっ、と心の中で感嘆の声を上げていた。
ブラも、やはり清潔な白だった。
 縁に刺繍のついたカップがやたら大きく見えるが、それでも母の乳房にはきつそうだった。

何しろ乳房の上部が大きく盛り上がり、谷間の線がくっきりと刻まれているのだ。
 美保がそのカップに両手をかけて引き下げると、まるで果実のように瑞々しい乳房がブルンッ、と弾みながら飛び出した。
性欲に目覚めてから、初めて見る生の乳房だ。興奮しないわけがない。
拓也は、息をするのさえ忘れて母の乳房に見入ってしまった。

 それは見事な巨乳だった。重そうにズンと突き出しているのに、釣鐘を横にしてくっつけたように少しも垂れていないのである。
 もともと母は色白だったが、乳房はさらに白かった。静脈がうっすらと透けて見えるくらいなのである。

 その白い乳房の頂点には、鮮やかな朱色の乳輪と乳首が乗っていた。目の覚めるようなコントラストだった。
「さあ、触っていいのよ拓也」
そういって、美保が剥き出しの乳房を拓也に近づけてきた。
「う、うん・・・」
 しかし拓也は、すぐには手を出せなかった。あまりにも見事な乳房に圧倒されしてまったのだ。

「どうしたの? いいのよ触って」
「うん」
美保にうながされ、拓也は思い切って手を伸ばしていった。
 母の乳房は、静止しているのにフルフルと揺れているように見えた。ゴクリ、と唾を呑み込みながら、拓也はその乳房に手の平を添えていった。

「あっ・・・」
と声を上げてしまうほど、それは素晴らしい弾力だった。
そして温かくて、しっとりとした肌が手の平に吸い付いてくるようだった。
拓也は、おそるおそる先端部を握りしめた。
 それは大きなゴム毬を押しつぶすような感触だった。張りがあるのに柔かい。柔らかいのに押し返してくる。
おおっ、と拓也はまたも心の中で歓声を上げていた。

(お母さんのおっぱいって何て柔らかいんだろう・・・それなのに弾力もあって・・・最高だな・・・)
拓也はだんだん夢中になっていった。
触ることを許してくれた母に感謝しながら、何度何度も乳房を揉み上げた。
 美保は、そんな拓也を優しい目で見下ろしていたが、やがて拓也に歩みよると、今度は拓也が座ったまま乳房を揉めるよう、立ったまま体を密着させた。
再び、美保が肉棒を掴みしめた。

「ああっ・・・」
拓也は、あまりの嬉しさに震えるような思いだった。
 母の乳房を揉みながら、肉棒をシコシコと擦ってもらえるのだ。こんなに嬉しいことがあろうかと思う。快感がいや増し、自然と乳房を揉む手にも力が入ってきた。
 少し大胆になった拓也は、グッ、と手に力を込め、牛の乳を搾るかのように下から揉み上げてみた。と、美保はうっ、と切ない声で呻いた。

「拓也、あまり強くしすぎないで・・・」
「あっ、ご、ごめんお母さん・・・」
拓也は慌てて謝ったが、母のその切ない呻き声は妙に耳に残った。
(お母さんも、あんな声を出すんだな・・・)
そのことが刺激的だった。

家庭的で清楚な母にこんな呻き声は似合わない。だが、似合わないから逆に生々しい。
拓也はますます興奮していった。
 力を入れすぎないよう注意しながら、夢中で乳房を揉み続けた。肉棒は母の手で擦られ続けている。

 やがて、拓也の官能は極限まで高まっていった。下腹部でひしめく精液が、ドロドロと溶岩のように熱を持ってうごめき始めている。
「うっ、ううっ・・・」
と喘ぎ始めた拓也を見て、美保は射精が近づいたことを察したらしい。
「拓也、出そうなの?」
「う、うん、で、出そうだよお母さん・・・」
 拓也が呻くように答えると、美保は肉棒を擦りながら反対の手で拓也の頭を抱き寄せ、そのまま拓也の唇を乳首にあてがった。
さらに抱き寄せられ、乳首が口の中に入ってきた。

(えっ、お母さん、こんなことまでさせてくれるの・・・?)
驚きながらも、拓也は夢中で乳首を吸った。
 プニプニした乳首を吸い取ってしまうかのようにチュー、チュー、と音を立てて強く吸い上げた。

「あっ、あふぅ・・・」
美保が甘い喘ぎ声を上げた。
 母がこんな声を漏らすのを、拓也は初めて聞いた。それは拓也の官能をとろかすような甘美な響きだった。
もう堪らなかった。拓也は絶頂に向かって急激に昇り詰めていった。

それを察した美保も、肉棒を擦る手に渾身の力を込めてきた。
 チューッ、と乳首を強く吸い立てながら、拓也は下腹部にツーンと痺れが走るのを感じた。
精液が出口に向かって一斉に殺到してきたのだ。

「がんばって、拓也・・・」
美保が励ますように囁いた。熱い吐息が耳に吹きかけられ、拓也はもう限界だった。
 つぎの瞬間、拓也は昨夜とは較べ物にならないくらいの快感を味わいながら、精液を噴き上げた。
「あああっ!」
拓也は、思わず乳首をくわえたまま叫び上げていた。
快感という電流の柱が強烈に体を貫いていった。
あまりにも気持が良すぎて気が遠くなってしまいそうだった。

昨夜にあれほど出したというのに、精液は後から後から噴き上がった。
 拓也はあっ、あっ、と呻き上げながら快感を全身で噛みしめ、美保は今度も、一滴も出なくなるまで擦り続けてくれた。



やがて拓也は出し尽くした。
 快感の余韻に浸りながら拓也はハアハアと肩で息をしていた。美保も、やはり荒い息をしていた。
 見ると、拓也のパジャマにも、美保のブラウスやスカートにも、白濁とした精液が飛び散っていた。

拓也の頭を抱き寄せていたので、美保も今度は手をかざせなかったのだ。
 しかし美保は、衣服が汚れたことなどまったく気にする様子もなく、自分の服も、拓也のパジャマも、ティッシュで手際よく拭き取っていった。
その顔には、昨夜と同じように満足そうな表情が浮かんでいた。

「お母さん、ありがとう・・・」
ようやく息が整った拓也が礼をいうと、美保はうんうんと優しくうなずいた。
だが拓也は、パジャマを元に戻しながら、改めて美保の姿を見てドキッ、とした。

美保のブラウスは大きくはだけ、ブラからはみ出した乳房がフルフルと揺れていたのだ。
 透き通るように白かった乳房に、拓也の指の跡が赤く残っていた。それに乳首のまわりは唾液でベトベトだった。
拓也は、急に神聖なものを汚してしまったような後ろめたさを覚えてしまい、
「ご、ごめんなさい・・・」
思わず母に謝ってしまった。

 だが美保は、乳房をブラに納めながら、またもあの母性愛の溢れるような笑みを漏らした。
「謝ることなんてないのよ。さあ、朝ご飯を食べて塾に行ってきなさい・・・そうそう、パンが冷えちゃったわね、もう一枚焼くわ・・・」
 美保はブラウスのボタンを全部かけ終わるとテーブルから離れ、シンクの前に戻っていった。

午後、拓也は塾に行った。
 昨夜も今朝も立て続けに母の手でしごいてもらい、拓也はすっきりとしていた。今まで溜まりに溜まっていたストレスや疲れが、綺麗さっぱり消えていたからだ。
拓也は身も心もすっきりしたことで、いくらでも勉強できるような気がしていた。

昨夜も、母に射精させてもらった後で勉強を続けたが、予定よりも大幅に進んだ。
 今日もそうだろう、塾での授業もがんがん頭に入ってくるはずだ。拓也はそう思っていた。

ところが、そうではなかった。
拓也の目には、乳房を剥き出しにした母の姿が焼き付いていた。
 神聖な母を汚したような後ろめたさもあったが、母のあの姿は強烈だった。あの姿が頭から離れないのだ。

拓也は、塾に向かう電車の中で、さっきの場面を思い出しては何度も勃起した。
塾につき、いざ授業が始まっても、ますます大写しになって脳裏に浮かんでくる。
机の下では肉棒が勃起しっぱなしだった。少しも授業に集中できなかった。

 しきりに頭の上で声がして、はっとして顔を上げると、講師が鬼のような形相で立っていた。
「広瀬、おまえやる気があるのか! やる気がないんだったら出ていけ!」
怒鳴りつけられ、拓也は何度も講師に謝った。

 夕方、疲れ切った顔で塾から戻ってきた拓也は、玄関で出迎えた美保を見てもにこりともできなかった。本当は笑顔を作りたいのに、作れないのだ。

「どうしたの拓也? 今日の塾はそんなに厳しかった?」
「う、うん・・・すごく厳しかった。日曜日はいつもこうだけどね、疲れちゃったよ・・・」
 などと答えながら、目を合わせようとしない拓也に、勘のいい美保が気づかないはずがなかった。

「どうしたの拓也、塾で何かあったの?」
「いや・・・な、何もないよ・・・」
「でも・・・」
「お母さん、ぼくお腹へってないから、ご飯はいらないよ・・・」
堪らなくなって、逃げるように階段に向かった拓也の腕を、美保が掴んだ。

「拓也、ちょっと変よ、何かあったのならお母さんにいって・・・」
「ご、ごめんお母さん、塾でやったことを早く復習したいんだ」
拓也は、美保の手を振り切るように階段を駆け上がっていった。
とにかく今は、母と一緒にいたくなかった。

 本当のところ、拓也は今夜も母に手で擦ってほしかった。母に甘えながらあの快感を味わいたかった。
 しかし拓也は怖かった。母に優しく擦られているうちに自分が何をいいだすか、何をしようとするか、拓也はそれが怖かったのだ。

なぜなら拓也の脳裏には、とても母にはいえない妄想が渦巻いていたからだ。
ところが、美保は拓也を追いかけて部屋まで上がってきてしまった。
「拓也、どうしてお母さんを避けるの? 何か変よ、何を隠しているの?」
ドアを背に立った美保が、少し強い口調でいった。
しかし怒っている声ではなかった。拓也を心から心配している声なのだ。
ベットに腰掛けながら、拓也は困り果ててしまった。

 こんなに自分のことを思ってくれる母に、本当のことなどとてもいえないと思った。もしいったら、母は大変なショックを受けてしまうだろう。
 だが、母の顔を見ていると、あるいは許してくれるかもしれない、という思いも込み上げてくる。

歩みよってきた美保が、拓也の目をじっと見つめた。
「ねっ拓也、何か心配事があるんでしょう? お母さんにいってみて・・・」
美保の目は優しかった。拓也を包み込んでしまいそうに優しい目をしていた。
その目を見たとき、拓也は思わず口を開いていた。

「お母さん・・・」
「何、拓也」
「怒らないで聞いてくれる?」
「いいわ、怒らないからいってみて」
「ぼ、ぼく・・・」
もう、いうしかなかった。
拓也は一言一言絞り出すようにして、今朝からの経緯を美保に話していった。

 母の乳房が頭から離れないこと、思い出しては勃起してしまうこと、塾の授業がほとんど頭に入らなかったことなどを、拓也は順を追って話していった。
なぜ順を追ったかというと、いきなり要点をいうのが怖かったからだ。

 美保はベットの前に立ったまま、黙って聞いていたが、ときおりはっとしたように目を見開いたり、考え込むような表情になったりした。
そして拓也は、とうとう心の奥底にあるものを母の前に晒け出した。

「ぼく、お母さんとしたいんだ、したくて堪らないんだ! だってお母さんが、お母さんじゃなくて普通の女に見えるんだもの!」
「ええっ・・・!」
ある程度予想はしていたようだったが、美保はやはり拓也の言葉に衝撃を受けたようだ。
美保は、信じられない顔で拓也を見つめ返してきた。

(ああっ、やっぱりお母さん、こんなにショックを受けてる・・・いわなければよかった・・・)
そう思ったが、もう後の祭りだった。
美保は青ざめた顔をしていた。
明るくていつも笑みを絶やさない美保が、初めて見せた思い詰めた顔だった。

「拓也・・・」
美保はやっとのことで口を開いた。
「ごめんなさい拓也、お母さんが余計なことをしたばかりに、逆に勉強が手につかなくなったなんて・・・お母さんが悪かったわ。そうよね、あんなことをされたら、お母さんが女に見えて来ても仕方のないことよね・・・」
「ご、ごめんお母さん・・・ショックだった?」
「ええ、ちょっと・・・でも誤解しないでね、拓也にじゃないの。拓也にそんな感情を抱かせてしまった自分がショックだったのよ・・・」
「お母さん・・・」

「お母さん、浅はかだったわ。だってそこまで考えてなかったんだもの・・・でも、拓也はそういう年頃なんだものね・・・お母さんとしたいと思っても、不思議じゃない年頃なんだものね・・・」
 苦渋を滲ませた声でそこまでいい、美保は絶句してしまった。そのまま唇を噛みしめている。
後悔の念を滲ませる母の顔を見て、拓也は胸が締めつけられる思いだった。

 確かに母が手で擦ってくれたり乳房を揉ませてくれたりしなければ、拓也は母にこんな感情を持ち、こんな衝動を覚えなかったろう。
 しかし母は、勉強漬けで辛い毎日を送る拓也に心を痛め、少しでも拓也の役に立ちたいという思いでしてくれたのだ。その母を逆に苦しめてしまった。

(あんなこと、いうんじゃなかった・・・)
と、拓也は自分を悔やんだ。
「お母さん、あの・・・」
 謝ろうと思って開きかけた口を、拓也は閉じた。美保が何か必死に考えるような目をしていたからだ。
(いったい、お母さんは何を考えているんだろう・・・)
拓也は、ドキドキしながら美保の言葉を待った。

美保は長いこと黙っていたが、やがてほーっ、と深い吐息を吐くと、
「拓也・・・お母さんのせいで勉強が手につかないのね・・・」
「お、お母さんのせいって訳じゃないよ・・・」
「お母さんを責めないの? ありがとう拓也・・・でも、勉強が手につかないのは確かなんでしょう」
「う、うん・・・」
「わかったわ拓也、お母さんね・・・」
 美保は、その先をいうのを一瞬ためらった。だがすぐに、その目に強い決意の色を浮かべていった。

「お母さん、最後まで拓也の面倒をみてあげるわ・・・」
「えっ?」
今度は拓也が驚く番だった。
「ほ、本当なの、お母さん・・・」
「本当よ拓也。お母さんのせいなんだもの、当然のことじゃない」
美保の目は真剣だった。どこかキラキラと輝いているようにさえ見える。

「お、お母さん・・・」
 嬉しさが込み上げてきた。しかし、それ以上に拓也は、息子のためにいともあっさりと決心してしまえる母に驚いた。
(お母さんは、ここまでぼくのことを思ってくれていたのか・・・)
拓也の胸に、熱いものが溢れてきた。



「じゃあ拓也、服を脱いで・・・お母さんも脱ぐから」
「えっ・・・今から?」
「そうよ拓也、お母さんが教えてあげるわ」
そういった美保の顔には、母性愛のこもった優しい笑顔がもどっていた。

ワイシャツを脱ぎかけて拓也は顔を赤らめた。
母と一緒に服を脱ぐのが、刺激的ではあるが少し恥ずかしかったからだ。
それに拓也は、母が裸になっていくところを見たくもあった。
立ち上がったのに、またもベットに腰を下ろした拓也を美保がうながした。

「どうしたの、拓也も脱いで」
「お、お母さん・・・裸になるところを見ててもいい?」
「えっ、いいけど・・・ちょっと恥ずかしいわ・・・」
美保がぽっと顔を赤らめたのを見て拓也はドキッ、とした。

 息子のために身を投げ出す覚悟をするほどの母が、少女のように顔を赤らめている。それが意外だったし、何だか胸がキュンとなるほど可愛く見えたのだ。
「ね、いいよねお母さん・・・ぼく見たいんだ!」
「わかったわ拓也・・・」
ますます顔を赤くしながら、美保は答えた。

 美保はいつものようにブラウスとスカートを身につけていたが、すでにブラウスは脱いでいた。
拓也の目の前には、白いブラに包まれた美保の巨乳が、迫力を伴って突き出していた。
 ここまではすでに朝見ている。この先が、これから見られるんだ! と目を輝かせる拓也の前で、美保はスカートのジッパーを外し、スルスルとスカートを下ろしていった。

 ブラと同じく、やはり白いパンティが剥き出しになった。続いてむっちりとした太股が、さらに膝小僧が・・・。
母の下半身が露出していくのを、拓也はドキドキしながら見つめていた。

 スカートを足から抜き取り、ブラとパンティだけになった美保も、眩しそうな目を拓也に向けている。
三六才の母は、実に均整のとれた体をしていた。
 ウエストがキュッ、とくびれ、足が長かった。それに太股にはたっぷりと脂肪が乗ってムチムチしていた。

 白いパンティに包まれた尻は重量感があって丸々しているが、少しも垂れることなくツンと上を向いている。
 エロ雑誌で見てきたどの女より母の方が上だと思いながら、早く全部脱いでほしいと、拓也は目で訴えた。
わかったわ、というように美保はうなずき、両手を背中にまわした。

 プチッ、とホックを外しておいて、美保はカップを掴んだ。大きめのカップが剥がされると、ブルンと揺れながら乳房が飛び出した。
何度見ても、拓也は乳房のその迫力に驚き、息を飲んだ。
巨乳なのに少しも垂れ下がらず、まるで水をたっぷり入れた風船のように張りがある。
すごい、としかいいようがなかった。

美保は恥ずかしそうに拓也をみ、ためらいがちにパンティに手をかけた。
しかし、いったん手をかけると、美保はためらわずに脱ぎ下ろした。
 真っ白いパンティが、薄皮が剥かれるようにお尻の丸みからはがれ、そのまま太股から足首まで一気に引き下げられていった。

美保が前屈みになったので、乳房がフルフルと揺れた。
美保は片足ずつパンティから足を引き抜き、ついに一糸まとわぬ素っ裸になった。
おおっ、と心の中で歓声を上げながら、拓也は美保のすべやかな下腹部に目をやった。
 母のそこには黒々とした陰毛が生え揃っていた。そんなに濃くはなく、まるで春の草々のように、そよぐように生え揃っていた。

(お、お母さんのあそこにも毛が生えているんだ・・・)
あたりまえのことだが、それが拓也には衝撃的でさえあった。
 清楚な母にも陰毛が生えている・・・そのことがあまりにも生々しく、そして刺激的だったのだ。

美保は、おずおずと拓也に正面を向けると、囁くような声でいった。
「・・・拓也、お母さんの体よ・・・」
「うん・・・」
拓也はうなずきながら、母の全裸をまじまじと見た。
(お、お母さんがこんなにすごい体をしていたなんて・・・!)
 と、圧倒されるような思いだったが、半面、信じられないような思いも拓也は抱いていた。

(これが本当にお母さんなのか・・・)
と思うのだ。
 いつも明るい家庭的な母。甲斐甲斐しく拓也の世話をしてくれる優しい母。拓也は昨日の夜まで、母に性的なイメージなど微塵も持っていなかった。
その母がいま全裸で目の前に立ち、抜けるように白く豊満な体を晒している。

しかもそれは、清潔感の漂う母からは想像もつかないほど肉感的だった。
エロ写真で見たどの女よりも、男心をそそる体をしていたのだ。
何だか母が別人のような気がする。
だがやはり、いつもの母なのである。
拓也は、そのことがどこか信じられないような気がした。

「恥ずかしいわ、拓也も早く服を脱いで」
「・・・うん」
拓也は立ち上がって、急いで服を脱ぎ捨てた。
全裸になった拓也の股間には、すでに勃起した肉棒がビンとそびえ立っていた。

「それじゃあ拓也、ベットに・・・」
拓也はいわれるままにベットに上がって座った。
美保もベットに上がってきた。拓也の前に両膝をついて座ると、顔を近づけてきた。
「拓也、後悔しないわね・・・」
「うん、しないよ」
「お母さんも、拓也のためなら後悔はしないわ」
美保はにっこりと笑った。ためらいの表情など、少しも浮かんでいなかった。

美保は腕を伸ばし、拓也の頭を引き寄せた。
目を閉じ、そっと口づけをしてきた。
 柔らかくて、しっとりとした母の唇だった。しかも母の甘酸っぱい体臭も香ってくる。もうそれだけで拓也はうっとりしてしまった。

美保は拓也の唇を何度も吸ってから顔を離し、今度は拓也の顔を乳房に引き寄せた。
熟れた果実のような母の巨乳に、拓也の顔が埋まった。
 今朝と同じだった。弾力があるのにマシュマロのように柔らい母の乳房に顔を埋め、拓也はゾクゾクするような喜びを覚えた。

乳房に強く顔を押しつけ、グリグリと顔を動かしてから、拓也は乳首に吸いついた。
チューッ、と音を立てて吸い上げると、
「ああっ・・・」
と、美保が切なげに体をよじって喘ぎ声を漏らした。
その声が堪らなく艶っぽく聞こえた。

拓也は乳首を吸いながら手も添え、下から絞り上げるように揉み上げた。
 すべやかな肌が手に吸い付いてくる。何ともいえない弾力が手を押し返してくる。拓也は感無量だった。
拓也に乳房を預けながら、美保がそっと手を伸ばしてきた。

 すでに勃起しきっている肉棒を、何度もいとおしむように握りしめてから、美保はゆるやかに擦り立ててきた。
「あっ、ううっ・・・」
今度は拓也が喘いだ。やはり母の指は気持がいい。

考えてみれば、母のこの指で擦られたことが始まりだった。
 母は拓也のために少しでも役に立ちたいと指で擦ってくれたが、逆に拓也は快感の虜になり、母としたいという衝動を覚えるところまでいってしまった。
母のちょっとした勘違いだった。そして母は、その勘違いを後悔した。

