禁断の体験 エッチな告白集

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戦争中、特高警察の生け贄になった母(1)

特別高等警察(特高)は、反政府的な団体の監視・取締りを目的に明治44年警視庁に設置された。一般の警察と違って内務省直属であり、被疑者に過酷な尋問を加えたり、時には死にいたらしめる拷問もおこなった。
数々の歴史的事件に関わっているが、特に第二次大戦中は憲兵とともに世間から恐れられた。

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いまさら特高の話など聞いて、何になるんですか?
もう老い先短い身ですからね、あんな恐ろしいことを思い出したくはないのですよ。

何度も訪ねてきましたが、いったいあなた方はどういう方々なので?

はあ、戦争の悲惨さを後世に伝えるべく記録している? 今後も戦争が起きないようにですと……。
 無理ですな。そんな記録がいくらあったところで、戦争を無くすことなどできやしませんよ。

 国家というのは庶民の感覚とはまったく違う別の生き物なのです。まあ、あなた達の真剣さは認めますがね、今さら思い出して苦しむのはごめんです。
何? それを承知で頼んでいると? 困りましたな……。

まあ、そこまでされては仕方ありません。顔を上げなさい。
 いいでしょう、六十年前の、私のあの恐ろしい体験を聞かせて上げましょう。しかしひどい人達だ。私が、頼まれると嫌と言えない性格なのを知っていましたな……。
……

では改めて自己紹介しますか……。
私の名は友幸です。あのときは、確か十四才でしたね。学年でいうと旧制中学の二年生です。
 終戦を翌年に控えたあの時期、学生といっても毎日徴用に駆り出され、穴を掘ったり、軍事工場で働かされたりと、授業などはほとんど無かったです。

 ご存じの通り私の家は代々の土地持ちで、結城財閥として有名でした。広大な土地に建つ屋敷は大正時代に建てられた洋館でした。
 私は、お抱え運転手もいるし女中もいるしという、そんな裕福な家の一人息子だったわけです。

 代々の土地を引き継ぎ、事業も幅広くやっていた父は、大学出のインテリということもあって、あの戦争には批判的でした。
 ただし、決して人にはいいませんでしたよ。何しろあの当時は「銭湯の会話まで筒抜けになる」と言われたほど、世間には特高の目が光っていたからです。
 ちょっとでもお国を批判するようなことを口走ったら、たちどころに連行されてしまいますからね。

話しを進めましょう。ある土曜日の晩でしたが、父の大学時代の親友が訪ねてきました。
 名前は確か、白石でしたね……この白石が突然、真夜中にやってきたのです。特高に追われているから匿ってくれ、助けてくれと言ってね……。

 私は今でも、白石という名を思い出すと怒りに体が震えるのですよ。彼さえこなければ、私や私の家族があれほどの地獄絵図を見なくてすんだのですから。

 これは後から聞いた話しですが、彼はある政治結社の活動家でした。反戦思想のビラを作ったり、アジ演説を地下集会などでおこなっていたのです。

こんな危険人物を特高が放っておくわけはありません。
しかし彼は何度も特高に追いつめられながら、そのたびに運よく逃げのびていたのです。
白石に対する特高の怒り、憎悪、というのは尋常ではなかったですね。

父も私と同じで、頼まれると嫌と言えない性格でした。
しかも、大学時代の親友です。父に断れるはずはありません。
 父はそのまま彼を車に乗せ、お抱え運転手に運転させて長野県にある別荘に連れていきました。

 財閥でしたからね、別荘はいくつもありました。どの別荘にも管理人がいるので、食事の心配もありません。
ただ父は、そのことを私達に何ひとつ言わなかったのです。
彼が活動家だということも言わなかったし、どこに連れて行くとも言いませんでした。
知らない方がいいと考えたのでしょう。でもそれはまったくの計算違いでした。

 どこに連れて行ったか、知っていればすぐに白状することができたのです。白状できないがために、母はあんな酷い目に合わされてしまったのです。
 特高の執念は恐るべきものでしたよ。白石が家にやってきて半日もたたないうちに、もう嗅ぎつけてきたのですからね。

日曜日の、昼を少し過ぎた頃、彼らの車がものすごいスピードで屋敷に入ってきました。
 窓から見ていた私と母は、震え上がりましたよ。何しろ彼らは一様に歪んだ恐ろしい顔をしており、しかも拳銃まで携えていたのですから……。