 だが、いま母は、背徳的な行為を少しも恐れず、拓也をまるごと受け入れようとしている。
拓也のために、最後まで責任を果たそうとしている。
母のその深い愛情に、拓也は凄みさえ感じるほどだった。
やがて美保は、拓也の顔を乳房から優しく引きはがしていった。

「拓也、最初だからお母さんにまかせて」
「うん」
「じゃあ、横になって」
 弾むような声で答え、拓也は仰向けに横たわった。その体を、美保が乳房を揺らしながらまたいできた。

いよいよだった。いよいよ母と一つになれるのだ。
期待と興奮で拓也は目が眩みそうだった。
美保がじーっ、と拓也の目を見つめながら体を前に倒してきた。
左手を拓也の肩の横に置いてバランスを取ると、右手を肉棒に添えた。

 反り返っている肉棒を掴んで上を向かせると、美保は照準を合わせるように尻を下ろしてきた。拓也は、めくるめくような思いでその瞬間を待った。
 と、肉棒の先端が熱くヌメリとした粘膜に当たった。当たったかと思うとその柔らかい粘膜がヌルッ、と広がって先端が呑み込まれた。

「あっ、あああっ・・・」
拓也は思わず声を上げていた。何という気持のいい柔らかさだろう。
美保がさらに尻を沈めてきた。
拓也は、息を詰めて全体が飲み込まれるのを待った。

どこまでも柔らかい粘膜が肉棒をヌプヌプと呑み込んでいった。
とうとう陰毛が擦れ合った。肉棒は根本まで、ぴっちりと母の体内に呑みこまれていた。
「あううっ・・・」
喘ぎながら、拓也は感動さえ覚えていた。とうとう入ったのだ。母と一つになったのだ。
母の肉穴はジーンと温かった。そして湿っていた。

 肉棒を包み込む粘膜はとろけるように柔らかかった。柔らかくてうねうねして、えもいえぬ快感とともに肉棒に絡みついてくる。
「どう拓也? これがお母さんの・・・あそこよ。拓也の産まれてきたところよ・・・」
「うん・・・お母さん・・・」
 答えながら、拓也ははっとした。美保の目が、今にも泣き出しそうに切なく潤んでいたからだ。

「ど、どうしたのお母さん・・・?」
思わず拓也が聞くと、美保は恥ずかしそうに答えた。
「いまね、急に拓也が子供の頃のことを思い出しちゃったの。拓也は可愛かったわ・・・本当に、目に入れても痛くないくらい幼くて可愛かった。そんな拓也がこんなに大人になったんだって思ったら、胸がいっぱいになっちゃったのよ」
「お母さん・・・」

拓也も胸が熱くなった。
子供の頃に見上げた母の優しい顔が、しきりに思い出された。
二人は結合したまましばらく見つめ合っていた。
 やがて美保は行くわよ、というようにこっくりとうなずいて見せ、それからゆっくりと尻を上下し始めた。

「う、ああっ・・・」
 拓也は思わず声を上げていた。熱くてヌルッ、とした肉穴が、吸盤のように肉棒に吸いついてきたのである。
「ああっ、あああっ・・・」
拓也は立て続けに声を上げた。

 あれほど柔らかく肉棒を包み込んでいた肉穴が、今度は打って変わって強い締めつけを示してきたのだ。
 温かくて柔らかい、それなのにきつい肉穴が、強烈に肉棒を擦り上げてくる。その快感が一気に拓也の全身を貫き、脳天を突き抜けていったのだ。

「どう拓也、気持ちいい?」
「うん、うん!」
拓也は、叫ぶように答えた。
 とにかく気持ちが良すぎた。指も気持よかったが、それとはとても較べ物にならなかった。

拓也は、首をよじって下腹部に目をやった。
 陰毛越しに自分の肉棒が確実に母の体内を出入りしているのを見ながら、あの穴は自分が産まれてきた穴なんだと、拓也はあらためて思った。

(本当は入れてはいけない穴に、ぼくは入れている・・・)
そう思うと、母に罪深いことをしているような気もした。
だが、なぜかわからないが、罪深いと思うことが逆に拓也の興奮を高めていた。

美保が、拓也に覆い被さるように体を前に倒してきた。
 拓也の頭の左右に両手をつき、拓也の顔をじっと見下ろしながら、懸命に下半身を動かしている。
紅潮したその顔が、切なく歪んでいた。
だが口元には変わらずに笑みが浮かんでいる。
その顔を見ながら、拓也は一気に昇り詰めた。

「お、お母さん!」
震える声で叫び上げ、すがりつくように目の前で揺れている乳房をわし掴んだ。
その瞬間、拓也は爆発した。
「ああっ、ああああっ!」
 断末魔のような悲鳴を上げ、乳房をギューッと握りしめながら、拓也は精液を噴き上げた。

 それは、今まで母にしてもらった中で最高の快感だった。太い快感の柱が意識さえも吹き飛ばしてしまいそうだった。
 しかも吐き出された精液が、ドクドクと母の体内に注ぎ込まれているのだ。拓也は、それが堪らなく嬉しかった。
 つぎつぎに突き上げてくる快感に身を震わせながら、拓也は最後の一滴まで母の体内に噴き上げていった。



「ねえ、お母さん・・・またやってくれる?」
行為が終わった後、拓也は期待を込めて母に尋ねた。
「ええ・・・してあげるわ。でも、わかるわよね拓也、高校受験が終わるまでよ・・・」
「わかるよ。こんなことをずっと続けるわけにはいかないもんね・・・」
「でも約束するわ、受験が終わるまではしてあげる。拓也のストレスを吸い取ってあげる・・・」
美保の愛情のこもった顔をしみじみと見つめながら、拓也は心からいった。
「ありがとうお母さん、ぼく、頑張るよ!」

それから三日後の夜、拓也はいつものように部屋で勉強していた。
 母にセックスを教えてもらったあの時から、拓也は急に勉強に集中できるようになっていた。
 母がこれからもしてあげると約束してくれたおかげで、もう余計なことに思い悩む必要がなくなったからだ。

拓也は安心して待っていればよかった。今夜も、予定より大幅に進んでいた。
 衝動にかられ、授業がまったく頭にはいらなかったあの塾でのことが、まるで嘘のようだった。
時計の針が十時を回った頃、美保が拓也の部屋に入ってきた。

「どう、勉強はかどっている?」
「うん・・・待ってたんだお母さん」
「そうね、今夜はしてあげる約束だったものね」
「お父さんは?」
「まだ帰ってないわよ。今夜も接待があるみたいだから、帰りは明け方かもしれないわ」
「そう、よかった」

拓也は、早くも肉棒を勃起させながら美保を見上げた。
「ねえお母さん、今日はちょっとお願いがあるんだけど・・・」
「お願い?」
「うん・・・」
「何? いってみて」
「あの、お母さんの・・・あそこを見せてもらいたいんだけど・・・」
「まあ・・・」

美保は驚いて目を見開いた。頬を赤く染め、困った顔で拓也を見つめてきた。
「み、見たいの?」
「うん、お願いだから見せて・・・」
拓也も顔を真っ赤にしながら、すがるような顔を美保に向けた。
思春期まっさかりの拓也が女の性器を見たいと思うのは、これはもう当然の欲求だった。

 しかしあの晩、拓也は見たいのに母の性器を見ることができなかった。恥ずかしいのか、母ができるだけ拓也の前に股間を晒さないようにしていたからだ。
しかし、見たいのに見られないと、余計に見たくなる。
拓也は、今日こそ見せてほしいと思っていた。

「わかったわ。そんなに見たいのなら、恥ずかしいけれど見せてあげる」
美保が根負けしたようにいった。
「あ、ありがとうお母さん・・・」
拓也がパッと顔を輝かせると、美保もつられるように微笑んだ。

(お母さんは、ぼくのためなら何だってしてくれる・・・)
拓也は、それが嬉しかった。
やがて、いつものように二人とも着ているものを全部脱いだ。
美保は頬を染めたまま、一糸まとわぬ姿でベットの縁に腰を下ろした。

拓也を自分の前に座らせると、
「じゃあ、見せてあげるわね・・・」
恥ずかしさに喘ぐような声でいい、白くむっちりした太股を左右に大きく広げていった。
 知識だけはあるが、まだ本物の女の性器を見たことのない拓也である。期待と興奮で、苦しいほどに心臓が高鳴っていた。

 美保は、恥ずかしがっているわりには大胆に大きく両足を広げきった。見せると約束した以上しっかり見せなければと、思い極めているのだろう。
「さあ、よく見て拓也、これが女のあそこよ」
美保の声に導かれるように、拓也は顔を近づけていった。

拓也が初めて見る女の性器である。そして、母の性器である。
拓也は、まずその形状の生々しさに驚いた。
 美保の大きく開いた両足の付け根に、陰毛に装飾された二枚の肉ひだが口を開き、ほんの少し内部を覗かせていた。

それはまるで、大きな赤貝がぱっくりと割れたような、どこかいやらしい形だった。
(お、お母さんのここって、こんな形をしていたのか・・・)
拓也は驚きを隠せなかった。
実は拓也は、女の性器はもっとあっさりとして美しいものだと想像していたのだ。

しかし、まったく想像とは違っていた。
何だか恥ずかしくなるくらいに生々しくて、美しいどころかいやらしい形なのだ。
だが拓也は、そんな母の性器から目が離せなかった。
いやらしいのに、艶めかしいのである。しかも、
(清楚なお母さんに、こんないやらしいものがついていた・・・)
その正反対の取り合わせが、拓也を妙に興奮させるのである。

「中も・・・見せてあげるわ」
と、美保は両手を股間に添えた。
目の前で母の性器が開いていった。
拓也は、息も止まりそうになりながら見つめていた。
肉ひだがゴムのように伸びて、ぱっくりと口を開けた。

 と、内部に畳まれるように隠されていた真っ赤な粘膜が傘を開くように露出し、同時に甘酸っぱい、どこか淫らな匂いがむわっ、と立ち上った。
拓也は、その匂いを嗅ぎながら、クラクラするような陶酔を覚えた。
それは拓也の官能を痺れさせるような甘美な匂いだった。どこか懐かしい匂いでもある。
拓也は腹いっぱいにその匂いを吸い込んだ。

もう堪らなかった。拓也はいきなり母のそこにむしゃぶりついた。
自分でもこんな行動に出るとは思ってもみなかった。
「あっ、拓也・・・」
あまりに突然だったので驚いたらしく、美保は声を上げた。

しかし、拓也が粘膜を舐め始めると、
「いいわ、好きなだけ舐めなさい・・・」
美保は、拓也の頭を優しく抱き寄せた。
 拓也は大きく開いた口を母の性器にかぶせ、舌で粘膜をすくい取るかのようにベロベロと舐め上げていった。

左右に開いた肉ひだも、内部の赤い粘膜も、柔らかくてクニュクニュしていた。
舐めると舌に、ねっとりと絡みついてくる。
それがあまりにも気色よくて、拓也は夢中でベロベロと舐めた。
 しかも、より濃厚になった甘酸っぱい匂いが鼻孔を刺激し、拓也の官能を掻きむしってくるのだ。

本当に堪らなかった。拓也は、恍惚としながら舐め続けた。
美保は、何もいわず舐めるにまかせていた。
だが、美保の呼吸がしだいに荒くなっていくのが、拓也にもはっきりとわかった。
やがて、粘膜も拓也の口のまわりも、唾液でぬるぬるになっていった。

と、拓也の舌が、粘膜の中心部にあったすぼまりにほんの少しだがのめり込んだ。
(あれ、何だろう・・・)
舌先を押しつけるとさらにヌルッ、とのめり込んだ。
そのとき美保が初めて「あうっ」と喘いだのを聞いて拓也は理解した。
(そうかこれだ、これがお母さんの穴なんだ!)
 この穴こそ、母の肉穴だった。三日前に肉棒をくわえ込み、痺れるような快感を与えてくれた母の肉穴だった。
拓也は嬉しくなってさらに舌を押し込んだ。

 肉穴は多少の抵抗をみせたが、舌をすぼめて力を込めるとヌルッ、と広がって、舌を受け入れ始めた。
(や、やった・・・!)
拓也は肉穴をかき分けるように、深く舌を差し込んでいった。

「あっ、あうっ・・・」
美保はさらに喘ぎ、拓也の頭を抱きしめる腕にもギュッ、と力が入った。
 拓也は、母が反応していることにますます嬉しさを覚えながら、肉穴に何度も舌を出し入れした。

「うっ・・・はうっ・・・」
 と、美保の喘ぎ声もさらに大きくなっていく。その声を心地よく聞きながら、拓也は舌を入れ続けた。
堪能するまで肉穴に舌を入れてから、拓也はあらためて粘膜全体を舐め回した。
今度は肉ひだの上部の、二枚のひだの付け根に、小さな突起物があるのを見つけた。
 実物を見たことはなくても知識だけはある拓也だ。これがクリトリスであることはすぐにわかった。

すぐに拓也は、そこを舐め始めた。
 ここを刺激すると女が感じることも、拓也は知識で知っている。母がどんな反応を示すか、拓也には興味があった。
 最初は舌で転がすように軽く舐めていった。すると、さっきとは較べ物にならないくらいに美保は喘ぎ出した。



「あっ、ああっ・・・あああっ・・・」
 拓也は、母のこんな切羽詰まった声を聞くのは初めてだった。だから驚いた。驚きながらも、今度は舌全体を使ってクリトリスを絡め取るように舐め上げていった。
「ああっ、ひいっ・・・」
 と、喘ぎ声が悲鳴のような声に変わり、しかも美保は後ろにのけぞるようにベットに倒れ込んだ。

さらに両足をすぼめ、拓也の顔を太股で挟み込んできた。
拓也は、ますます驚きを大きくしながら舐め続けた。
やがてクリトリスはムクムクと膨らんで固くなった。
 柔らかくねっとりした粘膜の中で、そこだけが固い豆粒のように舌に引っかかるようになった。

「ああっ、拓也、お願い、もうやめて、あううっ・・・」
美保の喘ぎ声が、悲鳴のような声に変わっていった。
拓也の顔を挟み込んだ太股がブルブルと震えている。
さらに、肉穴からピュッと温かい液が噴きこぼれた。

「た、拓也、これ以上いったらお母さん・・・」
美保は叫んだ。
 だが叫び終わる前に、美保の太股にギューッと力が入った。体もブルブルと激しく震え出した。
白くなめらかな下腹部も、痙攣を起こしたかのようにキューッ、と硬直していった。

「ああっ・・・あああああっ・・・」
美保は、一際高く叫び上げた。
 拓也は、母の身に何が起こったのか理解できず、太股で頭をきつく締めつけられたまま呆然としていた。

しばらくして痙攣が収まると、美保は拓也を見やりながら恥ずかしそうにいった。
「ごめんね拓也、お母さんが先にいっちゃった・・・」
「い、いっちゃったって・・・お母さんも気持よかったの?」
「ええ、恥ずかしいけど気持よかったの・・・拓也の舌で、お母さんいっちゃったわ・・・」
いいながら、美保はみるみる顔を赤くしていった。

何だか拓也には、母が見られたくない秘密を暴かれ、狼狽しているようにも見えた。
(お母さんも、気持よくなるんだ・・・!)
拓也はそのことに驚いていた。

 母だって女なのだから快感だって感じるだろう。それはよくわかっているのだが、やはり清楚な母のイメージとどうしても結びつかなかった。
とはいえ拓也は、自分の舌で母をいかせたことが素直に嬉しかった。
「拓也、今度は拓也がここに座って」
美保は立ち上がって、今まで自分が座っていたところに拓也を座らせた。

「さ、足を広げて・・・」
拓也がいわれた通りにすると、
「今度はお母さんが・・・拓也を気持よくさせてあげるわ」
そういって美保は、広げた両足の間に入り込んで正座をし、眩しそうに拓也を見上げた。
その顔に、何とも悩ましい表情が浮かんでいるのを見て、拓也はドキッ、とした。
いつもの母ではないような気がしたのだ。

(お、お母さんも口でしてくれる気なのかな、ま、まさか・・・)
 拓也はそんなはずはないと思った。セックスはしてくれても、口まで使うはずはない。だって、それこそ母のイメージと合わないから・・・そう思った。
だがそのまさかだった。

 美保は両手で、すでに勃起している肉棒を包みこむように握りしめてきた。そして、キラキラと目を輝かせながら、少しもためらわずに先端部に口をかぶせてきた。
「あっ・・・」
拓也は、思わず声を上げた。
予想はしていたが、それでもやはり驚いた。
 勃起した肉棒が、あの清楚な母の唇にくわえられている。拓也には信じられない光景だった。

 だが美保は、拓也のそんな驚いた顔を見ても動じなかった。ますます悩ましい目で拓也を見つめながら、ぴちゃぴちゃと音を立てて王冠部をしゃぶってきたのだ。
「ああっ・・・」
 信じられないが、本当に肉棒が母にしゃぶられている。手とも肉穴とも違う快感が体を貫いている。

 美保は肉棒に舌を絡ませ、もぐもぐと唇を締め付けてくる。まるでアイスキャンデーをしゃぶり取るような口遣いだ。
「あっ、うううっ・・・」
拓也は快感に喘ぎ続けた。
 美保はたっぷりとしゃぶり上げ、拓也を身悶えさせた後、今度は唇を、すっぽりと王冠部にかぶせてきた。そして、すかさず顔を上下に動かし始めた。

砲身を包み込んだ美保の唇が、湿った嫌らしい音を立てながら肉棒を出し入れしていた。
 しかも美保は、拓也の反応を確かめるかのように、悩ましい目でじいっと拓也を見上げているのだ。
その顔があまりにも艶めかしかった。

 美保は、ズボズボと肉棒を出し入れしながら、ときどき動きを止めては王冠部にねっとりと舌を絡ませ、再びズボズボと出し入れすることを繰り返した。
 また、砲身を出し入れしながら、カリ首のところにくるとキュッ、キュッ、と念を押すように唇を締め付けてもきた。

美保も見上げているが、拓也も美保の顔をじっと見下ろしていた。
 美保の額には、汗が滲んでいた。頬も赤く染まっていた。両目はうるうるしているように見える。こんなに一途に肉棒をしゃぶってくれる母が、拓也は愛おしく思えてならなかった。

やがて美保は、より深く砲身を呑み込んできた。
 すぼめた唇に力を込めて顔を押し下げ、砲身の根本まで口中にぴっちり納めると、今度はゆっくりと吐き出していくのだ。

根本まで呑み込むたびに、美保の顔は拓也の陰毛の中に沈み込んだ。
「ああっ、お母さん、で、出そうだ・・・」
その、強烈な吸引力に早くも射精感が込み上げ、拓也は声を上げた。
すると美保は、肉棒を強く吸い上げながら、どこか嬉しそうに目を輝かせた。

(出しなさい拓也・・・)
母の目はそういっていた。
 さらに美保は、思い切り頬をすぼめ、とどめをさすかのようにチューッ、と王冠部を吸い上げてきた。
その顔が母とは思えないほど淫らに見え、その瞬間拓也は爆発していた。

「お、お母さん・・・」
痺れるような快感とともに、拓也は母の口の中にドバッ、と精液を噴き上げた。

「すごいのね拓也、一度くらいじゃびくともしないのね・・・」
 射精を終えた後も変わらずに、いや、ますます硬直して突き立っている肉棒に目を見張りながら、美保がいった。
母に感心されて、拓也も悪い気はしなかった。

「それじゃあ拓也・・・」
「うん・・・」
激しかったが、さっきまでのは前戯にすぎなかった。これからが本番なのだ。
二人はベットに上がった。

今夜もまた、母が上になるのだと思って仰向けになった拓也に、美保がいった。
「拓也・・・今夜は上になってみる?」
「うん・・・でもどうやったらいいか、まだよくわからないんだけど・・・」
「大丈夫よ。お母さんが教えてあげるから」
「うん、わかった・・・」
拓也は、少し緊張ぎみに答えた。
 
前回は母が上になり、拓也は腰を使う間もなく射精してしまった。自分が上になってもちゃんと挿入できるだろうか、うまく突けるだろうかと、何となく不安なのだ。
しかし母がリードしてくれるというのだ。きっとうまくいくはずだ・・・。
そう思いながら、拓也は起き上がった。

入れ替わるように体を横たえた美保が、膝を立てた。
「拓也、お母さんの足を広げて」
拓也は、母の膝小僧を割るように押し広げていった。
白くてむっちりした太股が大きく開き、母の股間が剥き出しになった。
陰毛に装飾された肉ひだも、ぱっくりと口を開けている。

 何度見ても生々しい真っ赤な粘膜の中心から、とろとろと透明な液が染み出していた。それを見て、拓也はキュンと胸を疼かせた。
(お母さんがこんなに濡れている・・・!)
それが嬉しかったのだ。

 淫らに股間を濡らした母を見ながら、拓也は心の中にあった神聖な母の像が崩れていくような気がした。が、その半面、母が自分一人のものになっていくような喜びも覚えていた。
「さあ拓也、来なさい」
「うん」
拓也は、美保に覆い被さっていった。

先端が粘膜に触れたのでグッ、と腰を入れると、
「うっ、拓也、そこじゃないわ・・・」
美保が声を上げた。
「ご、ごめん・・・」
「落ち着いて拓也、握って角度を合わせるのよ」
「う、うん・・・」
興奮が先走るのを必死に抑えながら、拓也はいわれた通りにした。

 先端がまた粘膜に当たった。今度はすぐに腰を突き出さず、握った手で肉棒をクイクイと動かしてみた。
「も、もうちょっと下よ・・・」
「うん・・・」
拓也は額に汗を浮かべながら下にずらしていった。

と、ヌルッ、としたすぼまりに先端がのめり込んだ。やっと見つけた母の肉穴だった。
拓也はぐーっ、と突き刺した。
 柔らかくてきつい肉穴にズブズブと砲身を収めてから、拓也はようやく安堵の吐息を漏らした。