……
正面玄関の大きなドアが乱暴に叩かれ、
「ドアを開けろ!」
と、怒鳴り声がした。
母は広い玄関先に向かった。
母に、部屋にいなさいと言われたが、心配でぼくもついていった。

母がドアを開けると、四人の特高がドカドカと家の中に入ってきた。
 背広と革靴の彼らは一見普通の刑事のように見えたが、体から発する雰囲気にはただならぬものがあった。どの顔も、人を殺すことさえ平気でできそうな面構えなのだ。
しかも、彼らのうち三人は拳銃を握っていた。

「特高だ、全員動くな!」
 と、長らしき男が怒鳴った。その声はぼくと母、それに何事かと飛び出してきた女中二人の足をすくませるには十分な迫力があった。
 男は拳銃の変わりに木刀を持っていた。そして、彼以外はそれぞれ銃を構えて屋敷の奥に散っていった。

 五十がらみで体のがっしりしたその男は、胸元から黒い手帳を取り出して青ざめた母の前にかざした。
「内務省特高一課の古屋だ。手配犯の白石という男がこの屋敷に匿われているはずだ。当主の結城丈太郎を呼んでもらおう」
「夫は、い、いま家を留守にしています……」
「何? どこに行った!」
「わ、わかりません……な、何も聞かされていないのです」
母の声は震えていた。

「嘘じゃあないだろうな……ではもう一度聞くが、白石という男はここに来たか?」
「……」
 母は口を閉ざした。父が手配犯と関わっているとわかった以上めったなことは答えられないと、とっさ考えたのだろう。だが、
「答えられないのは来たということか……結城は、白石をどこかに連れていったんだな?」
 ただでさえ怖い古屋の顔が、怒りのためかギューと歪み上がった。はっとした母の顔がみるみる蒼白になっていった。

 屋敷のあちこちから乱暴にドアを開ける音が聞こえていたが、やがて静かになり、部下達が戻ってきた。
「課長、屋敷内に白石はいないようです!」
 それぞれが、背広の下に装着したホルダーに拳銃をしまいながら、一人が代表して報告した。

「いないはずだ。当主の丈太郎が白石を連れ出したんだ!」
古屋がいまいましそうに吐きすてると、部下達もみな、怒りに顔を歪ませた。
「くそ、ここまで追いつめたのに!」
「あの野郎め、捕まえたら八つ裂きにしてやる!」
「まあ待て……」
部下達を押しとどめた古屋は、母に憎悪のこもった凄い目を向けた。

「奥さん、あんたは知っているはずだ。答えてもらおう、丈太郎は白石をどこに連れていった?」
「……で、ですから、さっきも申し上げた通り、夫は何も言わずに……」
「何だと!」
「嘘を言うな!」
「課長、いますぐこの女を尋問して吐かせましょう!」
母を怒鳴りつける部下達は、まるで掴みかからんばかりの威勢だった。

 寸前のところで取り逃がしたこともあるだろうが、これまで白石にはよほど煮え湯を飲まされてきたに違いない。怒りや憎悪が、オーラのように彼らを包んでいた。
古屋は女中二人に近づいていった。

 まず一人目は、ぼくが産まれる前からこの屋敷にいる志乃だった。志乃は確か来年還暦を迎えるといっていた。
「おい、婆さん、お前は何か知っているか?」
「し、知りません、な、何も見ていません……」
志乃は震える声で答えた。今にも腰を抜かしそうだった。
「お前は?」
 もう一人、こちらはまだ二十歳をすぎたばかりの裕子という女中だ。裕子も震え上がっていた。

「まったく……まったく存じ上げません……」
裕子もやっとのことで答えた。
古屋は、今度はぼくの顔を見た。
「小僧、お前は?」
「し、知りません。本当に……」
そう答えるしかなかった。
 ぼくは夕べ二階の自室でぐっすり眠っていて、階下の物音にはまったく気づかなかったのだ。

ちっ、と舌打ちをした古屋は、再び母に視線を戻した。
怯えて後ずさりする母を睨みつけながら、古屋は何かを考えている風だった。
やがて古屋は、なぜかその顔に凄い笑いを浮かべたのだ。

「白石はもう、捕まったも同然だ。奴にはもう逃げ場がないんだ。結城が奴をどこかに隠してくるとすれば、奴はその場所が安全だと思って動かないだろう」
「戻ってきた結城に案内させれば、今度こそ白石を捕まえられるわけですね」
「そういうことだ。しかし、こいつらが知っていればもっと早く捕まえられる」
古屋がそういったとき、一瞬だが部下達は黙り込んだ。