「は、入ったよお母さん!」
喜びの声を上げる拓也に、美保も嬉しそうに微笑んだ。
「もう大丈夫、今度は腰を動かしてみて・・・」
「うん!」
拓也は出し入れし始めた。
 最初はぎこちなかったが、一度わかってしまえば後はどんどん上手くなっていく。拓也は次第に自信を持ち始めた。

「そう、その調子よ、うまいわ拓也・・・」
「うん・・・」
拓也は突いた。肉棒でえぐるように母の肉穴を突いていった。
「あっ、ああっ、た、拓也・・・あああっ・・・」
いつの間にか、美保が喘ぎ声を上げ始めていた。

拓也は抽送を続けたが、すでに一度射精していることもあって余裕があった。
拓也はますます自信を深めながら、エロ雑誌で一番興奮した体位を思い浮かべていた。
(あの体位で母としてみたい・・・)
そんな衝動が込み上げてきた。

母があんな恥ずかしい格好をしてくれるか心配だったが、
(だいじょうぶ、さっきは口まで使ってくれんたんだから・・・)
拓也は思い切っていってみた。

「お、お母さん・・・」
「ううっ・・・な、なあに拓也・・・あうっ・・・」
「あっ、あの・・・後ろから・・・してもいい・・・?」
「う、後ろ? お尻の方からってこと・・・?」
「そう・・・お、お尻の方から・・・」
「・・・」

喘ぎながらも、美保は困惑した表情を見せた。やはり恥ずかしいのだろう。
拓也はしまったと思った。図に乗って母につけ込み過ぎた気もした。
「ご、ごめん、ちょっといってみただけ・・・」
謝りながら拓也は、どんどん図々しくなっていく自分に恥ずかしさを覚えた。

 だが、困ったように拓也を見上げていた美保は、やがてわかったわ、というようにうなずいた。
「い、いいわ・・・」
「えっ、ほ、本当?」
「本当よ。お母さん、拓也が望むなら何でもしてあげる。そう決めたのよ」
よほど恥ずかしいのか、美保は頬を真っ赤に染めていた。
それでも、美保はいいといってくれたのだ。
拓也は、安堵とともに、改めて母の並々ならぬ愛情に胸を熱くした。

美保は拓也に肉棒を引き抜かせ、体を起こすと、ベットに両手をついて尻を突き出した。
鏡餅を二つ並べたかのように、美保のみごとに丸い尻が拓也の前に掲げられている
「・・・」
拓也は声も出なかった。
四つん這いになってまで拓也に尽くそうとする母の心が泣きたくなるほど嬉しかった。
しかも重量感に満ちた尻は、迫力さえ伴って拓也に迫ってくる。
突き出されているので、より丸みが強調されている。

 拓也は目も眩むような光景にゾクゾクしながら、その白くスベスベした尻にしがみついて頬ずりをした。
尻の割れ目からは朱色の肉ひだが顔を覗かせ、甘酸っぱい濃厚な匂いを発散させていた。
表面に粘液をしたたらせ、ねとつくような輝きを放っていた。

 拓也は、さっきあれほど舐めたのに、またも舐めずにはいられなかった。舐めたいという衝動が、心の底から込み上げてくるのだ。
拓也は再びそこに口を押しつけ、べろべろと舐め始めた。
「ひっ・・・」
と美保が声を上げ、体を震わせた。
 クナクナとくねる美保の尻に顔を埋め、今度も堪能するまで舐め上げてから、拓也も膝立ちになった。

「お、お母さん・・・入れるよ・・・」
「いいわ、来て、拓也・・・」
母のすべやかな背中を見渡しながら、拓也は尻たぼを両手で掴んだ。
さっき教わった通り肉棒を掴んで肉穴にあてがっていく。

ヌルッ、と先端が入った。
拓也は尻たぼを引き寄せ、同時に自分も腰を突き上げた。
肉棒が一気に母の肉穴を突き刺していった。
 尻の重さを下腹部にズンと受け止めながら、拓也は根本まで押し込んだ。あああっ、と美保が喘ぎ上げた。

肉穴が、さっきよりも熱く感じられる。とろけるように柔らかくも感じられた。
 だが、拓也が抽送を始めると肉穴はギューッ、と収縮し、きつすぎるほどに肉棒を締め付けてきた。
「ああっ・・・な、何かすごいよお母さん・・・」
 拓也が思わず口に出すと、恥ずかしいのか美保はまたも体を震わせああっ、と声を上げた。だが、拓也に呼応するように、尻をクナクナと揺すり立ててきたのだ。

(お母さん・・・)
どこまでも尽くしてくれる母に胸を熱くしながら、拓也は抽送を続けた。
美保も、切ない喘ぎ声を噴き上げながら尻を打ち付けてくる。
「あっ、はうっ・・・あああっ・・・」
母がこんなに悶えるなんて、拓也には信じられない思いだった。
 すでに拓也の持っていた母のイメージ・・・清楚で、優しくて、家庭的な母のイメージは崩れ去っていた。

 だが、母からは、拓也にどう思われようとかまわない、拓也が喜んでくれればそれでいい、という覚悟が感じられた。
やはりそれは、母の深い愛情なのだ。
自分がどうなろうと拓也に尽くそうという、母の海よりも深い愛情なのだ。

 清らかな母の像は崩れ去ったが、変わりに、生々しいけれど女神様のように微笑んでいる母の像が、拓也の心に浮かび上がってきた。
やがて拓也は「お母さん、お母さん」と叫びながら爆発した。
 突き上げてくる凄まじい快感とともに、拓也はドクドクと母の体内に精液を注ぎ込んでいった。
そのとき、母の肉穴もキューッと収縮した。

拓也にとってめくるめくような日々は、またたく間に過ぎていった。
 拓也は、毎日が充実していた。学校でも塾でも、授業の内容がすらすらと頭に入ってくるし、家での勉強も、どんどんはかどっていくのだ。
 そのため、塾の学力テストも父がいうところの「飛躍的」な成績を毎回収めていくこととなった。

父も機嫌がよかったし、拓也自身、嬉しかった。
 すべてが母のおかげだった。母が身を投げ出し、献身的に尽くしてくれたからこそ、拓也は成績を上げることができたのだ。

 あれから、数え切れないほど母にセックスをしてもらった。拓也の部屋だけでなく、ときにはバスルームで、ときにはキッチンで、母はいつでも拓也の求めに応じてくれた。
 しかも母は、拓也のために惜しげもなく淫らな姿を晒し、艶めかしい喘ぎ声を噴き上げてくれた。

 拓也はそんな母の愛情に報いるため、もっと成績を上げよう、父に強要されるのではなく母のために私立S校に受かってやろう、そう心に決めていた。
実際、受験まですでに一ヶ月を切ったが、拓也はS校の合格圏内に悠々と入っていた。
残りの期間も、拓也は死ぬ気で勉強する覚悟だった。

そして今夜も、美保は部屋にやってきてくれた。
「拓也、少し頑張り過ぎじゃない? 息抜きしたらどう?」
「うん・・・そうだね」
拓也が立ち上がってイスをどかすと、美保は机に手を置いて尻を突き出した。
後ろから美保のスカートをめくりパンティを下ろしながら、感謝を込めて拓也はいった。

「お母さん、いつもありがとう」
「いいのよ拓也。お母さん、拓也の役に立つならこんな嬉しいことはないわ。だって拓也は、この世で一番大事な息子なんだから」
「ぼくも、お母さんのことを一番大事だと思っているよ」
「嬉しいわ拓也」
「お母さん、ぼく絶対に合格するからね!」

拓也は尻たぼを割り、母の肉ひだにしゃぶりついていった。

聖母の献身 終わり


[ 2014/03/05 ]   管理人の小説 | TB(-) | CM(-)

58才の母

 気になる母の巨乳

二月の初旬だった。その晩の風呂上がりに飲んだビールの味は、おれにとって、
(今までこんなに旨い酒を飲んだことはない)
と思うほど格別な味だった。
なぜならその日、おれは父親になったのである。

結婚して二年、妻の淳子とともに待ち望んでいた赤ちゃんが産まれたのだ。
しかも、おれがほしいと思っていた男の子だった。おれにとって、あんなにうれしい夜はなかった。

「よかったわね利明、無事産まれて。お母さんにも一杯飲ませて」
母が、炬燵に料理を並べながら、コップを差し出してきた。
母は一週間ほど前からおれ達夫婦のマンションに来ていた。
わざわざ群馬県の実家から出てきてくれ、お腹の大きい淳子に代わって、食事の支度や掃除などをやってくれていたのだ。

「お母さんにも今回はすごくお世話になっちゃったね。ありがとう」
おれは母のコップに並々とビールを注いでやった。
「いいのよお礼なんて。親として当然のことじゃない」
母は本当に旨そうにビールを飲んだ。初孫が産まれたのがよほど嬉しいのだ。

母もおれもすでに入浴を済ませ、パジャマ姿である。
炬燵の上には、母の手料理が何品も並んでいた。父とともに長年食堂を切り盛りしてきただけあって、母の料理は手際も味も申し分なかった。

「すごいごちそうを作ってくれたんだね」
「今日はお祝いよ。明日は日曜日だし、ゆっくり食べて飲むといいわ」
「うん……お母さんも、もっと飲みなよ」
「そうね、もうちょっといただくわ……」
おれは感謝の気持ちを込めながら、母に二杯目のビールをついでやった。

今回は本当に、母が手伝いにきてくれたおかげで助かった。
初めての出産で不安がっていた淳子も、母がいてくれたおかげで安心していたし、おれも家のことを気にせずに仕事に打ち込むことができた。
今日だって、産気づいた淳子をタクシーで病院まで運んでくれ、出産が終わるまでずっと淳子に付き添っていてくれたのだ。淳子もさぞかし心強かったに違いない。

もっとも、嫁と姑の関係だから、仲が悪ければこうはいかなかったろう。
しかし母と淳子は結婚当初からなぜか仲がよかった。馬が合うらしく、母に来てもらいたいと言いだしたのも淳子の方からだった。

ところで……
このときおれは、料理に舌鼓を打ちながらも、目の前に座っている母の体を、生々しい女の体として見つめていた。
あろうことか、母の体に欲情さえしていたのだ。

しかし、これには訳がある。
おれは、淳子の妊娠を知った日からずっとセックスを我慢していた。
淳子が、今回の妊娠の前に二度流産しているからだ。

今度こそという思いがあったおれは、大事をとって決して淳子に手を出さなかった。
我慢するのは大変だったが、今日までずっと禁欲生活を通してきた。
しかも淳子に悪いと思い、風俗にもいかなかった。だからおれは、かなりセックスに飢えていた。

そんな飢えていたおれの目に、久しぶりに会った「お腹が膨らんでいない女」は堪らなく新鮮に映った。
そして、気になってその体を盗み見ているうちに、母に生々しい「女」を感じるようになってしまったのだ。

いくら禁欲生活が長かったとはいえ、ふつうなら自分の母親に「女」を感じることはないだろう。
まして母は58才だ。母親でなくてもあまり魅力を感じないと思う。
しかし、おれは感じてしまった。そのことで自分が異常ではないかと少し悩んだりもしたが……。

もともとそうなのだが、母はスタイルがよかった。
背はそれほど高くないが、均整がとれている。そして巨乳だ。尻もむっちりしている。

それに母は美人だった。
おれが子供の頃は、友達が家に遊びにくると、
「おまえの母ちゃん美人だな」
と、よくうらやましがられた。けっこう得意だったものだ。

あれから年月がすぎ、母の顔もずいぶんと変化した。
美貌はそのまま保っていたが、昔はみずみずしく張りのある肌だったのに、今ではみずみずしさもなくなり、たるんでいる。
したがって化粧も濃くなった。

若い頃にはなかった皺が何本も刻み込まれている。
額や瞼の上にはけっこうくっきりと横皺が入っているし、目尻にはカラスの足跡とかいう小皺がいくつもある。
それでも母は美人であることに変わりはなかったし、逆に人生を刻み込んだその皺が、母の美貌を奥深いものにしていた。

体の線は、ウエストが少し太くなった以外あまり崩れてはいなかった。
裸にすれば顔と同じように皮膚がたるみ、体のあちこちにたくさんの皺が刻まれていると思う。
 
しかし、服の上から見るかぎり、見事な胸の膨らみもむっちりした尻の丸みも健在だった。
乳房にも尻にも、若い女のようなツンとした張りはもうないが、そのために丸みや柔らかさが強調されている。それが逆に艶っぽいのだ。

ただ、最初は本当に、お腹の出ていない女の体が新鮮に見えだけだ。それがたまたま、
(母だった……)
というだけのことだった。

おれの実家は群馬県にあって、そこに父と母、それに姉が一緒に暮らしている。
長男のおれが家を継がず、東京のマンションで淳子と暮らしているのは、実質的に姉が家を継いでいるからだ。

というのも、おれの父は、群馬のある街で食堂を営んでいる。
もともと母と二人で切り盛りしていた小さな食堂だが、味と値段、それに母の美貌も手伝ってか、いまでもかなり繁盛している。
 
料理好きの姉は、学生の頃から店を手伝っていたのだが、そのうちにこの仕事を本気で好きになってしまい、いまでは店のメインで働いている。
ゆくゆくは婿養子でも貰って店を継ぎたいのだそうだ。
そのことは父も承知していた。

店を継ぐということは、実家を継ぐのも同然だ。
だからおれは安心して実家を姉にまかせ、大学を卒業したあとに、そのまま東京で就職してしまった。
群馬の田舎より都会の方がよかったからだ。

結婚を機に、何とかマンションも買った。
ちなみにこのマンションは、造りは洋式だが、ダイニングキッチンのダイニングだけは和式で畳張りだ。
おれがテーブルとイスで食事をするのが嫌いなので、あちこち探してやっとこういうマンションを見つけたのだ。

正直、料理には興味がなかったので、姉が継いでくれるというのでほっとしている。
姉がメインになってからも、店は変わらずに繁盛している。バイトの子も雇ったので、働きづめだった父も母も多少余裕ができたらしい。
それで、こうして母をマンションに迎えることができたわけだ。

それにしても、58才の母に欲情してしまうとは……。
しかも、このおれだってもう二七才なのである。

おれがはっきりと母を女として意識したのは、母がマンションに来てから二三日たった頃だった。
その晩、仕事から帰ったおれは、ビールを飲みながら、何となく淳子と母が夕食を作っているところを見ていた。
これは本当に何げなくだった。二人が仲良く料理を作っているところを、微笑ましい気持ちで見ていたのだ。
 
淳子と母は、本当に仲がよかった。楽しそうにしゃべりながら料理を作っている。
二人の笑い声を聞きながら、おれはとても幸福な気分を味わっていた。

そのうちにおれの視線は、だんだん母の体にばかり注がれるようになっていった。
それは、自分でもわかっていた。どうしてもお腹の出ていない母に目がいってしまうのだ。
見ながらおれは苦笑していた。
(しょうがないな、いくら溜まっているからって、自分の母親の体なんか見るなよ……しかし、まあ、目の保養かな……)
そんな感じで、ちょっと危ない悪戯を楽しんでいるような気分だった。

ところが、困ったことに、そのうちに目が離せなくなってしまったのだ。
二人で、といっても、料理を作っているのは母の方だ。
お腹の大きい淳子はその手伝いをしている。それで、動きまわる母の胸がときどき揺れるのだ。
 
母は巨乳だから、揺れることくらいおれも子供の頃から知っているし、それを見たからといってムラムラしたことなど今まで一度もない。まあ、当然のことだが……。
しかし、おれはその巨乳から目が離せなくなった。しかも、心臓までドキドキし始めたのだ。
(あれ……?!)
おれは驚き、同時に胸がザワッとした。
たぶん、ちょっと危ない! と予感がしたのだと思う。
 
母はタートルネックのセーターと紺色っぽいスカートをはいていた。
そのセーターの下から大きく突き出した胸が、時折プルッ、プルッ、と揺れている。
その、たわわな感じがおれには堪らなかった。
 
実は、巨乳といえば淳子も巨乳だった。
妊娠するまではずいぶんとこの手で揉み上げたものだ。
新婚当時にはよく、料理をしている淳子の後ろから両手をまわしギューッ、と揉み上げたものだ。

自分でも思うが、おれは巨乳好きなのだ。
しかし妊娠してからは、揉みたかったが我慢していた。
へたに乳房を揉んだりしたらやりたくなってしまう。産まれるまで絶対に手を出さないと決めた以上、おれはとことん我慢していたのだ。
 
しかし、触りたいのに触れない欲求不満はそうとうおれの中に溜まっていたようだ。
そんなときに見た母の「新鮮」な巨乳だった。
おれはまずいなっ、と思った。
目を離そうとしても離せない。
それどころか下腹部がチリチリと疼き出してしまったのだ。
明らかにおれは、母の乳房にムラムラしていた。

さらにおれは、母の乳房だけでなくお尻にも視線を這わせた。
今まで意識したこともなかったのに、その晩に限って妙に生々しかった。むっちりと盛り上がったお尻が、くなくなとうごめいて見えるのだ。
もちろん母は尻を振りたくってなどいない。普通に動いているだけだ。しかし、ムラムラしたおれにはそう見えた。

そのうちに、おれの脳裏に母の裸体が浮かび上がってきた。
たぶん幼い頃に風呂場で見上げた記憶なのだろう、それはまだ若い頃の母の裸体だった。
(ま、まずい……本当にまずい!)
そこにいたっておれは、やっと我に返った。
そして、おれはいったい何を考えているのだろうと思った。
いくら禁欲生活が長かったとはいえ、母親の裸を想像するなんてあまりにも不謹慎だ……。
 
おれは急に不安に駆られ、無理矢理に母の体から目を反らせた。
あの不安感は、背徳的な怯えだったのだと思う。
おれは、もうこんな風に母を見てはいけない、見ないようにしよう、と強く自分にいい聞かせた。
だが、いったん女に見えてしまった母を、頭の中から追い払うことはできなかった。

 母の愛情に包まれて

後になって考えてみると、おれには、もともと母に甘えたい願望があったのかもしれない。
母はマンションに来たつぎの朝から、
「妊婦には睡眠も大事よ。淳子さんはゆっくり寝ていなさい」
といって、淳子の代わりに毎日朝食を作ってくれた。

それで、おれが朝食を食べている時は母と二人だけになるのだが、母は、おれが子供のときのように甲斐甲斐しく世話をしてくれた。
もう一杯ご飯を食べたいな、と思うと、すぐに察してよそってくれるし、お茶が飲みたい、と思う横で茶筒を開けている。
「一人でやるよ」と言っても「はいはい」と笑うだけで、まるで忠実な給仕のようにおれの世話をしてくれるのだ。

きっと母は、おれの子供の頃を思い出して嬉しかったのだろう。
おれも、何だか懐かしい思いがした。
「もう一杯食べる?」
「うん」
「お茶飲む?」
「うん」
などと何でも母にやってもらっているうちに、おれは、幼い頃のように母に甘えている気分になってきた。
 
考えてみれば淳子が妊娠してからのおれは、男としてしっかりしなければ、という責任感でいっぱいだった。
淳子に対しても誰に対しても「甘えてはいけない」と、強く自分を戒めていた。

しかし、無理していたところもあったのだろう、ときどき辛いときもあった。
例えば、仕事のトラブルで強いストレスを感じていた時期もあって、そんなとき淳子の前でも平気で愚痴を言えたら、どんなに楽だろうと思ったこともある。
それでも決して口には出さなかった。
 
たぶんおれは、母に何くれと世話をしてもらいながらホッとし、張りつめていたものがゆるんだのだろうと思う。

母の裸を想像してしまったつぎの朝、おれは母と二人きりになるのがちょっと恥ずかしかった。母に申し訳ないような気もした。
おれは、できるだけ母を見ないようにテレビや新聞を見ていた。
罪悪感にも似た思いを味わい、二度と母をあんな目でみてはいけない、と自分に言い聞かせたものの、やはり気になってチラチラと見ているおれがいた。
 
朝食を作っている母の体は、一夜明けても生々しくむっちりとして見えた。
豊満な乳房や尻が目の中に飛び込んでくるような気がする。
そのとき、おれはギョッとした。肉棒がムクムクと頭をもたげてきたからだ。

これにはおれもまいった。かなり動揺もした。
昨夜だけのことだったら、単なる気の迷いとしてすますこともできるだろう。
だが、今朝も続けてなのだ。
いくらセックスに飢えているからといって、自分の母親に欲情するやつがいるだろうか?しかも母は、何度もいうが58才なのだ。

(おれは、ちょっとおかしいんじゃないか……)
頭の中でそんな声が聞こえた。
そしておれはちょっと怖かった。母に欲情している自分が怖かったし、そんな自分を母に知られるのが怖かった。
 
おれの胸は、得体の知れない不安でいっぱいになっていた。それはやはり、背徳的なものに対する本能的な怯えだったと思う。
そのとき母の声がした。
「利明……利明、どうしたの?」
「あ……」
顔を上げると、母の顔がすぐ目の前にあった。身を乗り出すようにおれの顔を見ている。
 
炬燵の上には朝食が並べられていた。どうやらおれは、しばらくのあいだ母の声も耳に入らなかったらしい。
「いやだ、何を考え込んでいたの、早く食べないとご飯が冷めちゃうわよ」
クスクス笑いながら言った母と目が合い、おれはキュッと心臓を掴まれたような気がした。心の中を、母に覗き込まれたような気がしたのだ。

「あらいやだ、何を驚いているの?」
相変わらずニコニコしながら、母が言った。
「う、うん……ちょっと今日の仕事のことを考えていたんだ……」
「そう、熱心なのねえ。きっと利明は出世するわよ」
母は、何事もなかったようにキッチンに戻っていった。
その屈託のなさが堪らなかった。

「お母さん、もっと飲みなよ」
「あっ、もう、そんなにいいわ……後かたづけもあるし……」
「そんなの明日やればいいじゃないか」
「そうね……そうしようかしら。お風呂も入っちゃったし、何だか今日は疲れたしね……」
おれは、母に三杯目のビールを注いでやった。
 
息子のおれに女として見られていることなど知らず、母は初孫ができた喜びにひたっていた。
そんな母の表情がおれの罪悪感を煽っている。
 
数時間前、仕事を早めに終わらせてもらったおれは、その足で病院に駆けつけ、初めての息子をガラス越しに見つめて胸をいっぱいにしていた。
そのときはおれも、父親になった喜びでいっぱいだった。
 
しかし、こうして母と二人きりになってしまうと、またしても奇妙な興奮がこみ上げてしまうのだった。

そして、そろそろ料理もなくなりかけてきた頃だった。
「利明……眠くなっちゃった……ちょっと横にならせてね」
かすれた声でそういった母が、炬燵にもぐり込んで仰向けになった。
暖房もほどよくきいていたから、気持がよかったのだろう。母はすぐに寝息を立て始めた。

無理もない、とおれは思った。母は、今日一日休む間もなかったのだから。
一日中淳子につきそい、疲れきっていただろうに、おれのために、あんなに手の込んだ料理まで作ってくれたのだ。
(ありがとう……)
おれは心の中であらためて母にお礼をいった。
 
だがそのとき、そんな感謝の思いとは別に、おれは抗いがたい誘惑にかられ、ギョッとしてしまったのだ。
(お母さんは疲れきっている……それに、お酒だってそんなに強い方じゃない。少しくらい胸を触っても目を覚まさないはずだ……)
こともあろうに、おれはそう考えたのだ。

そしてそのとたん、酔いがいっぺんに覚め、肉棒がググーッ、と膨れ上がった。
(馬鹿、なんてことを考えるんだ、おまえは!)
そくざに良心の声が、激しくおれを怒鳴りつけた。
しかし、おれにとってそれは、空恐ろしいくせに、あまりにも甘美な誘惑だった。
 
いつの間にか心臓が苦しいくらいにドキドキしていた。体も震えている。
やめろ! という怒鳴り声が頭の中で鳴り響いている。
とんでもない犯罪を犯そうとしているような気がした。空恐ろしさで、おれはしばらくそこから動けなかった。

「お母さん、お母さん……」
おれは、恐る恐る声をかけてみた。うわずっているのが自分でもよくわかる。母はまったく反応しなかった。

おれは思い切って炬燵から抜け出し、這うように母に近づいた。
「お母さん……」
もう一度呼んだが返事はない。
よほど疲れていたのだろう、母はスースーと安らかな寝息を立てていた。
(こ、これなら……少しくらい触っても起きないだろう……)
震えながら自分に言い聞かせ、四つん這いのまま母の胸に手を伸ばそうとした。
 
だが、簡単には伸ばせなかった。
もし目を覚ましたら……と思うと恐ろしいのだ。
脳裏に、驚きでゆがんだ母の顔が浮かんだ。
(おい、やめろ、炬燵に戻れ!)
(大丈夫だ、起きやしないって!)
相反する二つの声が、ますます大きくなって頭の中で鳴り響いていた。
 
おれは、どうしても母に触れてみたかった。目の前で豊かに盛り上がっている乳房の弾力と柔らかさを、この手で感じてみたかった。しかし……。
やはりおれは、手を出すことができなかった。
胸を触っているとき、母に見つかってしまうのが怖かったからだ。
 
母に欲情していることがばれてしまうのも怖かったが、それ以上に、息子に性欲の対象にされた母がショックを受け、傷ついてしまうことの方が怖かった。
(見つかったら母を傷つけてしまうとわかっていて手を出したら、それは母を裏切る行為でしかない……)
結局はそのことだった。

(この愛情深いお母さんを、裏切るような行為だけはしたくない!)
せっぱ詰まったギリギリのところで、おれはそう思った。それが最後の結論だった。
同時に、込み上がっていた衝動がスーッ、と波が引くように消え、同時に膨れ上がっていた肉棒もしぼんでいった。

後ろ髪を引かれるような思いはあったが、
(これでいいんだ……)
自分に言い聞かせ、おれは後ろに下がろうとした。
そのとき、おれはギョッ、となった。母がぱっちりと目を開けたのだ。

「……利明?」
 おれがなぜこんな近くにいて、上からのぞき込んでいるのか、すぐには理解できなかったらしい。母は不思議そうな顔でおれを見上げた。
おれの方は、体が凍り付いたようにピクリとも動けなかった。
 
たぶん、これ以上ないほどおれの顔は引攣っていたはずだ。その顔をしっかりと見られてしまった。言い訳して誤魔化すことはできないだろう。
思った通り、母はハッ、とした表情になった。
おれは、今度は体中の血が引いていくような気がした。全身が、さっきとは違う意味で震え出した。

 こんなおばあちゃんでいいかしら……母の覚悟

母は、しばらく黙っておれの顔を見つめていた。
おれが幼い頃の母は、隠し事をしているおれをよくこんな顔で見つめた。本当のことをいうまで見つめていた。
あのときの顔とまったく同じだった。
母は、間違いなく、おれが何をしようとしていたか理解しているのだ。

おれは、次に母の表情がどう変化するのか、まばたきもせずに見守った。
「何やってるの!」
と、怒られるのならまだいい。もし、母の目に裏切られたという失望の色や軽蔑の色が浮かんだら、いったいどうしたらいいんだろうと思った。何だか背筋がゾクゾクした。

しかし、長い沈黙のあと、予想に反して母はニッコリと笑いかけてきた。
「えっ……」
おれは驚き、思わず声を上げてしまった。
母は白い歯を見せて笑っていた。そして、こう言った。
「たまってるのね、利明……」
「……」
おれはさらに驚いた。
母の口から「たまってる」なんて言葉がでるとは、予想できなかったからだ。

「かわいそうに、よっぽど我慢してたみたいね」
「……」
母は、返事ができないおれを優しく見つめながら体を起こし、おれと向き合うように座った。
「そんな顔、しなくてもいいのよ、利明」
「あ……あの、おれ……」
「わかってるわ。何も言わなくていいの」
 母が、また白い歯を見せてくれた。その笑顔につられ、硬直していた体から少し力が抜けていった。

「利明は、淳子さんの体のことを思ってずーっと我慢していたんでしょう。だって淳子さん、二度も流産してしまったから……」
「う、うん……」
「風俗にもいかなかったの?」
「うん……」
「偉いわね利明、淳子さんも幸せだわ」
 
母の言葉は優しかった。怒っているような響きも、嫌悪しているような響きもなかった。
だが、優しくされると逆に不安になってくる。
「あ、あの、お母さん、おれ……」
おれは何とか言い訳をしようと思った。嘘でも何でもよかった。母の体を触ろうとしたんじゃない、別のことでたまたまここにいたんだという作り話を必死に考えた。
母の信頼だけは失いたくなかった。しかし、何も思いつかなかった。

母はそんなおれの唇に指をあて、
「いいのよ、言わなくて」
さっきの言葉をもう一度くりかえした。
さっきと違い、今度はちょっと命令的な響きがふくまれていた。
「利明、黙っていて悪かったけれど、お母さん最初からわかっていたのよ。利明がお母さんの体をジロジロ見ていることも、オチンチンを大きくしていたことも」
「……」
 
もう、言い訳もなにもなかった。おれは、みるみる顔に血が上ってくるのがわかった。
うまく盗み見たつもりだったのに全部見通されていたとは……。
「でも、利明のことをおかしいなんて思わないから安心して……」
その言葉に、またもおれはドキッとした。
 
母は、おれが母を女として見ながら背徳的な怯えや罪悪感を抱いていたことまで見抜いていたのだ。
勘の良すぎる母を、おれは呆然と見つめるしかなかった。

と、母は悪戯っぽく笑いながら言った。
「ねえ利明、こんなお婆ちゃんでよければ、お役に立ってあげるわよ」
「えっ……えっ?」
 あまりにもあっさりとした口調だったので、最初は何のことかわからなかった。
母はいったい何を言っているのだろうと思った。

「そんなにぽかんとした顔しないでいいの。ちょっと横になりなさい」
母はおれを押し倒すように畳の上に横たわらせた。
「えっ、あの、お母さん……えっ?」
おれはまだよく呑み込めなかった。
そんなことがあるはずないのだ。

しかし母は、横たわったおれを抱きしめるようにして言ったのだ。
「お母さんが女に見えるほど溜まっているんでしょう? だったらお母さんが出してあげる。そうすればすっきりできるでしょう?」
母は、言いながらすでにおれの下半身に手を伸ばしていた。
しかも、慣れた手つきでおれのパジャマをトランクスごと引き下ろしたのだ。まるで、幼い子供を扱うかのように……。

「……」
 おれは、あまりの驚きに声も出なかった。
母の手で下半身を剥き出しにされるなんて信じられない。だが、信じられないが現実に剥き出しにされている……。

母が肉棒に指をそえた。
「あっ……!」
今度は思わず声が出た。指が触れたとたん肉棒にビリッ、と電流のような快感が走ったのだ。

母はしぼんでいる肉棒を掴んでやわやわと揉み立ててきた。
母の指はしっとりとして温かかった。
その指が肉棒に吸い付き、やわやわ、しこしこ、と揉み立ててくる。あまりの気持ちのよさに、しぼんでいた肉棒が再びそそり立ってしまった。

「まあっ、元気がいいわねぇ!」
パンパンに膨れ上がった肉棒を握りしめ、母は嬉しそうな声を上げた。
しかし、それでもおれは、母の言葉をそのまま素直には受け入れられなかった。
(お母さんは、無理をしているのではないか……?)
そのことだった。
 
おれのことを見かねた母は、本当はこんなことはしたくないのに無理をしているのではないか? 
いやそれ以上に、息子に女として見られていたことを母は本当に気にしていないのか? 
実は強いショックを受けているのではないか?
それに、そもそも母親にこんなことをさせていいのだろうか、という背徳的な不安も胸に突き上げてきた。

(た、確かに気持ちいい……だけど、こんなことをお母さんにさせて本当にいいのかな……これって近×××みたいなものだよな……)
そう思った。嬉しいけれどものすごく不安なのだ。

しかし母は、そんなおれの心まで見通したように言った。
「利明、お母さんはね、淳子さんのためにずっと我慢していた利明は偉いと思っているの……」
「本当に……?」
「ええっ、本当よ。利明が優しい子に育ってくれてお母さん嬉しいわ。だから、今日はお母さんがご褒美をあげる」
「……」
 
母の言葉が、何だかとても嬉しかった。
なぜか胸が熱くなるのを覚えながら、おれは一番気になっていることを尋ねた。
「で、でもお母さん……おっ、おれ達って……親子だよ……」
口にするのにけっこう勇気がいった。
母は、肉棒を揉む手を止め、ふっと真剣な顔になっておれを見つめてきた。

「利明は……どうなの?」
「えっ……おれは……」
やはり、こんなことを母にさせていいのだろうか、という不安が込み上げた。だが母は、
「お母さんはかまわないわ!」
と、その目に強い光を宿らせながら、きっぱりと答えた。

(ああっ、お母さんは本気なんだ!)
母は本気でおれに射精させようとしている。
しかも、おれは手で出してくれるだけだと思っていたのだが、どうも、そうではないらしかった。
母は肉棒を離して立ち上がると、自分のパジャマのボタンを外し始めたのだ。
その目が、
(利明も脱ぎなさい……)
と、うながしている。
 
おれは、もう何も考えず母に全部まかせようと思った。不安感が小さくなり、代わりにめくるめくような期待感が込み上げてきた。
おれはパジャマとトランクスを足から抜きとった。
「まっ、早いのね……」
おれが夢中で服を脱いだのがおかしかったらしく、母はクスクスと笑った。
それから「ちょっと待ってね」と急いで自分のボタンを外し始めた。
 
おれは、その指先を食い入るように見つめた。
さっきまであんなにいろいろなことを考えていたのに、母の強い決意の表情を見ておれは、急に腹が座ってしまった。

「やだ、そんなにジロジロ見ないで……」
「みっ、見たいんだ、お母さん……」
おれが甘えるように言うと、母は一瞬恥ずかしそうな表情を見せた。それが、何だか可愛かった。
(まるで女学生のようだ……)
と、おれは思った。
(お母さんでもこんな表情をするんだ……)
なぜか胸の奥がキュンと疼いた。

しかし、その表情はすぐに消え、今度はどこか艶めかしい目つきになって母は言った。
「こんなお婆ちゃんの裸が見たいの?」
「うん……見たい……」
「……いいわ。でもガッカリしないでね」
母は立ち上がってパジャマの上も下も脱ぎ下ろした。

さらにその下に着ていたキャミソールも脱ぎ、ブラとパンティだけになった。
どちらも白だった。またも女学生のような羞恥を浮べながら、母はそのブラを外し、パンティを尻から剥くように引き下ろした。
それから、さあ、よく見ていいのよ、というようにおれに正面を向けた。

「淳子さんとはだいぶ違うでしょう……」
「そんなことないよ、お母さん」
おれは、母の全裸を見上げながらそう答えたが、確かに妊娠する前の張りのある淳子の体とはだいぶ様子が違っていた。

顔の小皺と同じようにあちこちに皺があるし、たるんだ部分が多いのだ。
特に目についたのは下腹部だった。
おへそから下がぽっこりと膨らみ、その真ん中あたりに横皺が走っている。
 
股間を覆い隠すように生えている陰毛も、見栄えよく整ってはいなかった。
淳子に比べるとかなり毛深い。お世辞にも綺麗な体とはいえなかった。

ただ、もともとのスタイルのよさは失っていなかった。
乳房は熟れた果実のように見事に突き出していたし、お尻も丸い曲線を描いていた。
昔はくびれて見えたウエストは、脂肪で少したるんでいたが、それでもくびれは確認できる。
両足もすらりと伸びているし、太股もむっちりとしていた。
それに、肌が抜けるように白かった。淳子よりも白いくらいだ。

とはいえ、よく見るとやはり乳房も尻も垂れていた。
乳房は、付け根のあたりに皺を刻みながら、かろうじて丸みと張りを保っていた。
お尻の方は、やはり丸くむっちりとした形を保っていたが、尻たぼは下がっている。
それに、骨盤の大きさがやけに目についた。
 
一言でいえば、母の体は人生の重さを感じさせる体だった。
年月が、皺やたるみになって刻み込まれている。決してモデルやアイドルのように人前に見せられる体でなかった。
だが、おれは、少しもガッカリしなかった。逆に、その体が生々しかったのだ。

母は膝をついて体を傾けてきた。
おれの顔を両手で押し包むように引き寄せ、それから少し頬を赤らめながら言った。
「利明、本当にこんなお婆ちゃんでもいいのね……」
おれは母の両手の中で、強くうなずいてみせた。

確かに母の体にピチピチした新鮮さはない。使い古された体といっていいだろう。
しかし、使い古された体を持ちながら少女のように恥じらいを見せる母は、堪らなく可愛いらしかった。
 
その可愛いらしさと、使い古された体。それから、ときおり見せる酸いも甘いも知りつくした熟女の顔が入り交じって、母は何とも言えない色気を醸し出していた。
これが今まで知っていた母だろうかと思うほど、母は色っぽかった。

「お世辞でも嬉しいわ……」
母はどこかしみじみ嬉しそうに微笑んだ。
お世辞じゃないよ、と言おうとしたとき、母がすぼめた唇を近づけてきた。
おれはもう驚かなかった。母の唇を受け止めチュー、と音を立てて吸った。
 
見た目は艶がないようにも感じられるのだが、吸ってみると滑らかでしっとりした唇だった。
おれはいつも淳子にしているように軽く舌を差し込んだ。
母も呼応するようにねっとりと舌を絡めてきた。今度は、ちょっと驚いた。
(慎み深い……)
と思っていた母が、こんなに濃厚なキスをしてきたことが、にわかに信じがたいのだ。

あまり考えたくはなかったが、
(お母さんは、おれよりもセックスについてはベテランなんだ……)
という思いがどうしても浮かんでしまう。
どう見ても慎み深い母親なのに、セックスの快感はおれよりも知り尽くしている……そのギャップが、なぜかおれの興奮を堪らなく掻き立てた。
まだまだおれの知らない快感を、母が教えてくれそうな気がするのだ。

 まさか、母がフェラをするなんて……

おれの胸板には、母の豊満な乳房が押しつけられていた。プルプルして温かい。
濃厚なキスを終えた母は、今度はおれの顔をその乳房に引き寄せた。
乳房の谷間に顔を埋め、おれは母の体臭を腹いっぱいに吸い込んだ。
それは甘くて懐かしい臭いだった。
この臭いを嗅いでいると、なぜか幼い頃の記憶がつぎつぎに蘇ってくる。
おれはうっとりしながら、両手で片方ずつ乳房を握りしめた。
 
出産した淳子に負けないほど、母の乳房は大きかった。手の中に収まりきらない。果実のようにズンと突き出していた。
それにスベスベして、手の平に吸い付いてくるようだ。
おれが下から押し上げるように揉み上げると、
「あふ……」
と母は吐息をもらし、一瞬体をビクンと震わせた。
 
少し心配になって上目使いに見上げると、母は変わらず微笑んでいた。しかし、どこか悩ましげな表情も浮かんでいる。
(続けていいのよ……)
と、母がうなずいている。
おれは力を入れ過ぎないように加減しながらヤワヤワと揉み上げていった。
 
思えばおれが母に女を感じてしまったきっかけは、この乳房だった。服の下で重そうに揺れる乳房を見て、おれは母に欲情してしまったのだ。
その乳房をこの手で現実に揉むことができるなんて、夢のようだった。
 
妊娠中の淳子の張り切った乳房は、掴んだだけで指を押し返してきたものだが、母のそれは、揉み上げると小気味いいほどよくひしゃげた。
形は保っていたが、揉んでみると年相応にたるんで弾力もなくなっていたのだ。

ところが、まるで空気が抜けかかったゴム鞠のようなそれが、実に揉み心地よかった。
つまり弾力がないといっても完全にないわけではなく、ひしゃげきる一歩手前のところでググッ、と指を押し返してくるのだ。
その感触が堪らなかった。
張りのありすぎる淳子のより、返って揉みがいがあるくらいだった。
 
目の前で揺れ動く母の乳首は、淳子のそれのように鮮やかなピンク色ではなかった。
また、乳輪も一回り大きい。
おれは、思い切ってその乳首にしゃぶりつき、チューチューと音を立てて吸い立てた。
柔らかかった。いや、クニュクニュと柔らかすぎて、
(しまりがない……)
ような気がした。

(そうだよな……お母さんの乳首って、親父にも吸われたし、姉やおれにも吸われたし、もうみんなから吸いつくされてきたんだよな……)
そんな思いが、頭に浮かんだ。
 
若い頃には、淳子のように鮮やかな色と形を誇っていただろう母の乳首。
しかし今では、家族に吸い尽くされ、数え切れないほど伸びきったあげくに色も褪せ、肥大してしまった。

しかしおれは、どこか無惨にも見えるその乳首に、母の愛情が凝縮しているように思えた。
母は自分のことなどおかまいなしに、身を削るようにして父とともに働いてきた。
しかも、おれ達家族に愛情を注ぎ続けてくれた。
 
いろいろ苦労もあったろう。その結果が、たるんで皺のいっぱいできた顔や体、そして肥大した乳首なのだ。
必死に仕事をし、必死に家事をこなしていた、若い頃の母の姿がしきりに思い出された。

母は、いつでもおれや姉のために一所懸命尽くしてくれた。
自分が風邪をひいて熱があるときでさえ、食堂にも出たし、家族の食事も欠かさず作ってくれた。
母親として、きっと人に言えない苦労が山のようにあったに違いない。
でも母は、笑みを絶やしたことはなかった。家族さえ幸せなら自分などどうでもいい。きっと母はそう思っていたのだろう。

そのとき、おれはハッ、と気づいた。
(やっぱり、いまこの瞬間も、お母さんは自分がどうなってもいいと思っているのだろうか……)
そのことだった。
 
母は自分からやってあげる、と言ってくれた。お母さんは平気よ、と力強く言ってくれた。
だが、母に欲情し、やりたい衝動を覚えていたおれでさえ、実際に母に肉棒を握られると背徳的な不安を覚えたほどなのだ。
母が、その不安を感じないわけがない。母は、おれのことを思うあまり、やむにやまれぬ思いからこんなことをしているのではないだろうか ?
(きっとそうだ!)
そう思うと、もう、これ以上先に進んではいけないような気がした。

「どうしたの、利明?」
乳首に吸い付いたまま動きを止めたおれに、母が優しく声をかけてきた。
「……お母さん、やっぱり、おれのために無理をしてくれてるんだろう、自分を犠牲にするつもりで……」
おれはその問いに母が動揺すると思った。しかし母は平然と答えた。
「何を大げさなことを言ってるの利明、お母さん、自分を犠牲にするつもりなんて全然ないわ。今までもそうだし、これからも。もちろん今もね」

「でも……」
母は少し考えてから、
「利明は、お母さんが本当はしたくないのに、こんなことをしてるって思っているんでしょう」
「う、うん……」
「もしかして、お母さんが後で傷つくんじゃないかって心配してくれているの?」
「うん……」
「ありがとう利明。でもね、そんな心配はいらないの。お母さんは、利明のためだったら何だって平気だし、何だってできるの。だって私の大事な息子なんだもの」
「こんなに年を食った息子なのに……?」
「あたりまえじゃない。いくつになろうと息子は息子なの。息子が苦しんでいるのに、放っておけるわけがないじゃない! たとえ後悔することになっても、お母さんはかまわないわ」

「苦しむって言っても、あれはその……」
母に這いよったときの自分の姿を思いだし、おれは急に恥ずかしくなってしまった。
しどろもどろになったおれの顔を、母はちょっと悪戯っぽい目で見つめながら、
「利明は立派に苦しんでいたわよ。お母さんにムラムラするくらいにね……」
言ってから、反応を楽しむように、さらにおれの顔を覗き込んだ。