そして、三人ともどこか嬉しそうに、舌なめずりをするような顔で母を見たのだ。
 ぼくはドキッ、とした。彼らの目に、白石に対する憎悪とは別の何かが浮かんでいたからだ。
暗くて、どこか淫らな輝きを帯びたその目に、ぼくはいやな予感を覚えた。

「よし。さっそく尋問を始めよう」
そう言った古屋も、彼らとまったく同じ目をしていた。

ところで、尋問と聞いてぼくは震え上がった。母も女中二人も同じだったろう。
 彼らの尋問がどれほど恐ろしいものかは、噂で聞いていた。殴る蹴るは当たり前で、嘘か本当か惨殺された者までいるというのだ。

 そんなことは、別の世界の出来事としか思っていなかった。まさか、自分達がこの恐ろしい特高に尋問を受けることになるとは、ぼくは夢にも思っていなかった。

ぼく達は全員、一階の父の書斎に連れていかれた。
窓から中庭が見渡せるので、彼らはこの部屋を臨時の取調室にしたのだ。

書斎は二十畳ほどある。床には絨毯がしいてあり、壁一面に書棚が並んでいる。
 壁際にあった父の机の上から、古屋は、書物や筆記用具などを乱暴に叩き落とし、部下達に命じて部屋の中央に移動させた。

別の部下が、隣の部屋から椅子をひとつ持ってきた。
机を挟んで二つの椅子を向き合うように並べ、一方の椅子に母を座らた。
臨時の取調室が、簡単に出来上がってしまったのだ。
ぼくと女中二人は、部屋の壁を背に並んで正座をさせられた。

「さてと、では始めるとするか……」
古屋はどっかりと椅子に腰を下ろし、母と向き合った。
母は美貌の持ち主だったが、その美貌が硬直していた。
「奥さん、まずあんたの名前から聞こうか。名は何という?」
「結城……せ、節子です」
「節子か。年は?」
「三五才です……」
「では節子、夕べ白石がやってきたときのことから詳細に話してもらおうか。言っておくが、嘘をつくとためにならんからな」
「は、はい……」

怯えた声で、母は話し始めた。
 夜中にドンドンとドアが叩かれ、出ていくと一人の男が父と小声で話し合っていたこと、父は母と女中二人を部屋に戻らせ、そのまま運転手と三人で屋敷を出ていったことなどを、母は細かく語っていった。
 古屋は母を呼ぶたびに、奥さんではなく「節子」と言った。母が、父以外の男に呼び捨てにされるのが、ぼくは不快でならなかった。

 部下達はというと、一人が古屋の後ろに立ち、一人がぼくと女中二人を見張り、最後の一人が窓の外を見張っていた。
 だが、ぼくにはわかった。見張りながら、チラチラと母を見る彼らの目は、好奇と欲望に暗く光っていた。獲物を前に、舌舐めずりをするような目だったのだ。

 確かに母は美貌の持ち主だった。切れ長の目がすっきりとし、京人形のように整った顔立ちをしていた。しかも清楚だ。
 それにスタイルもよかった。当時の女はみな和服にもんぺが義務づけられていたが、母は外出するとき以外、洋服を着ていた。
 その洋服の下から、豊かに盛り上がった胸や、引き締まったウエスト、丸々と形のいい尻が見てとれるのだ。

彼らはそんな母の体を、舐めるように見まわしていた。
それは、母の名を呼び捨てにされると同様に、ぼくにとって堪らなく不快なものだった。
「やはりお前は嘘を言っているな!」
何度も同じことを聞き、何度も同じことを答えさせたあと、古屋は母を怒鳴りつけた。

「お前もその場にいたのだろう、何も聞いてないはずはない!」
「本当に何も聞いていません……夫はその人を連れてすぐに出ていってしまったのです……」
「黙れ、そんな話しが信用できるか!」
古屋の目は、爛々と輝いていた。まるで獣のような目だった。

 ぼくは激しく胸を締めつけられた。ぼくにとって大切な、かけがいのない母が窮地に陥って震えている。それなのにぼくは何もできない。ただ見ていることしかできないのだ。
「課長、少し痛めつけますか」
部下の一人がいった。どこか嬉しそうなその声に、ぼくの胸はますます締めつけられた。

「ああ。我々を少し舐めているようだ。思い知らせる必要があるな」
古屋がニタリと笑った。
部下達もいっせいに口元を歪めた。


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[ 2020/09/14] 管理人の小説
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