「……」
おれは、もう何も言えなかった。母はふふっ、と謎っぽく笑い、
「それより利明、お母さんは今ひとつだけ心配していることがあるの……」
その顔に、さっき見たのと同じく、ちょっと艶めかしい表情が浮かんでいた。

「利明はお母さんの、この、たるんだ体を見て……がっかりしちゃったんじゃないの……?」
「そっ、そんなことは決してないよ!」
おれは、それだけは即座に断言できた。
嫌になるどころか、返ってたるんだところが生々しくて、張りのある体より魅力的だと思っていたくらいだ。

「嬉しいわ! 利明……」
母の顔がパッと輝いた。その顔がやはり可憐な女学生のそれのように見える。
まるで艶めかしい熟女と純真な乙女が、母の中に同居しているかのようだ。
だが、おれはその輝いた顔を見てはっきりとわかった。
母は本当に本気なのだ。息子のためなら、近×××でさえも喜んで受け入れるつもりなのだ。
 
おれは、母の深い愛情を噛みしめながら、そして、もうおれも悩んだりしないぞ、と思いながら言った。
「わかったよ、お母さん……ありがとう」
母はうなずいた。
「それじゃあ利明、続き……する?」
「うん。お母さん……おれの欲求不満を……吸い取ってくれる?」
こんな言葉を母に向かって言えたことが、自分でもちょっと驚きだった。しかし、今はもう、何でも母に言えそうだった。

「もちろんよ」
答えた母の顔にも、迷いはまったくなかった。
息子の役に立てるのが心から嬉しい、という表情を満面にたたえながら、母はおれの顔を見つめ、それから股間に視線を移した。

「しぼんじゃったわね……」
「う、うん……」
数分前までギンギンになっていた肉棒が、今では半立ちでうなだれている。
しかし、行為を始めれば、再び一気に膨れ上がる。それは間違いなかった。

母はおれの肩を抱くようにし、さっきのように畳の上に横たわらせた。
「お母さんが大きくしてあげる……」
母が微笑みとともに言った。おれは、母がまた手で擦ってくれるのだと思った。
だが違った。母は半立ちの肉棒を両手に包み込むように上を向かせ、少しもためらわずに先端部に口をかぶせたのだ。

「あっ……」
思わず声が出た。それも当然だ。こんなことは風俗店でしかしてもらったことはないし、それも結婚する前のことだ。
淳子もそんなことはしなかったし、おれの方で要求したこともなかった。あれは風俗店のみのテクニックだとさえ、おれは思っていた。
それを母がしてきたのだ。とても信じられない思いだった。

母が、いったん肉棒から口を離して言った。
「驚いた? 利明……」
「うっ、うん……ちょっと驚いた……」
「安心して……こんなこと、お母さんもするのは初めてよ……」
すこし上擦った声で言いながら、母はみるみる頬を赤く染めていった。
 
たぶん母は、こんな大胆なことをする自分が恥ずかしかったのだろう。また、父にもこんなことをしていると、おれに思われたくなかったのだろう。
そんなに恥ずかしいことを、母がおれのためにしてくれた。
おれの驚きは、すぐに喜びに変わっていった。

母が再び顔を傾けた。
母の形のいい唇が、王冠部にすっぽりとかぶさった。
それは、あまりにも刺激的な光景だった。

何度もいうようだが、母には清楚で慎み深いというイメージしかない。
しかも母は58才なのだ。そんな母が、顔を赤らめながら肉棒をくわえている。
それが、清楚だけどいやらしかった。いやらしいけれど、可愛いかったのだ。
 
とにかく刺激的すぎた。おれの肉棒は、母の口の中で一気に膨れ上がっていった。その肉棒を母が甘噛みしている。
母の口の中は温かくて、唾液でヌラヌラしていた。
その口をすぼめ、母は顔を上下に動かし始めた。

砲身をぴっちりと包み込んだ母の唇が、湿った音をわずかに立てながら上下している。
堪らない気持ちのよさだ。そしてやはり、堪らなく刺激的な眺めだ。
今度は、舌で王冠部を舐めずってきた。ねっとりした舌の感触も堪らなく気持ちいい。

とはいえ、母の口の使い方は、プロのそれに比べると確かに素人くさかった。ツボを押さえていないのだ。
例えば、舐めてもらうなら肉棒の裏側を、つまりカリ首の部分をもっと舐めてもらいたいのだが、母は砲身ばかり舐めている。
経験があれば、最初からツボを舐めてくるはずだ。
「こんなことは初めて……」
と言った母の言葉に嘘はなかった。
おれはそのことが嬉しかった。
母は、父にもしないことをおれにしてくれたのだ。それも、本当に一生懸命に。

ところが、最初のうちこそぎこちなかったものの、堪のいい母はすぐにコツを掴んだ。
砲身を出し入れしながら、カリ首のところにくるとキュッ、キュッ、と念を押すように唇を締め付けるようになった。
レロレロと舐め上げてから、その舌先をグニグニとカリ首に押しつけるようになった。
しかも、緩急までつけている。

おれは、その気持ちの良さに身悶えしながら、さすがは母だと思った。
なりふりかまわず何でも全力でぶつかって、やりこなしてしまう母の性格は、58才になっても健在だった。

母が唇で奉仕してくれる様子を、おれは上半身を起きあがらせて見ていた。
母の額には、数本の皺がくっきりと刻まれている。その皺に汗が滲んでいるのが妙に艶めかしかった。
 
やがて母は、より深く砲身を飲み込んできた。
すぼめた唇に力を込めて顔を押し下げ、砲身の根本まで口中に納めると、今度はゆっくりと吐き出していく。
根本まで飲み込むたびに、母の顔半分がおれの陰毛の中に沈み込んだ。
それがまた、堪らなく淫靡な光景だった。

母は顔を上下させながら、ときおり上目使いにおれの顔を見上げてきた。
おれの反応を確かめているのだろう。その目がうるうるしている。おれは、こんなに情感あふれる母の目を初めて見た。

「おっ、お母さん……おれも……おっ、おれも……」
我慢できずにおれは声を上げた。
恥ずかしくて「舐めたい」とは言えなかったが、母にはすぐ伝わった。
 
母は肉棒から口を離し、唾液で濡れた唇でニコッ、と笑って見せた。それから、体の向きを変えて、おれの体をまたいできた。
母が、俗にいうシックスナインの体勢になって尻を突き出した。
おれは、その尻を両手でしっかりと受け止めながら、思わず息を飲んだ。母のお尻は予想以上に迫力があったのだ。
 
 な、なんだこの締めつけは……ついに母に挿入

子供を二人産んだ母は、淳子よりも骨盤が広がっている。こういう体勢になると、それがさらに強調されてしまうらしく、尻全体を小山のように大きく感じさせている。
みっしりと脂肪が乗って、丸々としたその尻を、おれは両手でわし掴んだ。
ズッシリとした重量感が伝わってきた。

母がさらに尻を突き出し、58才の母の性器がおれの目の前に迫ってきた。
二枚のひだが左右にぬめりと広がり、内部の粘膜を剥き出しにしている。
粘膜はうねうねとくびれ、その中心に内部に通じる小さな穴がある。
 
そこまでは淳子のそれと同じだった。が、乳房と同じで、形も整い、色も鮮やかな淳子のものとはかなり様子が違っていた。
二枚のひだは淳子のものより明らかに肥大していた。
まるで伸びきったゴムのようにベロッ、と広がっている。形も左右対称ではなく、いびつだった。色もくすんでいた。
 
内部の粘膜も同様だった。淳子のものは新鮮なピンク色で、表面が照り輝いているが、母の粘膜は赤黒く、色が沈んだように光沢がなかった。
乳房と同じように年をとってたるみ、みずみずしさも失っている……それが、母の性器だった。
 
しかし、そんな母の性器が、おれを堪らなく興奮させていた。みずみずしさは失っても、性器の持つ生々しさはそのまま残っていたからだ。
いや、たるんでねっとりした分、淳子の性器以上に生々しかった。
そんな性器を、
(あの慎ましく清楚なお母さんが持っていた……)
そのことが、おれの興奮をさらに掻き立てた。
 
母はすでに肉棒をくわえ、チュパチュパと音をたててしゃぶり上げている。
おれも、夢中で母の性器にむしゃぶりついた。
まずは左右に開いている二枚のひだをベロベロと舐め上げた。
伸びて肥大したそれは、柔らかくてプニプニしていた。舌先で擦るように舐め上げると、クニクニと蠢きながら絡みついてくる。
 
今度は内部の粘膜を舐め上げた。粘膜のネトネトした感触や、ぽっかりと開いた肉穴の感触が、じんわりとした温かさとともに舌先に伝わってきた。
「ん……んん……」
母が肉棒をくわえたまま呻き声を上げた。
(お母さんも、感じているんだ……)
それが、おれには嬉しかった。
 
舐め上げる性器からほんのちょっと離れた位置には、母の肛門があった。放射線状の皺が、丸く、ぴっちりとすぼまっている。
母の排泄器官を覗き込むというのも、考えてみるとかなり恥ずかしいことだ。
だが、ひっそりとすぼまっているそれは、性器の生々しさに比べると返って可憐に見えた。

しばらくの間、おれと母は互いに舐め合っていた。
粘膜をしゃぶる音、なめずる音が部屋の中に立ちこめている。
母の舌使いはもはやプロ顔負けだった。緩急自在に肉棒をしゃぶってきて、その気持ちの良さは格別だった。
そして母も、いつしか性器を濡らしていた。

実はおれは、母はたぶん濡れることはないだろうと思っていた。
58才という年齢もあったし、これは何となくだが、母は、感じている自分の姿を息子に見せたくないんじゃないかと思っていた。
しかし、母は濡れてきた。驚いたが、嬉しかった。
 
もう我慢できなかった。おれは、唾液と愛液でグショグショになった母の性器から口を離した。
「おっ、お母さん……いい?」
母も肉棒から口を離して言った。
「いっ……いいわ……」
その声は引きつっていた。やっとのことで絞り出した声だった。
 
母が、またいでいたおれの体から離れ、こちらを向いた。
おれと同じように、母の唇も唾液で濡れていた。
おれは、さっきから、母の大きなお尻が気になっていた。
できればバックしからしたいと思っていたのだが、
「お母さん、もっ、もしよかったら……後ろからしていい……?」
 つい、そんなことを聞いてしまったのは、淳子がその体位を好まないからだ。
させてはくれるが、動物みたいで恥ずかしいと言うのだ。
だからおれは、若い淳子が恥ずかしがるような体位を、母に求めていいものか迷った。
だが、まったくの杞憂だった。

「何を遠慮しているの利明。お母さんは、利明のためなら何でもできるって言ったでしょう。それに今だって……」
母はそこまで言うと、パッと頬を染め、
「あんなすごいことしちゃったじゃない……」
と、実に恥ずかしそうに続けた。
 
が、すぐに真顔にもどり、まったくためらう様子を見せずに畳の上に膝をついた。
両手もつき、四つん這いになると、こちらが恥ずかしくなるくらいに大きく尻を突き出した。
「さあ利明……」
振り向いて、うながした母の顔に、今までどおりの笑みが浮かんでいた。
おれは、母の愛情の深さに圧倒されるような思いだった。

「それじゃあお母さん……いくよ」
母に凄みさえ感じながら、おれは重量感に満ちた白い尻を両手で掴んだ。
平然と息子を迎えいれようとする母の体から、揺るぎない決意が漂っている。
おれは膝立ちになって、下腹部に母の尻を引き寄せた。

母の背中が一望できた。肌の白さが眩しく感じる。
とはいえ、さっきは気づかなかったが、ウエストと尻の境目には皺が寄っていた。
骨盤の広がったお尻は、何度見てもデーンとして見える。だが、そんなたるんで皺の寄った母の体が、おれは堪らなくいとおしかった。
 
張りは失っても、見事な丸い尻の割れ目の中で、二枚のひだが口を開け、内部を晒していた。
赤黒くて、艶などまったくなかった粘膜が、今では唾液と愛液に濡れ、妖しく照り輝いている。
おれはその粘膜の中心に先端を当てがっていった。

一瞬、ゾクゾクするような喜びが胸を突き抜けた。
おれはグッ、と腰を突き出し、母の肉穴を貫いた。
「あふうっ……」
母の、嗚咽にも似た呻き声を聞きながら、おれは力を込めて挿入した。
 
赤黒い粘膜が、王冠部の形にミシミシと広がりながら、おれの肉棒を体内深く呑み込んでいく。
驚いたことに、母の肉穴はけっこうきつかった。
おれは母の肉穴も、垂れた乳房や尻と同様にしまりがなくなっていると、どこかで思い込んでいた。
だが違った。予想に反して母の肉穴はきつかった。
きつくても濡れているから、肉棒はスムーズに沈み込んでいく。

おれは、母の体を一気に串刺しにしているような爽快な気分を味わいながらズンッ、と根本まで押し込んだ。
砲身全体が温かくてやわらかい内部の粘膜にまんべんなく包み込まれ、なおかつキューッと締めつけられた。

「きっ、気持いいよっ……お母さん……」
おれは、思わず声を上げていた。
堪らない快感だということを、母に知らせたかったのだ。嬉しい! とでもいうように、母の肉穴がさらにキュッ、と閉まった。
 
母の骨盤をしっかりと掴みしめ、腰を前後に動かし始めると、結合部からクチャッ、クチャッ、という粘膜の擦れ合う音が聞こえてきた。
「あっ……あふっ……」
母が喘ぎ声を上げ始めた。

おれも童貞ではないから、母が抑制しているのはよくわかる。
慎ましい母には、AV女優のようにあけっぴろげに声を上げることなどできないのだろう。
それが実に母らしかった。
 
温かい肉穴の感触を味わいながら、おれはゆっくりと肉棒を出し入れした。
粘膜がねっとりと肉棒を包み込んでくる。とろけるような快感だった。
「うっ……はうっ……」
という母の抑えた喘ぎ声が、羽毛で撫でられているかのように耳に心地よかった。
それがまた、快感を増幅していた。

おれは、少しずつ腰の動きを早いものにしていった。
粘膜がピチッと絡みついてくる。58才とは思えない、堪らなくきつい締めつけだ。
肉棒に痺れるような快感が走り、おれも思わず、
「ああーっ」
と声を上げていた。
 
数ヶ月間、溜まりに溜まっていた精液が、噴火を待つ溶岩のように下腹部でドロドロとひしめいている。
正確にいえば、何度か自慰はしたが……。
おれは、腰の動きを一気に激しいものにした。
指が食い込むほど母の骨盤を握りしめ、子宮を突き破るような威勢で腰を突き上げた。
 
母の丸い尻とおれの下腹部が、バシッ、バシッ、と音を立てて激しくぶつかっている。
突くたびに、母の体は前にのけぞり、尻たぼはユサユサと揺れた。
「あっ、ああっ……あっ、あううっ……」
もう自分を抑えるのも限界なのだろう。母の喘ぎ声が、しだいにせっぱ詰まったものに変わってきた。
(お母さんも、おれに突き上げられて快感を覚えている……!)
それが、おれには嬉しかった。

「おっ、お母さん!……あううっ……」
おれが、ますます激しく腰を動かしながら叫ぶと、
「ああっ……とっ、利明!……あああっ……」
母もおれの名を叫んでくれた。もう、嬉しくて堪らなかった。

「利明……一緒に……ああっ、あああっ……」
「うんっ……うんっ……おっ、お母さん……」
つぎの瞬間、母の体がブルブルと震えだした。震えながら背中を反り返らせ、
「ああーっ!」
と、歓喜に満ちた叫び声を噴き上げた。
あの慎ましい母の口からほとばしったとは、とても思えないような叫び声だった。
 
同時に、まるで痙攣したかのようにググーッ、と母の下腹部が収縮し、肉棒をものすごい力で締めつけてきた。
「あっ、あっ、ああーっ!」
と、おれも母と同じように、歓喜の叫び声を上げていた。
堰き止められていた溶岩がいっぺんに解放されたように、おれは大量の精液をぶちまけた。
 
一瞬尿道をツーンと痺れきらせた精液が、腰をとろかすような快感とともに吐き出され、ドクドクと音を立てて母の子宮に注ぎ込まれていく。
堪らなかった。目の前に火花が散るような快感だった。
母の体も震え続けていた。膝がガクガクし、大きなお尻が今にも崩れ落ちそうだ。
おれはその尻にしがみつき、精液をすべて出し切るまで思うさま腰を振りたくった。

 騎上位で逝かせてくれる母

おれは裸のまま畳の上に横たわっていた。
暖房が汗ばむほどにきいていたので裸でも寒くない。快感の余韻が、何とも心地よかった。
「利明、喉が乾いたでしょう」
母が冷たいウーロン茶を運んできてくれた。
おれは起きあがってコップを受け取り、ゴクゴクと喉を鳴らして飲んだ。体中に染み渡るようだった。
 
母もまだ、裸のままだった。おれの隣に座り、ウーロン茶を口にする母の顔には、しみじみと嬉しそうな表情が浮かんでいる。
おれのすっきりした顔を見て安心し、母親の勤めを果たしたような満足感を味わっているのかもしれない。

「お母さん、ありがとう……」
おれは感謝の思いを込めて母に言った。すると母は恥ずかしそうに頬を赤くし、おずおずと口を開いた。
「ねえ利明……」
「何、お母さん……」
「あのね……」
「何だい?」
「あの、こんな皺だらけのお婆ちゃんの体でも……満足できたかしら……」
「もちろんさ!」

即座に答えながら、
(そうか、お母さん、本当はたるんで皺のよった体をおれ見られるのが恥ずかしかったんだ……)
そう思った。母は恥ずかしくて堪らないのに、おれを助けたい一心で平気な顔をして裸になり、そして奥の奥まで晒けだしてくれたのだ。
それこそベロッ、と広がった肉ひだや、お尻の穴まで……。
 
そんな母の心が、おれは切ないくらいに嬉しかった。そして母が、可愛らしく、愛おしかった。
「満足も満足、こんなに満足したのは久しぶりだよ! それにお母さん、ちっともお婆ちゃんなんかじゃないよ」
「ありがとう、利明……」
心からほっとしている母の顔だった。そんな母の顔が眩しかった。

(何て可愛いんだろう)
そう思ったとき、おれの肉棒はまたもやビーンと膨れ上がってしまった。
「あら……」
母もすぐに気づいた。おれはちょっとバツが悪かった。
「ね、この通りさ……ははっ……」
と、ごまかすように肉棒を指さし、笑って見せた。
 
母も一緒に笑うかと思った。だが母は笑わなかった。笑う代わりに、またもやあの母性愛のこもった表情になり、
「ごめんね利明、まだ全部出し切ってなかったみたいね……」
と、申し訳なさそうにいうのだ。

「お母さん、もういいよ、十分に満足しているよ。それに、これ以上やったらお母さんを壊しちゃいそうで心配なんだ」
これも本当の気持ちだった。
おれはさっき、自分でも激しすぎると思うほどに母を突きまくった。
溜まっていたから仕方ないのだが、実は、途中で少し心配になったほどなのだ。

「それなら、今度はお母さんが上になってあげる。利明はじっとしていればいいわ。忘れたの利明? お母さんが全部吸い取ってあげるって、約束したじゃない」
「わかったよ、お母さん……じゃあ、お願い……」
おれは、再び畳の上に横になった。
母がうんうん、とうなずきながら肉棒に手を伸ばしてきた。そして、シコシコと数回擦ったあと、口に含んだ。
肉棒が母の口の中でググッ、と強度を増した。

母が、おれの体をまたいできた。おれの胸には、またもめくるめくような興奮と期待感が込み上げている。

握りしめた肉棒を自分の股間に導きながら、母はゆっくりと尻を下ろしてきた。
肉棒の先端が母のそこに触れた。ヌメリとかきわける感触。母がさらに尻を沈めてきた。
母は、あいかわらず微笑んでいた。微笑みながら腰を上下させ始めた。
「うっ……」
再び、痺れるような快感が押し寄せてきた。

その晩、おれは母の中に三回も射精してしまった。
最初はバックから、つぎに騎上位、三度目は正常位だった。
さすがに最後の方では二人とも疲れ果ててしまい、それぞれの部屋で眠ることにした。

翌朝は爽快に目が覚めた。こんなにすっきりと目が覚めたのは何ヶ月かぶりだった。
ダイニングに行くと、母はすでに起きていて、キッチンで朝食を作っていた。
「おはよう利明……何だか夕べ、死んだように寝ていたわよ」
「そう? そんなによく寝てた? それじゃあきっと、溜まっていた疲れがとれたんだろうな……」
そう答えながら、おれは炬燵にもぐり込んだ。

(こんなによく眠れたのは、お母さんのおかげだよ)
そう言ってやりたかったが、なぜか恥ずかしくて言えなかった。
「ご飯……食べるでしょう?」
「う、うん……」
おたがいに、何となくぎこちなかった。
 
おれは黙って用意された朝食を食べた。母に声をかけたいのだが、照れくさくてかけられないのだ。
そして母も、どこか恥ずかしがっている感じだった。まるで新婚ほやほやのカップルのようだった。
 
その日、おれは仕事帰りに病院に寄った。母の方は昼過ぎに来て、すでに帰ったとのことだった。
淳子は元気だった。新生児室にいる息子も元気に泣いている。退院は一週間後とのことだった。
 
息子の名前について相談していると、淳子の両親や兄弟、それから淳子の友人達もやってきておれ達を祝福してくれた。

淳子の家族にはその後マンションにきてもらい、母も交えておおいに盛り上がった。
事前に連絡しておいたので、母はまたもすごいご馳走を作っておいてくれた。
無事子供も産まれたし、大勢の人にあれだけ喜んでもらえて、おれは感無量だった。
 
ところで、淳子に会いに行ったとき、おれはまったく普段のままでいられた。
なぜかというと、おれには浮気をしたとか不倫をしたとかいう罪の意識がなかったからだ。
おれが幼い頃、母は病気で寝込んだおれや姉をいつも必死に看病してくれた。
おれにとって今回のことは、あのときと同じ感覚だった。
だから浮気や不倫をしたという意識もなかった。まして淳子を裏切ったとも思わなかった。
 
その晩は、淳子の家族と赤ちゃん談義で話しが弾んだ。
淳子の父は酒が強く、おれもつきあっているうちにかなり飲んでしまった。夕べの母とのことも、すっかり忘れていた。
家族が帰ったあと、おれはそのまま炬燵で寝てしまった。

 キッチンで母に

朝、まな板の音で目が覚めた。おれの体には掛け布団がかけられている。
体を起こすと、母がキッチンから声をかけてきた。
「おはよう利明。夕べはかなり飲んでたわよ、仕事、だいじょうぶ?」
「ちょっと頭が痛いけど……うん、だいじょうぶだよ」
「いくら声をかけても起きないから、そのまま炬燵で寝かせちゃった」
「ありがとう、布団をかけてくれたんだね」
 
そんなやりとりをしながら、おれは朝食を作る母の後ろ姿を見つめていた。起きたてだから、肉棒は朝立ちしていた。
 
いつものように、母は手際よく朝食を作っていた。
やはり、ブラウスの下で豊満な乳房が揺れている。骨盤の張った大きなお尻が、ときどきこちらに突き出される。
見ているうちに、おれはムラムラしてきてしまった。
 
まな板に向かい、みそ汁に入れる大根を切っていた母は、おれが後ろに立つまで気がつかなかった。
「ねえ、お母さん……」
おれの声で母はドキッとしたらしい。振り向くと、
「まあ、利明、脅かさないで」
「ごめん……あの、お母さん……」
「どうしたの? えっ……」
母はおれの顔を見て、おれが何をしたいかすぐに察したようだった。

しかし、
「……利明、これから出勤でしょう、それにいま、朝ご飯作っているの」
そう言われ、なぜかおれはカッ、となった。あんなに満ち足りていたのに、なぜ急にカッ、となったのか自分でもわからなかった。
「いま……したいんだ……」
おれは、母の背中から腕をまわし、両手で乳房をギューッ、と握りしめた。

「あっ、利明……」
「お母さん、もう、させてくれないの? あれで終わりなの?」
怒ったように言いながら、乳房をグイグイと揉み上げた。
母はあうっ、と呻きながら、
「そんなことないわ利明。言ったでしょう、利明のためなら何でもしてあげるって……でも、これから会社に行くんだし……」
「か、会社なんか休んだっていいんだ。ねえ、お願いだよお母さん、させてよ」
「何を言ってるの、会社を休むなんて、そんな……」
「いいんだよ、会社なんて! 頼むからさせて……させてったらさせて!」
 
おれは、自分でも驚くほど感情が高ぶっていた。自分でもよくわからない。母も不思議そうな顔をしていた。
淳子が無事出産するまで、おれは性欲も抑えてきたが、気も張り詰めてきた。
男としてしっかりしなければとずっと自分を律していた。
 
おれの仕事は営業なので、毎日のストレスも尋常ではない。だがそれも、淳子に心配させまいとすべて胸にしまい込んできた。
子供も無事産まれ、張りつめていた糸の切れたおれは、今までの反動のように、母に甘えたくて堪らなかったのかもしれない。
 
もっとも、母がおれをあんなふうに受け入れてくれなければ、こんなふうにはならなかったろうが……。
(母は、いくらでもおれを甘えさせてくれる……)
そのことに気づいたいま、おれは自分を抑えることができなかった。
母に甘えることで、性欲だけでなく心の中に凝り固まったものも綺麗さっぱり洗い流したかったのかもしれない。

「どうしたの、ちょっと変よ利明……まるで子供じゃないの?」
母は驚き、戸惑っていた。
「そうだよ……決ってるじゃないか、おれは子供だよ、子供なんだよ!」
おれはまるでだだっ子のように叫んでいた。自分でも、これが一児の父親かと呆れるほどだ。
 
しかしおれは、だだっ子になりたかった。母の前に自分をさらけ出して、思うさま甘え尽くしたかった。

と、母はおれの手を優しく振りほどき、おれに向き直った。
そして、しみじみとおれを見詰めてきた。
「利明……淳子さんのために、ずいぶんと無理してきたのね……」
「うん、無理してた。ずっと無理してたんだよお母さん……淳子に心配かけないように浮気もしなかったし、会社のストレスも全部胸の中に貯め込んでいたんだ。だけど辛かった、本当は辛かったんだ」

母はじっとおれの顔を見ていたが、
「よく頑張ったわね利明……」
そう言って、何度もうなずいてくれた。
「偉かったわね利明、本当に偉かったわ……」
母は微笑みながら、何度も何度もおれの頬を撫でてくれた。

そのときおれは、なぜ急にこんなに感情が高ぶったのかやっとわかった。
おれは母にわかってほしかったのだ。わかって、そして誉めてほしかった。ただそれだけだった。
 
おれは嬉しくて堪らなかった。胸が熱くなって涙が溢れてきた。
母にこう言ってもらっただけでもう十分だった。心の中にあったしこりが、みるみる消えていくのがはっきりとわかった。

「いいわ利明。会社、休んじゃいなさい」
母が、にっこり笑いながら言った。
「ありがとうお母さん。でも、もういいよ。おれ、もうだいじょうぶだから……会社に行くよ」
おれはすっかり落ち着いていた。

「あら……」
「本当にもういいんだ。ありがとう」
本当にもう、だいじょうだった。おれは、一昨日は母に性欲を処理してもらい、今朝は心の中まで綺麗に浄化してもらった。もう憂うものは何もなかった。
 
しかし母は、一瞬恥ずかしそうに顔を赤らめてから、調理台のシンクに向き直って縁を掴み、おれに向けて尻を突き出した。
「利明、まだ時間はあるわ」
そう言った母の顔が、艶めかしかった。
「い、いいの?」
「もちろんよ」
母がそういうなら、やっぱりさせてもらいたかった。
おれは、今度もまた母の深い愛情に感謝しながら、後ろからスカートをめくり上げていった。

スカートをめくると、白くてむっちりした太股が現れ、さらに白いパンティに包まれたお尻が剥き出しになっていった。そのパンティをめくり下ろした。

58才の、骨盤の広がった母の尻は、何度見ても大きかった。
尻たぼにはみっしりと肉がついているが、若い女のような張りはない。
パンティをめくり返したとき、ブルンと尻たぼが揺すれたのは、尻全体がたるんでいるためだ。

しかしおれは、母のこの尻が愛おしかった。
確かに、子供を二人も産んで大きくなった尻はデーンとしている。
だが、こうなったのは母がおれや姉を産んでくれたからだ。
もし骨盤が広がっておらず、若い頃のまま引き締まっていたら、おれや姉はこの世にいないのだから……。

それに、張りはないけれど弾力はあるし、たるんでいても丸みは何とか保っている。
若い娘のように美しくはないが、まだギリギリ鑑賞に堪えられる尻だった。
おれはそれが嬉しい。もう少し遅かったらこんなに興奮できなかったろう。

 お母さんにもやっぱりついていたんだ……母のクリトリス

パンティを太股にとどめたまま、尻たぼを両手で揉み上げると、みっしりとついた肉が手の平からはみ出してくる。だが、柔らかくて揉みがいがある。
母は、シンクに掴まったまま身動きしなかったが、おれが尻を上に押すと、自分からクイッ、と、さらに大きく尻を突き出してくれた。
太股に手をやると、両足も広げてくれた。
 
パンティが両足の間で大きく広がっていた。こういう母の淫らな姿というのも、嬉しいけれどどこか恥ずかしく、妙に刺激的だった。
おれは、尻たぼをグイッ、と広げ、下から覗き上げた。
 
肉ひだ全体が広がっているが、さらにその内側から、肥大した小陰茎が伸びたゴムのようにベロッ、と開いていた。粘膜の色素は沈着し、灰色がかっている。
だが、こんな使い古した肉ひだでも、生々しさは失っていなかった。
形よく整ってはいないが、艶めかしかった。

おれは股間に顎をこじ入れ、唇をかぶせた。
チューッ、と粘膜を吸うと、母が「あふっ」とあえぎ、太股をプルプルと震わせた。

母は足を広げているが、少し狭かった。もっと広げてもらおうと思い、太股を持ってクイクイと押しやる仕草をすると、母は思い切ったことをした。
「利明、お母さんのパッ、パンティを脱がせちゃって……」
恥ずかしそうにそう言い、おれがパンティをスルスルと下して足から抜き取ると、母は足をただ広げるのではなく、片足を持ち上げてシンクの上に乗せたのだ。
つまり母は、シンクにしがみつき、片足一本で体を支え、もう片方の足の膝から下をシンクの上に乗せ上げたのである。
 
大きなお尻がこちらに突き出され、ほぼ一直線に開いた股間からは、性器も肛門も恥ずかしくなるほどめいっぱい剥き出しになっていた。
これにはおれも、ちょっと驚いた。
母は、塀をよじ登る途中のような格好でおれに振り向き、さあ、舐めていいわよ、というようにうなずいた。
 
あいかわらず微笑んでいるが、頬が赤く染まっている。
本当は恥ずかしいのだ。それなのに母は、おれのためにこんな格好をしてくれた。嬉しくて、おれはまたも胸が熱くなった。
(ありがとう、お母さん……)
おれは、母に感謝しながら、股間の下に屈み込んだ。

見上げると、肉ひだはこれ以上ないほど広がりきっていた。
同じく広がりきった小陰茎の中で、肉穴がぽっかりと口を開けている。
 
思わずおれは、鍵穴を覗くようにその穴を覗き込んだ。体内に通じるその穴は、内部の粘膜までをさらしていた。
驚いたことに、肉穴内部の粘膜は肉ひだや小陰茎のようにくすんではおらず、まだ新鮮なピンク色を保っていた。
 
どうして穴の中だけ色がくすんでいないのか、おれにはわからない。きっとそこが内臓の一部だからだろうと解釈した。
そう解釈したら、何だかおれは嬉しくなった。
たぶん父も知らないだろう母の内臓を、おれは覗き込んでいる。しかもそれが、新鮮なピンク色なのだ。

おれは、母の秘密を自分だけが知ったような気がした。それが堪らなく嬉しかった。
肉穴を覗きながら、おれは匂いも嗅いだ。
綺麗好きな母はお風呂でよく洗っているらしく、性器そのものは石鹸の匂いがする。清潔ないい匂いだ。
が、ぽっかり開いた肉穴からは甘酸っぱい匂いが発散されていた。

おれは、その匂いを胸いっぱいに深く吸い込みながら、懐かしい思いにとらわれた。
(おれは、お母さんのこの穴から産まれてきたんだよな……)
そう思うと、またも胸が熱くなった。

おれは、母の体を支えている足に抱きつくような格好で、肉ひだに唇を近づけていった。
粘膜に唇を押しつけるとヌチャッ、と音がした。おれは舐め始めた。舐めながら左手で、母の陰毛をシャリシャリと掻きむしった。
 
母は声も上げないが、むっちり白い太股がピクピクと硬直している。あえぎ声を上げないように我慢しているのだ。

舌でこそげ取るように粘膜を舐め上げていくと、舌先がクリトリスをとらえた。
そういえば、一昨日は粘膜を舐めることに夢中で、特にクリトリスを意識しなかった。クリトリスも奥に隠れていたし……。
しかし今朝は、母が両足をめいっぱい広げている。覆っていた表皮もめくれ、顔を出したクリトリスは、舌先で簡単に探り当てられた。

(お、お母さんのクリトリスだ……)
妙な気持だった。
これは女が快感を感じるもっとも鋭敏な部分だ。
そんなものを母が持っているなんて、おれにはちょっと信じがたい。
女なのだから当然あるのはわかっているが、何だか清楚な母のイメージと合わないのだ。
そのくせ、
(母にもクリトリスがあった……)
そのことに無性に興奮するのである。

おれは、クリトリスをザリッ、と舐め上げた。
「あ……」
母があえぎ、太股をブルッ、と震わせた。
クリトリスはまだ柔らかかった。それを、舌先でもてあそぶように転がしたり、突いてみる。
「あっ、あうっ……」
母はさらにあえぎ、太股をブルブルッ、と震わせる。
 
今度は軽く歯でこすってみた。すると母は、悲鳴こそあげなかったがビーン、と体をのけ反らせ、ガクガクと下半身を震わせた。
(お母さんが、おれにクリトリスを舐められて感じてる……)
それが、やはり嬉しかった。もっと感じさせたいと思い、おれは立て続けに舐めた。
 
が、そのうちにおれは、母のクリトリスが淳子に較べるとかなり肥大していることに気づき、気づくと同時に嫉妬を覚えた。
(これは、父にいじられて肥大してしまったのだろうか……)
そのことだった。
 
いじられて肥大するかどうかは知らない。しかし、肥大したクリトリスは、父と母の長い夫婦生活をいやでも連想させた。
夫婦だから父とセックスするのも当然だ。
それなのにおれは、このとき、なぜか父に嫉妬していた。
 
嫉妬も手伝って、おれの舌遣いは少し乱暴に、そして執拗なものになった。
ベロベロと激しく舐めながら、コリッ、コリッ、と何度もクリトリスに甘噛みをくわえていった。
 
母は、おれが父に嫉妬していることなどつゆ知らず、どこまでも従順におれの愛撫を受け止めていたが、やがて我慢できなくなったらしく、
「あっ、ああっ……・」
と、抑えていたあえぎ声を漏らし始めた。
 
と、執拗に責め立てられたクリトリスがチリチリと固くなり、小豆くらいの大きさに膨張してしまった。
(おれの愛撫で母のクリトリスが固くなった……)
またも嬉しさが込み上げた。おれは膨張したクリトリスにすぼめた唇をかぶせ、チューチューと吸った。

「と、利明……ああっ……」
 母が悲鳴のような声を上げ、全身を激しく痙攣させた。同時に、愛液がピュッ、と肉穴から噴き出した。

「ああっ、利明……お母さん、もう……!」
母の声は、いままで聞いたこともないほど艶っぽかった。
クリトリスから口を離したおれは、立ち上がって、急いでパジャマとパンツを脱ぎ捨てた。
もう一秒も我慢できなかった。

母の全開に開いた肉ひだが、唾液と愛液で濡れそぼっていた。
肉ひだ上部の合わせ目からは、小豆大に膨らんだクリトリスがピョコンと飛び出していた。
そんな母の性器が、何とも艶めかしかった。
おれは、突き出された母の尻を両手で掴みしめて引き寄せた。
 
母はしっかりとシンクにつがみついている。おれはギンギンに勃起している肉棒を片手で握り、肉穴に狙いを定めた。
ぽっかり開いた肉穴がそこに見える。トロトロと愛液をしたたらせているのまでが見える。その穴に肉棒の先端を押しつけ、グイッ、と押し込んだ。
肉穴がめくれ、王冠部の形に広がった。
そのまま根本まで一気に押し込んだ。濡れているので、肉棒はいとも簡単にヌルヌルー、と肉穴粘膜をかき分けていった。

「あふうっ……」
母が、何とも情感のこもったあえぎ声を漏らした。
根本まで沈み込んだ肉棒が、肉穴にぴっちりと包まれている。もうそれだけで快感だった。
内部は今回も熱くたぎっていた。

おれは、すぐに出し入れを始めた。結合部を見ながらゆっくりと引き抜き、ゆっくりと押し込んだ。
グチュッ、グチュッ、と、結合部からは早くも粘膜のこすれ合う音が聞こえ始めた。
 
簡単に入ったくせに、肉穴はまたもキュウキュウと収縮し、砲身に絡みついてくる。
その締めつけが抽送するたびに強くなっていくような気がする。同時に、快感も倍増していった。
 
おれの抽送に合わせ、母も微妙に尻を振りたくってきた。あえぎ声もしだいに大きくなっていく。
おれはさらに抽送のスピードを上げながら、掴みしめていた母の尻たぼを両手で揉みしだいた。
 
みっしりと肉がつき、垂れ落ちそうなのにギリギリ丸みを保っている尻は揉みがいがあった。
淳子のように弾き返してはこないが、ぷにゅぷにゅと柔らかく、まるでつきたてのお餅をこね回しているようだ。ギューッ、と握ると、肉がはみ出すのも悪くない。

おれは尻たぼを揉み上げながら、ますます激しく腰を動かした。
「ああっ……あああっ……」
母のあえぎ声もさらに大きくなり、しかも甘い溜息ももらすようになった。
体を支えている足が、むっちりした白い太股ごとブルブルと震えている。
肉穴からは、引き抜くたびに透明な液がピュッ、ピュッ、と噴きこぼれた。
 
おれの足もガクガクと震えている。もう限界だった。母の尻たぼをギューッ、とわし掴んだまま、おれは渾身の力を込めて肉棒を突き上げていった。
「利明……と、利明……!」
母が、切羽詰まったような声でおれの名を呼んでいる。嬉しかった。
嬉しくて、父への嫉妬もどこかにいってしまった。

母はもう、体全体が激しく震えている。母も絶頂を迎えようとしているのだ。
「お母さん……お、お母さん……」
母に答えるようにおれも引きつった声を上げた。
「と、利明……」
「お母さん……」
たがいに呼び合いながら、最後の瞬間に向かっていった。
 
腰を突き出すおれの体も、受け止める母の体も、これ以上ないほどガタガタと震えていた。
「と、利明、ひいい……」
 母が悲鳴のような声を上げるのと同時に、肉穴がギューッ、と筒状に収縮した。母がいったのだ。

肉穴は、いったいどこまで締めつけるのだと思うほど砲身を締めつけてきた。
「ああっ、お母さん!」
おれも叫び上げた。つま先から快感の予兆が電流のように突き上げてきた。それが肉棒に達したとき、おれは母に少し遅れて爆発した。
「お母さん!」
「利明!」
 
母の叫び声を聞き、肉棒が弾けてしまうような射精感を味わいながら、おれは噴き上げた。同時に、目の眩むような快感が尿管を突き抜けていった。
母の体内に、おれの精液がビュッ、ビュッ、と注がれていく。堪らない気持のよさだった。
 
射精の快感を全身で味わい尽くし、あらかた出し終わったあと、おれは最後まで出し切ろうと母の尻に下腹部をバシバシと打ちつけた。
それに呼応するように母も肉穴に力を込めてきた。粘膜が吸盤のようにチューッ、と王冠部を吸い上げていった。
 
一滴残らず出し終わっても、おれは肉棒をはめ込んだまま動けなかった。
母の体がまだ激しく震えていて、粘膜もキュウキュウと収縮を続けていたからだ。
見ると、母の尻もおれの下腹部も汗でぐっしょり濡れていた。
 
十分に満足したおれがズルッ、と肉棒を引き抜くと、肉穴は入れる前よりも大きく広がっていて、その穴から噴きこぼれた精液が太股を伝わってトロトロと垂れ落ちていった。
こんな卑猥な姿を平気でさらしてくれる母が、おれは心から愛おしかった。

「ありがとう、お母さん」
「すっきりした? さあ、会社にいってらっしゃい」
シンクから片足を下ろしながら、母が元気よく言ってくれた。
結局この日は、朝飯抜きで出勤した。

 淳子さんに悪いわ……母の罪悪感

淳子が退院するまで、まだ数日あった。
おれは、この幸せな毎日がずっと続くような気がしていた。マンションに帰れば、黙っていても母がさせてくれる。そう思っていた。
しかし、そうもいかなかった。
 
その日もまた、おれは仕事帰りに病院に寄った。
昼過ぎから来ていた母は、淳子の代わりに外に買い物に行ったり、授乳の手伝いをしているうちに帰りが遅くなってしまったとかで、まだ淳子の個室にいた。
 
おれは新生児室で息子の顔をみ、三人で会話を交わしてから、母を車に乗せてマンションに帰ってきた。
ところが、病院を出ると母は、急に喋らなくなってしまったのだ。
「どうしたのお母さん?」
 運転しながらおれは、助手席に座っている母に声をかけた。
母は困ったような顔をしていたが、やがて、思い切ったように口を開いた。

「ねえ利明、お母さんね、お母さんが利明とああいう関係になっても、利明が淳子さんを裏切ったことにはならないと思っていたの。でもね、さっき淳子さんと三人で話したでしょう、あのときお母さん、ちょっと胸が痛くなったの、淳子さんの笑顔が眩しすぎて……」
「そ、そう……」
おれはドキッ、とした。実はおれも同じだったからだ。
 
確かにおれも、淳子の顔が眩しすぎて目を合わせずらかった。後ろめたいものも覚えていた。
たぶん、母が一緒にいたからだろう。おれは淳子を裏切ったという意識はないものの、おれのことも母のことも心から信頼し、屈託のない笑顔を見せる淳子が、ちょっと可哀想になってしまったのだ。

「それでね、利明……」
「うん」
「もう、やめた方がいいと思うの」
「……」
おれは、返事ができなかった。

後ろめたいものは確かにあるものの、おれは母と毎晩でもしたかった。
あと三日経てば淳子はマンションに帰ってくるし、母も群馬の実家に帰ってしまう。
それ以降は、したくても母とセックスなどできないのだ。
 
もともと禁断の行為だし、思わぬ成り行きからこうなってしまったが、おれは許される限りこの関係を続けたかった。
なぜなら、母性愛のかたまりのような母とのセックスが、あまりにも素晴らしいことを知ってしまったからだ。
 
淳子には申し訳ないが、こんな身も心もとろけてさせてくれるセックスを味わったのは初めてだった。
それは、やはり母だからだ。おれのことを何もかも知っていて、何もかもを無償で受け入れてくれるのは、この母しかいないのだ。
あの快感と幸福感を、もっともっと味わいたかった。
だからおれは、返事ができなかった。
母も、無理に返事を聞こうとはしなかった。
 
しかし、母の気持ちもわかる。母は、性欲を持てあましたおれを見ていられなくて、やむにやまれぬ思いで身を投げ出してくれたのだ。
おれには「ない」と言ったが、やはり葛藤があったのだろう。淳子の純真な笑顔を見て罪悪感を覚えたとしても、それは当然のことだったと思う。

それでおれは、その晩は母に「させて」と言えなかった。
つぎの晩も同じだった。
母は極力明るい顔をしていたし、おれもいつものように振る舞った。だが、やめようと言われると、よけいにやりたくなってしまう。
無理に押し倒すことも考えたが、おれの性格ではそれもできない。満たされない思いがどんどん膨らんでいった。

それからさらに三日がすぎ、とうとう退院の前日になってしまった。
この三日間、おれも母も毎日病院に通ったが、母はおれと病室で一緒になることを避け、かならず夕方までには帰っていった。
 
マンションに帰ると、母は笑顔で出迎えてくれ、毎日心を込めて料理を作ってくれた。
何くれと甲斐甲斐しく世話もしてくれた。しかし母性愛に満ち、しかも艶めかしい表情をしてくれることはなかった。

母がおれの心を汲んでくれ、自分から誘ってくれることも期待したが、それもなかった。
(そうだよな、それが普通なんだよな……)
そう思ったが、どうしても諦めきれなかった。
 
その晩一緒に夕食を食べながら、とうとう我慢できなくなったおれは心の中を母にぶちまけた。
「お、お母さん!」
おれは震える声で叫んだ。
母はハッ、としておれを見た。さっきまで陽気に喋っていた母の顔から、笑みが消えた。
「お母さん、もう一度して! お願いだよ!」
「……・」
母は困ったようにおれを見続けていた。

「お母さんとしたいんだ、淳子には悪いと思うけど、お母さんが忘れられないんだ!」
おれは、淳子にプロポーズしたときよりも真剣な顔をしていたかもしれない。
「そ、それにこれは、浮気や不倫とは違うと思うんだ!」

「……」
母は何も言わなかった。二人の目がピタリと合ったまま、けっこう長い時間が過ぎた。
やがて母は諦めたようにホーッ、と吐息を吐いた。
「そうね、浮気や不倫とは違うわね……」
「おれは、お母さんに甘えたいだけなんだ。だってこの機会を逃したら、二度とあんなふうに甘えられないんだから!」
「えっ……」
おれの言葉に、母は驚いた顔をした。

「そ、そんなに、お母さんに甘えたいの?」
「うん、甘えたい。甘えたくて堪らないんだ!」
「まったく、子供みたいね」
「うん、できることなら、子供の頃に戻ってお母さんに甘えたいよ」
「利明……」

母は何かが胸に込み上げたらしく、少し涙ぐんだ。それから、まっすぐにおれを見て言った。
「そうね、今夜が最後なのよね。わかったわ利明……」
そう言った母の顔に、あの母性愛のこもった笑顔が浮かんでいた。
たった三日前に見たばかりなのに、おれは母のこの顔が懐かしくて堪らなかった。

「お母さんも、淳子さんには悪いと思うけど……利明にしてあげたいわ。そんなに真剣な顔で迫ってくれる利明を、放ってなんかおけないわ」
母は、もう一度にっこり笑ってくれた。

「ありがとう、お母さん!」
「それじゃ利明、ご飯をしっかり食べちゃいなさい。食べ終わったら、ちゃんと歯を磨くのよ。わかった?」
母の口調が急に変わった。
「うん、わかったよお母さん!」
おれも喜々として答えた。きっと子供のように目が輝いていたと思う。

 お母さん体を洗ってやるよ……母とバスルームで

おれは、母の言い付けを守ってしっかり夕食を食べ、歯も磨いた。
すぐにでも母に抱きつきたかったが、
「食べてすぐはよくないわ。少し休みなさい」
母はそう言って、おれを炬燵に寝かしつけ、幼い頃のおれでも思い出したのだろうか、
「子守歌、歌ってあげましょうか?」
嬉しそうにいうのだ。

「そ、そこまではいいよ」
「残念ねぇ、歌ってあげたかったのに」
母はにこにこしながらキッチンに入り、食器を洗い始めた。
母の豊満な乳房が揺れていた。むっちりした尻も揺れ動いていた。

「利明、シャワーを浴びてらっしゃい」
ようやく洗い終わった母が声をかけてきた。おれは、思いついたことがあって、
「お母さんも浴びるんだろう、それなら一緒に入ろうよ」
そう言って、母の手を取ってバスルームに入った。

脱衣場で一緒に服を脱ぎながら、母は恥ずかしそうに、
「ねえ利明、お母さんの体を見て笑わないでね……」
「笑ったりしないよ。だっておれ、お母さんの少したるんだおっぱいが好きなんだから」
これは本心だったが、母はきゃあ、と小さく叫び、みるみる顔を真っ赤に染めていった。
女学生のように恥じらう母は、胸がキュンとなるほど可愛いかった。
 
しかし裸になると、乳房も、尻も、太股も、どこもかしこも熟れきっている。熟れた女の匂いが、濃厚に立ち上っているのだ。
そのギャップが、やはりおれには堪らなかった。

母のプルプル揺れる乳房を見ながら、一緒に浴室に入った。
「お母さん、あったかくて気持いいからさ、ここでしない?」
と、おれは言った。浴室は、タイルが床暖房になっている。ポカポカと暖かく、長いこといても風邪を引く心配などない。

「えっ、ここで?」
「うん、どうせ終わったらシャワーを浴びるんだしさ……」
「い、いいわ」
恥ずかしそうだったが、母はうなずいた。
「おれ、お母さんの体、洗ってやるよ」
「えっ、いいわよ、自分で……」
「今夜が最後だし、洗ってやりたいんだ。いいだろう」
「……じゃあ、お願いするわ」

一段高くなった浴槽には、蓋がしてある。おれはその蓋の上に母を座らせ、両足を前に出させた。
蛇口をひねって威勢よくお湯を出し、プラスチックのフロ桶に溜めていくと、浴室に湯気が立ち込め始めた。

おれは母の前にひざまずき、うやうやしく母の片足を取ってフロ桶に浸した。
おれが思いついたことというのは、
(お母さんに、親孝行のまねごとがしてみたい)
そのことだった。
ことを始める前に、長いこと働きづめだった母の体を、まじめに、感謝の気持を込めて、洗ってやりたいと思ったのだ。
 
おれはフロ桶から母の足を持ち上げ、泡立てたスポンジで足首から下をこすり始めた。
だが、すぐに胸がいっぱいになって、その手が止まってしまった。
「ど、どうしたの利明……」
母の足を抱きしめながら下を向いてしまったおれに、母が心配そうに声をかけてきた。
しかしおれは、顔を上げられなかった。
 
母の足は……足首から下は、皺だらけだった。
くるぶしのまわりにも、足の甲にも、数え切れないほど皺が刻まれていた。しかも、霜焼けの跡だろうか、ところどこが茶色く変色していた。

足の裏は固くザラザラだった。よじれたような傷の跡がいくつもあった。
指も同じだった。ささくれ立って何度も剥がれたのだろう。どの指も皮膚がボロボロだった……。
 
それが、何十年も立ち仕事を続けてきた母の足だった。父とともに必死に働き、おれや姉を育ててくれた母の足だったのだ。
おれは胸が詰まって何も言えなかった。
母のこれまでの苦労がこの傷だらけの足に象徴されていた。おれは、母のこの足にひれ伏したいとさえ思った。

「ど、どうしたの利明……」
「あ……」
顔を上げると、母が心配そうに見下ろしていた。
「い、いや……何でもないよお母さん」
おれは、涙がこぼれそうになるのを必死にこらえながら、もう片方の足も心を込めて洗ってやった。

それから母を立たせて全身を洗った。しかし乳房と股間は最後に残しておいた。
「お母さん、背中も洗うから座って」
「こう?」
母はタイルの上に足を揃えて座り、少し前屈みになって浴槽の蓋に手を置いた。
おれは、後ろに立って白い背中を上からこすり出した。
 
母の背中はお腹の方と違い、意外に綺麗だった。肌もスベスベしている。ただやはり、少しゆるんだ感じはある。
少し強めに、丹念にこすり上げていくと、母は気持いいらしく「あー」と声をもらした。

「利明に背中をこすってもらうなんて……お母さん嬉しいわ……」
「なに、親孝行のまねごとだよ」
「ううん、本当に嬉しいわ」
母は、またも涙ぐんでいるようだった。おれが、こんなに一生懸命体を洗ってくれるとは、予想していなかったのだろう。おれも、何だかぐっときてしまった。
 
背中を洗い終わり、当初の目的は果たせたようなので、おれは気持を切り替えることにした。
おれはスポンジを下に置き、ボディシャプーの中身を手で受けた。たっぷりと泡立てると、背中から抱きつくようにその手をまわし入れ、乳房をすくい取った。

「あ……」
「おっぱいと……あそこは直接洗うね」
「まあっ……」
おれは、乳房のたっぷりとした重さを心地よく受け止めながら、まずは泡をまぶしつけるようにさすり上げていった。
 
両手に入り切らない母の乳房がプルン、プルン、と手の中で揺れ動く。ムニュッとひしゃげたり、ときどきツルンと滑るのが妙に気色いい。
 全体に泡をまぶし終わると、今度は下から揉み上げた。若い女のように張りはないが、柔らかくてキューッ、とどこまでもつぶれていくのが返って小気味いい。

「うっ、あっ……」
揉みつぶす度に、母が声を上げている。
乳首をつまみ、軽くねじ回してから乳房から手を離した。
今度は母の後ろにあぐらをかいて座わった。むっちりと張った尻に下から左手を添えると、母は黙って尻を浮かせてくれた。

おれは、右手を足の付け根に差し込んだ。指先が性器をとらえると、
「あふ……」
母はあえぎ、くなくなと尻を振りたくった。
肉ひだに泡をまぶし込むと、五本の指で包むように軽く押さえた。円を描くようにやわやわとこすり立てると、母はまたもあえぎ、体を前のめりにした。

柔らかい肉ひだの、クニュクニュした感触が気色よく指に伝わってくる。
泡のせいでときどきチュルン、と指が滑る。それがまた気色いい。
ときおり指先がヌルッ、と肉穴に沈み込んだ。数回掻き回しては引き抜きながら、少しずつ全体を揉むようにしていった。

「あっ……あうっ……」
母のあえぎ声も、しだいに大きくなっていく。泡にまみれた白くて丸い尻がしきりにくねっている。
おれは滑らせるように手を前に伸ばした。手首で肉ひだをこすりながら、母の陰毛をわし掴む。

「ここも、洗っておくね」
声をかけておいてから少し爪を立て、シャリシャリと優しく掻きむしった。
恥ずかしかったのだろう、母は「ああん」と声を上げた。

陰毛が濃いことは知っていたが、こうやって掻きむしってみると、
(確かに濃いな……)
とあらためて思った。淳子などはときおり浴室で処理しているが、母にまったくそういう感じがない。伸び放題だったようだ。
 
それも無理はない。食堂という仕事がら、朝早くから夜遅くまで働いていた母に、そんな余裕はなかったのだろう。
いや、処理するなどと考えたこともなかったかもしれない。そのため、陰毛はもじゃもじゃだ。
しかし、美人で清楚なのに陰毛が伸び放題というそのギャップが、やはりおれには刺激的だった。

変な話しだが、仮に母が若い男とセックスしたとして、もしその男が母の陰毛を見たら、あまりのギャップに幻滅してしまうだろう。
でも、おれは少しも幻滅などしなかった。これがおれの母だからだ。陰毛など処理する暇もなく、家族のために働いてきた母だからだ。
だから逆に、おれはこの、伸び放題の母の陰毛が愛おしかった。

腕を引いて、今度は肉ひだの綴じ目を指先で押さえた。
表皮を剥くように掻き回すとクリトリスが露出した。思った通り、クリトリスは肥大して固くなっていた。
それを指先で軽く突いたり、グリグリとこすってやると、
「利明、あっ、ああんっ……」
と、何とも刺激的なあえぎ声を漏らしてくれた。

最後におれは、指先で母の肛門をさぐり当てた。
肉ひだのニュルンとした感触と違い、ここは放射線状の皺がきつく閉じ合わさっている。
その皺を揉みほぐすようにクニクニと指を動かすと、泡のせいもあり、指がヌメリと沈み込んだ。

「あっ、利明、そ、そこは……」
母が困ったような声を上げた。
「ご、ごめん、ここも洗おうと思って」
「で、でも……」
「もう、やめるよ」
おれは指を抜いたが、さらに肛門をくつろげるように揉みほぐした。
「あっ……」
「終わったよ」
おれは母の股間から手を引き抜いた。母がほーっ、と吐息を吐くのが聞こえた。

おれは母にまんべんなくシャワーをかけてやり、綺麗に泡を流してやった。
股間には、下からノズルを差し込んでシャワーを浴びせかせた。母は少し恥ずかしかったようだが、気持よさそうに浴槽の蓋につがみついていた。

おれの肉棒はすでにギンギンに勃起していた。このまま後ろから挿入しようと思い、
「それじゃお母さん、後ろからいい?」
声をかけると、
「い、いいわ……」
母は同じ姿勢のまま、尻を掲げるように突き出してくれた。

おれは膝を立てた。
両手で母の尻をつかみ取り、クイッと引き寄せる。肉棒を握って角度を合わせ、大きく開いた尻たぼの中心に突き刺していった。

先端が肉穴をとらえ、ヌメリッ、と掻き分けた。
「うっ、うふうっ……」
母の甘い吐息とともに、肉棒はズブズブと母の体内深く沈み込んでいった。
「おうっ……」
内部は、温かいというより熱かった。熱く柔らかい粘膜にキュウッ、と締めつけられ、おれも歓喜の声を噴き上げた。

「と、利明……」
「お母さん、いくよ」
おれはすぐに抽送を始めた。たちまち柔らかいのにきつい粘膜に肉棒がこすれ、痺れるような快感が押し寄せてきた。

「うっ、あっ……」
母は早くもあえぎ声を上げ始めた。
肉ひだを洗っているときから気づいていたが、母は、すでに肉穴を濡らしていた。
そのため、きつい締めつけなのに肉棒はニュル、ニュルル……と滑らかに肉穴を出入りした。
 
しかし、滑らかだが締めつける力は今までと変わらない。いや、今までより強いくらいだった。
おれは母の大きなお尻を掴みしめ、母の白い背中を見ながら、力いっぱい肉棒を突き上げていった。

 信じられない……母のパイズリ

射精感があっ、という間に込み上げてきたのは、五日間我慢していたせいばかりではなかった。
浴室に入ってからのできごとが、なぜかおれを激しく興奮させていたのである。
衝撃的だった母の傷だらけの足と、伸び放題の陰毛が、おれの頭にこびりついている。
おれ以外の男だったら、間違いなく幻滅してしまうだろう。だが、おれは幻滅などしない。
ああなったのは、母が自分のことなど少しも考えず、家族のために働き尽くしてきたからだ。
そんな母に、おれはひれ伏したいと思った。そして、愛しいと思った。

愛おしくて、堪らない……。

その思いがおれを今まで以上に興奮させていた。
精液が、早くも下腹部でうごめきだしていた。
「うっ、ううっ……」
「利明……」
母は、おれのうめき声で射精が近いと察したらしい。自分からも腰を振り立て、尻をグイグイとおれに押しつけてきた。
尻たぼの少したるんだ肉が、おれの下腹部にパシパシと当たるのが妙に心地いい。

「うっ……あああっ……」
おれは、うめいて爆発した。ツーンと痺れるような快感が突き上がってきた。
ドピュッ! ドピュッ! と、母の中に噴き上げながら、おれは目の前が真っ白になるような気がした。

おれは、快感の余韻をゆっくりと味わってから肉棒を引き抜いた。
ズルッ、と肉棒の抜けた穴から、白濁した精液がポタポタと垂れ落ちている。
もちろん、肉棒は勃起したままだ。
浴槽の蓋から手を離し、母が体をこちらに向けて座った。

「何だか激しかったわね……」
おれと向き合いながら、母は頬を赤く染めていた。呼吸も少し荒い。
「だって、ずっと我慢していたから……」
「ごめんなさいね利明……」
「いいんだよお母さん、今日、できたから……」
母はすまなそうにおれの顔を見ていたが、やがて肉棒に目を落とし、
「……まだ、元気いっぱいね」
「だって、お母さんの体が刺激的なんだもの」
母はまたも「きゃあっ」というような顔をしたが、
「利明……足を洗ってくれてありがとう。お礼に、お母さんがいいことをしてあげるわ」
真剣な目でおれを見ながら言った。

(お母さん、おれの親孝行のまねごとに、少しは感激してくれたんだな)
そう思い、おれも嬉しかった。
「……したことは一度もないけど、きっと利明は喜んでくれると思うわ」
「えっ、な、何?」
母はふふっ、と笑って答えなかったが、その目はどこか艶めかしく光っていた。

「利明、今度は利明がここに座って」
いったい何だろう、と期待感を膨らませながら、おれは言われた通り浴槽の蓋の上に座った。
「足を広げて……」
おれは大きく足を広げた。すると母は、おれの足の間に体を入れて膝立ちになった。そして、自分の手で乳房を掴んで持ち上げた。

「えっ、ええっ?」
おれは驚いてしまった。どう見てもこれは「パイズリ……」の体勢だった。
母が、持ち上げた乳房をおれの股間に近づけてきた。
下から押し上げられた乳房は、たっぷりと水を流し込んだかのように重量感に満ちていた。
張りは失っていても、もともと巨乳だったのだからそれも当然だった。揺らしたらタプン、と音がしそうだ。
 
母は恥ずかしそうに、顔中を真っ赤にしていた。そのくせ、おれを見上げる目はいよいよ艶めかしいものになっている。
おれは声が出なかった。母がこんなことをするなんて、おれにはやはり信じがたいことなのだ。

「お、お母さん、あの……」
「驚いた? そうよね、お母さんも驚いているんだから、利明だって驚くわよね……」
母はキラキラと輝く目でおれを見つめ、それから、体ごとおれの下腹部に覆い被さってきた。
そして、乳房の谷間に勃起した肉棒をムニュッ、とはさみ込んだ。

「あっ……」
はさみ込むと今度は手を持ち替え、乳房を横からグニグニと押しつぶした。
何ともいえない柔らかい感触に肉棒が包まれ、おれは思わず声を上げていた。
「気持いい?」
「うん、すごく……」

強烈な締めつけはないのだが、確かにものすごく気持がいい。
おれも男だからソープには何度かいっている。もちろん結婚する前だが……。
パイズリをしてもらった経験もあるが、
(期待が大きいわりには摩擦が少ない。それほどの快感は得られない……)
そういう印象だった。
ところが、なぜか今夜は堪らない快感だった。
 
母は、グニグニと乳房を揉みしだいた。白くてたぷたぷした乳房がつぶれたりひしゃげたりしながら、その谷間で、突き立った肉棒をこすり立ててくる。
たっぷりとした重さとマシュマロのような柔らかさが、微妙に肉棒を締めつけていた。
肉穴や口と違ってぴちっ、と包み込まれているわけではない。だから、どこかもどかしい。
だが、そのもどかしさが奇妙な焦燥感を掻き立て、じわじわと快感を高めてくるのだ。

「ああっ……」
おれは思わず声をもらしていた。
ソープのときはそれほど感じなかったが、今夜はやけに気持がいい。うっとりしてしまうし、体の力がすーっと抜けていくようだ。
そんなおれを見上げながら、母が嬉しそうに微笑んでいる。

「お、お母さん、き、気持いいよ……た、たまらない……」
「そう、よかったわ……」
答えた母の目が、うるうると潤んでいた。
どこか嬉し泣きのような顔だ。もしかしたら母は、産まれて初めてのパイズリをしながら胸をいっぱいにしているのかもしれない。

「で、でも、お母さんがこんなことしてくれるなんて思わなかった」
「……お母さんだって、自分で信じられないわ……」
そう言いながら、母は乳房をムギュッ、と押しつぶした。
さらに、こすり合わせるように乳房の片方ずつを上下に動かした。

「あふっ……」
快感に、おれはまたも声を上げた。
最初に感じていたもどかしさはもうなかった。柔らかい、微妙な締めつけが、肉棒に少しずつ快感を蓄積していくからだ。
「こんなこと、知っていたの……?」
「話しに聞いたことはあるけど……本当にする人がいるとは思わなかったわ」
母はまたも、恥ずかしそうにキュッと顔をゆがめた。
悩ましい目をしながら、少女のように恥ずかしがる母が、ますます艶めかしく見えた。

「でも、利明が足を洗ってくれたとき、胸がいっぱいになってしまって……何か、何かしてあげたいと思ったら、自然にこうしていたの……」
母は心から嬉しそうに微笑み、これ以上ないほど乳房を押しつぶした。

「ああっ……」
快感に声を上げながら、おれも胸がいっぱいだった。
そしておれは、ソープではそれほどでもなかったのに、なぜ今夜はこんなに気持がいいのか、その訳がわかった。
それは、パイズリをしているのが母だからだ。母がしてくれるからこんなに快感なのだ。
 
清楚で控えめな母が、恥ずかしがりながらも大胆に乳房で肉棒をはさみ、惜しげもなく乳房を揉みつぶす、その姿そのものが刺激的で快感だった。

しかも母は、何度も言ってしまうがもう58才だ。
58才の母が、自分でも恥ずかしいと思っている「盛りの過ぎた全裸」をさらし、おれのために懸命にパイズリをしてくれている。
そう、たるんでいるとはいえ、母性愛の詰まった豊満な乳房で、おれの肉棒をはさんでいる。しかも艶めかしい顔で……。
母のその顔が、母のその姿が、おれの快感を堪らないほど掻き立てていたのだ。

「そうか、そうだったのか……」
おれは、思わず口に出していた。
「えっ、何、何がそうだったの?」
「いや、何でもないよ……それよりおれ、お母さんにこんなことしてもらって本当に嬉しいよ」
「本当? お母さんも、嬉しいわ」
にっこり笑った母と目が合った。
このときおれは、二人の間が見えない太い線でつながったような気がしてならなかった。

母は自分の胸元に目を落とした。パイズリに専念するつもりなのだ。
母は、乳房を押しつぶしたまま体を上下に揺すり立てた。
肉棒が乳房の谷間にことごとく呑み込まれ、すぐにまた王冠部が顔を出す。
 
母は相当に力を入れているのだろう。大きなゴム毬をパンパンに膨らませたかのように、乳房には強い弾力がみなぎっていた。
 
母の動きはだんだんと早くなっていった。乳房が、すぐ目の下でタプン、タプン、と弾んでいる。快感が急激に高まっていった。
母の額や頬に幾筋も汗が伝い落ちている。乳房にも汗を浮かせている。おれの下腹部も汗でぐっしょり濡れていた。

と、母は口を大きく開け、谷間から突き出た王冠部をカプッ、と、くわえ込んだ。
そして、カリ首をぴっちりと唇で締めつけながら王冠部をチューッ、と吸い上げた。
「うあっ……!」
すさまじい快感が下腹部を貫いた。
母は肉棒をチューチュー吸いながら、乳房を揺すり立てる手も止めなかった。
 
砲身を乳房でこすり立てられ、先端をすっぽんのような吸引力で吸われては我慢のしようもなかった。
たいしたことないと思っていたパイズリが、これほどの快感になろうとは思ってもいなかった。
おれは一気に上り詰めた。

「あっ、ああっ……お、お母さん、で、出る!」
おれはガクガクと体を震わせ、堪らずに上半身を後ろにのけぞらせた。
母は、それに合わせてこれでもかというくらいに乳房をひしゃげさせ、王冠部も渾身の力を込めて吸い上げてくれた。

「あああっ!」
おれは叫び、爆発した。
下腹部からドピュッ、という弾ける音が聞こえ、精液が尿道口を突き破った。
すごい威勢で噴き上がった精液は、すさまじい快感とともに、ことごとく母の口中に注ぎ込まれていった。
 
じわじわと高まってきた分、快感はさっき以上にすごいものだった。まるで快感という太い電流の柱にズーン、と体を貫かれたようだ。体中が快感に痺れ切っていた。
母は最後の一滴まで「チューッ」と音を立てて吸い取ってくれた。
その顔が汗まみれだった。

二人とも、浴槽によりかかってしばらく休んだ。
おれの方はぜんぜん疲れておらず、快感の余韻が去っても肉棒はまったく衰えなかった。
しかし、母はなかなか荒い呼吸が収まらなかった。パイズリであれだけ激しく体を動かしたのだから、それも当然だった。

だからおれは、本当はもっとしたかったが、もうこの辺で終わりにしょうと思った。
が、母は、肩で息をしているにもかかわらず、
「まあ、まだこんなになってる。すごいのね利明」
と、肉棒をニギニギと握ってきた。
「まだ、出し足りないのね、もう一度いいわよ」
「いや、もう十分出したよ、お母さん」
「だってまだ、ほら……」
と、母はカリ首のあたりをギュッ、と握りしめた。

「でも……」
「お母さんのことは気にしなくていいのよ。心残りがあったらいけないわ」
母は、優しい目でおれを見つめた。しかし、その顔には疲労の色が濃かった。
疲れきっているだろうに、それでもまだ母は、健気にもおれを満足させようとしていた。そんな母がいじらしくさえ思えた。

「いいのよ、利明」
母はもう一度言い、肉棒をシコシコとこすり立てた。
おれは嬉しかったし、切なくもあった。どうして母はこんなに優しいのだろう。母の気持ちを無にはできないとおれは思った。

「うん、それじゃあ、あと一回だけ」
「いいのよ、二回だって、三回だって」
おれは涙が出そうだった。
「じゃあお母さん、横になってくれる?」
「いいわ」
母はタイルの上に仰向けに横たわった。

 許してくれた・・・母の肛門

「お母さんのあそこ、最後にもう一度見ておきたいけど、いい?」
「もちろんよ」
おれは、母の白くむっちりした太股を両手で抱え上げ、M字型に大きく広げさせた。
股間を覗き込むと、ぱっくりと開いた肉ひだには、最初に射精した精液が絡みついていた。肉穴からも今だトロトロと染み出している。
 
おれはシャワーのノズルを手にとり、肉ひだを、クチュクチュと手でこすりながら威勢よくお湯をかけ、精液を洗い流してやった。
母の性器は、何度見ても年期が入っていた。二枚のひだは伸びきったゴムのようにベロッ、と広がっているし、形もいびつだ。色もくすんでいる。
 
しかしおれは、やはり母のこの性器が愛おしかった。
何といってもおれを産んでくれた母の性器だ。それに年期の入っている分、逆に生々しくて興奮を掻き立ててくれる。
 
おれは母の性器にむしゃぶりついた。
ベロベロと粘膜をすくい取るかのように舐め上げた。
「あっ、あふっ……」
舌先で表皮を掻き分け、クリトリスを集中的に責め立てると、母は太股をピクピクさせながら艶っぽい声であえいだ。肉穴からは透明な液が染み出し始めている。
 
このまま肉穴に挿入しようと思った。ところが、肉ひだのすぐ下にすぼまっている母の肛門を目にしたとき、おれの胸は急にドキドキし始めた。
「あ、あの、お母さん……」
「何?」
「あの、ダメかもしれないけど、一応聞くね……」
「えっ、何かしら?」
 
おれはこの先を言っていいものか迷った。そんなことを母が受け入れてくれるとは思えなかったからだ。
しかし今夜が最後だ。おれは意を決して言った。
「お母さんのお尻の穴に……入れてもいい?」
「ええっ?!」
 声の響きでわかった。やはり母は相当に驚いたようだ。まさかおれを変態と思わなかったろうか? と思った。

しかし母は、
「ど、どうしてそんなところに入れたいの?」
驚いても、嫌悪感は抱かなかったらしく、優しくおれに聞いてくれた。
「お、怒らないで聞いてくれる?」
「ええ」
おれは、肉穴に指を入れた。そして言った。
「だってここは、お父さんのものだから……おれ一人のものじゃないから……」
 
あの、キッチンで立ったまましたとき、おれは母のクリトリスが肥大していることに気づいた。あのときおれは、父に激しい嫉妬を覚えながら、
(お母さんを、おれ一人のものにしたい!)
心からそう思った。

といって、そんなことができる訳もないこともわかっていた。それがまた悔しかった。
しかし、おれはさっき気づいた。
母の肛門を指でクチュクチュやったとき、ここは父にも誰にも汚されていない部分だと気づいたのだ。
 
おれは、母のまっさらな肛門に肉棒を挿入し、精液を注ぎ込むことで、母の中に永遠におれという存在を刻み込んでおきたかった。
心の中だけでも、母を自分一人のものにしたかったのだ。

しかし言った後で、いくら何でもやっぱり無理だと思った。
今どきの若い娘ならともかく、母の年代ではとても無理だ。何しろフェラだって、数日前までしたことがいというのだから……。
パイズリはできても、肛門までは無理だろう。そう思った。

ところが、上半身を起き上がらせた母は、嬉しそうに目を輝かせて言ったのだ。
「いいわ利明。お母さん、利明にそんなに思われて幸せだわ」
おれの胸に歓喜が込み上げた。
さっき、見えない何かで心がつながったような気がしたのは、錯覚ではなかったのだと思った。

が、母は続けて意外なことを言った。
「お母さん、利明の気持がよくわかるわ。だって、利明が結婚するとき、お母さんも同じことを思ったもの」
「えっ?」
「そう、利明が淳子さんと結婚するとき……でも誤解しないで、へんな意味じやないのよ」
母は赤くなって、一瞬喉を詰まらせたが、
「お母さん、淳子さんに嫉妬したの。利明を奪っていく淳子さんに嫉妬して、それで……淳子さんが憎くらしくて堪らなかったの」

思い切ったように言い、それからまたにっこりと笑った。
「しばらくして吹っ切れたけどね……今では淳子さんのことを実の娘のように思ってるわ」
おれは驚き、しばらく母の顔を見つめていた。

母にそんな思いがあったなんて、おれはまったく知らなかった。
いままでそんなことを一言も言わなかし、おれは最初から、母が淳子と意気投合していたと思い込んでいた。
だが、そうではなかった。母にも秘めた思いがあったのだ。

「息子を思う母親の気持って、そういうものよ」
何のわだかりもない明るい声だったが、おれには胸に染みた。
一瞬、能面のような母の顔が脳裏に浮かんだが、慌てて振り払った。
過去にはそんな顔をしたかもしれない。だが、今の母は天女のように清らかだ。

「きて、利明。お母さんのお尻に、利明を刻みつけて」
 母はそう言って体の向きを変え、膝をついて四つん這いになった。大きくお尻を突き出しながら、またも顔を赤くし、
「お父さんは、一度も触れたことないわ……」
消え入りそうな声で言った。

「ありがとう、お母さん」
おれは、母の尻の前に座り、骨盤の張った大きな尻を両手で引き寄せた。尻たぼをグイッ、と広げ、まずは母の肛門を見つめた。

放射線状のひだが、きつくすぼまっている。生々しくベロッ、と開いている肉ひだや小陰茎と違い、そこだけが穏やかで可憐に息づいていた。
そう、そこは、父でさえ触れたことのない聖域だった。
(そこに、これからおれのものを挿入できるなんて……)
おれは、あまりの嬉しさと期待感で、ブルブルと体が震え出すのをどうしようもなかった。
 
おれは肛門に唇を押しつけ、チューチューと吸った。それからペロペロと舐めた。皺ひだが、微妙に舌に引っかかってくるのが気色いい。
これが排泄器官だなんてことは、まったく気にならなかった。

たっぷりと舐め上げ、唾液を注ぎ込んでから、そっと指を差し込んでみた。
(多少きつくても、指の一本くらいはすんなり入るだろう)
そう思っていたのだが、括約筋の締め付けは予想以上に強いものだった。

おれは揉みほぐそうと思い、唾液でヌルヌルになった皺ひだをクニクニと揉み立てた。
しばらく続けると、肛門全体が充血したように盛り上がってきたのでもう一度指を差し込んだ。
が、やはりきつかった。指の先は入るのだが、それ以上は押し返されてしまうのだ。

そのうちに母は不安を覚えたらしく、
「と、利明……やっぱり、ちょっと怖いわ、優しく、優しくね……」
か細い声で言った。
「うん。すごくきついもんね」
答えながら、おれはどうしようかと思った。
 
無理に入れれば入ると思うが、母に苦痛だけは与えたくなかった。といってこのまま舐め続けても、柔らかくなる保証もなかった。
しかし、絶対に諦めたくない。何としても母のこの聖域に肉棒を挿入したかった。

そのとき、ふと思いつき、おれは濡れた体のまま浴室を飛び出した。
冷蔵庫から取ってきたバターの箱を見せると、母は微妙な笑みをもらした。やはり恥ずかしかったのだろう。

「お母さん、これ、塗っていい?」
「ええ、いいわ……」
肛門とバターという組み合わせに、どことなく戸惑っている感じだったが、それでも母はホッ、としたように吐息を吐いた。
 
おれは再び母の尻の前に座り、バターの箱を開けた。右手でほじるようにすくい取ると、肛門の皺ひだにたっぷりと塗りつけた。
指でこね回しながらそっと皺の中心を突くと、あれほどきつく締まっていた肛門に、いとも簡単にのめり込んだ。それも二本同時に……。

「痛くない?」
「ええ、だいじょうぶみたい……」
おれは、差し込んだ二本の指で、円を描くように肛門を掻き回した。もちろん痛くないように優しくだ。
 
そのうちに、あれほどきつかった肛門が柔らかみを帯び、二本の指が、奥まで入り込むようになってきた。おれはもう一度バターをすくい取り、内部にも塗り込んだ。
さらに数回、念を入れて掻き回しズボズホと指を出し入れしてみると、強い締め付けは残っているものの、皺ひだも内部も、ねっとりと柔らかい感触に変わっていた。

「お母さん、だいじょうぶそう?」
「ええ、たぶん、だいじょうぶだと思うわ……きて、利明」
母はおれを招くように、クイッ、と尻を動かした。
おれは片手で母の尻たぼを掴み、もう片方のバターのついた手で肉棒を握りしめて膝を立てた。
 
バターをたっぷりと塗りたくられ、こね回された母の肛門が充血したように盛り上がり、ネトネトと照り輝いていた。
おれは、先端を皺ひだの中心にあてがい、ゆっくりと押しつけていった。
ヌプッ、と肛門が口を開き、王冠部が少し入った。

 強烈に締め付ける母の肛門

「あっ……」
母が声を上げたが、これは痛いのではなく、初めての体験に反応しただけだろう。
これなら行けると思い、さらに押し込むと、王冠部がいともあっさりとヌルリ、と入り込み、さらに砲身もズブズブと肛門の中に沈んでいった。
「お母さん、わかる? 根本までちゃんと入ったよ」
「ええ、わかるわ、ちゃんと入ってるわ」
 おれは、込み上げてくる歓喜を噛みしめていた。とうとう母の肛門に、父さえも触れたことのない母の聖域に肉棒を挿入したのだ。

あまりに嬉しくて、震えはいつまでも止まらなかった。
母の肛門内部、つまり直腸は、肉穴と同じように温かかった。
ただ、肉穴と違うのは、締めつける粘膜がシコシコしていることだった。
これはたぶん、腸壁のヒダの感触だろう。

おれは、はやる気持を押さえながらゆっくりと出し入れを始めた。
嬉しいことに、バターのおかげであっさりと挿入できたが、内部の締め付けは予想以上に強いものだった。
 
肉穴のように柔らかく包み込むのではなく、本当にギューッ、と締め付け、押し込むときには拒むように抵抗し、抜くときには、逆に抜かせまいと抵抗してくる。
しかも同時に、直腸のヒダが鋭敏なカリ首をシコッ、シコッ、とこすってくるのである。肉穴ではとうてい味わえない快感だった。

「痛くない?」
「ええ、だいじょうぶ」
母の声もしっかりしていた。おれは少し安心し、抜き刺しを少し早いものにしていった。
ところが、しばらく続けていると母がうめくような声を上げ始めた。
「ど、どうしたの?」
「だいじょうぶよ、続けて。何か、お母さんも感じてきたみたいなの……」
 
母がよじるように首を曲げ、肩越しにおれを見ながら言った。真っ赤に染まったその顔が、ゾクッ、とするほど艶めかしかった。
(お母さんが、お尻の穴で快感を覚えている!)
嬉しくてカーッ、と頭に血が登るような気がした。
おれはさらに、抜き刺しを早いものにしていった。
「ううっ、あふっ……あんっ……」
母のうめき声が、しだいにあえぎ声に変わっていく。
その甘い声に刺激され、おれの突き上げる腰の動きもだんだん激しいものに変わっていった。

もっとゆっくりと思うのだが、あまりに気持よすぎて自分を止められなかった。
ますます早くなっていく。しかし、それでも母はやめてと言わなかった。
 
ところが、腸壁にこすられ、痺れるような快感を味わっていると、内臓質でシコシコした感じだった直腸がしだいに柔らかくなり、ネトネトと肉棒に絡みつくような感触に変わってきた。
それに、さっきよりも内部が熱くなってきた。
きっと、快感を覚えた肛門が、肉穴のように反応してきたのだ。

「お、お母さん、何だかすごいよ!」
おれは思わず叫んでいた。
「ああっ、変よ、確かに変よ利明!」
母もうわずった声を上げた。しかも、クナクナと尻を振りたくり始めている。
「お、お母さんも、お尻で感じるの! すごく感じるのよ!」
母は叫び上げ、おれのリズムに合わせて尻を突き出してきた。

「ああっ、感じちゃう、何、これ……」
母の悲鳴のような声を聞きながら、おれはもう渾身の力で肉棒を突き上げていた。
直腸はさらに変化していった。表面の粘膜がドロドロと溶岩のように溶け出し、肉棒に熱く絡みついてくる。
しかも、締め付けはますます強くなっていく。抜き差しする肉棒が痛いくらいだ。

結合部からは、抜き差しに合わせて、
クチャッ、クチャッ、クチャッ……
と、立て続けに音が聞こえてくる。

おれは声を上げることもできなかった。
ハアハアと荒い息だけをしながらひたすら腰を突き上げ、目から火花が出るような凄まじい快感を味わい続けた。

母も、もう何も言わなかった。おれと同じで、荒い息を吐きながら激しく腰を振りたくり、自分からバシッ、バシッ、と尻を打ちつけ続けている。

と、母の体がガクガクと激しく震え出した。
「と、利明……あっ、あっ、あああっ!」
喉からすごい声を噴き上げながら、母の下腹部は痙攣をおこしたようにキュウキュウと収縮していった。
同時に、直腸も肛門もギューッと、収縮し、ものすごい力で肉棒を締めつけてきた。

「うあっ、あああっ!」
おれも堪らずに叫んでいた。
おれは最後に手を伸ばし、母の優しさと母性愛の詰まった乳房をすくい取った。
そして、ギューッ、と握りつぶしながら、母に少し遅れて爆発した。
ビュッ、ビュッ、と、尿道口を吹き飛ばすような威勢で精液が弾け飛んだ。
 
とうとうおれは、母の肛門に精液を噴き上げたのだ。誰にも汚されたことのない母の肛門に、おれ自身を刻み込んだのだ。
その瞬間、おれの頭の中は真っ白になっていた。
 
内臓までがドロドロに溶け、精液と一緒に噴き出していくような凄まじい快感とともに、おれは噴き上げた。
だが、まさか肛門が、これほどまでに変化するとは思ってもみなかった。
「あああっ……お母さん、お母さん……!」
「利明……利明ー!」
二人の叫び声が、いつまでも浴室に響き渡っていた。

 もう、夕べのお母さんはどこにもいないわよ……母との別れ

つぎの朝。
キッチンから聞こえて来る俎板の音で目を覚ました。
(お母さんの朝食も今日で最後か……)
おれは、感慨深いものを覚えながら、心地よく聞こえてくる調理の音を聞いていた。疲れきっていて、すぐには起き上がれなかった。

淳子と息子を迎えに行くまでには、まだ、たっぷりと時間がある。
夕べからずっと続いている幸福感の中で、おれは再び眠りに落ちた。
二度目に目が覚めたとき、あたりがシーンとしていることに気づいた。

ベットから起き、キッチンに行った。
テーブルの上には、すぐに食べられるように朝食の皿が置かれ、みそ汁のよい匂いが漂っている。
しかし、母の姿は見えなかった。
 
不安になり、慌てて母の部屋に行って見ると、母の荷物も、それを入れる大きなトランクも、部屋から無くなっていた。
おれは、母のベットの前で呆然と立ちつくした。
母は黙って行ってしまったのだ。

「どうして、どうして一言声をかけてくれなかったんだよ……」
当然のことだが、返事は返ってこなかった。
そのとき、携帯が鳴った。

「もしもし、お母さん?」
「ええ。もう、起きた頃だと思って」
「どうしたんだよ、今、どこにいるんだよ」
「池袋の駅よ。これから乗り換えて群馬に帰るわ」
「何言ってるんだよ、今日は淳子が退院なんだよ。お母さんがいなくてどうするんだよ」
「……ごめんね利明。夕べよく考えたんだけど、淳子さんに会わずに帰るのが一番いいと思ったの……いえ、お母さん、淳子さんには会えないわ」
「……」
どうして、とは言えなかった。

「……だけど、急に帰ったら淳子ががっかりするよ……」
母は、それには答えなかった。しばらく黙っていたが、
「実家で急用が出来たとか、利明からうまく言っておいてね」
「どうしても、このまま帰るの?」
「ええ。利明ともこの方がいいの。わかるでしょう」
「……」
お互いに、しばらく沈黙が続いた。

確かにこれで、きっぱりと二人の関係を断ち切ることはできるだろう。しかし……。
おれの脳裏には、この一週間の母との出来事が、走馬燈のようにつぎつぎに思い出されていた。胸がいっぱいになり、涙がこぼれそうになってきた。

「利明……」
「何?」
「お母さん、後悔してないわ」
「……・」
「嬉しかったわ。ありがとう、利明」
「……」
「それじゃあ、切るね」
「待ってお母さん!」
おれは慌てて叫んだ。
「おれも嬉しかった! ありがとう、お母さん!」
叫びながら、涙が止まらなかった。何回ありがとうと言っても言い足りない気がした。

「子育て、がんばってね」
「うん、うん」
「今度実家にきても、夕べのお母さんはもういないわよ」
「うん、わかってる、わかってるよ!」
「それじゃあ……」
「あっ、待って……」
携帯が切れた。
たいして広くもないダイニングキッチンが、今日に限って、何だかとても広々として感じられた。

おれはそのまま、ずっと立ちつくしていた。
心の中に、ぽっかりと穴が開いている。
脳裏には、母の艶めかしい顔や、生々しい裸体が浮かび続けていた。
母のあんな姿を見ることはもう出来ない。子供のように母に甘えることも、もうできない。
しかし、寂しいけれど、たぶん、これでいいのだろうと思った。

やがて、母の顔が薄れていき、その向こうから妻と息子の顔が浮かび上がってきた。
母との思い出を心の奥底にしまい込み、これからは淳子と息子を一生懸命愛していこう。
寂しいけれど……。
おれはそう思った。いや、決心した。

朝の光が窓から射し込んでいる。珍しく、ベランダでスズメが鳴いていた。
キッチンに戻り、母が作っておいてくれた朝食を食べたおれは、淳子と息子を迎えに行く準備を始めた。




[ 2014/03/04 ]   管理人の小説 | TB(-) | CM(-)
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